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凍結防止剤とは? 車のスリップや転倒防止に役立つ
氷や雪を溶かし、再凍結を防いでくれる凍結防止剤。道路だけでなく、玄関先や駐車場に撒いておけば、車のスリップや歩行中の転倒防止になります。
成分は主に塩化物で、持続性が高く散布の手間を減らす塩化ナトリウム、即効性に優れた塩化マグネシウムなどがあります。
凍結防止剤の選び方 車のスリップや歩行者の事故防止に役立つ
凍結防止剤には、形状や成分の違いによりさまざまなタイプがあります。なにも知らずに凍結防止剤を散布すると、ものによっては植物が枯れてしまうなどのトラブルにつながるため、正しい理解が必要です。
ここでは、成分や形状によるタイプの違いを紹介していきます。誤って使用することがないように、購入前にしっかり確認してくださいね。
凍結防止剤の形状を選ぼう メリット・デメリットを把握
凍結防止剤の形状には、「顆粒タイプ」と「液体タイプ」の2種類があります。それぞれメリット、デメリットがあるので、自分が扱いやすい形状を選びましょう。
安価で種類も豊富な顆粒タイプ
凍結防止剤は、小さい粒がたくさん入っている「顆粒タイプ」が主流です。比較的安価で種類も豊富です。しかし、袋に入った状態では大きくて重いものが多く、散布してからスコップなどで広げる必要があるので、女性やお年寄りには重労働になる可能性があります。
女性やお年寄りでも扱いやすく長期保管できる液体タイプ
女性やお年寄りでも扱いやすく便利なのが「液体タイプ」になります。ジョウロなどに入れて、サッとまくだけなので誰でもカンタンに使用できるでしょう。価格は「液体タイプ」のほうが高いですが、長期間保管できるというメリットもあります。
使う場所と効果の高さで成分を選ぼう 塩害に注意
凍結防止剤を選ぶうえで重要なのは、使用されている「成分」です。成分のタイプは、「無塩タイプ」と「塩タイプ」の2種類。それぞれ、効果や環境への影響が異なるため、使用する場所に合わせて選ぶようにしましょう。
駐車場や庭先などには環境にやさしい無塩タイプ
「無塩タイプ」の主成分は、カルボン酸や尿素などの非塩素系化合物。効果は塩タイプに比べると低いいものの、尿素などは微生物で分解されるのが特徴なので、塩害の心配がありません。
つまり、環境にやさしく、金属を腐食させる心配もないので、駐車場や、自宅の庭などに安心して利用できます。
道路など確実に凍結を予防したいなら塩タイプ
「塩タイプ」の主成分は、塩化カルシウムや塩化マグネシウム、塩化ナトリウムです。塩タイプは強力な凝固点降下作用を起こすため、効果が高いのが特徴。確実に凍結を予防したい場合には「塩タイプ」を利用しましょう。
凍結防止剤の主流となっている「塩タイプ」ですが、植物が枯れる、金属がさびるなどの塩害が心配されますので、使用する場合は注意してください。
人体に影響があるのか安全性も確認 直接触れるとかぶれてしまう可能性も
凍結防止剤を使う前に確認しておかなければならないのが「人体への影響」です。直接手で触れるとかぶれてしまうものもあるので、商品説明をよく確認しましょう。人体に影響がある場合は、スコップや手袋を活用するといいでしょう。
また、お子さんやペットがいるご家庭や、植物への影響が心配な場合には、塩害がない「無塩タイプ」がおすすめ。ただし、効果を上げるために塩化化合物を少量混合している商品もあるので、事前にしっかり確認してくださいね。
雪国などの寒冷地で重視したい性能も確認 即効性と持続性にすぐれたものを
寒い地域に住んでいる人は、雪や凍結の対策は日常的に行なわなければなりません。塩害の心配も必要ですが、効果の弱いものでは作業もたいへん。寒冷地では、即効性と持続性にすぐれているものを選びたいところです。
硬化の強い塩タイプの凍結防止剤のなかで、どのような成分が持続性と即効性にすぐれているか見ていきましょう。
持続性を重視して散布の手間を減らす塩化ナトリウム
塩タイプのなかでも持続性にすぐれているのは「塩化ナトリウム」で、散布頻度を減らしたい方におすすめ。仕事から帰宅したときや就寝前などに散布しておけば、翌朝まで凍結を防止してくれる持続性が期待できます。
また、比較的軽量なので作業しやすいのもメリットです。長期保存にも向いているので、寒冷地以外の地域でも、突然の寒波に備えて保存しておくこともできますよ。
即効性にすぐれ強力な効果を発揮、再凍結を防ぐ塩化マグネシウム
効果がある塩タイプのなかでも、即効性があるのは「塩化マグネシウム」です。低温環境下でも効果が強力なので、すでに凍結が始まっていても大丈夫です。また、凍結予防効果がすぐれているというメリットもあります。道路を早く乾かして、再凍結を防ぎたい場合に利用するといいでしょう。
凍結防止剤おすすめ9選 駐車場や庭先などに最適! 塩害対策や保管しやすいタイプも
女性やお年寄りでも使いやすい、おすすめの凍結防止剤9選をご紹介します。少量サイズや液体タイプなど、さまざまな商品を選びました。
ご紹介した選び方を参考に、ご家庭に合っているタイプの凍結防止剤を探してくださいね。

