ワカサギ釣り用テントとは? キャンプ用テントとの違いも解説
ワカサギ釣り用テントとはその名の通り、氷上に設営してワカサギ釣りを楽しむときのテント。キャンプ用テントと違うのは、フロアシートが無く、地面がむき出しな点。なお、ワカサギは群れで行動することが多いため、遭遇さえしてしまえば、初心者でも簡単に釣ることが可能になっています。
唐揚げやフライ、天ぷらで楽しむことができ、大量に釣っても持ち運びがラクな点も魅力です。また、自然の中で楽しむワカサギ釣りは、インスタ映えがするということで、キャンプ女子や釣りガールからの人気が高いアクティビティとなっています、
ワカサギ釣りのシーズンは?
ワカサギ釣りのシーズンは、9月下旬~5月下旬と言われているので、次のシーズンに向けてワカサギ釣り用テントを用意していてはいかがでしょうか?
ちなみに、ワカサギ釣り用テントが無くてもワカサギ釣りを楽しめるのが山中湖。トイレや暖房を完備したドーム船で安全・快適にワカサギ釣りが楽しめます。そのほか、相模湖や芦ノ湖、高滝湖など関東近郊でワカサギ釣りを楽しめるスポットがあるので、チェックしてみてください。
ワカサギ釣り用テントの選び方 サイズだけじゃない! 設営方式や防寒対策に注目
ワカサギ釣り用テントは、使用人数や持ち運びやすさなど選び方にポイントがあります。風や寒さから守ってくれるテントは快適に使えることが大切ですので、使用シーンをイメージしながら見ていきましょう。
吊り下げ式かワンタッチ式か設営方法で選ぶ メリット・デメリットを把握
ワカサギ釣り用テントは設営方法によって大きくわけて「吊り下げ式」「ワンタッチ式」があります。風などから守ってくれるのはもちろん、手間なく設営ができるかもチェックするポイント。初心者はとくに使いやすいものを選びましょう。
軽量で持ち運びに便利な「吊り下げ式」
吊り下げ式のテントは、設営に少し手間はかかりますが、ワンタッチ式よりも軽量です。寒い氷上を移動しながらポイントを探すワカサギ釣りでは、より軽量なテントのほうが持ち運びのときの負担が軽減されるでしょう。寒いなか、防寒着で身を包んだ状態で荷物を運ぶのは思っているより大変です。
吊り下げ式の設営経験が浅い初心者の場合、一度練習しておくと本番でもスムーズに設置ができるでしょう。
初心者でも安心! 設営がカンタンな「ワンタッチ式」
テントの設営に自信がない初心者でもカンタンに扱えるのがワンタッチ式です。素早く設営ができるので、よりはやく寒さから身を守れます。
ただ、吊り下げ式に比べると重みがあるので、ひとりでワカサギ釣りに出かけるなどの場合は重量も確認しましょう。また、吊り下げ式に比べて破損しやすい傾向があるので、収納時はとくに注意が必要です。あせって無理に折りたたむと破損の原因となります。
大荷物の釣りには少しゆとりのあるサイズが便利 利用人数プラス1がおすすめ
釣りは必要な道具も多く長時間行なうこともあり、荷物が多くなりやすいもの。荷物を置くスペースや、場合によってはテーブルなどを置くことも考えると、収容人数はひとりぶん程度の余裕があるサイズがベターです。テント内で快適に過ごすためにも、持っていく荷物の大きさの確認もしておきましょう。
寒さを防ぎ防風性に優れているのはドーム型の多面テント スカートの有無も確認、ペグも忘れずに
遮るものがない氷上で強風にも耐えやすいのが、5角形(ペンタゴン)タイプや6角形(ヘキサゴン)タイプなどの多面型テントです。ドームに近い形の方が風をうまく逃がすことができるので、8角形(オクタゴン)タイプなどもおすすめです。
また、より寒さを防ぐためにはスカート付きが安心。テントの裾部分にあるヒラヒラしたものが「スカート」といわれているものです。スカートの部分に雪を乗せると重石の役割にもなり、強い風が吹いても隙間風が入ったり飛ばされたりする心配が軽減されます。ただし、スカートにより隙間が少なくなるぶん、空気がこもりがちになるので、換気はしっかりと行ないましょう。
なお、大型になればなるほど風の影響は受けやすいため、ペグでの固定もしっかり行うようにしましょう。
べンチレーション(通気口)の有無は必ずチェック 忘れてはいけない一酸化炭素中毒対策
寒い時期に行なうワカサギ釣りでは、テント内でストーブを使用したりお湯を沸かしたりすることも多いですよね。一酸化炭素は、気づかないうちにテント内に充満してしまいます。ワカサギ用のテントにはベンチレーション(通気口)が標準装備されていますが、念のためついているか確認してから購入しましょう。また、安全のためにもテント内でのガスの使用は避けましょう。
一酸化炭素中毒の予防として、低い位置にローソクを灯しておけば、酸欠状態をいち早く知ることができますよ。
ワカサギ釣り用テントおすすめ6選 人気のコールマンやキャプテンスタッグ、DODなど!
設置がカンタンなものや軽量なものなど、ワカサギ釣りテントのおすすめ商品をご紹介します。

