充電式クリーナーの選び方 動作時間やお手入れのしやすさなどをチェック!
プロの家電販売員兼家電ライターのたろっささんに、充電式クリーナーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記の4つ。
【1】動作時間で選ぶ
【2】お手入れのしやすさをチェック
【3】ハンディとして使えるかどうか
【4】クリーナースタンドも用意すると便利
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う充電式クリーナーを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】動作時間で選ぶ
充電式クリーナーはコードレスで取り回しがよく便利な半面、バッテリー駆動になるためどうしても使用時間が限られてしまいます。
しかし、一度にすべての部屋に掃除機をかけるということはなかなかないですし、小分けにしての掃除や気になるところをサッとかける使い方がおもなご家庭も多いかと思います。おおよそ20分以上あればメインの掃除機としてもじゅうぶん使用可能です。最近のモデルは一回の充電で40分や60分保つものもあるため、一回の掃除で家じゅう隅々まで吸引しきれるぐらいになります。
駆動時間は自分の使用方法に合わせて選ぶようにしましょう。また、バッテリーを取り外して充電できるものもありますので、ふだんはそんなに使わないけどたまに長く使うという方であれば、バッテリー交換式のものもおすすめです。
【2】お手入れのしやすさをチェック
充電式クリーナーの場合、一部紙パックのものもありますが、フィルターを使用したサイクロン式であることが多いです。
サイクロン式はフィルターが目詰まりを起こすと著しく吸引力が低下し、まったく吸ってくれなくなります。そうならないためにも小まめにお手入れをすることが大事ですが、このフィルターのお手入れがしやすいかどうかが大きなポイント。しづらいとどうしても掃除が億劫(おっくう)になり、結果的に掃除機をぜんぜん使用しなくなってしまうことも……。
そうならないためにもお手入れの仕方は必ず確認しておきましょう。中に最近ではフィルターレスのサイクロンやダストカップを丸洗いできるモデルもあります。あわせてそちらも確認しましょう。
【3】ハンディとして使えるかどうかも重要
ハンディクリーナーとして使用できると、戸棚の上やカーテンの桟(さん)、車の中などさまざまなシーンで活躍できる幅が広がります。また、アタッチメントをつけ替えることによって布団掃除機として使用できるなど、たいへん便利。逆にハンディにならないものを選んでしまうと小回りが利かないため、イマイチ活用できないといったおそれもあります。
ハンディでいろいろなことができるものを選べば、たいへんなお掃除の心強いパートナーになってくれるでしょう。
【4】一緒にクリーナースタンドも用意すると便利
充電式クリーナーの中には自立できなかったり、壁掛けブランケットが付属になっているものがあります。
しかしながら、自立できないスティッククリーナーは置き場所に困りますし、賃貸や壁に穴を開けたくないと言う方は壁掛けのブランケットを利用するのは難しいです。そんな時には同時にクリーナースタンドを購入すると良いでしょう。
お部屋のインテリアに合わせて、予算に合わせてなど、さまざまな選び方が出来ます。壁掛けブランケットを壁にビス止めする必要もなくなるので、スッキリと配置をすることが可能です。
置き場所に困りそうであれば是非とも一緒に購入を検討しましょう。
充電式クリーナーおすすめ5選【家電のプロが厳選】 ダイソンやマキタも!
ここまで紹介した、充電式クリーナーの選び方のポイントをふまえて、たろっささんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。

さらに吸引力が高まったハイスペックモデル
スティッククリーナーの存在を知らしめたイギリスのメーカー、ダイソンの充電式クリーナーです。
従来のモデルと比較して吸引力アップと静音化をおこない、さらに盤石になりました。今回からはじめて本体に液晶ディスプレイを搭載して弱・中・強それぞれでの運転の残り時間などを精細に表示できるようになり、掃除のコントロールがしやすくなっています。
最長60分間という強力な稼働時間を誇りますので、小さい部屋から大きな部屋まで隅々まで掃除ができる優秀な機種です。心ゆくまでお掃除をしたい方におすすめです。

折り畳めるスティッククリーナー
スティッククリーナーといえばやはり置き場所がネック。立て掛けておいたりで、どうしても場所を取ってしまいますが、こちらの機種は半分から折りたたむことが可能です。
その特性を生かして家具の下までらくにお掃除ができる、かなりの利便性を誇ります。
