寒い季節や冷えにうれしい生姜!
生姜の成分を紹介
生姜はわさびやにんにくなどと同じく料理の下味や薬味として使われる以外に、いろいろな活用方法があります。
生姜に含まれる辛み成分ジンゲロールには殺菌力があり、食材の生臭さや表面の細菌をおさえられます。また、ジンゲロールを加熱するとショウガオールに変化し、血液の流れをよくして体を温めるといわれています。
殺菌力もあるため風邪対策にも有効といわれ、寒い季節や冷えの気になる人、風邪対策がしたいときにもぴったりです。
生姜湯に医薬品のような効果があるわけではありませんが、日々の健康維持に取り入れてもいいですね。
生姜湯の選び方 管理栄養士に聞いた!
管理栄養士・山田由紀子さんに、生姜湯の選び方を教えてもらいました。購入前に、ポイントを押さえておきましょう!
生姜湯のタイプで選ぶ
生姜湯には「粉末タイプ」と「シロップタイプ」があります。いずれもお湯に溶かすだけで手軽に生姜湯を楽しめます。使い方や生姜湯を飲みたいシーンによって選びましょう。
●粉末タイプ…個装タイプなら持ち運びしやすいのがメリット。まとめて入っているタイプはコスパが高いため家族で共有したいときなどに向いています。
●シロップタイプ…お湯に溶かして飲む以外にもヨーグルトに混ぜて食べるなどアレンジレシピに使いやすくなっています。
生姜の産地や栽培法、濃度をチェック
妊娠中など、できるだけ体にやさしいものを取り入れたい場合には生姜の産地や栽培法をチェックしてみましょう。日本国内産の生姜のほか、栽培方法に力を入れて作られた生姜湯もあります。
また、生姜湯によって含まれている生姜の濃度が異なります。生姜の濃度が高いほど生姜の風味が強くなるため、濃度が記載されている場合には、飲みやすさや好みなどの参考にチェックしてみましょう。
生姜以外の原料で選ぶ
生姜湯には、生姜以外にもいろいろな原料が使われているものが多いです。風味や好み、生姜湯を飲みたい目的に応じてほかの原料も注目してみましょう。
甘くて飲みやすいはちみつ入り
生姜のキリっとした辛みにほどよい甘さをプラスしてくれるのが、はちみつです。生姜の辛みがやや苦手な人は、はちみつ入りでほんのり甘い生姜湯を選ぶと飲みやすいでしょう。
また、はちみつにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールが豊富に含まれているのも特徴。生姜湯と一緒にいろいろな栄養を取りたいときに、はちみつ入りはおすすめです。
とろみのついた本葛(くず粉)入り
秋の七草のひとつである葛は、根を乾燥させて粉にし、漢方薬の葛根湯や根から抽出したでん粉を使った本葛(くず粉)などで活用されています。本葛(くず粉)は葛もちをはじめお菓子や食品と混ぜて独特の風味を出せるほか、飲み物に混ぜるととろみがつきます。
本葛(くず粉)の入った生姜湯もとろみがあり、飲みごたえがあるのが特徴。また、とろみがあるため冷めにくく、ぽかぽか温まりたいときや腹持ちのよさで選びたいときにぴったりです。
コクのある味も楽しめる黒糖入り
さとうきびのしぼり汁を煮つめて、冷やし固めて作る黒褐色の砂糖が黒砂糖です。黒砂糖は、コクのある渋みと甘みが特徴。黒糖入りの生姜湯は、生姜の清涼感とともにコクや黒砂糖独特の風味も一緒に楽しめます。
また、黒糖はさとうきびをしぼってそのまま作るため、ミネラルやビタミンなども豊富に含まれています。
気になる場合はカロリーもチェック
生姜湯を楽しみたいけれども、カロリーが気になるときにはカロリーの数値もチェックしてみましょう。また、商品によっては白砂糖ではなくはちみつや黒糖に加えて、小豆などの食材を使って甘みをひきだしているものもあります。
甘み以外にも辛みをプラスしたもの、ストレートな生姜の風味を楽しめるものなどもあります。カロリーと味のバランスを考えるとお気に入りの一品が見つかるでしょう。
生姜湯を飲むタイミングは朝や夜がおすすめ 管理栄養士からのアドバイス
生姜は、漢方薬にも使われる食材で、体を温め、新陳代謝機能を高める作用があります。手軽においしく生姜をとれる生姜湯は、体の冷えが気になる方にうれしいドリンクです。
飲むタイミングは、体温が低くなりやすい朝や夜がおすすめ。寒い冬だけでなく、冷房で冷えやすい夏の時期に飲むのもいいです。ただし、糖分が多めなので、1日に1~2杯を目安に、飲みすぎないようにしましょう。
生姜湯のおすすめ11選【粉末&シロップタイプ】 管理栄養士と編集部が選ぶ!
選び方をふまえて、管理栄養士・山田由紀子さんと編集部でおすすめの生姜湯を12商品厳選しました。日々の生活にはじめて生姜湯を取り入れたい人も、ぜひ参考にしてください。
『しょうが&ゆずスティック』は、ビタミンCも一緒にとれるので風邪対策にぴったり。水で溶かしてアイス飲料としても楽しめます。
『はちみつ&しょうが』は、しょうがの辛みが苦手な方におすすめ。シロップタイプなので、炭酸割りやしょうが紅茶など、いろいろなドリンクに利用できます。
『蒸し生姜湯16g×5P』は、辛い冷えにお悩みの方に。蒸し生姜とすりおろし生姜のダブル使いで、生姜をたくさん摂りたい人向きです。熱いお湯で作ると体がぽかぽかになるでしょう。

