雪かきスコップの選び方 金属、プラスチック、スノーダンプも
用途や雪質によって選択肢が異なる雪かきスコップ。まずは、選ぶ際の基本的な目安となる素材や用途に注目してみましょう。ポイントは下記。
【1】雪かきスコップの種類
【2】雪かきスコップの材質
【3】家庭用除雪機もチェック!
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】雪かきスコップの種類で選ぶ
雪かきスコップには、いくつか種類があります。雪の量や質に合わせて使いやすいものを選びましょう。
雪かきスコップ:さらさらとしたやわらかい雪質の雪はねにおすすめ。
スノープッシャー:雪を押し出すことを得意とするもの。広い範囲での雪かきや、雪の量が多く雪質がかたい場合に向く。
剣先・角スコップ:スノープッシャー同様、雪質がかたい場合におすすめ。
スノーダンプ:たくさんの雪を運ぶのに便利。積雪量が多い地域にお住いの方におすすめ。
【2】雪の量や用途に合わせて材質を選ぶ
雪かきスコップは、雪質や降る雪の量に合う材質のものを選ぶことが大切です。
まずは、どんな材質の雪かきスコップがあるかをみていきましょう!
金属製|積雪の多い地域や凍った雪に
降雪量の多い地域や、水分が多く凍ってしまう雪には金属製の雪かきスコップが向いているでしょう。丈夫でかたい金属製のものなら、凍ってカチカチになってしまった道路などにも対応できます。
同じ金属でもスチール製は重くなるので、長時間の作業や女性が多く使用する場合には、軽量に特化したアルミ製のものを選ぶといいでしょう。
プラスチック製|軽くて扱いやすい
金属製のものよりもはるかに軽いのがプラスチック製の雪かきスコップ。比較的安価で手に入りやすいのもポイントです。
耐久性ではほかの素材のものより劣りますが、その軽さからお年寄りや女性でも扱いやすく、玄関の前の雪かきや車のうえの雪を落としたりするのに便利です。年に数回程度の使用ならプラスチック素材のもので問題ないでしょう。
【3】「家庭用除雪機」も選択肢に
一年の半分以上は雪かきが必須な豪雪地帯にお住まいで、スコップやスノープッシャーではとても間に合わないという場合は、エンジンがついた電動式の家庭用除雪機が便利です。ハイパワーで、時間も負担も減らすことができます。
近年では家庭用のコンパクトサイズの家庭用除雪機も販売されているので、値段においても業務用のものより手が届きやすくおすすめです。
>> ライフアレンジニストからのワンポイントアドバイス
あまり雪が降らない地域にお住まいの方は、雪かき専用スコップとなると出番がかなり少なく、場合によっては保管スペースも必要なので、雪かき以外にも使える用途を備えたスコップを検討されるのも一案です。
雪かきスコップおすすめ12選 スノープッシャーやダンプまで幅広く厳選!
それではここから、ライフアレンジニストの有賀照枝さんと編集部が厳選したおすすめの雪かきスコップを紹介します! ぜひ自分にぴったりのものをみつけてくださいね。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の『角型スチールフォールディングスコップ(バッグ付)』は、携帯用雪かきスコップとして、車内に常備しておくのにおすすめ。道路が凍結したり雪にタイヤが埋まってしまったときに強い味方になってくれるはずです。
コスパがよく耐久性にもすぐれた携帯用スコップ
アウトドアブランド、キャプテンスタッグのコストパフォーマンスが高いフォールディングスコップです。素材には、強度と耐久性にすぐれたハイカーボン鋼を採用。雪かき用スコップ、くわと用途に合わせて使用可能なところが大きな特徴です。
コンパクトに折りたたんで付属の収納バッグに入れれば、持ち運びもラクラク。携帯に便利なベルトループもついていますのでアウトドアに向いています。
