「播種機」のおすすめ商品の比較一覧表
播種機とは? 野菜や穀物などの種まきを効率よく行う
種まきを効率よくしてくれる播種機(はしゅき)。農家の方は既に使っていると思いますが、人気の「ごんべえ」のほか、業界最軽量の「菜々子」やスズテックの「全自動電動播種機」など、さまざまな種類があります。
播種機を使うメリットとは?
播種機を使えば、畑の種まきにかかる作業時間を大幅に短縮することができ、苦労していた種まきがらくになります。また、立ったまま作業ができるので、腰痛などのからだへの負担が軽減される、誰でもかんたんに均一な播種が可能になります。
播種機の選び方 種まきの効率アップに役立つ!
播種機とひと口にいっても、スティック状の小型のものから手押し式の大型のものまでさまざまな種類があるため、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。そこでまずは、播種機を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。
播種機は大きく分けて3タイプ 畑と水田の規模で使い分ける
播種機は種のまき方の違いで、畑用の条播(じょうはん)式・点播(てんはん)式と水田(稲作用)用の散播(さんぱん)式に分けられます。
畑用の2つもそれぞれ特徴が異なるため、耕作地の広さやどんな作物の種子をまくのかに応じて適したものを選びましょう。
畑作用:「条播式」は大規模な畑におすすめ
条播式は一定間隔の条(すじ)に穀類や野菜などの種をまいていくタイプの播種機です。育てたい作物に適した間隔で種がまけるものを選びましょう。なかには条間や条数などの調節ができる機種もあります。こまかく調整できるものなら品種に合わせてぴったり設定できて便利で、大き目の畑に向いています。
畑作用:「点播式」は小規模菜園や初心者におすすめ
点播式は、トウモロコシや豆類などの種を一定の間隔の条のうえに、等間隔でひと粒または数粒ずつ(珠まき)まくタイプです。
点播式のなかでも、スティック型のものは小型で軽量なので手軽に使用できるのがメリット。家庭菜園など小規模の畑で使用するのにもぴったりで、はじめて使う人にもおすすめです。
水田(稲作用):「散播式」は水稲の苗づくりにおすすめ
散播式は土の表面に薄く均一に種をばらまくタイプです。高速で回転する円盤のうえに種を落として、遠心力を利用してばらまくもので、苗箱に種をまき育てる水稲の苗づくりに便利です。いろいろな苗箱に対応する商品も出ています。
作物や用途に合わせて播種機選ぶ
播種機を選ぶ際は用途に合わせて選ぶことが大切です。播種機の機種によってまける種子の大きさや使用に適した場所、できる作業工程にも違いがあります。きちんと選ばないと、想定していた用途で使用できないこともあるので注意しましょう。
まく種子の大きさに対応している製品か
野菜や穀物の種子は種類によって大きさが異なるため、まきたい大きさの種に対応した製品を選ぶ必要があります。なかには種の送り出し口の調整や、種をセットするケースやロールを交換することで幅広い大きさの種子に対応できるものもあり、いろいろな種類の作物を育てたい場合には便利です。
対応していないサイズの種まきには使用できないため、あらかじめ商品説明などを確認して対応できる種子のサイズを確認しておきましょう。
プロ用か家庭用かどんな広さの場所で使用するか
播種機を使用する場所の広さも選ぶときの重要なポイントになります。手押しで一気に種子がまけるタイプは、プロやセミプロ仕様。条数の多い大規模菜園に向いています。
小さな畑で使う家庭用の場合は、手で持って運べるスティックタイプの点播式が手頃。プランター、鉢でも手軽に種まきができる、ハンディタイプのものもあります。このように播種機は畑の規模に合わせて適切なものを選びましょう。
作業工程に合わせて使えるか
種まきには土に種をまくための溝をつける「溝付」、その溝に種をまく「播種」、上から軽く圧をかけて土と種を密着させる「鎮圧」、土をかぶせる「覆土」といった一連の工程が必要になります。
すべての工程を担ってくれる機種もあれば、一部分の作業しかできないものも。畑の規模や育てる作物に合わせて必要な作業ができるものを選びましょう。
使い勝手から選ぶ 初心者や女性はとくに注意!
播種機を選ぶときには使い勝手のよさもこだわりたいポイント。使い勝手が悪いとしまいこんで使わなくなってしまう場合もあります。播種機の使いやすさを判断するうえで確認したいポイントについて見ていきましょう。
種子ケースの仕様を確認
まく種を入れる種子ケースも、機種によっていろいろなタイプがあります。一度にたくさんの種子をまく場合は、種子ケースの容量が大きいものを選ぶと補充の手間を減らすことができます。さらに透明で中身が見えるタイプなら、種子の残量がひと目でわかり便利です。
少量ずつさまざまな作物の種をまくなら、少量用の種子ケースがついたモデルがおすすめ。種子ケースに入れる種子が少ないとうまくベルト穴にはいらず種がまけないことがありますが、ケースの底にたまった種もしっかり播種できて、種の投入量が少なくても安定して種をまくことができます。
播種機自体の重量を確認
播種機は1kg程度の片手で扱える軽量のものもあれば、10kgを超えるものもあります。軽量なものを選んだほうが長時間作業を続けても疲れにくく、出し入れもラクにできます。とくに女性や高齢な方の場合は軽量さは重視したいポイントです。
ただし、手押しで進むタイヤつきの播種機の場合は、重量だけでなくタイヤ径の大きさも重要になります。タイヤ径が大きいもののほうが操作性がよく快適に作業ができますよ。
メンテナンスがしやすい
メンテナンスがしやすいかどうかもチェックしておきましょう。部品の交換や掃除のための種子ケースの開閉が工具レスでできるタイプなら初心者でもかんたんに手入れができます。
とくに家庭菜園など小規模の畑で使用する場合、メンテナンスがたいへんだと播種機を使うほうがかえって手間に感じてしまう場合も。手間なく手軽に使えるものを選ぶのがおすすめです。
収納がしやすい
家庭用の場合は播種機を保管する場所が確保できるかどうかも問題になります。スティック型の播種機ならコンパクトで物置や倉庫にも保管しやすく置き場所に困らずに済みます。
また、手押し式のタイプでもハンドル部分が折り畳めるものなら収納の邪魔になりません。保管場所に合わせて収納のしやすさも重視して選びましょう。
播種機おすすめ5選|【野菜用】 野菜や穀物などの小粒の種まきに!手押し式など
野菜や穀物の小粒の種まきにぴったりな播種機をラインナップしました。気になる商品を見つけてみてくださいね!