水でも溶けてビタミンもとれる
日東紅茶から発売されているスティック飲料シリーズのひとつ。生姜とゆずをブレンドした、シンプルながらさわやかな酸味が楽しめる生姜湯になっています。
一本ずつアルミ個装のスティックになっているため保存もしやすく、お湯だけでなく水にも溶けやすくなっています。また、一本あたりにビタミンCが100mg配合されています。
バランスよく配合された原材料
沖縄産の黒糖に国産のくず粉を使用した、黒糖のコクと葛のとろみを一緒に楽しめる生姜湯です。かりんエキスも入っているため、さわやかな風味も楽しめます。飲みやすくバランスのよい生姜湯を探している人にもぴったり。
高知県産のしょうがを皮のまま丸ごとしぼっているため、生姜の風味と栄養をそのまま取れます。
辛み重視で選ぶならこれ
すりおろした生姜をたっぷりと使用した生姜湯です。すりおろしの生姜に本葛を使ったとろみと飲みごたえがあるのが特徴。
生姜の風味をそのまま活かしているため、清涼感のある辛さが楽しめます。キリっとした辛み重視の本格的な生姜湯を選びたい人におすすめ。
徳用は1袋分お得になっており、リピートしたいときにもうれしいですね。

はちみつたっぷりでアレンジしやすい
サクラ印のはちみつを発売している、加藤美蜂園本舗のシロップタイプの生姜湯。生姜汁やはちみつや水あめにつけた生姜スライスを5倍のお湯で割ると生姜湯が作れます。水でも溶けやすいです。
そのままパンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜて食べたりしてもいいでしょう。そのほか、生姜焼きのたれの味付けや料理の下味などいろいろな用途に使えます。

気になる寒さ・冷えで生姜湯を選ぶなら
生姜を使った幅広い食品を展開する、イトク食品から販売されている生姜湯です。体をぽかぽか温める蒸し生姜を使用。さらに、使っているのは上白糖ではなく体を温めるビートグラニュー糖(砂糖大根)を採用しています。
蒸し生姜のほかに生の丸ごとすりおろし生姜もブレンドしているため、生姜の存在感もしっかり楽しめます。
※Amazonは3袋、楽天市場・Yahoo!ショッピングは1袋の価格です。
従来よりも約3倍の生姜を使用
体にうれしいさまざまな食品や飲料を展開するクラシエからは、いろいろな生姜湯が発売されています。こちらは高知県産の生姜を従来品よりも約3倍使用した生姜湯です。
たっぷり使用した濃度の高い生姜に、黒糖のコクと本葛のとろみがプラスされています。商品名のとおり、生姜本来の濃い味わいを楽しみたい人に向いています。
生姜の香り高い一杯が楽しめる
国内産の有機栽培生姜を使用した生姜湯です。たっぷりすりおろした有機栽培生姜を使っているため、生姜本来の高い香りと味わいが楽しめます。できるだけたくさんの生姜を使っているものを選びたいという人にも向いています。
本葛を使用しているため、とろみがあって冷めにくいのも特徴。体の芯からぽかぽか温まりたいときにもぴったりです。
沖縄産黒糖と高知県産生姜がたっぷり
高知県産の生姜を通常の5倍と、たっぷり使用した生姜湯です。沖縄産の黒糖を使っているため、独特の甘みとコクも一緒に楽しめます。甘すぎないため、すっきり飲みたい人にも向いています。
パウチの袋には、粉末になった生姜湯がたっぷり300g入っています。朝晩飲みたい、家族で飲みたいなど大容量で楽しみたいときにぴったりです。
※Amazonは1袋、楽天市場・Yahoo!ショッピングは2袋の価格です。
6つの和漢食材を配合
生姜をはじめ、ナツメ、桂皮、甘草、本葛、カリンの6つの和漢食材が配合されている生姜湯です。喉にもよいといわれている大根の粉末も入っていて、風邪対策のために生姜湯を選びたい人にも向いています。
生姜湯として飲むほかにも、紅茶などの砂糖代わりに使う、卵液や牛乳にまぜてフレンチトーストにして食べるなど、いろいろなアレンジもできます。
はちみつと黒糖の上品な甘み
はちみつを使った商品を展開する山田養蜂場の生姜湯です。上品な甘みが特徴のアカシアはちみつに、沖縄県産の黒糖を使用。生姜の辛みをおさえた甘みの強い生姜湯に仕上がっています。
高知県産大生姜を丸ごとすりおろし、昔ながらの直火釜でじっくり炊きあげる製法で作られた生姜湯は、風味高いのが特徴。飲みやすい生姜湯を探している人にも向いています。
大容量でお手頃価格
寒い日に体を芯から温めてくれる粉末タイプの生姜湯です。原材料は生姜と砂糖のみで、生姜の辛みや味など素材そのままの味を堪能できます。甘さは控えめなので、甘味が欲しい方は砂糖を足すなどするとよいでしょう。生姜のピリ辛さが体を芯まであたためてくれますよ。
大容量でお手頃価格、また袋がチャック付きなのも使いやすくて便利です。
「生姜湯」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 生姜湯の売れ筋をチェック
楽天市場での生姜湯の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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生姜湯を取り入れて風邪や冷え対策をしよう
管理栄養士・山田由紀子さんと編集部で生姜湯の選び方とおすすめ商品を紹介しました。生姜を手軽に摂取できるのが生姜湯です。寒い時期や風邪対策をしたいとき、冷えが気になるときに生姜湯をぜひ取り入れてみましょう。
大まかに生姜湯といってもいろいろな風味のものがあります。生姜のストレートな辛みや清涼感を楽しめるものもあれば、生姜が苦手な人も飲みやすいのものあります。ぜひ自分にぴったりの生姜湯を選んでください。
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