力が入りやすいデザインで腰への負担も軽減
柄が曲がった形状で、雪かきをするときに力が入りやすいのが大きな特徴のスノープッシャーです。腰への負担も軽減。スコップヘッドの前方には金具がつけられ強化されています。頑丈なので凍結した雪の粉砕も可能。
道路の上のガチガチになった雪を除去し路面の氷割りもできるので、車のスリップ予防や転倒防止におすすめです。
キャスター付きだから、軽い力で雪を運べる
スコップの後ろにキャスターがついているので、少ない力でスムーズに除雪できる設計が魅力。スコップの幅も約66cmと広めなので、雪かきも効率よく進められるでしょう。
身長に合わせて持ち手の長さを4段階調節することできるので、腰や腕への負担を軽減することが可能。
軽い雪をサッと移動させたい時や、できるだけ楽に雪かきをしたい方はぜひチェックしてみてください。

OWL(オウル)の『オールステンレスショベル 角型』は、雪を四角く切り出して使えるので効率よく雪かきが可能。雪かき以外の用途にも年中使いたい方におすすめのスコップです。
小型サイズの多用途オールステンレス製
オールステンレスのスコップです。やや小さめのサイズで、狭い場所でも小まわりが利くので女性にも扱いやすくなっています。
土離れ、雪離れがいいので、雪かきだけではなく園芸や土いじりなど、お庭のお手入れにも使用できますよ。さらに食品加工のかき混ぜ作業時にも対応できるので、オールシーズン、オールマイティなスコップといえるでしょう。
伸縮・軽量! コンパクトで持ち運びやすい
全長82cmから66cmまで伸縮可能な雪かきスコップ。アルミ製なので、非常に軽量かつ高い耐久性をもっています。コンパクトサイズなので、持ち運びにも便利です。豪雪地帯の本格的な除雪にはやや物足りなく、登山用にはやや大きいと感じるかもしれませんが、さほど積もらない地域や万が一の車載用で積んでおくには手頃なサイズです。
また、付属品として、車のフロントガラスに付いた雪や氷、霜の除雪に便利なスノースクレーパーと収納袋が付いています。
雪に合わせて使える2種類のスコップ
固く重たい雪を砕くのに便利なメタルブレードスコップと、水分の多い雪や解け始めの雪にぴったりな、水抜き穴のついたポリカブレード付き雪かきのセット商品。
ワンタッチで分解・取り付けすることができるので、使わない間はコンパクトに収納できるのみ魅力のひとつ。また、落ち着いたカラーなので家や車に置いてあっても悪目立ちしないのも嬉しいポイントです。

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)の『ポリカブレードダンプE』は、両手で押してソリのように雪上を滑らせて除雪できます。やわらかい雪を効率よく除雪したいときにおすすめです。
軽くて一度に高面積の雪をすくうことが可能
アイリスオーヤマの雪かきダンプ。本体には割れにくいポリエチレン樹脂、先端部にはポリカーボネート樹脂を使用し耐久性にすぐれています。パイプ部分にはエポキシ粉体塗装を施し、軽量かつサビにくいのもポイント。
極太のグリップで握りやすく、一度に広い面積の雪をすくうことができます。そのため、大雪時に力を発揮し、女性の使用にも向いています。
3段階の伸縮式で収納もコンパクトに
3段階の伸縮式雪かきスコップ。スコップの先端部はアルミで強化されているため、圧雪に強くなっています。耐寒性にもすぐれており、マイナス15℃まで対応できます。
それぞれのパーツを取り外すことでコンパクトに収納ができ、連結はプッシュボタンでかんたんにできるのもポイント。雪山へ出かけるときや、急に雪かき作業が必要になった場合に備えてトラックに積んでおくと非常に便利ですよ。
雪かきはもちろん防災用にもおすすめ!