Coleman(コールマン)『アイスフィッシングシェルターオート』は、複数人でワカサギを楽しむならイチオシのテント。風が強めのときは、ふたりでの設営がおすすめ。老舗メーカーなので、破損時のアフターパーツ類も入手しやすいのが強み。
ガス圧式ワンタッチ! 複数人で釣りを楽しめる
ガス圧式のワンタッチ機構を搭載しているため、半自動的にセットアップが可能。大型のテントで出入り口も3面に設置されているため、出入りもスムーズ。複数人でワカサギ釣りを楽しみたい方におすすめです。
大型で風の影響を受けやすいためロープとペグでテントを固定する必要があります。スチールベグ用のハンマーは自身で用意する必要があるので注意しましょう。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『ワカサギテント160(M-3109)』は、ひとりで手軽に楽しむには充分なスペース。収納サイズがコンパクトで軽量なので運搬がらく。ペグでしっかり固定すれば、風にも強い。価格もお手頃なので、初心者にもおすすめ。
コンパクトでもスカートや換気窓を完備
吊り下げ式のコンパクトなテントです。テントが大きすぎるとストーブを使用してもなかなか温まらないので、ひとりやふたりならコンパクトサイズがおすすめ。スカートもしっかりと付いているので、内部を温めやすいでしょう。
テント天井部分にはメッシュの換気用窓もあり、上から光が入るので内部は明るく快適に過ごせます。
連結で大人数にも対応可能
大人数でもファスナー式の別売りジョイントで連結してワカサギ釣りを楽しめるのが特徴です。横並びだけではなくL字や十字にも連結可能で、便利に使えます。またコンパクトに収納できて重量も3kgと比較的軽量なので、持ち運びやすいのもうれしいポイント。
ワンタッチ式で設営に手間もかからないため、初心者からワカサギ釣り常連まで幅広くおすすめできるテントです。
約15秒で設置完了! 紫外線にも強い
サイズの割に軽量で、収納時はコンパクトなアイテム。車からワカサギ釣りポイントまでの移動も苦になりにくいでしょう。設営はテントを広げ、紐をひいてジョイント部分を持ち上げれば約15秒で完成。
またテント生地にはSPF50のUVカットコーティングが施されています。真っ白な氷上の上は紫外線の反射率は80%といわれており、紫外線から守ってくれるのもうれしいポイントです。
ヨーロッパの軍隊でも使用されている安心の品質
ドーム型の吊り下げタイプのテントです。流線型のフォルムなので、風の強い日にも安心して使えます。また、フライシートの耐水圧は7,000mmと高く、急な大雨などの悪天候にも対応可能です。ヨーロッパの軍隊にも品質が認められたメーカーのテントで、耐久性や使いやすさは折り紙付き。
通気性も確保しやすい構造で、換気もしやすくなっています。なかで暖房機器を使いたい方も安心ですね。
カンタン設置できるスタイリッシュなテント
個性的な形状が目を惹くデザイン性の高いアイテム。おしゃれなワカサギ釣りテントが欲しい方におすすめです。ワンタッチタイプでカンタンに設置ができるので初心者にもらくらく準備ができます。
300Dのオックスフォード生地で作られているので耐久性も高く、寒さもしっかりと防いでくれます。窓はオックスフォード生地とPVC素材の2層構造。密閉性を維持しながら採光が可能です。
「ワカサギ釣り用テント」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ワカサギ釣りテントの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのワカサギ釣りテントの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワカサギ釣り用テントに関するQ&A よくある質問
テントの汚れはどうやってとればよいですか?

中性洗剤で水洗いをすることできれいにすることができます。洗うときは、あまり強く擦らないよう注意しましょう。
使用しない間の保管方法は?

保管するときは、よく乾かして乾燥させ、通気性のよい場所に保管してください。可能なら収納袋から出した状態で保管するのが理想的です。
ワカサギ釣り用テントに関するそのほかの記事をチェック 【関連記事】
耐久性が高くてリペアパーツを入手しやすいものを フィッシングライターからのアドバイス
フィールドの環境や天候、ポイントまでの距離を考慮して選択することが重要。長く使いたければ、多少高価でも高耐久で、破損時にはリペアパーツの入手、修理が可能なものを選びたい。
テント内の大きさや防寒機能の有無も重要 編集部より
ここまでワカサギ釣りテントをご紹介しました。
設置方法の快適さはもちろん、テント内の大きさや寒さから守ってくれる機能の有無も重要です。テントのサイズは使用人数より少し大きめのものを選ぶと、快適に使えるでしょう。
ここで紹介した情報を元に、あなたがほしいワカサギ釣り用のテントを選んでみてくださいね。
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北海道生まれ東北育ち、釣り歴50年、ライター歴32年の職業釣師。 既存の釣りに飽き足らず、常に最先端の釣りを模索し続けることを生きがいにする。 東北を拠点にフレッシュウォーターからソルトウォーター、餌釣りからルアーフィッシングまで幅広いジャンルをこなし、釣り雑誌や新聞を中心に書籍、MOOK本など多数を執筆。 近年はカヤックフィッシングチームの代表として、釣り以外のイベント等にも積極的に参加し、地域活性化に努める。