キーボードケースの選び方
それでは、キーボードケースの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】シーンに合わせて2タイプから選ぶ
【2】機動性にすぐれたキーボードケースは持ち運びやすい
【3】鍵盤数と内寸を確認
【4】収納力もチェック
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シーンに合わせて2タイプから選ぶ
キーボードケースには「ソフトケース」と「ハードケース」の2種類があります。
▼軽さを重視するなら「ソフトケース」
軽量で扱いやすいソフトケースは、持ち運びやすさを重視したい方に適しています。ソフトケースは種類も多いので、お気に入りのキーボードケースを探しやすいというメリットもあります。
キーボードを収納しないときには折りたたんでコンパクトにしまえるため、置き場所にも困りません。ハードケースによりも価格もリーズナブルです。
▼耐久性を重視するなら「ハードケース」
耐久性にすぐれているキーボードケースを探している方は、ハードケースを選びましょう。衝撃に強いので、キーボードをしっかりと保護したいという方にもぴったりです。
価格は高めですが、室内やスタジオなどでの保管にも役立ちます。ハードケースは見た目の高級感があるタイプや、特定の機種専用の商品も数多く発売されています。
【2】機動性にすぐれたキーボードケースは持ち運びやすい
キーボードケースの持ち方には、「手さげ」と「肩掛け」のほかに、「リュック」と「キャスター」があります。近距離での持ち運びが多い方は、シンプルで機動性にすぐれた「手さげ」と「肩掛け」に対応しているタイプを選びましょう。
電車などを利用して長距離移動をする機会が多い方は、「リュック」として使えるタイプや、「キャスター」がついたキーボードケースがおすすめです。
【3】鍵盤数と内寸を確認
キーボードケースのサイズは鍵盤の数で表されることが多いので、所有しているキーボードの鍵盤数を確認してから商品を選びましょう。
ただし、鍵盤数が同じでも細かいサイズはキーボードによって異なるため、ケースの内寸も確認しておきたいところです。とくに、きっちりと作られているハードケースは内寸チェックが欠かせません。
【4】収納力もチェック
小物類の収納スペースも確認しておきましょう。ポケットが設けられているキーボードケースは、譜面や付属品なども収納できるので便利です。
ポケットの数や大きさはキーボードケースによって違うので、用途に合いそうなポケットがついているキーボードケースを選んでください。ハードケースよりもソフトケースの方が収納スペースは多めです。
キーボードケースは使う頻度と目的に合うものを ピアノ講師がアドバイス
キーボードの運搬に必要となるケースは、キーボードを持ち出す頻度、ライブ会場やレッスン・練習場所などの目的に沿ったものを選ぶといいでしょう。ハードケースは重いですが堅牢性に優れ、大切な楽器をもっとも保護しやすいメリットが。
飛行機などの移動にも十分耐えられます。ソフトケースは電車内でもコンパクトに楽器を持ち運べるのが利点。リュックタイプなら重さが分散されます。
キーボードケースおすすめ10選 ピアノ講師・山野辺祥子さんと編集部が選んだ
ピアノ講師・山野辺祥子さんと編集部で、上記の選び方をふまえたキーボードケースを紹介します。持ち運びやすい商品選びに役立ててください。
15mmの肉厚パッドが決め手
手さげのほかに、リュックとショルダーにも対応した3WAYタイプの76鍵用キーボードケースです。15mmの肉厚パッドが衝撃からキーボードを保護します。小物を入れられるファスナータイプのポケットもうれしい装備です。
49鍵用から88鍵用サイズまで全5種類がそろっているので、使用しているキーボードに合わせて選べます。
気軽にキーボードを持ち運べるキャスターつき
KORGの「KROSS2 88」と「KROME 88」専用ケースです。厚めのクッションパッドと肩掛けスタイルでも使えるショルダーストラップが特徴。
本体の下部にはキャスターがついているため、徒歩での移動も快適です。階段では肩掛け、平坦な道ではキャスターを使うなど、シーンに合った方法でキーボードを持ち運びたい方は要チェック。
航空機を利用して移動する方にぴったり
ポリエチレンを素材に採用した軽量タイプのハードケースです。内装はブラッシュ生地で覆われているため、移動中もキーボードをやさしく保護してくれます。
