布おむつライナーとは?
布おむつの上にのせて、うんちをキャッチしてくれる不織布や布のこと。うんちはトイレに流し、不織布のライナーは燃えるゴミとして処分するのでお手入れのわずらわしさがありません。
布タイプには、赤ちゃんの肌が布おむつでこすれないようオーガニックコットンを使用しているものも。布おむつのシミや汚れを防ぎ、お洗濯の手間を減らしてくれる便利なアイテムです。
布おむつライナーの選び方 布タイプ・使い捨てタイプ
まずは布おむつライナーの選び方をチェックしていきましょう。保育士ライター・すぎけいこさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にぴったりの布おむつライナーを選ぶために参考にしてみてくださいね。
2つのタイプから選ぶ 布タイプ・使い捨てタイプ
布おむつライナーは、大きくふたつのタイプに分けられます。まずはそれぞれの特徴を知って、気持ちよく使用できるタイプを選びましょう。
布タイプ 洗濯をしてくり返し使える
布おむつを選ぶ理由として、手間をかける楽しさを大切にしている人は、おむつライナーも布タイプを選びましょう。手間かけて栽培された、ふわふわとしてなめらかな肌ざわりのオーガニックコットン製を選ぶことができます。
メッシュ状やネット状のライナーは、通気性が高いので赤ちゃんの肌にやさしいだけでなく、洗濯の際にうんちを落としやすいのも魅力です。
使い捨てタイプ 手間が減る!
布おむつを使用している人のなかには、使い捨てライナーに抵抗感のある人もいるかもしれません。ただ新生児の赤ちゃんはおしっこもうんちも頻度が高く、1日に何回もうんちをしてしまいます。
うんちが緩く頻度が高い時期には使い捨ておむつライナーを取りいれて、洗濯の負担を軽くすることも考えてみましょう。
おしっこが逆戻りしない設計を選ぶ
赤ちゃんの肌が蒸れてかぶれないよう、通気性が高い素材を選ぶことは大切なことです。なかには通気性の高さに加えて、逆戻りしない設計もあります。おしっこがライナーに吸収されて逆戻りしないので、赤ちゃんのおしりをいつもサラサラに保てるすぐれもの。
サラサラしているけれどひんやり濡れた感覚は残り、赤ちゃんがきちんと教えてくれるので便利です。
モレにくい設計に注目 撥水機能・サイズ
夜間におむつ漏れでパジャマまで交換することになると、眠たいなかたいへんな作業量です。そこで、ここではできるだけ漏れにくい設計を選ぶポイントを紹介します。
吸水性が高いものを選ぶ
おしっこをしっかり吸収してくれる、吸水性の高い繊維でつくられた多層構造のおむつライナーを選びましょう。自然素材のなかでバンブー(竹)繊維は吸水性の高さで知られており、吸水率は綿の約2倍もあります。吸水性の高さで選ぶなら、バンブー繊維でできた多層構造のおむつライナーがおすすめ。
なかには中生地に吸収体をはさみこんでいるものもあるので、試してみるといいでしょう。
布おむつに合わせたサイズを選ぶ
汚れが外にモレないように、使用している布おむつのサイズと、布おむつライナーのサイズが合っていることが大切です。布おむつライナーがはみでていると、横モレの原因となることがあり注意が必要です。
手持ちのおむつのサイズを測って、ライナーを選ぶようにしましょう。赤ちゃんは成長が早いので、成長に合わせてサイズを見なおすことも横漏れを防ぐポイントです。
うんちの処理がしやすいものを選ぶ
布おむつライナーを毎日快適に使用するためには、うんちが離れやすい工夫がされているものを選ぶことが大切です。布タイプのライナーは、表面に凹凸感のあるメッシュ状を選ぶと処理がかんたんになります。
ライナーの表面についたうんちはトイレで流す必要があります。直接触れてしまうこともあるので、ゴム手袋を用意しておきましょう。
同じシリーズでセット購入する
布おむつを販売しているメーカーは、布おむつをできるだけ快適に使えるようにデザインに改良を加えています。同じシリーズで、布おむつや布おむつカバーと合わせてライナーを購入すると、モレ防止につながるでしょう。
専用品は組み合わせることで使い勝手がよくなるよう設計されているので、出産準備をしている人ならセット購入もよい選択肢です。
