アイスコーヒーメーカーの選び方 抽出方式や容量、手動か全自動かなどをチェック!
それでは、アイスコーヒーメーカーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】コーヒーを抽出する方式で選ぶ
【2】一回に飲む量にあわせて容量を選ぶ
【3】手動か全自動か、使いやすいものを選ぶ
【4】アイスコーヒーを飲む頻度も考えて
上記の4つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】コーヒーを抽出する方式で選ぶ
アイスコーヒーメーカーは、大きく分けて「ドリップ式」と「水出し式」の2種類があります。それぞれに長所・短所があるので、自分の使用シーンと相談してくださいね。
▼ドリップ式|短い時間で抽出できる
ドリップ式は、氷の入った容器にお湯でコーヒーを抽出する方法で、香りとコクが普通のコーヒーに近いできあがりになります。短時間で抽出することができ、またお湯を沸かすのが面倒という方には、電動式のコーヒーメーカーの購入を検討してみるのもいいでしょう。
ドリップ式のコーヒーはしっかりとした香ばしさと苦味や香りが特徴で、キリっとしたコーヒーの味わいが好きな方にはおすすめです。本体のお手入れが大変面倒なので、お手入れの面も考慮して選ぶようにしてみましょう!
▼水出し式|作り置きなどにぴったり
水出し式は、その名のとおりコーヒー粉に水をとおして抽出する方法です。ドリップ式に比べて薄めのさっぱりと透明感のある味わいが特徴。仕組みもフィルターのコーヒー粉に水を通すだけと非常にらくですが、抽出にとにかく時間がかかります。作り置きできる状況であれば気になりませんが、急に入り用になった場合などはひじょうに困ってしまいます。
【2】一回に飲む量にあわせて容量を選ぶ
一度に飲みたいコーヒーの量は人それぞれ違いますし、用途環境によって作り置きをしておくかどうかもポイントになります。
飲むたびに抽出するということであれば、ドリップ式の短時間で抽出ができる小さいものを用意しておけばいいですね。
「つねに冷蔵庫にコーヒーが入っていないと……」という場合は、水出し式の大きな容量のものを常時ストックしておくほうがいいでしょう。どういった使用方法になるか、一日に飲む量はどの程度かなどを事前に考えておきましょう。
【3】手動か全自動か、使いやすいものを選ぶ
アイスコーヒーメーカーには「手動式」と「全自動式」のタイプがあります。
▼「手動式」は自分好みで調整できる
手動式は、自分でお湯の温度や淹れ方を調節できるので、好みの味や濃さのアイスコーヒーを作ることができます。電動式に比べるとお手入れもかんたんなのが魅力です。
とことんコーヒーの入れ方にこだわりたいという方は手動式がおすすめです。
▼「全自動式」は気軽に本格的な味をたのしめる
全自動式は、自分で入れる手間がなく、豆をセットするだけで自動でコーヒーを抽出してくれます。コーヒーメーカーとして販売されている製品のなかには、ホットもアイスもどちらも抽出できるものがあるので、どちらも楽しみたい方はそういったものを選ぶのもひとつの方法です。
手間をかけずに本格的なコーヒーを味わいたいという方には、全自動式がおすすめです。
【4】アイスコーヒーを飲む頻度も考えて
アイスコーヒーを飲む頻度でも、選び方が変わってきます。
「気温の高い夏場はアイスコーヒーを飲みたいけれど、冬場は寒いからあまり飲まない……」という方は、冬の時期はアイスコーヒーメーカーを使わなくなると思います。使わないときは置きっぱなしにせず収納しておくことが必要になるので、収納場所に収まるかどうかも非常に重要なポイントです。
アイスコーヒーが好きで、1年中アイスコーヒーを飲むという方は、アイスコーヒーメーカーの使用頻度が高くなることでしょう。使う回数が多いと、いちいちしまうのが面倒な場合もありますよね。キッチンやリビングなどに置きっぱなしにしておく場合は、インテリアに溶け込むような飽きないデザインのものを選ぶというのもひとつの方法です。
いずれにせよ長く使うものになりますので、自分が気に入ったものを選ぶことが大事です。
おすすめ商品の比較一覧表
アイスコーヒーメーカーおすすめ7選|全自動 人気のサーモスやネスレも!
うえで紹介した選び方のポイントをふまえ、プロの家電販売員のたろっささんと編集部が厳選した、おすすめのアイスコーヒーメーカーを「全自動」「手動」とタイプ別に紹介します!

