沐浴剤おすすめ商品の比較一覧表
沐浴剤とは? いつまで必要?
沐浴剤とは、入浴剤のようにお湯に溶かして使用することで、新生児期(生後1カ月)の赤ちゃんの体の汚れを落としてくれるアイテム。ベビーソープよりも洗浄力は穏やかで、洗い流す必要がなく赤ちゃんの体がすべりにくいといったメリットがあります。
使用期限は決まっていませんが、沐浴自体は生後1カ月~1カ月半ほどで終了する家庭が一般的。沐浴期間が終われば必要なくなります。なかには「使用期間が短いのでいらない」という人もいますが、入浴に移行したあとでも、浴槽に入れて入浴剤として使えますよ。
ベビーソープと合わせて産後すぐに使うアイテムなので、出産準備として産前から用意しておくママさんが多いです。
沐浴剤の選び方 赤ちゃんのお肌に優しい!
ここからは、保育士に取材のもと沐浴剤の選び方を紹介していきます。肌がデリケートな新生児の赤ちゃんが使うものなので、配合成分や肌への優しさをよく確認しましょう。
肌トラブルを避けるなら「弱酸性」がおすすめ
赤ちゃんの肌をやさしくケアしたいなら、「弱酸性」の沐浴剤を選びましょう。大人の肌は弱酸性ですが、赤ちゃんは中性に近い状態です。肌の表面は、酸性から中性に近づくにつれて細菌が増えやすく、赤ちゃんの中性に近い肌はトラブルが起きやすい状態になっています。
トラブルが起きにくい肌に近づけるために、赤ちゃんのスキンケアグッズは「弱酸性」を選ぶのがおすすめです。
無着色・無香料・パラベンフリーなら肌刺激が少ない
赤ちゃんの肌に刺激となるような成分が無添加の沐浴剤を選ぶことも大切です。たとえば、着色料や香料、防腐剤のパラベンなどは、肌の刺激となってトラブルを引き起こすこともあります。
「無着色」「無香料」「パラベンフリー」と表示されている、いわゆる低刺激性の沐浴剤なら、赤ちゃんの肌への刺激も少ないでしょう。
乾燥しやすい冬は保湿成分を重視して
乾燥しやすい冬のスキンケアでは、肌を清潔にしたうえで、しっかりと保湿することが大切です。冬に沐浴剤を選ぶ際は、とくに保湿力を重視しましょう。どんな保湿成分が入っているのか、パッケージや成分表示を確認してみてください。
たとえば、赤ちゃんが生まれたときにくるまれている保護膜の「胎脂」に近い保湿成分が含まれている沐浴剤があります。ほかに、天然の保湿成分である「馬油」や「砂糖」などもありあす。
透明タイプなら体が見えるから沐浴がスムーズ
沐浴剤には、薄い乳白色やヨモギ色のお湯になるタイプもあります。しかし、まだ赤ちゃんをお湯に入れるのに慣れていない人や苦手な人には、にごりのない透明タイプの沐浴剤がおすすめ。
色がついていると、お湯のなかで赤ちゃんの体の様子が見えず、動きも予測できません。予想外に動いてケガをさせてしまうことも心配です。透明の沐浴剤なら体がよく見えるので、手でしっかりと支えられて、お手入れもしやすくなるでしょう。
洗浄力もチェックしよう
沐浴剤はベビーソープよりも洗浄力がマイルドなので、生まれたばかりの肌がやわらかい赤ちゃんにも使えます。ただ、赤ちゃんは汗をかいて皮脂も出やすく、うんちもして汚れもつきます。
沐浴剤を使うときは、体がきちんと清潔になるのかも気になるところなので、どんな洗浄成分が入っているのかも確認しましょう。たとえば、天然の洗浄成分である重曹が入っている沐浴剤があります。
赤ちゃんがリラックスできる香りを選ぼう
赤ちゃんは親しみのある香りを好むとされています。具体的には、母乳を飲んで育った場合はその香りを好むのだとか。商品の口コミなども参考にしながら、赤ちゃんが喜んでくれる香りを選びましょう。
いい香りのする沐浴剤は赤ちゃんの不安を和らげて、リラックスさせる手助けになることもあります。親にとっても首が据わっていない赤ちゃんの沐浴は不安がいっぱいですよね。沐浴でいい香りがすれば、親の不安も和らぎ気持ちも落ち着くでしょう。
使い方に合わせて容量を選ぼう
沐浴剤は容量もさまざまあります。無駄なく使い切りたいか、入浴剤として長く使いたいかで選ぶといいでしょう。
「200ml」なら余ることなく無駄なく使える
一般的に売られている200mlの沐浴剤は生後1カ月~1カ月半で使い切れる量です。目安として、1日1回の沐浴で5~10mlほど使用した場合、1カ月で150~300ml、1カ月半で225~450mlが必要になります。
赤ちゃんの汚れをしっかり洗いたいときは、沐浴剤ではなくベビーソープを使うこともあるため、毎回沐浴剤を使うわけではありません。200mlが無駄なく使い切れるちょうどいい量だと考えましょう。
「大容量」なら大人のお風呂にも使えてコスパも高い
赤ちゃんの肌にやさしいマイルドな洗浄力や保湿成分が配合された沐浴剤は、大人や子供が入るお風呂の入浴剤としても活用できます。また赤ちゃんが沐浴からお風呂へと移行する際に、浴槽に同じ沐浴剤を入れるのもいいでしょう。
家族一緒に沐浴剤を使おうと考えているなら、大容量を選ぶとコスパが高いでしょう。
沐浴剤のおすすめ7選 人気のピジョンやスキナベーブも! 大人も使える!