肌が敏感な赤ちゃんにおむつと肌の間にやさしい一枚を 保育士ライターがアドバイス
赤ちゃんが生まれると、毎日使うおむつ。布おむつを使う場合はライナーを使うことで、うんちの処理がとてもラクになります。
紙おむつの場合も、肌が敏感な赤ちゃんはかぶれることがあるので、肌とおむつの間にライナーを挟むだけで、おむつかぶれが軽減されます。洗濯の手間は増えますが、バケツにつけるなどして工夫しましょう。ひと手間で、赤ちゃんのおしりが快適になることでしょう。
布おむつライナーのおすすめ10選 保育士ライター・すぎ けいこさんと編集部が選んだ
ここからは、使い勝手のよい布おむつライナーのおすすめ12選を紹介します。長年愛されている布おむつライナーや、オーガニック製品などを厳選しているので、お気に入りを見つける参考にしてみてください。
ベイビーハーツ『オーガニックコットン100% おむつライナー 3枚入り』はオーガニックコットンと、肌への刺激が少ない中性染料を使用しています。
Kotori works『おむつライナー』もオーガニックコットン使用。細部にわたり使いやすさへのこだわりがあります。
シンクビー『おむつネット 5枚入り』はコスパの良さと、早く乾くことを重視する人におすすめです。
茶綿のオーガニックコットン製ライナーの2枚組
両面メッシュ素材で、リバーシブルで使えるオーガニックコットン製のライナー。凹凸面のおかげでうんちがこびりつかないので、洗濯時間を短縮したい人にピッタリ。空気層ができるので蒸れを防ぎ、赤ちゃんの肌をしっかり守ります。
保温性のすぐれたオーガニックコットンを使用しているので、赤ちゃんは自然なぬくもりを感じられます。
うんちをしっかりキャッチしてくれる便利なライナー
接着剤を使わないノーバインダー製法で、赤ちゃんの肌に刺激が少ない布おむつ専用ライナー。水分の逆戻りを防いでくれるので、おしりをサラサラにたもてます。キャッチしたうんちをトイレに流したら、ライナーは使い捨てです。
うんちをしっかりキャッチしてくれ、布おむつの洗濯にかかる手間を省きたい人にピッタリ。赤ちゃんのうんちが緩い時期に、重宝するアイテムです。
吸水性の高いバンブー繊維を使ったパイル地ライナー
たくさんおしっこを吸収してくれるライナーを探している人にピッタリなのが、バンブー繊維を使ったおむつライナー。綿の2倍の吸収率をほこるバンブー繊維を、タオルに使われるパイル地仕上げにした生地を使用しています。
4層構造の中生地には、吸水体のマイクロファイバーをはさみこみ、さらに吸収性を高めたすぐれもの。横モレが気になる人は、ぜひ試してみましょう。

アメリカ綿のなかでも品質の高いアカラシードを使用
赤ちゃんの肌着や布ナプキンにも使用されている、ふわふわのオーガニックコットンを使用。繊維が長いのに強度にすぐれ、すばらしい光沢や風合いが特徴です。
肌への刺激が少ない中性染料を使用した、やわらかいメッシュ素材の2重構造。通気性がよくかぶれにくい、オーガニックコットン製のライナーを探している人にピッタリです。
素材、機能性において高い品質を追求した日本製
60年代から布おむつを販売しているエンゼルの布おむつライナー。ハーフとガーゼの4層構造で、赤ちゃんのおしっこが逆戻りしないのが特徴です。そのため、デリケートなおしりをいつもサラサラにたもてるので、赤ちゃんも気持ちよく過ごせます。
モレを防ぐため、ソフトベビーで背中や股の部分をくるんで使用しましょう。
ふわふわのオーガニックコットンをワッフル模様織り
原綿に色のついたアメリカ産のオーガニックコットンを、日本で綿花から生地へと紡績している華布(hanafu)ブランド。オーガニックコットンは、より多くの空気を含んでいるので通気性が高くふわふわした肌ざわりです。
日本のデザイナーによるワッフル模様織りで、さらにふわふわ感を増した布おむつライナーなら赤ちゃんもご機嫌になるでしょう。
70年以上ベビー用肌着にかかわる村信のライナー
おむつのうんちの処理をかんたんにすませられる、実用的なライナーを探している人にピッタリなライナー。生地調達、縫製、検品までを国内で手がける村信のおむつネットです。
