アイスコーヒー用コーヒー豆人気おすすめ11選【産地に注目】水出しの作り方・淹れ方も

業務スーパーなどで市販されているコーヒー豆は、ほとんどの商品がアイスコーヒーもホットコーヒーもどちらも美味しく入れられるものです。アイスコーヒーに向くコーヒー豆は、普通のコーヒー豆に比べると焙煎度合が高いのが大きな違いでしょう。

また、コーヒー粉で買う場合は挽き方も細かいものが多いです。アイスコーヒーは氷を入れて飲むため、濃いめの味に作ることが前提とされています。

バリスタ・長井香央梨さん監修のもと、アイスコーヒーにぴったりなコーヒー豆の選び方のポイントを解説します。焙煎や原産国をよくチェックすることが大切です。さっそく見ていきましょう！

アイスコーヒーの場合は深煎りで抽出するのが基本ですが、浅煎りでも濃いめに抽出ができます。浅煎りのライトローストから、いちばん深煎りのイタリアンローストまで8段階の焙煎度合いがあります。

深煎りなら「フレンチロースト」か「イタリアンロースト」が一般的。苦みが強くてしっかりした味わいが特徴です。浅煎りなら酸味のあるスッキリした味わいが楽しめます。

コーヒー豆の産地によっても味わいの違いを楽しめます。ここでは、主な原産国別の特徴をご紹介します。

●南米産（ブラジル、コロンビアなど）…コクがありバランスの取れた味わい。

●中米産（コスタリカやパナマなど）…フルーティーな味わいが特徴。柑橘系の風味が好きな方向け。

●アフリカ産（エチオピアやケニアなど）…好みがわかれやすい独特の味わいと香り。複数の産地の豆を使ったブレンドタイプも。

コーヒー豆は挽いてから時間が経過するとどうしても風味が落ちてしまいます。おいしいアイスコーヒーを飲むためには鮮度が大切。

焙煎後3週間から1カ月で使い切れる容量が一般的な目安です。アイスコーヒー1杯に約20gを使用しますので、1日の消費量を考えてコーヒー豆の購入量を決めてください。

小分けになっている商品もあるので、少しずつ買っていくと鮮度を落とさずにおいしいアイスコーヒーが楽しめますよ。

コーヒーは粉がこまかくなるほど成分が濃く抽出されます。そのため、挽き方は中細挽きがおすすめ。おいしくするには、濃いめに抽出してから氷を加えて濃度を調整してください。

パックで販売している商品は、アイスコーヒー用と明記されているものを選べば間違いありません。その場合、プレス式コーヒーメーカー、パーコレーター、ネルドリップ用は粗めに挽かれているので確認しましょう。

アイスコーヒーは、淹れ方によって味わいなどに違いがあります。ここでは、水出しとドリップ（急冷式）それぞれの特徴を紹介します。

水出しコーヒーは、甘みがあり、まろやかな味わいが特徴。お湯で淹れるときよりも、コーヒー豆のタンニンや油が抽出されないため、苦みや酸味が出にくいです。酸化しにくいぶん味も落ちにくいため、3日ほど冷蔵庫で保存できます。

一方で、時間をかけてじっくり抽出するので、作ってすぐに飲むことはできません。

ドリップコーヒーは、抽出したコーヒーを氷で一気に冷やして作ります。水出しよりも香りや酸味を感じやすく、飲みたいときにすぐに作って飲むことができます。

しかし、時間が経つとエグ味や酸味が出て酸っぱくなってしまうため、作り置きには向いていません。

ここからは、バリスタと編集部が選んだおすすめのアイスコーヒー用の豆を紹介します！

スーパーなどで安い値段で市販されているものや、コスパの高い商品も厳選！焙煎や挽き具合、原産地ごとに選んでありますので、お好みに合うものを見つけてください。

Amazonでのアイスコーヒー豆の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

ここからは、美味しいアイスコーヒーを作るためのコツを紹介します！ 水出しとドリップとで作り方が違うので、それぞれ解説していきます。

お茶用のピッチャーで水出しアイスコーヒーを作る方法を紹介します。

まず、挽いたコーヒー豆を茶葉用の紙パックに入れて封をします。ピッチャーに紙パックを入れ、ピッチャーの容量分の水を入れましょう。このとき、水をゆっくり注ぐのがポイントです。そのあと常温で1時間ほど置いてしっかり抽出し、冷蔵庫で8時間ほど冷やして出来上がりです。

ドリップでのアイスコーヒーを作るときは、いかにコクを引き出すかがポイント。冷たくしても深い味わいが出るようにするには、ホットのときより焙煎度の深いコーヒーを選びます。

アイスコーヒーは熱いコーヒーを抽出してから最後に氷で一気に冷やすので、氷で薄まることを想定してください。そのためにはコーヒーの粉を多めに、お湯を少なめにして濃い目に作るのがポイントです。

アイスコーヒーを楽しむために、豆の選び方やおすすめ商品をご紹介しました。

ブレンドとストレートの違いもコーヒー豆を選ぶポイント。ストレートは1種類の豆から淹れたコーヒーで、ブレンドは数種類の豆が配合されています。組み合わせによってそれぞれの味のよさが引き出され、無限の味わいが広がるのがブレンドの魅力です。

また、水出しやドリップ、深煎りや中細挽きなど入れ方や焙煎度合、挽き方でアイスコーヒーの味も変わります。いろいろ試して、自分の好みの味を見つけて自宅でもおいしいアイスコーヒーを楽しんでくださいね！

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