THERMOS(サーモス)『アイスコーヒーメーカー(ECI-661)』
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出典:楽天市場

Livease(リヴィーズ)『電動水出しコーヒーメーカー(CB-011W)』












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8時間以上かかる水出し抽出がわずか20分に!
時間がかかる水出し抽出の時短に成功したと、いま巷(ちまた)で話題の水出し抽出コーヒーメーカーです。通常、水出し抽出は8〜10時間程度の長い時間をかけてコーヒーを落とします。また、水で落とすとマイルドであっさりするのですが、抽出の効率がよくないため、コーヒー豆を多く使ってしまうというデメリットも目立つのです。
そんななか、こちらの機種であればポンプを使用して水を循環させながらドリップを行なうことにより、非常に短時間で水出しのコーヒーを落とすことが可能。循環時間やコーヒー粉の量を調整することにより、濃度の調節も可能です。水出しコーヒーを手軽にすばやく楽しみたい方におすすめ。

Melitta(メリタ)『オルフィ SKT52』






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ネスレ『ネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ アイ(MD9747S)』

出典:楽天市場
サーモス『真空断熱ポットコーヒーメーカー(ECK-1000)』
















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デロンギ(DeLonghi) 『クレシドラ ドリップコーヒーメーカー』














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タイガー魔法瓶(TIGER) 『コーヒーメーカー』














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アイスコーヒーメーカーおすすめ8選|手動 ハリオやスタバ、カリタも!
ここからは、手動タイプのアイスコーヒーメーカーのおすすめ商品を紹介します!

HARIO(ハリオ)『V60アイスコーヒーメーカー(VIC-02B)』








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Bruer(ブルーアー)『Cold Bruer(コールドブルーアー)』






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HARIO(ハリオ)『コールドブリューコーヒージャグ(CBS-10HSV)』










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カリタ『アイス&ホット(ST-1N)』












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HARIO(ハリオ)『フィルターインコーヒーボトル(FIC-70-CBR)』










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HARIO(ハリオ)『スロードリップブリューワーハリオ雫(SBS-5B)』












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HARIO(ハリオ)『ウォータードリッパー・ポタN(PTN-5BZ)』
















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HARIO(ハリオ)『ウォータードリッパー・ウッド 2〜6杯用 WDW-6』
















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番外編|氷不要のアイスコーヒーメーカーも紹介! 魔法瓶構造で冷やす!
プロの家電販売員のたろっささんに、氷不要のアイスコーヒーメーカーのおすすめ商品も教えてもらいました!

Hyper Chiller(ハイパーチラー)『瞬間冷却マグ』


















出典:Amazon
氷で冷やさないから薄まらない
これだけ抽出式ではありませんが、氷で冷やさず、本体の魔法瓶構造を利用したハイパーチラーの冷却マグです。
ご家庭で自分はアイスコーヒーが飲みたいけど、ほかの人はホットが飲みたいと言う場合に二度手間になることはありませんか? こちらの製品はそんな煩わしさを解消してくれるアイテムになっており、冷凍庫で冷やしておいたこのマグにホットコーヒーを投入するだけ。内側と外側から一気に急冷し、1分程度でキンキンに冷えたアイスコーヒーを楽しむことができます。
氷を使用しないため、コーヒーが薄まらず味わい深さをそのまま残すことができます。コーヒーだけではなくお酒や常温の飲み物もおいしく冷やすことができるので、一家に一台あるとうれしいですね。
アイスコーヒーの美味しいレシピ バリスタ直伝!
キリッと爽やかな苦みが美味しい、アイスコーヒーの季節がやってきました。でも本格アイスコーヒーを自宅で作るという人は案外少ないのでは? また、「薄くなってしまった」「ただ苦いだけ」なんて失敗談も多く、ホットコーヒーに比べると難しそう……なんて思っている方にぜひ見ていただきたいです!
まず初めに3つのポイントをおさえておきましょう!
1.深煎りの豆を選ぶ
2.2倍に濃縮して抽出する
3.たっぷりの氷で急速に冷やす
アイスコーヒーはロースト具合が浅いと味が薄くなったり、濁ってしまう原因になりますので濃い味になるように深煎りの豆を用意しておく方がいいでしょう。また氷で薄くなってしまうことを想定して、抽出時は2倍の濃度にするのがポイント。
ドリップが終わったらサーバーに直接氷を入れて冷やし、ちょうどいいコーヒーの濃度に仕上げます。マドラーでくるくる回して、氷が溶けなくなってきたらキンキンに冷えた証。
氷たっぷりのグラスに注げば完成です!喫茶店で飲むような美味しいアイスコーヒーが自宅でも手軽に味わえるのでぜひお試しください。
アイスコーヒーメーカー使用時のアドバイス
一杯ずつ抽出する方であればとくに気にする必要はありませんが、作り置きをしてそのまま保冷しておくときは、ほとんどの場合が冷蔵庫での保管になるかと思います。ほとんどのアイスコーヒーメーカーは、サーバー部分をそのまま外して保存ができるものが多く、わざわざ容器を移し替えなくても済むようになっています。
しかし、そのおかげで普通のペットボトルより太かったり長かったりして、ペットボトル置き場に収まらないことがあったりします。その場合は冷蔵庫の棚部分を使うことになるため、しっかりとそこを空けて保存をすることができるかどうかも考えておきましょう。
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家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。