雪かきや防災時の泥だし作業部に使える簡易的な伸縮式ショベル。先端にアルミガードが付いており、硬くなった雪にも使えて便利です。
土砂の掘り起こしなど、万が一のときにいろいろな用途で使える簡易タイプ。分割して付属の収納袋に入れておけば、玄関や車に置いていても邪魔になりません。
雪がたくさん降る地域でなければ、万が一に備えて簡易的なショベルがあれば便利ですよ。
SUNCAST(サンキャスト)『スノーシャベル コンボ』
手が冷たくなりにくいスチールコア採用でストレス減
アメリカのスノーツールブランド、サンキャストのスノーシャベルです。独自のスチールコアをシャフトとハンドルに採用し、丈夫でサビにくいという特徴を兼ね備えます。しかも手が冷たくなりにくいので、除雪時のストレスを減らすことができますよ。
シャベル部は斜めのリブパターン設計になっており、ハンドルも大きめでグリップ感もしっかりあり、雪かきがしやすい工夫が満載です。
軽くて使いやすいプラスチック製
値段のわりに丈夫なつくりのプラスチック製雪かきスコップです。サビる心配がないので、メンテナンスも必要なく管理も楽ちんです。
柄は長めですが、軽いので作業の負担になりません。やわらかい雪質の雪かきにおすすめの商品です。
新設計で大量の雪も逃がさず除雪
新潟県でDIY用品などを取り扱うアステージの雪かきスコップです。皿部分にはポリカーボネートを使用し、耐久性は抜群。割れにくく、雪離れしやすいのが特徴です。グリップも握りやすく、力が入りやすい形状になっています。
両サイドの縁が高い設計になっており雪が脇から逃げないので、玄関先に積もった雪の除去や、大量の新雪を押し除くのに向いています。
【番外編】家庭用除雪機のおすすめ商品 電動式をチェック!
最後に、番外編として家庭用の除雪機も紹介します。
除雪機は雪かきスコップよりもさらに力強く、女性でも扱いやすいという魅力がありますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
小型でもハイパワー! 使い勝手もよし
手押し式のコンパクトな除雪機です。ハンドルの角度は3段階で調整することができ、こまかい動きに対応できるのが特徴。除雪口は幅が広く高さがあるので、一度に効率よく除雪ができます。
2.2馬力エンジンで小さくてもパワーがあり、家の庭や駐車場、狭い道路での使用に適しています。緊急時のために緊急停止キーがついているので安全面も安心ですね。
「雪かきスコップ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 雪かきスコップの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの雪かきスコップの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
雪かきスコップに関するQ&A よくある質問
雪かきスコップに雪がつかないようにする方法は?

スコップに雪がつかないようにするには、まず前提として、スコップに水滴をつけないことです。そのためのコツとして、スコップの両面にロウソク、またはワックスを塗る方法があります。こうすることで、スコップに雪がくっつきにくくなります。または、離雪スプレーというものもあるので、楽なほうがよいという人は、こうしたものを使ってもよいでしょう。
雪かきスコップの収納方法は?

軽量タイプのプラスチック製スコップは、金属製のものと違い、使用中や保管している間に割れてしまうことがあります。プラスチック製のスコップは、紫外線に当たることで劣化していきますので、直射を避け、黒いゴミ袋などに包んで保管しましょう。
雪の日の寒さを乗り切る防寒グッズもチェック! 寒さ対策も必須!
大寒波が押し寄せた日には、凍えるような寒さに直面するもの。そんな日でも暖かくして作業ができるように、防寒グッズを備えておきましょう。おすすめの防寒グッズをまとめた記事をご紹介します!
雪かき作業に便利なアイテムをチェック! 【関連記事】
自分に合ったタイプのスコップを選ぼう 雪が積もる前に備えておこう
雪かきスコップのおすすめ商品と番外編の家庭用除雪機をご紹介しました。最後に選び方のポイントをおさらいです。
・雪の状況や用途に合わせて素材を選ぼう(金属製、プラスチック製)
・雪を押して雪かきをするスノープッシャーも便利
・本格的な毎日の雪かきには除雪機が便利
自分にぴったりの雪かきスコップを見つけてくださいね!
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
株式会社ハート・コード代表取締役。 整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士(国家資格)。 30代前半の2年間で離婚、ガン闘病、多額の借金、倒産解雇等など一気に人生のどん底を経験し、整理収納理論に出会ってから人生が好転。 ご縁あって「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨き」をモットーに家事代行・整理収納関連事業で2007年に独立。 自身の経験からも環境を整えると色々なことが整ってくることを痛感しているので、個人や企業にコンサルティングやセミナーなど様々な形でその大切さをお伝えしている。 2012年から現場をよく知る家事・収納用品の説明ゲストとしてジュピターショップチャンネルに出演中。商品の企画、売り方の提案等にも携わっており、1日1億円以上の販売実績多数あり。 近年は、webメディアなどへの執筆活動と、整理に関する新たなサービスを色々と開発中。著書『「片付けが苦手な子」が驚くほど変わる本』(青春出版)。