作業用防寒手袋の選び方 グリーンアドバイザーに聞いた!
作業用防寒手袋を選ぶ際、チェックしておきたいポイントをこまかくご紹介します。素材や特殊加工などの特徴から、用途に合ったものを選びましょう。
使用可能温度は要確認!
作業用防寒手袋には使用可能温度が記載されているものもあり、使用環境に適したものを選ぶことが重要です。定められた使用可能温度外の環境で使うと、耐寒性能が十分発揮されない恐れがあります。
冷凍倉庫など非常に寒い場所で使用する方は、-20℃まで対応できるものなど、使用可能温度の範囲が広いものを選びましょう。
内側に使われている素材で選ぶ
防寒性能を重視する場合、手袋の内側の素材に注目してみましょう。一般的な素材としてあげられるのが、冬物のパーカーやトレーナーに使われている裏起毛です。繊維の間に空気を多く含むことで、保温性を高めてくれます。
ほかには、ボアやフリースを使っている商品、保温性の高い素材を2つ組み合わせているものもあります。それぞれの素材の特徴をよく理解したうえで、選ぶようにしましょう。
使用用途に適した素材や特徴を持った手袋を選ぶ
作業用防寒手袋はどんな素材で作られているかによって、得意とする作業が異なります。また耐切創、耐静電などの機能性がある手袋なら、危険な作業をより安全に行うことができますよ。購入する際は、使用用途にあった素材や機能を選びましょう。
汎用性や耐久性の高さで選ぶなら「革製」
耐久性があり、多目的に使いたいなら革製がおすすめ。頑丈な作りで長く使えるというメリットがあります。
また、着用すればするほど手に馴染んでフィットしてくれるのも革製ならではですね。冬場の軽作業やアウトドア、スポーツまで幅広い用途で使うことができますよ。
防水性、グリップ力を重視なら「ゴム製、ポリウレタン製」
作業効率を図りたいなら、ゴム製もしくはポリウレタン製の作業用防寒手袋が重宝します。グリップ力が高く、すべりにくいという特徴があり、荷物運搬などの作業にぴったりです。防水加工があるものは、寒冷地での雪かきにも適しています。
ゴムのなかでもウレタンゴムは耐油性を持ち合わせており、灯油やガソリンを扱う作業にも使用できます。
耐切創、耐静電など、より安全性に優れた特殊素材
刃物や危険物を扱う作業をする際は、耐切創性が高いアイテムを選ぶといいでしょう。比較的厚手とはいえ、通常の作業用防寒手袋では刃物を触ると切れてしまい、ケガの原因となります。
また、冬といえば静電気が発生しやすい季節です。とくに精密機器を扱う工場や火災事故の恐れがある現場では、耐静電性のある製品を選びましょう。
動きやすさやこまかい作業に使うなら薄手のものを
手先を使うこまかい作業には、薄手のものが適しています。機械の分解作業などで工具を使うなど、手先の感覚が重要となる作業や、文字を書くことが多いときに便利です。ただし、薄すぎると防寒性が低くて使いづらくなります。使用環境に合わせて適切な厚みのものを選びましょう。
長時間の作業では通気性のよさもポイント
寒い時期でも、長時間手袋を着用していると手に汗をかいてしまうこともあります。作業用防寒手袋のなかでも、背拔き仕様のものは、通気性がよくムレを軽減してくれます。手汗が気になる人や、頻繁に使用する人は背抜きタイプがおすすめですよ。
水や雪に関する仕事では防水加工の有無もチェック
水仕事や雪かき作業をする場合は防水加工つきのアイテムが便利。手袋が水に触れても、中まで染み込んでこないので、手がかじかんで冷える心配もありません。
また、急に雨や雪が降ってきても安心。水の侵入を防ぐだけでなく、寒い環境下のなかでも保温状態を維持してくれます。
長く快適に使うには、お手入れ方法も重要
日常生活で作業用防寒手袋を使っていると、手汗で内側の衛生面が気になるところ。自宅で洗濯可能な商品もあるので、選ぶ際はチェックしておきたいポイントですね。手袋には汗や皮脂汚れがつきやすいので、定期的に洗って清潔な状態を保ちましょう。
耐久性の高さも確認を
長く同じ商品を愛用したい方は、素材だけでなく手袋の構造やコーティングも事前にチェックしてみましょう。何層にも素材を重ね合わせて作られたものや、ニトリルゴムをコーティングしたものなど、耐久性にすぐれた手袋がおすすめ。
作業や使用目的を明確にして選ぼう グリーンアドバイザーによるアドバイス
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
防寒用の手袋選びで一番大切なことは、どんな作業をするのか、どんな目的で使用するのかを明確にすることです。日常的に使用するだけなら、ただ手を温められればいいかも知れませんが、作業によっては防水性を重視したり、あるいは指の動かしやすさなどを考える必要もあります。必要性に応じて、スマホ対応型を視野にいれてもいいかも知れませんね。自分の手のサイズにあったものを使用することも忘れずに!
作業用防寒手袋のおすすめ12選 使用可能温度・素材・防水性もチェック!
さまざまな作業用防寒手袋のなかから、厳選した12商品をご紹介します。それぞれの特徴を詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
ユニワールド『ワンダーグリップ サーモ 』は、天然ゴムがコーティングされていることで、滑りにくさに特化しています。値段も手ごろなので雪かき作業などで温かい軍手が欲しいときなどにもおすすめします。
ユニワールド『ワンダーグリップ フリーズフレックスプラス』は、油(オイル)を使用する現場向き。-20℃までの防寒性があるので、どんなに寒い場所でも手を自由に使うことができそうですね。
ダイヤゴム『防寒用手袋 ダイローブ』は、ガソリンスタンドなど静電対策が必要な場所におすすめします。ただし、防寒温度は-5℃までとなっているので、温度がそれより低い場所ではほかのものを使いましょう。