また、ひとつのヘッドにふたつのブラシを搭載しているので床を選ばずどこでも掃除が可能。バッテリーが2個ついてくるため切れめなく掃除ができるなど、ユーザーへの配慮が光ります。吸引力もかなりのもので、長時間掃除をするご家庭などにおすすめ。

軽さが光る紙パック式
クリーナー業界で今まさに台頭してきているマキタのスティッククリーナーです。特徴は腕への負担がかからない軽量ボディ。こちらの機種はなんと1.1kgという驚異の軽さです。取り回しはもちろんのこと、持ち上げなければならないシーリングライトの裏などもらくらくお掃除ができます。
また、紙パック方式を採用しているため、本体のお手入れがほとんど必要ないのもうれしいポイント。22分で完了する急速充電も見逃せません。
価格もお求めやすくサブの掃除機としてもピッタリです。

自走式ヘッド搭載、収納スタンドつき
白物家電の大手メーカー、日立の製品のご紹介です。1.1kgとサイクロン式ではかなりの軽さを誇り、手元に重心が来るのでラクにヘッドを動かすことができます。
また、モーターの力でヘッド自身が自分で進む自走式モーターヘッドを搭載しているため、毛足の長い絨毯などの非常に重くなりがちなところでもスイスイと進んでくれます。
ダストケース丸洗いや収納スタンドと、お手入れや収納にもしっかりと気を使っているのはさすが国内大手メーカーといったところですね。軽いながらもしっかり吸ってほしいという方にはぜひともおすすめ。
コンパクトさとパワーを両立
本体重量わずか1.6kgの軽量かつコンパクトなボディを採用しながら同シリーズではトップクラスのパワーを実現した充電式クリーナーとなっています。
重心が上部分に来る構造となっており、ヘッドが軽量で取り回しがしやすいという点も嬉しいポイントです。全体的にスリムなシルエットなので収納しやすく、場所を取らないのも魅力です。
充電式クリーナーおすすめ6選【サイクロン式】 経済的!
なるべくかんたんに済ませたい掃除機のお手入れ。ここでは、ゴミを圧縮してくれるサイクロンタイプの製品をいくつかご紹介します。
重さはダイソン史上最軽量の1.5kg
本体の重さはダイソン史上最軽量の1.5kg。女性でも片手で操作が可能です。軽量化を実現させ、吸引力はそのまま。
最小サイズのMicro Fluffyクリーナーヘッドは、髪の毛が絡みにくく、小さなゴミも見逃しません。LED隙間ノズルが搭載されているので、暗い場所や目視で見えずらいところを掃除する際に便利!充電MAXの状態で、最大20分間連続で使用できます。
立てるスッキリ収納で置き場所に困らない
日立から販売されている「ラクかるスティック」シリーズのサイクロン式のスティッククリーナー。保管時は専用のスタンドに立てかけるだけ。場所をとらず、スッキリ収納できるので省スペースに収納可能。
ヘッドは水洗いに対応しており、ダストケースも分解して水洗いができるので、常に清潔に使えるのうれしいポイントです。
独自のヘッドブラシでゴミを一度でキャッチ
独自開発の「ブラシレスパワーフィン」を搭載し、フローリングやカーペットまであらゆる床も一度で多くのゴミを吸引します。また、ブラシレスパワーフィンなら、髪の毛も絡みにくく、お手入れもかんたん。
また、本機は掃除機をスタンドに戻すだけでゴミを自動で収集してくれます。約30日分のゴミをためておくことができ、ダストボックスは水洗いも可能です。
軽量×自走式だから軽い力でスイスイ進む!
片手で操作できるほど軽いのに、自走式でスイスイ進んでくれるからお掃除もラクラク。小回りの利く小さいヘッドは狭いスペースにも難なく届きます。
吸引力が持続する、強力なサイクロン式に準HEPAフィルターで微細なゴミをキャッチします。ダストケースは水洗いに対応しているので、いつでも清潔に使えますよ。
小型モーター搭載の軽くてパワフルなモデル
本体質量が1.6kgの、軽量タイプの充電式クリーナーです。階段などでも使いやすい軽量モデルながら、小型モーターがじゅうぶんなパワーを発揮します。
また、さまざまなタイプの床に対応できるパワーノズルを対応しており、軽い操作でもきれいに掃除しやすいのが魅力です。クリーンセンサーの点灯・消灯で、きれいに掃除できたかどうかひと目でわかるのも便利でしょう。
着脱かんたんで掃除がスムーズに
ブロンズカラーがおしゃれな、充電式クリーナーです。部屋にそのまま出しておけるデザインのため、気になったときにサッと取って使えるのが便利。
また、スティック・ハンディともにワンタッチで着脱できるため、スムーズに作業できます。効率的な小型モーターを搭載しており、コンパクトモデルながら、しっかりとしたハイパワーを発揮するでしょう。
充電式クリーナーおすすめ6選【紙パック式】 パックにたまったゴミを捨てるだけ!
ここからは、紙パック式の充電式クリーナーのおすすめ商品を紹介します。
軽量1.1kgと強力パワー両立!