人間工学にもとづいて成形されている「ソフトグリップハンドル」や、航空機での長距離移動に対応できる「TSAラッチ」などの装備も豊富です。49鍵用から88鍵用までの全7サイズが用意されています。
保護性能の高いソフトケース
10mmの厚いパッドがキーボードを保護するソフトケースです。持ち運びやすいショルダータイプで、簡易ハンドルも付属しています。
小物類を収納できるポケットが標準で装備されているのも、うれしいポイントです。49鍵から88鍵まで対応する5種類のサイズがラインナップされているので、愛用のキーボードに適したケースが見つかるでしょう。
3WAY仕様の88鍵用ケース
手さげ、肩掛け、リュックの3つの方法で持ち運べる88鍵用のキーボードケースです。持ち運び方法が多彩なので、幅広いシーンで活躍します。
素材には通気性が高く手ざわりやわらかなオックスフォード素材を使用。また、内面にはゴム層加工が施されているため、雨の日の利用も可能です。楽譜なども収納できる便利なポケットも付属しています。
キャスターつきで徒歩移動もスムーズ
内部のベルトがしっかりとキーボードを固定するセミハードタイプのキーボードケースです。ソフトとハードのメリットを両立しているため、移動手段を問わずフル活用できます。
本体の下部にはキャスターがついているので、徒歩での移動もかんたんです。ケースの外側には外ペダルやケーブルを収納できるポケットが付属しています。
耐久性にすぐれたハードケース
軽くて丈夫なEVAを素材に使用しているハードケースです。内側には密度の高い「エッグクレートスポンジ」を採用しているため、キーボードの鍵盤やスイッチを衝撃からしっかりと保護してくれます。
頑丈なハンドルと肩掛けスタイルでも持ち運べるショルダーストラップは、徒歩での軽快な移動をサポートしてくれるでしょう。
保管用に用意しておきたいハードケース
ヤマハ「HD200s」専用のハードケースです。手さげタイプのハンドルを使う以外に持ち方はありませんが、限られた使用場所での保管に役立つキーボードケースを探しているという方には適しているでしょう。
HD200sを所有していて、ぴったりと収まるハードケースを探している方にとっても、欠かせないハードケースになりそうです。
防水素材で雨の日の持ち運びもできる
61鍵用のソフトケースです。手さげとショルダーの2つの持ち方に対応しています。キーボードをスムーズに出し入れできるダブルジッパーを採用。
素材には防水性の高い6000Dオックスフォードナイロンが使われているので、雨の日の持ち運びも可能です。大きなファスナー式のポケットが設けられているため、楽譜やキーボードの付属品類も収納できます。
手軽に使えるシンプルなデザイン
大きなアクセサリーポケットがついた61鍵用のキーボードバッグです。底部にはスパイクが設けられているので、縦置きとしても使えます。
付属のショルダーベルトを使えば、肩掛けでの持ち運びも可能。シンプルなデザインとリーズナブルな価格も魅力です。手軽に使えるキーボードケースを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キーボードケースの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのキーボードケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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キーボードケースは移動や保管に役立つ必須アイテム!
キーボードは精密機器なので、移動中の衝撃から守ることができるキーボードケースは必須アイテムといえます。自宅やスタジオなどでの保管にも役立つでしょう。
キーボードケースによっては小もの類を収納できるポケットが付属しているので、譜面やコード類をまとめて持ち歩きたいという方は、チェックしてみてください。今回ご紹介したキーボードケースの選び方を参考にしながら、お気に入りの機種にぴったり合う商品を見つけてみましょう。
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武蔵野音楽大学出身。卒業後某大手楽器メーカーの法人部に入社。 音楽教室の運営や講師指導のサポート、店舗接客、楽器セッティングなどを担当するイベントクルーとして全国を飛び回る。また、出版部に在勤中は楽譜校正、楽譜情報誌編集の経験も。 現在はピアノ講師のかたわらフリーランスライター、校正者として活動中。プライベートでは3児の母。