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それでは、選び方やおすすめ商品を解説していきます。
播種機とは
播種機(はしゅき)とは、効率的に種まきができる農業機械のこと。人気の「ごんべえ」のほか、業界最軽量の「菜々子」やスズテックの「全自動電動播種機」など、さまざまな種類があります。
播種機を使えば、畑の種まきにかかる作業時間を大幅に短縮することができ、苦労していた種まきがらくになります。また、立ったまま作業ができるので、腰痛などのからだへの負担が軽減されるため、楽に均一な種まきが可能になります。
■播種機の種類・タイプ
播種機は種のまき方の違いで、畑用の条播(じょうはん)式・点播(てんはん)式と水田(稲作用)用の散播(さんぱん)式に分けられます。
畑用の2つもそれぞれ特徴が異なるため、耕作地の広さやどんな作物の種子をまくのかに応じて適したものを選びましょう。
▼畑作用:「条播式」は大規模な畑におすすめ
条播式は一定間隔の条(すじ)に穀類や野菜などの種をまいていくタイプの播種機です。育てたい作物に適した間隔で種がまけるものを選びましょう。なかには条間や条数などの調節ができる機種もあります。こまかく調整できるものなら品種に合わせてぴったり設定できて便利で、大き目の畑に向いています。
▼畑作用:「点播式」は小規模菜園や初心者におすすめ
点播式は、トウモロコシや豆類などの種を一定の間隔の条のうえに、等間隔でひと粒または数粒ずつ(珠まき)まくタイプです。
点播式のなかでも、スティック型のものは小型で軽量なので手軽に使用できるのがメリット。家庭菜園など小規模の畑で使用するのにもぴったりで、はじめて使う人にもおすすめです。
▼水田(稲作用):「散播式」は水稲の苗づくりにおすすめ
散播式は土の表面に薄く均一に種をばらまくタイプです。高速で回転する円盤のうえに種を落として、遠心力を利用してばらまくもので、苗箱に種をまき育てる水稲の苗づくりに便利です。いろいろな苗箱に対応する商品も出ています。
播種機の選び方
それでは、播種機の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】まく種の大きさに対応しているか
【2】使用場所の広さ
【3】種子ケースの仕様
【4】重量
【5】メンテナンスのしやすさ
【6】収納のしやすさ
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】まく種の大きさに対応しているかチェック
野菜や穀物の種子は種類によって大きさが異なるため、まきたい大きさの種に対応した製品を選ぶ必要があります。なかには種の送り出し口の調整や、種をセットするケースやロールを交換することで幅広い大きさの種子に対応できるものもあり、いろいろな種類の作物を育てたい場合には便利です。
対応していないサイズの種まきには使用できないため、あらかじめ商品説明などを確認して対応できる種子のサイズを確認しておきましょう。
【2】使用場所の広さをチェック
播種機を使用する場所の広さも選ぶときの重要なポイントになります。手押しで一気に種子がまけるタイプは、プロやセミプロ仕様。条数の多い大規模菜園に向いています。
小さな畑で使う家庭用の場合は、手で持って運べるスティックタイプの点播式が手頃。プランター、鉢でも手軽に種まきができる、ハンディタイプのものもあります。このように播種機は畑の規模に合わせて適切なものを選びましょう。
(★)作業工程に合わせて使えるかも確認しよう!
