布おむつのメリット・デメリット まずは基本をチェック!
布おむつを検討するときに気になるのは紙おむつとの違いではないでしょうか?布おむつのメリット・デメリットをまとめてみましたので参考にしてみてください!
布おむつのメリット
まずは布おむつのメリットについてみていきましょう。紙のおむつと違い、繰り返し使えることからメリットが発展しています。
コストパフォーマンスが高い
布おむつは何回も繰り返し使えるので紙おむつに比べてコストパフォーマンスが高いのがメリット。それに、一度買ってしまえば頻繁に買い足す必要がないため家にストックが無いという事もなくなるのがうれしいですね。また布おむつと紙おむつを比較しておむつが外れる3歳くらいまでで見ると年間数万円ほど違ってきます。もちろん、お子さんによっておむつが外れる時期や回数は変わりますが、経済的なのがよくわかります。
ゴミ出しの負担が少ない
使い捨ての紙おむつに比べて布おむつはゴミを減らせるのもメリットです。新生児は1日に10~20程度おむつ交換が必要なのでおむつだけでもすごいゴミの量になります。ゴミ出しの日までそのまま放置をしておくのも衛生的に良くないですよね。布おむつであればさっと洗えるので臭いも気になりません。
デザインが豊富
布おむつはいろいろな刺繍やカラーが販売されていてデザインも豊富。決まった形の紙おむつに比べてそこは選ぶのが楽しくなりますよね。自分のお気に入りや赤ちゃんに合わせた布おむつを選んでみてください。
取り替える頻度が高いのでスキンシップが増える
布おむつは頻回に交換するためスキンシップがとても増えます。またトイレトレーニングに向いており、おむつ外しが紙おむつよりも早いと言われています。新生児からはいろいろ大変と思っている方は育児に慣れてきたタイミングで使い始めてみてもよいと思いますよ。
布おむつのデメリット
反対にデメリットとはどのようなものなのでしょうか。一見経済的でゴミの負担も少なく、メリットが多そうですが、手間がかかる点においてデメリットを感じられそうです。
洗濯・乾燥の手間がかかる
布おむつは「洗う」という工程が必要不可欠なため、布おむつと比べるとどうしても手間がかかります。また、うんちなどが洗濯できれいに落とせないのではないか…と思う方もいるのではないでしょうか?現在販売されている布おむつは素材は違うものの洗濯性能が高く、ほとんどの商品がきれいに落とすことができるので安心です。
外出時に不便(かさばる、予洗いできるか不明など)
外出時などは予備のおむつをいくつか持ってく場合が多いと思いますが、紙おむつに比べ布おむつはどうしてもかさばってしまいます。また、外で排泄をした場合、布おむつ自体の洗浄や持ち帰り方法なども考えなくてはなりません。現在では使い捨てタイプの布おむつも販売されているので外出用として持っておくのもよいかもしれません。
布おむつの選び方 助産師直伝!
助産師として活躍する浅井貴子さんに、布おむつの選び方のポイントを教えてもらいました。
形状から選ぶ
昔は、さらしや浴衣の古着などでおむつを縫って使っていました。今は、すでに輪になって縫ってある「反物タイプ」、パッドタイプの「成形おむつ」、おむつカバーと一体になった「カバー一体型」の3種類があります。
手軽なのは、別途おむつカバーを購入する必要のない「カバー一体型」やパッドタイプの「成形おむつ」。「反物タイプ」のなかで、とくに縫うタイプのものは時間と手間がかかるので、妊娠中から縫製しておく人が多いようです。もう少し詳しく見ていきましょう!
輪おむつ
布おむつの定番であるのが、この「輪おむつ」。折りたたんで使うため、分厚くしたい場所を厚くするなど調整ができます。コツさえつかめば、漏れにくいように調整できるようになります。生地自体がとても薄いので洗いやすく、丈夫です。とにかくすぐに乾くので、梅雨や冬場におすすめです。
さらに、輪おむつには仕立てが必要ないタイプと、生地の状態で販売されていて仕立てが必要な「反物タイプ」があります。すぐに使用したいという方は、仕立てあがりの商品を選びましょう!
