ダッチオーブンとは? 1台6役⁉ キャンプに便利な万能鍋!
ダッチオーブンとは、アメリカ開拓時代から使われているフタが付いた鋳鉄製の鍋です。炭火のうえに直接のせたりも、フタのうえに炭を置くこともできるため、上下からオーブンのように加熱できます。
密封性が高いため圧力鍋のように使えるのも魅力。煮込み料理や焼き料理のほか、ご飯を炊く、パンを焼くなども可能です。蓄熱性も高いので、料理が冷めにくくキャンプやアウトドアにぴったりのツールです。
ダッチオーブンの選び方 アウトドアで本格的な料理を楽しむ!
アウトドアライターであるSAMさんに取材をして、ダッチオーブンの選び方のポイントを教えていただきました。素材やサイズをよくチェックすることが大切です。ぜひダッチオーブン選びの参考にしてください。
ポイントは下記の4つ。
【1】素材で選ぶ
【2】使うサイズで選ぶ
【3】家庭用かキャンプ・アウトドア用かで選ぶ
【4】ダッチオーブンの形状で選ぶ
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材で選ぶ 鋳鉄製、黒皮鉄板、ステレンス製
ダッチオーブンといっても以前は原型の「鋳鉄製」だけでしたが、今や「黒皮鉄板」「ステンレス製」が加わり、選択の幅が広がりました。ここでは、素材の選び方についてご紹介します。
アウトドアとしての楽しみ方もできる鋳鉄製
鍋の形の型に鉄を流し込み、固めて作られたのが鋳鉄製のダッチオーブンです。重量があり、蓄熱性が高くなっています。
表面にコーティングされたさび止めを落とすために使いはじめはシーズニングが欠かせません。また、さびやすいため使用後はきちんとメンテナンスするのが重要ですが、自分だけのダッチオーブンを作っていく楽しみも味わえます。
熱伝導性が高く使いやすい黒皮鉄板製
グレーまたは青黒色の皮膜が特徴的な黒皮皮膜製のダッチオーブンは、油になじむとどんどん黒くなっていきます。シーズニングをすることでさびにくく、長持ちするダッチオーブンになります。
熱伝導性にすぐれているため、業務用の中華なべやフライパンにも使われている素材です。
メンテナンスが楽なステンレス製
ステンレス製のダッチオーブンはサビに強く、使用後も洗剤でさっと洗えてお手入れがかんたんです。シーズニングも不要ですぐに使用できます。
キャンプやアウトドア用としてはもちろん、IH熱源に対応したモデルもあるので、家庭用のダッチオーブンとしても選択肢に入ります。
軽量で持ち運びしやすいアルミ製
アルミ素材は軽くてサビない特性のため扱いやすいのが特徴です。軽量で持ち運びがしやすいという特性から「ソロキャンパー」に人気のアイテムでもあります。また、ステンレス製同様、シーズニングが必要ないのも魅力。
しかし、アルミ製は鋳物鉄などのダッチオーブンと比べると火加減が難しく、保温効果も低いので作れる料理が限られてしまう可能性があります。購入前にアルミ製ダッチオーブンの特徴を理解しておく必要がありそうですね。
そのほかの素材にも注目
ほかの素材でできたダッチオーブンもあります。たとえば、従来の鋳鉄よりも強度と延性のある鋳鉄技術をもちいて作られた、ダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンもあります。ダッチオーブンの厚みが薄いため、軽くて取り扱いしやすいのが魅力です。
ほかにも、ダグタイル鋳鉄製のダッチオーブンは加熱、急に冷めるといった温度差によって発生するヒートショックや衝撃にも強く、割れにくいメリットもあります。
【2】使うサイズで選ぶ
鍋類と同じくサイズにもバラエティがあります。もっとも標準的といえるのが、家族単位の食事にもっとも適合する「10インチ」でしょう。10インチであれば3~4人サイズ。
なお、一般的な公開レシピはこの10インチを基準にしているところが多く、そういう意味からも最初に選ぶならばまず10インチからを推奨します。