ここからは、保育士と編集部でおすすめの沐浴剤を紹介していきます。

赤ちゃんの口に入っても大丈夫な天然成分
砂糖から作られた沐浴剤です。主成分として遺伝子組み換えをしていない「北海道産のてんさい糖」を使用。てんさい糖はすぐれた保湿力があり、肌の皮脂と水分のバランスを整えます。てんさい糖のパワーで、短時間の沐浴でもしっとりとうるおった肌に。天然成分で作られているので赤ちゃんの口に入っても大丈夫です。
新生児にはもちろん、沐浴が必要な新生児期を過ぎた赤ちゃんが家族と一緒にお風呂に入るときの入浴剤として、家族みんなで使えます。お風呂上がりはシトラスの香りに癒やされます。
ほかにも夏のプール遊びの際に、ビニールプールに入れるアイディアも。肌を保湿しながら水遊びができるので、乾燥によるカサカサやあせもの対策にもなるでしょう。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 沐浴剤の売れ筋をチェック
楽天市場、Yahoo!ショッピングでの沐浴剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【新米ママ必見】沐浴剤の使い方や注意点
新米ママでも手軽に赤ちゃんをお風呂に入れられる沐浴剤ですが、かんたんに使えるとはいえ使用時の注意点もあります。
ここでは、ほかのベビーバスグッズとの併用の仕方や保存方法のほか、沐浴剤をお湯に混ぜて赤ちゃんの体を洗うときに気をつけてほしい点について解説します。
汚れ落ちが気になるときはガーゼやベビーソープの併用を
沐浴剤だけできちんと汚れが落ちるのか不安かもしれませんが、基本的にはベビーソープや石けんを使わなくてもきちんと汚れが落ちるように作られています。
それでも皮脂やうんちの汚れなど、ちゃんときれいになっているのか心配かもしれません。そんな人は、ガーゼや手のひらを使ってていねいに洗うことを意識しましょう。汚れがたまりやすい首や腕・足のくびれ、脇の下、股はとくに念入りに洗います。
また、頭は皮脂がたまりやすいので、ガーゼで拭くようにしっかりと洗います。べたつきが気になるときは、ベビーバスに入れる前に、ベビー用シャンプーや石けんで頭を洗っておくのもいいでしょう。
沐浴前後の肌をしっかりと観察しよう
沐浴剤をすすぐ必要はありませんが、赤ちゃんの肌に合わずトラブルを起こしているといけないので、最初だけ洗い流してもよいです。
沐浴剤は石けんなどよりも洗浄力がマイルドなので、きちんと皮脂を落としきれず、乳児湿疹になることもあります。別の沐浴剤にしたり、ベビーソープに換えたりして対応を取ることも。
ただし、沐浴剤が原因ではなく、ホルモンの関係でニキビや発疹が出てきたり、カサカサしたりすることもあります。肌トラブルが起きたときには、自己判断ではなく医師の判断を仰ぎましょう。
肌の荒れの原因と沐浴剤の関係を見極めるためにも、沐浴前後の肌をしっかりと観察しましょう。
取っておかず早めに使い切ろう
赤ちゃんは1カ月~1カ月半の首が据わったころになると、沐浴を卒業してお風呂へと移行します。沐浴剤を使い切れず、あまらせてしまう場合もあるでしょう。「次の子のために」と長期間取っておくことは、衛生面を考えると控えるのがベターです。
沐浴を終えて、赤ちゃんと一緒に入るお風呂で使うのもひとつの手。大きな浴槽を怖がる赤ちゃんもいるので、いつも使っていた沐浴剤だと同じ香りでリラックスしてもらえるかもしれません。また肌にやさしい沐浴剤は子どもや大人にも使えるので、家族の入浴剤として使い切るのもありです。
保育士からのアドバイス
助産師・看護師・保育士
沐浴剤が肌に合わないようなら石けんで洗ってみて
生まれたての赤ちゃんの肌は、デリケートな上に皮脂の分泌が盛んです。沐浴剤は生後1カ月ごろまで使用するものなので、赤ちゃんの肌にやさしい成分で作られているものがおすすめです。できれば着色や香料もないほうが赤ちゃんにはなじみやすいとされています。
沐浴剤は石けんよりも洗浄力が弱く、肌の皮脂や汚れがじゅうぶんに落ちず肌が荒れることがあります。その場合は、低刺激の石けんで洗ってみてくださいね。
赤ちゃん用バスグッズのおすすめはこちら 関連記事
赤ちゃん用バスグッズのおすすめはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
沐浴剤で手軽に赤ちゃんをお風呂に入れよう
保育士の河井恵美さんと編集部が選んだ、沐浴剤のおすすめ7選を紹介しました。沐浴剤は肌に直接触れてきれいにするものなので、「成分」は見ておきたい点です。また赤ちゃんや親目線で考えたときには、「香り」や「色」にも注目します。用途によって「量」も判断基準となるでしょう。
選び方はもちろん、具体的な商品を知るのにも役立つ記事となっています。赤ちゃんのために、ぴったりの沐浴剤を見つける参考にしてみてくださいね。
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看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務していました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。 青年海外協力隊でアフリカに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了しました。親御さん方へのアドバイスを充実させたいと思い、保育士資格も取得して役立てています。 現在、シンガポールに住み2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっています。 インターネットでエミリオット助産院開設し、妊娠や出産、産後の様々な相談に応じています。