成形おむつ
「成形おむつ」は、見た目はパットのような形をしています。販売時から成形されているので、おむつをたたむ手間がありません。
重ねて使用しても輪おむつのようにかさばらないので、外出時に持ち運ぶ際もおすすめです。商品によって、吸水性や乾きやすさが異なるのでよくチェックした方がよさそうです。
一体型おむつ
「一体型おむつ」は、成形おむつとおむつカバーをひとつにしたような少し珍しいタイプ。一体型なので、おむつカバーと分けて洗う必要がありません。種類があまりないことと、布おむつとカバーを別々に洗うことができないことがネックですが、おむつカバーが要らない代わりに裏地がついているため吸水力があり、肌着や服まで汚れてしまうという心配をしなくてもよいのでとても便利です。
素材から選ぶ
布おむつには、綿、オーガニックコットン、竹(バンブー)、シルク、麻、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を使用したものなど、いろいろな素材があります。
違う素材のものをそろえておき、昼間、夜間、外出時などのTPOに合わせて交換するのがおすすめです。
綿100%|肌ざわりバツグン!
布おむつに最も多く使われているのが、この「綿」。ラインナップも豊富で、10枚セットなど毎日使う場合に便利な商品が多いです。比較的安価なので、コスパ重視派さんにもおすすめ。輪形タイプ・成形タイプに多くみられます。肌ざわりもやさしいので、赤ちゃんの肌にふれても安心です。また他の素材に比べ、何度も洗濯をしても柔らさが損なわれないという特徴ももっています。
合成繊維|速乾性バツグン!
ナイロンやポリエステルなどの合成繊維が使われている布おむつは、サラサラとした肌ざわり。通気性がよく、速乾性にすぐれています。暑い季節はナイロンやポリエステル、寒い季節にはフリース素材がおすすめです。
バンブー|防臭・抗菌作用バツグン!
あまり種類が豊富ではありませんが、バンブー(竹)を使用した布おむつもあります。なめらかな触りごこちが特徴。防臭・抗菌作用にすぐれており、耐久性もあるので長く使えます。しかしその分、ほかの素材に比べると少し価格が高め。また、厚みがあるので速乾性はイマイチです。肌ざわりがよく、長く使いたい方におすすめです!
布おむつおすすめ5選
ここまでご紹介をした選び方のポイントをふまえ、赤ちゃんのためを考えて使いたいおすすめの布おむつを、助産師である浅井貴子さんと編集部が選びました。メーカーによって特色も違うのでぜひ見比べてみてください。
素材にこだわるならオーガニックコットン!
オーガニックコットン100%で、肌ざわりなめらかな布おむつ。速乾性にすぐれているので、毎日のお手入れはラクラクです。
パイル地とフライス地の2枚仕立てになっていて、お好みで表裏の生地を使い分けることができます。5枚入りで、ローテーションして使えますね。
綿100%のドビー織仕立ておむつ
ドビー織りなのでソフトで柔らかい仕上がりになっている布おむつ。肌ざわりもさることながら、吸水性、保水性ともにすぐれています。新生児は1枚を使用、3カ月上の赤ちゃんであれば2枚以上重ねて使用するとより漏れが少なくなります。
また、輪に縫われているのでママの負担が少ないのも特徴です。縫う必要がないので、忙しい家庭でも快適な使用感ですよ。

布おむつといえば定番中の定番
ガーゼやハンカチを作っている会社のものなので、何回洗っても手触りと耐久性がよいところが大きなポイント。輪型になっているため買ってからすぐ使えます。
デザインもシンプルで、サイドにイラストがある柄タイプもあります。布おむつとしては、とてもコストパフォーマンスが高いので、たくさん用意できる安心感があります。

オーガニックコットン使用のおむつ
表面は、ポリエステル70%と綿30%、裏面は、面100%を使用した布おむつ。色もベージュでナチュラル志向のママに支持されています。
吸水性の高い素材を使っていますが、少し薄めのつくりなので、オシッコの量が多い場合や夜間などは、2枚重ねで使用するとよいでしょう。
お尻のほうは広めに作られていて、お尻全体を包む形になっているので、ウンチも漏れにくいです。生後6カ月までは小寸、それ以降は大寸を使用、両面使えるのも嬉しいところ。
面ファスナーで着脱カンタン!
カナダのベビーブランド「クーシーズ」の布おむつ。カバーと一体型になっています。内蔵されているおむつライナーは、折りたたんで使うことができます。4層式の吸収力が高いコットン素材になっています。
面ファスナーになっているので、お腹周りのサイズを調整しやすいのもポイント。パンツの足回りはゴムがしっかりとフィットしてくれるので、漏れを防いでくれますよ。
「布おむつ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 布おむつの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での布おむつの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
助産師からのアドバイス もっと詳しく!