続いて、2名~3名が目安で、ソロキャンプの場合でもダッチオーブンを使いたいという方なら「8インチ」の選択がいいでしょう。
最後に、ローストチキンなど、鶏を丸ごと一匹入れるような料理をする場合は「12インチ」がベスト。このサイズは思った以上に大きく、さらに重さがあるので、使う頻度はあまり多くないかもしれません。
【3】家庭用かキャンプ・アウトドア用かで選ぶ
ダッチオーブンは家庭用、キャンプ・アウトドア用で選ぶポイントが異なります。用途に応じて選びましょう。
家庭用は対応熱源をチェックしよう
アウトドアで使うことを前提としているダッチオーブンですが、家庭で使いたいと思う方も多いでしょう。家庭用として選ぶ際には、「自宅の熱源に対応しているか」とういうことや「本体に脚がついていない」ということを確認します。
鉄やステンレスの場合は、IH対応になっている商品が多いです。しかし、多層構造でなかにアルミや銅が使われている商品だとIH調理器に対応していないこともあります。
また、IH調理器のなかには、くん製料理には使えないなど料理方法に制限がついていることもあるので、公式サイトの記載には目を通しておきましょう。
キャンプ用は機能やメンテナンス方法をチェック
キャンプ・アウトドア用のダッチオーブンは、アウトドア環境で使いやすいものを選びましょう。フタのうえにも炭を乗せるため、フタが平たいもののほうが炭を乗せやすくなります。また、炭火に直にダッチオーブンを乗せると安定しないため、ダッチオーブンを乗せられる足やスタンドがあると便利です。
シーズニング(※)やメンテナンスの手間はありますが、鋳鉄製のものを選ぶと蓄熱性も高く、アウトドアの雰囲気にも合います。
※シーズニング:油をひいて野菜くずを炒め油をなじませる作業。製品によってそれぞれ推奨方法が違いますので、各取扱説明書に従ってください。
【4】ダッチオーブンの形状で選ぶ
ダッチオーブンの標準形は、弦(ハンドル)が付いた上蓋付きの鉄鍋といっていいでしょう。ただ、もう少し大きい範疇で言えば、
・フライパン型で上蓋もある「スキレット」
・ハンドルがなくココットに似た「サービングポッド」
・蓋がスキレット、本体が鍋になっている「コンボクッカー」
これらもダッチオーブンの仲間になります。とくにスキレットはここ数年ブームもあり、一般的にもなじみのものとなりました。
それぞれの用途や特徴があり、複数持てれば理想ですが、あくまでもここでは10インチのハンドル付きを最初の1台としておすすめする対象としておきます。
ダッチオーブンの人気メーカーを紹介
ダッチオーブンはいろいろなメーカーから発売されています。製品選びに迷ったら、メーカーの特徴で選んでみましょう。
安定の品質と手頃な価格帯の「コールマン」
コールマンは1900年頃にアメリカ合衆国で生まれた、キャンプ・アウトドア用品の製造・販売するメーカー。日本でも認知度が高いアウトドア用品の総合めーかーですよね。
安定した品質と手ごろな価格帯、製品ラインナップとしても非常に豊富でキャンプで必要なものは、だいたいコールマンで全て揃えることができます。キャンプ初心者でも簡単に使えるアイテムが多いので、キャンプこれから始めるという方にもオススメです。
コールマンのダッチオーブンは丈夫な鋳鉄でできている商品がおおいので長く愛用できるのもポイント。焼く、蒸す、揚げる、煮るが可能なのでキャンプの際の料理の幅が広がるはずです。
日本発のアウトドアブランド「スノーピーク」
日本の新潟県三条市発のアウトドア総合メーカーのスノーピーク。材質、機能にこだわり、業界トップレベルの品質、洗練されたデザイン性により、国内外で圧倒的な人気を誇ります。キャンプ初心者からキャンプ上級者までの幅広いキャンパー向けに商品を製造・販売しているためにずっと使い続けられるようなキャンプ道具が多いのが魅力。
スノーピークのダッチオーブンも品質にこだわっている分、価格は若干高めに設定されてます。良いものを長く使いたいという志向性の方におすすめです。