播種機おすすめ2選|【水稲用】 作業効率大幅アップ!
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播種機おすすめ2選|【大粒用】 コーンや枝豆などの種まきに!
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播種機おすすめ2選|【小粒・大粒両方】 それぞれ用意する必要なし!人気のごんべえなど
小粒・大粒両方に使える播種機があれば、それぞれ用意せずに済むので便利です。おすすめの商品をご紹介します。
播種機おすすめ3選|【あると便利】 ハンディタイプやアシスト付き、シーダーテープ対応機など
ここまでの11選に加え、ハンディタイプやアシスト付き、シーダーテープ対応機など、あると便利な播種機を3選ご紹介します。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 播種機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの播種機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
播種機に関するQ&A よくある質問
いろんな作物を撒く場合は都度ベルト交換が必要?

作物が変わればそれぞれベルト交換が必要です。
湿った土に播種はできる?

土が湿っていると、溝切り後の覆土(土をかぶせる)作業が不安定になります。 乾いた状態で播種しましょう。
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ワンランク上の栽培を目指すなら規模に合わせて上手に使う グリーンアドバイザーからのアドバイス
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士
播種機とは、種をまく道具のことで種まき器としても知られています。農家で使うものから、家庭菜園やガーデニングなどでも手軽に使えるものまでさまざまなタイプがあるので、自分の規模に合わせて、利用しましょう。
ワンランク上の栽培を目指すなら種まき上手になることから! 便利に使ってみてはいかがでしょうか。
種まき効率化のため使い勝手のよさにも注目
播種機は種子のまき方によって3つのタイプがあります。まける種子の大きさや適した使用場所、どんな作業工程を担えるのかも機種によって異なるので、用途に合ったものを選びましょう。使い勝手のよさも重視して選ぶといいですね。
あなたがほしい播種機を選んで種まきの効率化に役立ててくださいね!
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『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。 豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターととしての顔も持つ。 映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。 ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。