種まきには土に種をまくための溝をつける「溝付」、その溝に種をまく「播種」、上から軽く圧をかけて土と種を密着させる「鎮圧」、土をかぶせる「覆土」といった一連の工程が必要になります。
すべての工程を担ってくれる機種もあれば、一部分の作業しかできないものも。畑の規模や育てる作物に合わせて必要な作業ができるものを選びましょう。
【3】種子ケースの仕様をチェック
まく種を入れる種子ケースも、機種によっていろいろなタイプがあります。一度にたくさんの種子をまく場合は、種子ケースの容量が大きいものを選ぶと補充の手間を減らすことができます。さらに透明で中身が見えるタイプなら、種子の残量がひと目でわかり便利です。
少量ずつさまざまな作物の種をまくなら、少量用の種子ケースがついたモデルがおすすめ。種子ケースに入れる種子が少ないとうまくベルト穴にはいらず種がまけないことがありますが、ケースの底にたまった種もしっかり播種できて、種の投入量が少なくても安定して種をまくことができます。
【4】重量をチェック
播種機は1kg程度の片手で扱える軽量のものもあれば、10kgを超えるものもあります。軽量なものを選んだほうが長時間作業を続けても疲れにくく、出し入れもラクにできます。とくに女性や高齢な方の場合は軽量さは重視したいポイントです。
ただし、手押しで進むタイヤつきの播種機の場合は、重量だけでなくタイヤ径の大きさも重要になります。タイヤ径が大きいもののほうが操作性がよく快適に作業ができますよ。
【5】メンテナンスのしやすさをチェック
メンテナンスがしやすいかどうかもチェックしておきましょう。部品の交換や掃除のための種子ケースの開閉が工具レスでできるタイプなら初心者でもかんたんに手入れができます。
とくに家庭菜園など小規模の畑で使用する場合、メンテナンスがたいへんだと播種機を使うほうがかえって手間に感じてしまう場合も。手間なく手軽に使えるものを選ぶのがおすすめです。
【6】収納のしやすさをチェック
家庭用の場合は播種機を保管する場所が確保できるかどうかも問題になります。スティック型の播種機ならコンパクトで物置や倉庫にも保管しやすく置き場所に困らずに済みます。
また、手押し式のタイプでもハンドル部分が折り畳めるものなら収納の邪魔になりません。保管場所に合わせて収納のしやすさも重視して選びましょう。
播種機のおすすめ商品
それでは、播種機のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼おすすめ5選|野菜用
▼おすすめ2選|水稲用
▼おすすめ2選|大粒用
▼おすすめ2選|小粒・大粒両方
▼おすすめ3選|便利機能があるモデル
▼おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ5選|野菜用
野菜や穀物の小粒の種まきにぴったりな播種機をラインナップしました。気になる商品を見つけてみてくださいね!

アグリテクノ矢崎『人力用ロール式播種機 クリーンシーダ(AP-1)』は、大根、人参、稲などさまざまな種に対応。播種機の定番としても知られています。
もちろん、種の種類だけでなく、まき方も変えることができます。プロ農家だけではなく、広い敷地で家庭菜園などをスタートするなら是非!
あらゆる作業がワンタッチ! 使い勝手抜群の一台
さまざまな操作がワンタッチで行なえる使い勝手抜群の一台です。交換スプロケットで点播間隔は11段階に調節可能。ロールを交換すればさまざまな作物の種子にも対応できます。また、ホッパーについたガイドプレートの着脱で、点播式から条播式へまき方を変更することも。
逆回転しても種子が落下しないローラークラッチや、中身が見える透明ホッパーなど便利な機能が満載です。やや高額ですが対応品目も幅広く重宝するアイテムです。
点播式・条播式の切替えが可能
点播式・条播式どちらのまき方にも対応できる手押しタイプの播種機です。ピンを1本差し替えるだけで播種方式を変更できます。種をまく量も繰り出しロールの調節で設定でき、株間もかんたんに変更可能。さまざまな作物にぴったりなまき方に設定できて便利です。
一工程で溝付・播種・覆土・鎮圧まで行なうことができ作業効率は大幅にアップ! 2枚のシャッターを交互に開閉することで株間は正確できれいに点播できます。種まきのときだけでなく、間引きの手間削減など播種後の効率アップにもつながる一台です。
種子代のコストダウンに貢献!