初心者から上級者まで選べる「ロッジ」
LODGE(ロッジ)はアメリカのメーカーです。キャストアイアン(鋳鉄)の幅広い製品をリリースしています。
ダッチオーブンは代表的な製品で、鋳鉄製のもののほか、シーズニング不要のもの、サイズや形がさまざまなものがそろっています。ダッチオーブンをはじめて購入したい人から、2台目を検討している上級者まで、納得のものが見つかるでしょう。
黒皮鉄板製なら「ユニフレーム」
ユニフレームは、新潟県三条市発祥のアウトドアブランドです。ダッチオーブンをはじめ、幅広いアウトドアツールやファニチャーを展開しています。
ダッチオーブンは熱伝導性の高い黒皮鉄板製のものが幅広くそろっています。同じく黒皮鉄板製のフライパンやスキレットもそろっているので、本格的なアウトドア料理を楽しみたい人にも向いています。
ステンレス製がそろう「ソト」
SOTO(ソト)とは、愛知県豊川市にある新富士バーナーが展開するアウトドアブランドです。バーナー会社だからこその、キャンプやアウトドアで使えるバーナー、ランタン、トーチなどの熱源や、ダッチオーブンなどの調理ツールを展開しています。
ダッチオーブンは、メンテナンスしやすいステンレス製のものがそろっているのが特徴です。アウトドア用と家庭用を兼用したい人にも向いています。
ダッチオーブンおすすめ16選|鋳鉄製 定番品や扱いやすいものをご紹介!
ここまでに紹介したダッチオーブンの選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターであるSAMさんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
薄さと軽さを実現したダクタイル鋳鉄製
家庭でも利用できるサイズなので、日常の料理からダッチオーブン料理を楽しめます。ポットとスキレットの底面はフラットに加工しているので、IHも対応可能。
取りまわしがラクでハンドルも握りやすく、気軽に持ち運びできるため、女性にも人気のダッチオーブンです。薄さと軽さを実現した、ダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンの使い心地を実感してみてはいかがでしょうか。
驚異的な薄さが魅力! ヘルシー調理も実現
手軽に使える小型のダッチオーブンを探している方に注目してもらいたいのがSnow Peakのコロダッチシリーズ。繊細な砂型技術を採用することで、驚異的な薄さを実現しています。小さいボディですが、素材の良さを引き出した鉄鍋料理を楽しむことができます。
そしてフタの裏面にあるリブ加工が肉や魚の余計な脂を落としたヘルシーな料理を可能に。直置き調理も可能なので、幅広い料理に活用することができます。
たまねぎ1個分の大きさ! かわいいミニサイズ
かわいいサイズ感で1人用にちょうど良い料理ができるのがこちらの『コロダッチポット』。フタも調理に使用でき、アイデア次第で多彩な料理が可能です。たまねぎ1個が収まるミニサイズなので、軽量の小型ダッチオーブンとして女性にも使い勝手がいいでしょう。
耐衝撃性にすぐれているダクタイル鋳鉄に耐熱シリコン塗装を施すことで、タフにガンガン使用できる小型のダッチオーブン。見た目のサイズ感からプレゼント用にもピッタリです。
2人分までのアウトドアクッキング用セット
アウトドア用品メーカー「スノーピーク」の小さめダッチオーブンセット。スキレット、ポットともに直径20cmを切っていて、8インチ弱のサイズ感で。1~2名分の調理に活躍します。
ポットはご飯を3号炊くのにピッタリのサイズ。リッド(蓋)も深めでクッカーとして使えます。全部で4kgあるため、ツーリングやオートキャンプなどのお供に持っていくのも向いているセットです。
