ワカンおすすめ8選|雪山登山に! ベルト式・ラチェット式・アイゼン併用も

ワカンおすすめ8選|雪山登山に! ベルト式・ラチェット式・アイゼン併用も

ワカンとは「輪かんじき」の略で、深い雪の上を歩く際に靴に装着して歩く道具です。とくに雪国や雪山登山には欠かせないワカンは、しばしば「スノーシュー」と呼ばれることもありますが、一般的にワカンは小型で小回りがきくのが特徴。ここでは、はじめてワカンを使用する方にもわかりやすくその特性と用途を解説し、おすすめ商品を選んでみました。スノーシーズンに向けてぜひ参考にしてみてくださいね。


目次

この記事を担当するエキスパート

フリーエディター&SUV生活研究家
山崎 友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に。登山やクライミングが趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて連載中。悩みは増え続けるアウトドア用品などの遊び道具の収納場所で、愛車のJeepラングラーもすっかり倉庫代わりに。昨今は車中泊にもハマり、住居をキャンピングカーに変えるか真剣に悩み中。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:アウトドア・キャンプ、スポーツ・自転車
沼田 裕貴

「アウトドア・キャンプ」「スポーツ・自転車」を担当する40代編集者。学生の頃から国内海外問わず一人旅に夢中。旅・アウトドア関連グッツに精通している。趣味は筋トレや格闘技。まずは見た目からとモットーにスポーツ用具やウエア選びにも余念がない。

◆本記事の公開は、2020年03月27日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

ワカンとは? フカフカの雪での上でも歩ける

ワカンとは「輪かんじき」の略で、降雪してすぐの深い雪の上を歩くときにワカンを靴に装着することで、足の接地面積が大きくなります。これにより、フカフカの雪の上でも沈み込まずに歩くことが可能です。

ワカンの選び方 フレームタイプ、装着方法、アイゼンとの併用、爪の付け替えなど

スノーシュー
Pixabayのロゴ

ワカンは使用環境によって適した素材のものが決まっています。プラスチック製や木製のワカンは登山用ではありません。雪山登山にはアルミ製フレームでアイゼン併用タイプを使用するようにしましょう。

ワカンとはそもそもどんなものなのか? その選び方について、まずはどんな種類があるのか、使用する環境によってどのタイプを選べばいいのかご紹介していきましょう。

使う環境によってワカンの種類をチョイス ベントフレーム、フラットフレーム、プラスチック製など

ワカンは一般的に急斜面に強いと言われています。しかし、必ずしもすべてのワカンがそうとは限りません。そのときのシチュエーションや環境によって、どのタイプのものが適しているのかを知り、ご自身の使用頻度に合わせて使い分けをするのがいいでしょう。

雪の急斜面には「ベントフレーム」

 

前が反りあがっているタイプのものが「ベントフレーム」です。急斜面での登り降りに適しており、雪山の歩行をらくにしてくれます。フレーム先が反っているため、雪に引っ掛かりにくく体力消耗を軽減します。

アイスバーンある山に、アイゼンと併用もできる「フラットフレーム」

 

フレームに反りがないものが「フラットフレーム」です。アイゼンと併用して使う際にはフラットフレームタイプのものを選びましょう。アイゼンと同時に装着することで、アイスバーンに遭遇しても対応できます。

雪遊びや雪かき程度なら「軽量なプラスチック製」

 

プラスチック製ワカンのメリットは、軽量なうえにある程度の強度を兼ね備えていること。さらに滑りにくいところが特徴です。雪遊びや雪かき作業に向いています。比較的安く購入できるので、まず試してみたいという方にもおすすめです。

手軽度や価格に差が出るワカンの装着方法で選ぶ ベルト式、ラチェット式の違い

靴の下に装着して使用するワカン。その取りつけ方には少しコツが必要です。タイプによってつけ方も少し異なるので、順番に見ていきましょう。

一般的なベルト式タイプ

 

一般的なワカンはベルト式タイプがほとんどです。少し長めのベルトを使って、靴にワカンを取りつけるのですが、留め具にベルトを通したり、しっかり固定するためにはややコツが必要。ワカン初心者の方にとっては、寒い雪のなかでの作業はかなり面倒です。

装着が容易なラチェット式タイプ

 

ラチェット式タイプはベルトを通す必要がなく、初心者でもらくに脱着が可能です。プラスチック製のギザギザベルトをバックルに通し、歯車をかませて固定し自身に合わせて調整が可能です。ただ、ベルト式タイプのワカンにくらべると多少値段が高くなります。