ユニワールド『ワンダーグリップ サーモ 』

出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、XL |
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使用可能温度 | - |
素材 | コーティング部分:天然ゴム、手袋繊維:アクリル |
防水性 | - |

ユニワールド『ワンダーグリップ フリーズフレックスプラス』






出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、XL |
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使用可能温度 | -20℃ |
素材 | コーティング部分:ニトリルゴム、手袋繊維:アクリル・ナイロン |
防水性 | 〇 |

ダイヤゴム『防寒用手袋 ダイローブ』

出典:Amazon
サイズ展開 | LW |
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使用可能温度 | -5℃ |
素材 | 表面:ポリウレタン、裏地:起毛・導電繊維 |
防水性 | - |
おたふく手袋『防寒手袋 PU-WAVE』










出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、LL |
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使用可能温度 | - |
素材 | 掌部:ポリウレタン、ポリエステル、甲部・インナー部:ポリエステル |
防水性 | - |
ショーワグローブ『防寒テムレス』

出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、LL、3L |
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使用可能温度 | -60℃ |
素材 | 樹脂部:ポリウレタン、繊維部:ナイロン・アクリル・ポリウレタン ほか |
防水性 | 〇 |
ショーワグローブ『フリースグリップ』








出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、LL |
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使用可能温度 | - |
素材 | 樹脂部:天然ゴム、繊維部:アクリル・綿・ポリエステル ほか |
防水性 | - |
三重科学『ソフトデジタルスベラン防寒』

出典:楽天市場
サイズ展開 | S、M、L、LL |
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使用可能温度 | - |
素材 | 天然ゴム、アクリルパイル起毛 |
防水性 | - |
オカモト『サーモ発泡』

出典:楽天市場
サイズ展開 | ML、L、LL |
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使用可能温度 | -(手の表面温度をキープ) |
素材 | 塩化ビニル樹脂 |
防水性 | - |
PROHANDS『防寒手袋』

出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、LL |
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使用可能温度 | - |
素材 | SBR、インナー:シンサレート・サーモレックス |
防水性 | 〇 |
ダイヤゴム『防寒用手袋 ダイローブ』

出典:Amazon
サイズ展開 | M、L、LL |
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使用可能温度 | -20℃ |
素材 | 表面:ポリウレタン、裏地:綿100%、インナー:ボア・起毛アクリル |
防水性 | 〇 |
おたふく手袋『冷凍庫用革手袋 厚手タイプ』

出典:Amazon
サイズ展開 | フリー |
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使用可能温度 | - |
素材 | 掌部:牛革、甲部:綿 |
防水性 | - |
【番外編】手を温めてくれるヒーターグローブも要チェック!
番外編として、発熱機能をもったヒーターグローブをご紹介します。雪かきや冬場のちょっとした作業なら充分活躍してくれるので、寒さが苦手な方はぜひチェックしてみてください。
WARMSPACE『メンズ ヒーターグローブ』














出典:Amazon
サイズ展開 | M、XL |
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使用可能温度 | 発熱温度:40~55℃ |
素材 | 表地:羊の革(防撥水性)、インナー:裏起毛 |
防水性 | 〇 |
「作業防寒手袋」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 作業防寒手袋の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの作業防寒手袋の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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編集部からひと言
作業用防寒手袋のおすすめ11選+αを紹介しました。
作業用防寒手袋は、防寒性能プラスαで選ぶことがポイントです。冬場は雪や氷を触る機会が増えるため、防水加工がついているものが便利ですね。
この記事をぜひ参考にして、寒い冬でも快適に作業をするために、あなたがほしいアイテムを選んでみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/10 コンテンツ追加のため、記事を更新しました(マイナビおすすめナビ編集部 福本航大)
『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。 著書は『花とハーブのおまじない』(主婦の友社)(筆名:セレス)をはじめ、着物の植物文様を中心に執筆した『和のお守り文様366日』(PHP研究所)『開運!日本の伝統文様』(日本実業出版社)『日本の文様』(大和書房)など。 豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターととしての顔も持つ。 映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。 ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。