初回のシーズニングは不要ですが、何回か使うと塗布されているシリコン樹脂がなくなってくるので、使用後のお手入れは取扱説明書を確認し、毎回怠らないようにしましょう。

野趣あふれるダッチオーブンの代表
ダッチオーブンとしての憧れブランド「LODGE」。このブランドを所有するということそのものが、喜びのひとつになりえます。
まず何より、キャストアイアンの持つ風合いがアウトドアマンにはたまらない雰囲気を持っています。
一方、実はシーズニング済みで、すぐに使えるというのは大変ありがたい点です。このモデルで唯一の選択上迷う点は「脚」があること。
炭火、焚き火といった調理には大変ありがたい反面、ガスバーナーに乗せることが若干難しくなります。
ある意味伝統のカタチでもあり、機能の制限でもあり、ここが見極めのポイントといっていいでしょう。

ココットによく似たサービングポッド型
ココットによく似たかたちのダッチオーブン。標準型にあるハンドルがないのが大きな特徴。ガス火にもIHにも対応可能です。
コロンと丸みをおびたフォルムがかわいらしいのもうれしいですね。キッチンをおしゃれに彩るアイテムで、アウトドアだけでなく家庭内の調理器具としても使える汎用性が高い商品です。
初心者にうれしいキャンプに必須の6点セット
アウトドア用銀具を何も持っていない、という方に便利で手軽な6点セット。蓋を引っかけて持ち上げるリッドリフターやダッチオーブンスタンド、さらに手袋やレシピ本までついています。
このセットに付属するダッチオーブンは約12インチで、4人分ぐらいの調理も可能です。ここまで大きいダッチオーブンが必要ないという方は、標準的な10インチ版の6点セットもあるので、そちらを検討してみるといいでしょう。
スグに使える便利なダッチオーブン
カラ焼きなどの手間をかけることなく使えるダッチオーブンです。鋳物製なので、均一に熱も伝わるため、初めてダッチオーブンを使うという方でも、おいしい料理を簡単に作れます。もちろん、家庭用のオーブンでも問題なく調理も行えます。調理してそのまま食卓にも出せるため、アウトドアだけではなく、家族や友人でパーティー料理を楽しみたい方にもぴったりです。

付属品がありがたい定番品
コールマンのなかでもダッチオーブンの定番商品です。同じ鋳鉄製のLODGE10インチと違い、こちらには脚がないことで汎用性が増しています。
そして、品番=SFが示すようにシーズニングフリー(シーズニング不要)なのもありがたい点です。
また、細かいことですが収納ケースと、熱い蓋を持ち上げるときに役に立つリッドリフターがもともと付属品であるのは大変便利です。
まずは鋳鉄製から使ってみたいという方に、第一の選択肢にしてもらいたいモデルです。
ガスやIHにも対応可能!鋳鉄製のダッチオーブン
アウトドアだけでなく、家庭用としても使用できるLOGOS『SLダッチオーブン』は、シーズニング不要で即使用が可能。これはサビ防止に植物性オイルを塗ることで実現したうれしいポイントです。
また、鋳鉄製でありながらもガスやIHなどの熱源にも対応可能で、使い勝手の良さが魅力です。専用のキャリーバッグがついていて、持ち運びもストレスなく利用できます。
6インチの小さいダッチオーブン
ペトロマックスのダッチオーブンは、サイズ展開が豊富で7サイズありますが、そもそもダッチオーブンのサイズは、10インチ前後が多く、それより小さいサイズは珍しくなります。
紹介している商品は一番小さいサイズで6インチ。ソロキャンプ、アウトドアの食事を支える器具です。かわいらしいサイズですが、作りはほかのダッチオーブンと同じです。無骨なデザインで、昔ながらの鋳鉄製。
鋳鉄製なので、お手入れの手間がかかりますが、じっくり付き合って自分だけのダッチオーブンに育てていくことも楽しめます。
魚焼きグリルで使用する家庭ユースのスキレット
家庭で手軽にダッチオーブン料理を楽しみたい、という方向きのスキレット型グリルダッチオーブンです。