古河薬品工業『住宅用凍結防止剤 凍ランブルー(41-002)』

出典:Amazon

みやちゅう『凍結防止剤 凍結してもササっと安心(4519765401206)』






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讃岐化成『ロードクリーン粒状(RCG10)』

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コンパル『融雪くん 2kg(4935682008616)』








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高森コーキ『凍結防止・融雪剤 エコワンダーEX(ECO-10)』










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新栄『ベタプロ 凍結防止液(SE-88)』

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FRP素材屋さん『フレンズ・コウラナイト(FRKOORANAITO20)』

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マノール『アイスフリー液 CL』

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仁尾興産『サニーキーパー(nio-504)』






出典:Amazon
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 凍結防止剤の売れ筋をチェック
Amazonでの凍結防止剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
凍結防止剤に関するQ&A よくある質問
撒くタイミングは?

凍結防止剤をまくタイミングは、雪が降り積もり前になります。天気予報を気にしながら、前日に撒いておけば翌朝安心です。
なお、先ほどもご紹介した通り主な成分が塩化物なので、畑や庭に撒いてしまうと植物が育たなくなってしまいます。もし、畑や庭に使う場合は無塩たいぷっを選びましょう。
凍結防止剤が余ったときの使い方は?

寒冷地以外の地域では、凍結防止剤を冬に使いきれず、余ってしまうこともあるでしょう。実は、余った凍結防止剤は、凍結防止以外にも活用方法があります。
尿素99%の成分であれば家庭菜園の肥料に、塩化カルシウムであれば防塵効果があるので、グラウンドなどの除草用に使用できます。また、乾燥性や吸湿性にすぐれているので、家庭用の吸湿材の詰め替えとしても使用可能です。ただし、使い過ぎは害になる可能性もあるため、説明書をよく確認して使うようにしましょう。
凍結防止剤以外の冬場に活躍するアイテムもチェック 【関連記事】
保管方法も考慮し使用する頻度や範囲で容量を選ぼう サイエンスライターからのアドバイス
IT・サイエンスライター
容量は1kgから25kg以上とさまざま。雪の降る頻度や、凍結防止剤をまく面積に合わせて容量を選ぶと、保管もラクになります。
効果・環境・人体への影響も考慮 編集部より
凍結防止剤のおすすめ商品をご紹介しました。雪国や寒い季節の凍結防止に欠かせない「凍結防止剤」は、成分だけでなく、形状までタイプはさまざま。とくに塩タイプは、塩害の心配があるので、使用する場所に気をつけなければなりません。
この記事でご紹介した選び方などを参考に、効果と環境や人体への影響の両方を考慮して、ご家庭や仕事場に合っている凍結防止剤を選びましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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パソコンやインターネットサービスを初心者向けに解説する書籍や記事を執筆。他にもサイエンス一般について雑誌やニュースサイトで執筆。 著書に『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)、『遺伝子「超」入門』(パンダ・パブリッシング)、編集協力に『池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ』(朝日新聞出版)、『ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか』(高橋祥子著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。また、腸内細菌検査サービス「マイキンソー」のオウンドメディア「Mykinsoラボ」の編集長も務める。