ワカサギ釣り用テントの選び方 サイズだけじゃない! 設営方式や防寒対策に注目
ワカサギ釣り用テントは、使用人数や持ち運びやすさなど選び方にポイントがあります。風や寒さから守ってくれるテントは快適に使えることが大切ですので、使用シーンをイメージしながら見ていきましょう。
吊り下げ式かワンタッチ式か設営方法で選ぶ メリット・デメリットを把握
ワカサギ釣り用テントは設営方法によって大きくわけて「吊り下げ式」「ワンタッチ式」があります。風などから守ってくれるのはもちろん、手間なく設営ができるかもチェックするポイント。初心者はとくに使いやすいものを選びましょう。
軽量で持ち運びに便利な「吊り下げ式」
吊り下げ式のテントは、設営に少し手間はかかりますが、ワンタッチ式よりも軽量です。寒い氷上を移動しながらポイントを探すワカサギ釣りでは、より軽量なテントのほうが持ち運びのときの負担が軽減されるでしょう。寒いなか、防寒着で身を包んだ状態で荷物を運ぶのは思っているより大変です。
吊り下げ式の設営経験が浅い初心者の場合、一度練習しておくと本番でもスムーズに設置ができるでしょう。
初心者でも安心! 設営がカンタンな「ワンタッチ式」
テントの設営に自信がない初心者でもカンタンに扱えるのがワンタッチ式です。素早く設営ができるので、よりはやく寒さから身を守れます。
ただ、吊り下げ式に比べると重みがあるので、ひとりでワカサギ釣りに出かけるなどの場合は重量も確認しましょう。また、吊り下げ式に比べて破損しやすい傾向があるので、収納時はとくに注意が必要です。あせって無理に折りたたむと破損の原因となります。
大荷物の釣りには少しゆとりのあるサイズが便利 利用人数プラス1がおすすめ
釣りは必要な道具も多く長時間行なうこともあり、荷物が多くなりやすいもの。荷物を置くスペースや、場合によってはテーブルなどを置くことも考えると、収容人数はひとりぶん程度の余裕があるサイズがベターです。テント内で快適に過ごすためにも、持っていく荷物の大きさの確認もしておきましょう。
寒さを防ぎ防風性に優れているのはドーム型の多面テント スカートの有無も確認、ペグも忘れずに
遮るものがない氷上で強風にも耐えやすいのが、5角形(ペンタゴン)タイプや6角形(ヘキサゴン)タイプなどの多面型テントです。ドームに近い形の方が風をうまく逃がすことができるので、8角形(オクタゴン)タイプなどもおすすめです。
また、より寒さを防ぐためにはスカート付きが安心。テントの裾部分にあるヒラヒラしたものが「スカート」といわれているものです。スカートの部分に雪を乗せると重石の役割にもなり、強い風が吹いても隙間風が入ったり飛ばされたりする心配が軽減されます。ただし、スカートにより隙間が少なくなるぶん、空気がこもりがちになるので、換気はしっかりと行ないましょう。
なお、大型になればなるほど風の影響は受けやすいため、ペグでの固定もしっかり行うようにしましょう。
べンチレーション(通気口)の有無は必ずチェック 忘れてはいけない一酸化炭素中毒対策
寒い時期に行なうワカサギ釣りでは、テント内でストーブを使用したりお湯を沸かしたりすることも多いですよね。一酸化炭素は、気づかないうちにテント内に充満してしまいます。ワカサギ用のテントにはベンチレーション(通気口)が標準装備されていますが、念のためついているか確認してから購入しましょう。また、安全のためにもテント内でのガスの使用は避けましょう。
一酸化炭素中毒の予防として、低い位置にローソクを灯しておけば、酸欠状態をいち早く知ることができますよ。
耐久性が高くてリペアパーツを入手しやすいものなら長く使える フィッシングライターによるアドバイス
フィッシングライター/職業釣師
フィールドの環境や天候、ポイントまでの距離を考慮して選択することが重要。長く使いたければ、多少高価でも高耐久で、破損時にはリペアパーツの入手、修理が可能なものを選びたい。
ワカサギ釣り用テントのおすすめ8選 人気のコールマンやキャプテンスタッグ、DODなど!
設置がカンタンなものや軽量なものなど、ワカサギ釣りテントのおすすめ商品8選をご紹介します。
フィッシングライター/職業釣師
DOD(ディーオーディー)『ワンタッチフィッシングテント(T5-244)』は、ワカサギの氷穴釣りに特化し、現場を考えたさまざまな機能がギュッと詰め込まれたおすすめテント。2万円前後という価格設定もお買い得感あり。
Coleman(コールマン)『アイスフィッシングシェルターオート』は、複数人でワカサギを楽しむならイチオシのテント。風が強めのときは、ふたりでの設営がおすすめ。老舗メーカーなので、破損時のアフターパーツ類も入手しやすいのが強み。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『ワカサギテント160(M-3109)』は、ひとりで手軽に楽しむには充分なスペース。収納サイズがコンパクトで軽量なので運搬がらく。ペグでしっかり固定すれば、風にも強い。価格もお手頃なので、初心者にもおすすめ。