家庭の一般的なコンロに付属している魚焼きグリルに入れると、ダッチオーブン風料理が楽しめる商品です。ピザや蒸し料理、グラタンなど、ひとり暮らしで料理を楽しむのにもピッタリです。
一般的なダッチオーブンより鉄板が薄いため、アウトドアにはあまり向きません。家庭用として料理を楽しんでください。
タグタイル鋳鉄で料理の幅が広がる
煮る、焼く、蒸すをこれ1つで簡単に行えるダッチオーブンです。ポット、スキレット、インナーネットが分かれているため、状況に応じて手軽に料理が行えます。また、タグタイル鋳鉄製なので、遠赤外線効果で食材に熱をじっくりと伝えてくれます。アウトドアでの調理で更なる選択肢を広げてくれることでしょう。
南部鉄でできた小型のダッチオーブン
頑丈さ、保温性の高さで多くの調理器具で愛用される南部鉄で作られた、小ぶりなダッチオーブンです。お家でもキャンプでも、片手で調理を楽しめます。また、蓋を裏返せば、鉄フライパンとして使うことも可能ですよ。容量もこれ1つでご飯3合分が炊ける大きさを持っているので、一人で使うだけではなく、友人や家族とも料理をシェアできます。
家族で楽しむダッチオーブン
ファミリーキャンプで料理を楽しむのにちょうどいい、コスパに優れた10インチのダッチオーブンです。最大で4Lの水が入るため、カレーやスープ、焼き物も家族でお腹いっぱいになるまで楽しめますよ。シーズニングも済んでいるため、届いたらすぐに使えるのも嬉しい点です。また、鍋底には脚が無いので、家のIHでも使うことも問題ありません。また、専用のバッグもついているので持ち運びや保管も楽々ですよ。
シンプルでコスパに優れた商品
シンプルな作りで伝統的なスタイルのダッチオーブンです。価格面も大変リーズナブルなので、初心者の方やとにかくダッチオーブンがいますぐ欲しいという方におすすめな商品です。無駄な機能が無いからこそ使いやすく、おいしく料理が作れます。シーズニングを施しながら使い込んでいくうちに、どんどん使いやすくなっていく過程にも注目してみて下さいね。
ダッチオーブンおすすめ2選|黒皮鉄板製

扱いやすく、これさえあればなんでもできる
高い技術と生産工程で作られた、1枚の黒皮鉄板からなるジャパンメイドのニューベーシック。もし迷ったなら、このモデルを選択の筆頭にしてみてください。
落としても割れないというスペック(仕様)、は当たり前のようでいて大きなアドバンテージです。
また、上蓋、本体との噛み合わせがいい点、熱のとおりが均一に近いことなどの特徴が調理の成功に寄与してくれるのも優秀な点です。
それでいて長く使っていくと味も出てくるので、決して機能ばかりが特徴ではありません。
煮る、蒸す、焼く、炒めるなど、火を使ったアウトドア料理の醍醐味を安心して享受できる、推奨のダッチオーブンになります。
女性でも簡単に扱えるサイズ感
シーズニングが簡単で、洗剤も使えるので清潔。手入れが簡単なことで人気の商品。また軽いことから女性でも楽に扱えます。
3人以下にちょうどいいサイズとなっているため、少人数での使用や2台目のダッチオーブンとしていかがでしょうか。
ダッチオーブンおすすめ5選|ステンレス製

メンテナンス不要!新時代ダッチオーブン
ステンレス素材のおかげで、シーズニングや使用後のメンテナンスが不要。現在もっとも手間のかからないダッチオーブン、といえるほどの商品です。
サビの問題から通常ダッチオーブンは、残ったものをそのまま放置はできません。
しかし、このステンレスダッチオーブンならその心配が不要です。夜に調理したものが翌日の朝にも温め直しできるとあれば、ファミリーキャンプなどで大変重宝します。
また、同様の理由で家庭でのダッチオーブン料理が向いており、使用範囲が広いのも美点です。
欠点ではありませんが、鉄製のように味が出てくるということがないので、それは割り切り、実用性を取ったということにしておきましょう。
多くの熱源に対応するステンレス製