片手でラクラク使える重さ・手軽さと強力パワーで驚きの吸引力を両立。吸引力が続く紙パック式は、ゴミがたまったら都度捨てるだけでお手入れもかんたん。交換頻度は二か月に一度。
緑色に光るごみくっきりライトで暗い場所などの見えにくいゴミもしっかり浮かび上がらせます。また、ヘッドブラシには髪の毛が絡みにくい「からまんブラシ」を採用しています。
180度回転するヘッドで、思いのままお掃除!
お手入れ時に手も空気も汚さない紙パック式。外から溜まったゴミが見えないのも、目につく場所に置くことの多いスティッククリーナーにおいては、うれしい配慮ですね。
ヘッドは回転ジョイントとボールキャスターを利用した独自の技術で、左右に180°回転。滑らかに手元の動きを反映してくれるから、丸い鉢植えの周りや、狭い階段のお掃除もお手もの!
軽々扱えてしっかり吸引!
自走式パワーヘッドを採用した、充電式クリーナーです。ヘッドの回転力によって、すいすい進みながらパワフルに吸引できるのが特徴で、ダストピックアップ率は99%以上を誇ります。
また、スリムな軽量タイプで、軽い力でも扱いやすいのが特徴です。付属の静電モップは、静電気を利用してほこりを吸着してくれます。モップについたほこりは、充電スタンドでかんたんに吸引可能です。
耐久性の高い充電式クリーナー
約50分でフル充電できる、リチウムイオンバッテリーを内蔵したクリーナーです。標準・強・パワフルと、3つのモードが使い分けできます。吸引力と耐久性にすぐれているのが特徴で、毎日の掃除に活躍するでしょう。
また、排気口に吸音スポンジを搭載するなどして、騒音や振動が低減されているのも特徴で、長時間の掃除も、快適におこないやすいです。
抗菌ダストパックでクリーンな排気
自走式ヘッドがしっかりとごみを吸い込む、軽量タイプの充電式クリーナーです。センサーがごみを感知すると、LEDライトが赤く光って、自動的にパワーがあがるようになっているのが特徴です。
目で見えない小さいごみも、逃さずきれいに掃除できるでしょう。また、ダストパックは新設計の抗菌タイプになっており、微細なごみもしっかりキャッチして排気がクリーンなのもうれしいポイントです。
クリーンドックでいつも清潔に
スタイルとしてはシンプルな紙パック式のスティッククリーナーですが、付属のクリーンドッグにセットすることによって毎回内部のゴミを取り除いてくれるので内部をいつも清潔に保つことができます。
軽量、コンパクト設計でありながら吸引力も非常に高く、ホコリなどがたまってしまいがちな壁際などのゴミもしっかりと取り除くことができるという点も嬉しいポイントです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 充電式クリーナーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの充電式クリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【関連商品】充電式クリーナー用スタンド2選! 快適な収納を実現!
スティックタイプの充電式クリーナーを購入するなら、同時に検討したいのが収納用スタンド。クリーナーの転倒防止はもちろん、付属品も一緒に収納できるなど、クリーナーの使い勝手をよくするさまざまなメリットを得ることができますよ。
お部屋の中でなくしがちな付属ツールも一括収納!
付属ツールが豊富なクリーナーは、さまざまな場所のお掃除に便利ですが、いざ使おうと思ったときに、どこにしまったかわからなくなってしまったり、どれかひとつだけなくしてしまった……なんていうトラブルも起こりがち。
こちらのスタンドは、そんなツールもまとめて収納。必要なときに必要なツールをさっと手に取ることができます。壁に穴をあけずに使用できるスタンド型なので、賃貸のお家でも安心です。
クリーナーに合わせて、支柱の高さを調節可能!
スタンドのアタッチメントは取り外し可能で、支柱の高さ調節ができるから、さまざまなメーカーのクリーナーに対応。
すっきりシンプルなデザインは、合わせるインテリアを選びません。うっかり足をぶつけても痛くなりにくい丸い土台で、小さなお子さんやご高齢の方がいる家庭でも安心です。お手頃価格で、手軽にクリーナーの定位置を作ることができますよ。
おすすめ商品の比較一覧表
【関連記事】そのほかの掃除機の記事をチェック
最後に|エキスパートのアドバイス
4種類のヘッドの違いと特徴
床ブラシ、タービンブラシ、パワーブラシおよび自走式と、大別して4種類のヘッドがありますが、一体どんな違いがあるのでしょうか?
床ブラシは回転する部分がついておらず、ヘッド本体についているブラシでゴミを吸い取ります。価格はお手頃ですが吸引力はちょっと期待できません。タービンブラシはモーターのついていない回転ヘッド機構を有し、パワーブラシほどの吸引力はありませんがヘッドを丸洗いできるというメリットがあります。パワーブラシはモーターの力でブラシを回転させます。自走式はさらに強力なモーターで自分で前に進んでくれるタイプで、段々とグレードが上がっていきます。
らくに掃除をしたいのであれば自走式、コストを抑えたければ床ブラシというように予算と相談しましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。