ポリエステルは耐久性が高く、型くずれを気にしなくていいので、洗濯機で気兼ねなく洗えます。手の届きやすい価格帯なので、たくさんの枚数をそろえて赤ちゃんのおしりをサラサラにたもちましょう。
合成樹脂のポリプロピレン製でお手入れがかんたん
子どものことを第一に考えたものづくりをしているミキハウスから、実用的なポリプロピレン製のおむつネットが登場。ポリプロピレンは合成樹脂のひとつで、うんちをしっかりキャッチしてくれるので、トイレに流すまでの処理がかんたん。
子どもが生まれたらあこがれのミキハウスでベビー・子ども用品をそろえたい、そんな人にピッタリです。
赤ちゃんがさらっと快適にすごせるおむつライナー
ネット状のライナーがあるのとないのとでは、赤ちゃんのおしりをとりまく環境は大違い。ほかのポリエステル製の布おむつライナーより大きめで、おむつカバーからはみ出たライナーを指で押し込んで使います。
大判のおむつライナーだと使いやすいのに、と感じている人にピッタリ。うんちをしっかりキャッチしてくれるので、後始末もラクにできます。
横モレを防ぐためのダイアモンド柄のステッチ入り
吸収性が高い6層構造の布おむつライナー。やわらかく耐久性の高いマイクロファイバー素材を使用しているので、おしっこをしっかりと吸収してくれます。速乾性が高いので、洗濯後の乾きも早くて便利です。
ダイアモンド柄のステッチが、水分をとじこめ横モレを防いでくれます。布おむつライナーとしてはもちろん、ヨダレふきや授乳用タオルとして多目的に使える便利なアイテムです。
「布オムツライナー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 布オムツライナーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの布オムツライナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
布おむつライナーの使い方・活用方法 トイレトレーニングにも!
布おむつライナーの使い方はかんたんで、布おむつの上に1枚敷くだけです。布おむつに黄ばみやシミがつくと手入れがたいへんになるもの。ライナーのおかげで、うんちが直接的に布おむつを汚すことがなくなります。
紙おむつを使っている場合でも、肌のかぶれ防止用や、冷たい感覚を子どもに感じさせておむつ離れをうながすトイレトレーニング用に活用してみましょう。
布おむつライナーを簡単に手作りする方法 実は超簡単に作れちゃう
着なくなって、いらない洋服お家に眠っていませんか? そんないらない服はリメイクして赤ちゃんの布おむつらライナーにしちゃいましょう!
作り方も超簡単。自分のたたみ方で畳んだ布おむつの大きさに合わせて服を切るだけ! ぴったりじゃなくても、大体の大きさで大丈夫ですよ。ただ、ちくちくするような素材のものは避けたおうがいいでしょう。出来れば綿100%のものだと安心ですよ。
おしっこだったら布おむつと一緒に洗濯してまた再利用でき、うんちだったときはうんちはトイレに流して、ライナーはビニール袋に入れてそのまま捨ててOK! 新聞紙で包んで捨てれば臭いも気になりにくくなりますよ~。買うより手作りしたママは必見です。
そのほかのおむつグッズのおすすめはこちら!
布おむつライナーで赤ちゃんのおしりまわりを快適に
おむつが外れるのが早い、おむつを干すと幸せ感を感じるといった声もある布おむつ。ただ、どうしても洗濯のたいへんさがついてまわるもの。布おむつライナーを使えば、うんちの後始末がかんたんになり、洗濯もとてもしやすくなります。赤ちゃんのお肌にやさしいのもポイントです。
エキスパートさんに聞いた布おむつライナーの選び方や、編集部も一緒に選んだおすすめ12選を紹介しました。素材の種類もたくさんあるので、ぜひお気に入りを見つける参考にしてみてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
17年の保育園勤務経験と子育て経験があります。現役ベビーシッターとしても活動中。 「子育てはみんなのもの」周りの人に頼りながら子育てするのが、当たり前な世の中になってほしい。パパママが元気になってほしいと願いながら、発信にも尽力しています。保育士資格所持