DOD(ディーオーディー)『ワンタッチフィッシングテント(T5-244)』


















出典:Amazon
サイズ | (約)幅280×奥行240×高さ180cm |
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重量 | 約7.4kg |
収容人数 | 大人5人 |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | 〇 |
ベンチレーション | 〇 |

Coleman(コールマン)『アイスフィッシングシェルターオート』












出典:Amazon
サイズ | (約)幅290×奥行255×高さ157cm |
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重量 | 約7.6kg |
収容人数 | - |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | ○ |
ベンチレーション | ○ |

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)『ワカサギテント160(M-3109)』

出典:Amazon
サイズ | (約)幅160×奥行160×高さ135cm |
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重量 | 約3kg |
収容人数 | 大人2人 |
設営方法 | 吊り下げ式 |
スカート | ○ |
ベンチレーション | - |
PROX(プロックス)『クイック連結テント(PX907M)』

出典:Amazon
サイズ | (約)幅120×奥行120×高さ127cm |
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重量 | 約3kg |
収容人数 | - |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | - |
ベンチレーション | ○ |
DOD(ディーオーディー)『サブマリンテント(T2-608)』
















出典:Amazon
サイズ | (約)幅190×奥行190×高さ165cm |
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重量 | 約7.5kg |
収容人数 | 大人2人 |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | ○ |
ベンチレーション | - |
FIELDOOR(フィールドア)『ヘキサゴンテント』


















出典:Amazon
サイズ | (約)幅305×奥行240×高さ145cm |
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重量 | 約4.9kg |
収容人数 | 5人 |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | - |
ベンチレーション | - |
Husky(ハスキー)『Fighter ドームテント』














出典:Amazon
サイズ | (約)幅205×奥行390×高さ120cm |
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重量 | 約4.5kg |
収容人数 | 3~4人(大人の場合は3人まで) |
設営方法 | 吊り下げ式 |
スカート | ○ |
ベンチレーション | ○ |
Goplus(ゴープラス)『Goplus Portable Pop-up Ice Shelter Fishing Tent with Bag』


















出典:Amazon
サイズ | (約)幅76×奥行76×高さ67cm |
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重量 | 約8.4kg |
収容人数 | 2人 |
設営方法 | ワンタッチ式 |
スカート | ○ |
ベンチレーション | ○ |
「ワカサギ釣り用テント」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ワカサギ釣りテントの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのワカサギ釣りテントの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
ここまでワカサギ釣りテント8商品をご紹介しました。
設置方法の快適さはもちろん、テント内の大きさや寒さから守ってくれる機能の有無も重要です。テントのサイズは使用人数より少し大きめのものを選ぶと、快適に使えるでしょう。
ここで紹介した情報を元に、あなたがほしいワカサギ釣り用のテントを選んでみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/11/09 一部コンテンツと価格を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
北海道生まれ東北育ち、釣り歴50年、ライター歴32年の職業釣師。 既存の釣りに飽き足らず、常に最先端の釣りを模索し続けることを生きがいにする。 東北を拠点にフレッシュウォーターからソルトウォーター、餌釣りからルアーフィッシングまで幅広いジャンルをこなし、釣り雑誌や新聞を中心に書籍、MOOK本など多数を執筆。 近年はカヤックフィッシングチームの代表として、釣り以外のイベント等にも積極的に参加し、地域活性化に努める。