アウトドアとキッチンの両方で活躍できるよう作られた、ステンレス製のダッチオーブン。基本的にはお手入れがらくで、気軽に使えるダッチオーブンです。
金属加工の街として名高い新潟の燕三条にて製造されているため、品質も安定しています。
お手入れは通常のステンレス鍋と同じで、洗剤とスポンジを使って洗います。サビに強いためシーズニングなどは不要ですが、サビやすい鉄と触れたままだと、そのサビが移るので注意が必要です。
ダッチオーブンでは珍しいステンレス製
家庭の鍋料理やアウトドアでの料理まで幅広く対応した万能ダッチオーブン。フタの向きを反転させることで鍋の深さに変化をつけることができ、フタ単体での調理も可能。
大きな特徴はステンレス製なのでシーズニングが不要な点。 お手入れに油を使用する必要がないので、炊飯料理にもピッタリです。サビに強く耐久性にもすぐれているこちらのダッチオーブンは、IH対応なのもうれしいポイントですね。
ディープ&ハーフの両サイズで使える
蓋がスキレットになる構造になっており、ディープでもハーフでも使える万能性の高いダッチオーブンです。厚手のステンレス鋼を使っているので、蓄熱性が高くあたたかさが続きます。カサの高い食材から焦げがおいしい料理まで、幅広いレシピに対応しています。
ガスやIHどちらも使えるのであらゆるシーンで活躍しそうです。アイデア次第でさまざまな使い方ができる商品をお探しの方におすすめです。
コンパクトに使える深型ダッチオーブン
グラタンやカレー、パンなど、煮込みから焼きまで、幅広いメニューを調理できるダッチオーブンです。鍋内の圧力がかかりやすい設計なので、オーブン料理も楽においしく仕上がりますよ。容量もカレーなら6~8人前程作れる手ごろなサイズな点も注目です。また、表の蓋を裏返せば、コンパクトに収納もできるため、家でも外でもかさばることなく使えます。さらに、蓋はスキレットとして使うことも可能。どこでも思う存分調理が楽しめるアイテムです。
ダッチオーブンおすすめ1選|アルミ製
1人でも使いやすい小さめサイズ
1人でもキャンプに行ってご飯も楽しみたい方向けの小型ダッチオーブンです。1人分のご飯を作るのにちょうどいいサイズ感が特徴です。重量も軽めにできているので、持ち運びもラクラク。
テフロン加工がされているので、摩擦が起きにくく食材がこびりつきにくいのもポイントでしょう。ソロキャンプをもっと充実したものにしたい方におすすめです。
「ダッチオーブン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ダッチオーブンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのダッチオーブンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ダッチオーブンで作る人気のレシピ 豊富なレシピがうれしい!
ダッチオーブンはその密閉性からお肉料理はよりジューシーに、お米やパンはよりもっちりふかふかに仕上げることができる万能調理器具です。ここからは、ダッチオーブンで作れる料理をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
焼き立てが楽しめる「パンやピザ」

Photo by eduardo froza on Unsplash
ダッチオーブンで作るパンを「ダッチパン」と呼ぶのを皆さんご存知でしたか?丸く形成した生地をふちに沿って敷き詰めて焼くことで、リング型のかわいい形に仕上がります。リング型にすることで火が均等に入り、さらに真ん中の部分が空くので、パンと一緒に食べたいさまざまなものを入れて楽しむことができるのもダッチパンの魅力。
パン生地をふんわり、サクッと仕上げてくれるのでピザ作りもおすすめです。ピザ生地をダッチオーブンの形に沿って敷き詰め、お好みのソースと具材をのせて焼き上げるだけ。あつあつの旨味が詰まったピザを楽しむことができるでしょう!