助産師の浅井貴子さんから、布おむつの選び方についてさらに詳しくポイントを教えていただきました。
洗いやすく乾きやすいものを選ぶ
布おむつは一日平均15枚前後使います。そしてほぼ2年間は使います。洗濯機で洗っても糸ほつれがおきにくく、生地自体が薄くなりにくい、すぐに買い替えなくてもよい、布自体の耐久性があるものがよいでしょう。
また、雨の日や冬場のことを考えて、家の中で干しても乾きやすいものが大きなポイントです。洗濯を干す場所のスペースにもよりますが、乾きやすい順としては、薄く広げやすい「反物タイプ」→ピンチで止めやすい「成形おむつ」→おむつカバーと一緒になっている「カバー一体型」になります。季節や天候に合わせて替えてもよいでしょう。
サイズ調整ができると長く使えてコスパが良い
なんといっても、赤ちゃんの成長は早いもの。おむつのサイズも、すぐにサイズアウトになってしまいがちです。
布おむつのなかには、スナップボタンでサイズ調整できる商品もあります。なんと、新生児から3歳児までのサイズに調整できる商品もあるので、とても便利!
布おむつは紙おむつに比べるとコスパが高いですが、サイズ調整つきならさらに高コスパです。
忙しいときの味方は使い捨てタイプ!
布おむつを使ってみたいけれども、洗うのが大変そうというイメージを持っている人は多いと思います。そんなときは、布おむつの使い捨てタイプが便利です。布おむつにも、使い捨てタイプがあります。
外出時には使い捨てタイプを選ぶなど、シチュエーションにより、布おむつと使い捨てタイプを使い分けていきましょう。
布おむつが気になるママ・パパへ
布おむつは、ゴミが出なくて環境によいばかりではありません。洗ったり干したりする手間はありますが、なんといっても赤ちゃんの排泄リズムがわかるのがよいところ。新生児期や夜間は紙おむつにし、ウンチの回数が決まってきたあとの昼間だけ、布おむつを併用するという人もいます。
トイレトレーニングやおむつなし育児に切り替えたいときにも役立ちます。上手に選んで、本当の快適さを赤ちゃんに伝えてあげましょう。
紙おむつと布おむつ、結局どちらがいい?
布おむつにもメリット、デメリットが存在することがわかりましたが、結局布おむつか紙おむつか悩んでしまうというパパママも多いのではないでしょうか。
どんな人がどちらに向いているのかを解説していくので、自分と赤ちゃんのタイプに当てはめてみてくださいね。
紙おむつのメリットとデメリットもチェック!
紙おむつと布おむつで迷っている人もいるでしょう。記事冒頭では、布おむつのメリット・デメリットを紹介しましたが、ここからは、紙おむつのメリット・デメリットもかんたんに紹介します。
【メリット】
・そのまま捨てるだけでいい
・布おむつと比べて吸水力が高いので、夜間や外出する場合に便利
【デメリット】
・ごみ処理やごみを捨てるまでのニオイ対策が大変
・おむつ代が多くかかってしまう
赤ちゃんとママ・パパがよりハッピーなのは? ママ編集部が考える「迷ったときの決め手」
結局は、赤ちゃん、そしてお世話をするママとパパがどちらのほうが「快適」で「お世話を楽しいと思えるか」が重要です。
布おむつについては、さまざまな効果を耳にすることもありますよね。たとえば、「おむつが外れるのが早くなった!」「赤ちゃんの肌にやさしい」「スキンシップが増える」などなど。
ですが、今や紙おむつも日々進化しており、赤ちゃんの肌にやさしい商品が多数販売されていますし、濡れる感覚を赤ちゃんが嫌がることでおむつが早く取れるようになるといった科学的根拠もありません。実際、「濡れて気持ち悪い」という感覚は社会性が身についてから感じる感覚だと話している専門家もいます。紙おむつだって、ほかの場面で赤ちゃんとたくさんスキンシップを取ればなんら問題ありません。
とはいえ、布おむつは毎回洗う労力がかかり、赤ちゃんへの愛がなければ到底できません。手をかけることは、子育てを満喫していることともとれます。どちらの方がよい悪いということはなく、使う方それぞれのこだわりや気持ちに従って、楽しい育児ライフを目指すことがベストですよね。
布おむつとあわせて使いたいアイテムもチェック!
育児スタイルにあわせて選んで
今回は、布おむつのおすすめをご紹介しました。さまざまなメリットがある布おむつ。洗濯の手間はかかりますが、根強い人気があります。
使いやすいような形状の布おむつもあるので、自分のライフスタイルや育児スタイルにあわせて選んでみてくださいね。
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