爪がつけ替えられるワカンは長く使えて重宝

 

一般的に、ワカンについている雪をとらえるための爪の部分は、割れにくく作られています。しかし万が一割れてしまったとき、ワカンごと買い替えるのはコスト的にも痛いところ。長く、何度も使用する予定の方はつけ替えが可能なタイプを探してみましょう。

雪山登山にはアルミ製フレームでアイゼン併用タイプを 専門家からのアドバイス

フリーエディター&SUV生活研究家:山崎 友貴

フリーエディター&SUV生活研究家

ワカンにはさまざまな素材を使った商品がありますが、登山用として使う場合は、アルミ製のものがいいでしょう。堅牢性にすぐれており、しかも軽量なので携行もらくです。商品のなかには、裏表を返すことで、アイゼンとの併用が可能なものがあります。本格的な雪山登山をする人は、こうした商品を選んだ方がいいでしょう。

また靴の装着具も種類がいろいろありますが、ラチェットタイプの方がスピーディーに脱着でき、低温下でもストレスがありません。

ワカンおすすめ8選

上記で解説した選び方をもとに、おすすめのワカンを紹介します。

エキスパートのおすすめ

エキスパート オブ ジャパン『HS(ハイスペック)スノーシューズ LF(SN23)』

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ハイスペック型が厳しい雪山の状況下で活躍

フラットタイプ型ワカン(スノーシュー)です。バンドと爪の間にプロテクターリングを装着することにより、歩行時に爪との摩擦によるバンドの消耗を軽減。バンドの交換頻度が減るためメンテナンス費用を大幅に節約できます。

アイゼンと併用すれば、ハードな状況下でも申し分ない活躍をしてくれる、ハイスペック型モデルです。

COMPAL(コンパル)『プラ・かんじき(ワンタッチ式)』

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足運びがらくになる長方形タイプ

前後に長くなった長方形の見た目が特徴。後方にはかかともついており、靴がずれにくくなっています。長靴に装着するときもベルトで長さが調整できるので取りつけがらくらく。

足裏には金属のスパイクが11カ所ついており凍った雪道でも安心、雪道・雪上のウォーキングを快適にサポートします。さらに底面は格子型の補強仕様となっており、雪にもぐりにくくなっています。

立山かんじき工房『和かんじき「立山かんじき」』

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熟練の技が成し遂げた耐久性はお墨付き

独自の製法で一つひとつ作られた伝統的な一品。冬山の急斜面や深雪、さらに硬い雪の上など、どんな環境でも安定した歩行が可能です。

使用後、乾燥するとゆるみますが、水分を含むと再び張りが戻ります。さらに専用の油を塗り手入れをすることで、材料が強くなり長持ちします。洗練された職人の技を一度試してみてはいかがでしょう。

oxtos(オクトス)『アルミわかんラチェット式( OX-012)』 

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独自のパイプ効果で強度不足解消!

接合部にパイプを入れることにより強度を向上させるなど、他社メーカーにはない独自の仕様が強み。ラチェット式でカチカチっとかんたんに脱着可能です。

爪はステンレス製で丈夫な構造のため、初心者から登山常連者まで幅広く愛用できるでしょう。ターポリンナイロン製の爪カバーがついています。ただし、アイゼンとの併用はできません。

belmont(ベルモント)『あゆむくんカンジキ(PI-5050) 』

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軽量・歩行らく・コスパよし

1足840gと軽量で、平坦な雪道やゆるい斜面において軽快な歩行が期待できます。装着も比較的かんたん。プラスチックのなかでは、衝撃に強いと言われるポリカーボネイトを採用、壊れにくく長持ちします。

値段もお手頃でコスパのいい商品です。手軽にワカン・カンジキ体験してみたい方や、お子さまの遊び道具にもおすすめです。

belmont(ベルモント)『雪っ子ちゃんカンジキ (PI-1487 )』

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子供から大人まで安心して歩ける軽量ワカン

誰にでも装着しやすい、ワンタッチのベルト式です。険しい山道には向いていないですが、面で雪をとらえるため、雪が適度に締まっているゆるい斜面や公園などで快適な歩行ができます。

装着・脱着もかんたんで滑りにくい構造になっているので、小さなお子さまも雪の上でしっかりと歩行できます。軽くてコスパもよく、手がとどきやすいのもうれしいですね。

COMPAL(コンパル)『雪国かんじき(ワンタッチ式)』

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軽量で持ち運びしやすい昔ながらの形

昔ながらの籐(とう)製紐式かんじき。太い籐枠で強靭に作られています。古くからの雪国かんじきながら、扱いやすい工夫も。ワンタッチ式伸縮ゴムバンドが装着されており、面倒な取りつけもかんたんにおこなうことが可能です。