パリッ!とジューシーな「ローストチキンやローストビーフ」
ローストチキンをダッチオーブンで作る場合は、丸鶏が入るサイズが重要。丸鶏の周りに野菜なども敷き詰めて作るので小さすぎないものがいいでしょう。10インチであれば800g~1kgの小さ目の丸鶏、12インチなら2kg程度の大きな丸鶏にも対応できますので目安にしてみてください。
ダッチオーブンで作るローストチキンは、鶏肉に野菜の旨味を感じられるので本当におすすめ。手間をかけずにギュッと旨味が詰まったジューシーな味わいを堪能することができます。ローストチキンの応用としてローストビーフも美味しく作ることができるので試してみてくださいね!
無水調理が可能!「カレーやシチュー」

Photo by Edward Howell on Unsplash
キャンプ料理として定番なのが「カレーライス」。しかし水の加減次第ではシャバシャバした水っぽいルーになってしまい大失敗なんてことも。ダッチオーブンを使えば、水を使わずに素材から出る水分だけで美味しいカレーを作ることができます。
ダッチオーブンは密閉性が高いので水分が外に漏れることなく「無水カレー」を作ることが可能です。しかし、アルミ製などのダッチオーブンは軽い素材がゆえ、密閉性が鋳鉄などに比べると低いので注意が必要ですよ。
ダッチオーブンに関するQ&A よくある質問
シーズニングに使う野菜くずは何がよい?

にんじんや玉ねぎ、大根の皮やキャベツ、白菜の芯など捨てる部分で大丈夫です。
ダッチオーブンのお手入れ方法は?

ダッチオーブンのお手入れ方法は次の通りです。
(1)お湯を注いで沸騰させ、汚れをきれいに落とします。
(2)空焚きして完全に水分を蒸発させ飛ばします。
(3)オリーブオイルをフタの両面から取っ手まわりまで全体に塗っていき、余分な油を拭き取り煙が出るまで火にかけます。
(4)煙が落ち着いてきたら火を止め自然冷却させます。ダッチオーブンが冷めたら風通しが良い場所などに保管します。
一緒に使いたいキャンプギア 焚き火台、トライポッド、ロストル
アウトドアライターからのアドバイス キャンプだからこそ料理はぜひダッチオーブンで!
重い、手入れが大変、と所有する前はためらいがちな要素が多いダッチオーブン。
ところが、いざ使ってみると実は魔法の調理器具として、キャンプやアウトドアの魅力をさらに広げてくれるキーアイテムであることに気づかされます。
ダッチオーブンを購入するときは、必要な付属品も同時に検討してください。重要度順に紹介すると、収納ケース、スタンド、リッドリフター、革手袋などになります。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
キャンプブロガー、アウトドアライター、一般社団法人日本オートキャンプ協会公認インストラクター・講師、星のソムリエ®(星空案内人®)JAXA宇宙教育リーダー、光学機器メーカーマーケティングディレクター。 アウトドア誌、WEBマガジン、企業広報誌、新聞などへの取材協力・執筆活動、CMコーディネートを行っている傍ら、キャンプ体験・キャンプ料理レシピをまとめた自身のWEBサイト「 Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう!」(2001年開設)並びにブログ「SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !」(2004年開設)を運営。 サイトは通算700万人以上に利用され、ブログ投稿数は5000記事を超える。 同時に、星のソムリエ®として全国のキャンプ場や観光施設等にて夜の魅力と星空の楽しみを広めている。