シンプルな作りで、重量約650gと軽量、気軽に持ち運びができるのもうれしいところ。雪上歩行や雪踏み、除雪作業に活躍します。

VERTEX(バーテックス)『 スーパーカンジキ』

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出典:楽天市場 この商品を見るview item

高性能ナイロン樹脂配合で吸水性・着雪性軽減

高性能耐衝撃性ナイロン合成樹脂の採用により、吸水性・着雪性を限りなくゼロに近づけることに成功しました。滑り止めには2mm径のステンレススパイクを7本装着しています。

横幅が狭く重量が軽いので、左右の足がぶつからないのもうれしいポイント。ふと体勢が崩れたときでも素早く足を動かすことができ、歩行のストレスになりません。従来のかんじきよりも歩きやすくなりました。

「ワカン」のおすすめ商品の比較一覧表

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エキスパート オブ ジャパン『HS(ハイスペック)スノーシューズ LF(SN23)』
COMPAL(コンパル)『プラ・かんじき(ワンタッチ式)』
立山かんじき工房『和かんじき「立山かんじき」』
oxtos(オクトス)『アルミわかんラチェット式( OX-012)』 
belmont(ベルモント)『あゆむくんカンジキ(PI-5050) 』
belmont(ベルモント)『雪っ子ちゃんカンジキ (PI-1487 )』
COMPAL(コンパル)『雪国かんじき(ワンタッチ式)』
VERTEX(バーテックス)『 スーパーカンジキ』
商品名 エキスパート オブ ジャパン『HS(ハイスペック)スノーシューズ LF(SN23)』 COMPAL(コンパル)『プラ・かんじき(ワンタッチ式)』 立山かんじき工房『和かんじき「立山かんじき」』 oxtos(オクトス)『アルミわかんラチェット式( OX-012)』  belmont(ベルモント)『あゆむくんカンジキ(PI-5050) 』 belmont(ベルモント)『雪っ子ちゃんカンジキ (PI-1487 )』 COMPAL(コンパル)『雪国かんじき(ワンタッチ式)』 VERTEX(バーテックス)『 スーパーカンジキ』
商品情報
特徴 ハイスペック型が厳しい雪山の状況下で活躍 足運びがらくになる長方形タイプ 熟練の技が成し遂げた耐久性はお墨付き 独自のパイプ効果で強度不足解消! 軽量・歩行らく・コスパよし 子供から大人まで安心して歩ける軽量ワカン 軽量で持ち運びしやすい昔ながらの形 高性能ナイロン樹脂配合で吸水性・着雪性軽減
フレーム フラット フラット フラット フラット フラット フラット フラット ベント
素材 A6063アルミ製、爪はステンレス製 本体:ポリプロピレン ベルト:ナイロン 本体:地元産マンサクの根元木、爪:ナラ材 縄:マニラ麻 パイプ:ジュラルミン 爪:ステンレス 本体/ポリカーボネイト、バンド/PP、金具/ステンレス 本体/ポリエチレン、バンド/エラストマー 枠:籐材 ロープ:ポリエチレン繊維 ベルト:合成ゴム・鉄 ナイロン合成樹脂
装着タイプ ベルト式 ベルト式 ベルト式 ベルト式 ベルト式 ベルト式 ベルト式 ベルト式
商品リンク

※各社通販サイトの 2023年3月17日時点 での税込価格

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ワカンに関するQ&A よくある質問

question icon雪上を歩くのに有利なのはワカンとスノーシューどっち?

answer icon

深い雪の場合は、ワカンが向いています。一方、浅い雪の場合は、スノーシューが向いています。

question icon先端が反りあがっているタイプと平らなタイプの違いは?

answer icon

先端が反りあがっているタイプ(ベントフレーム)は、急斜面での登り降りに適しており、雪山の歩行をらくにしてくれます。対して、先端が平らなタイプ(フラットフレーム)は、アイゼンとの併用ができます。

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シーンごとに適切なタイプのワカンを使用しましょう

本記事では、ワカンの10商品をご紹介しました。一口にワカンと言っても、タイプや特徴、得意とする環境が異なります。ご自身の予算と使うシチュエーションに合わせてベストなものを選んで、スノーシーズンを楽しんでくださいね!

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企画/制作/編集:マイナビおすすめナビ編集部