種子代のコストダウンを図りたい人におすすめの一台です。内蔵バッテリーによる真空圧を利用した播種によって種子を傷めず種まきができ、発芽率と作物の品質アップにつながります。
また、種の種類に合わせて選択した粒数と株間に正確に播種できるため、間引きの手間も削減でき無駄な種子を使わずに済みます。本体はやや高額ですが、価格の高い種子を使ったり、大量栽培するプロ農家なら投資しても損がないのではないでしょうか。
播種・鎮圧・覆土までできるスティック型
「手作業でも種まきできる規模だけど、屈んで作業するのはつらい」と感じている人はコンパクトサイズのものを選ぶのがおすすめ。
こちらの播種機は立ったままハンドルを上下させるだけで播種・鎮圧・覆土の一連の工程が約1秒で完了する便利なアイテムです。小型軽量で扱いやすく、コンパクトで収納にも困らないため気軽に導入できますよ。
条数の多い有孔マルチの種まきに便利
通常4カ所、オプション使用で最大5カ所の有孔マルチに同時に種まきができる機種です。条数の多い有孔マルチへの種まきを効率化したい人にぴったり。マルチ穴に合わせてレバーを握るだけで一気に種まきができて、作業がどんどんはかどります。
株間や播種する種の粒数も調節可能。ほうれん草やカブ、大根などさまざまな野菜の種まきに使用できます。
▼おすすめ2選|水稲用
水稲用の播種機のおすすめ商品をご紹介します。播種機があれば作業効率は大幅にアップするので、ぜひ役立ててみてくださいね!

広田産業『みくに式 種まき機』は、育苗箱にガードレールをセットし、レールにそって滑らすだけとシンプルな構造ですが、育苗箱に均一に播種することができるすぐれもの。
また、うす播き・厚播きも自由自在に変えることができるのもGOODですね。
あらゆるメーカーの育苗箱に対応!
ガイドつきで手軽に使える育苗箱用の種まき機です。ガードレールの上を転がすだけで籾(もみ)を均一に播種できます。播種量の調整ができ、薄播きも厚播きも自由自在。稚苗・中成苗の育苗に共通で使用できます。
生育場所の気候などに合わせて、ぴったりな状態の苗を用意することができますよ。木箱・プラスチック箱・育苗枠などどんなメーカーの育苗箱でも使用できるのが魅力。安価ながら使い勝手がよく頼りになる一台です。
水稲の苗づくりの播種・覆土がこれ一台
育苗箱を使った水稲の苗づくりに活躍する、播種と覆土の兼用機です。並べた箱のうえを押し進むことで散播と覆土が行なえます。独自に工夫されたローラー構造によって、種籾が傷むのを防ぎながら均一に播種。覆土も振動板を使用することでムラなく均一に行なうことができます。
4輪駆動でスリップしにくく、播種・覆土の安定性はさらにアップ。これがあればひとりでもかんたんにきれいな苗づくりが行なえます。
▼おすすめ2選|大粒用
コーンや枝豆などの種まきには、大粒の種子に対応した播種機が必要です。ぜひ参考にしてくださいね。

槍木産業『大粒播種機 スライド植えまき君』は、コーン(トウモロコシ)やマメ類など大粒のものに特化しているので、畑などで大活躍が期待できそう。ネーミングがかわいいのもGOOD。
立ったまま作業できるので、腰痛などに悩む人にもおすすめですね。
手で持ちにくい形の種まきにぴったり
大粒種子の種まきを立ったままできるスティックタイプの播種機です。あらかじめホッパーに種子をセットしてからスタート。スティック状の本体の先端を地面に刺し、投入口に種をスライドさせてレバーを引くことでラクな姿勢で種まきができます。
スイートコーンや枝豆など手で持ちにくい形の種まきにぴったりです。重さも約1.4kgほどで女性や高齢の人でも負担にならず作業ができます。コンパクトで収納にも便利。家庭用など小規模の畑でも使用したい一台です。
溝付・播種・覆土・鎮圧まで一気にこなせて効率的
溝付・播種・覆土・鎮圧まで一度にこなせる便利なアイテム! 必要な工程を一気に済ませることができ、作付面積が広くてもスピーディーに作業が進みます。大豆・コーンなどの大粒の種子に合わせた目皿とディスク式の作溝器を使用していて、大きな種子でも安定した播種が可能です。
播種間隔の調整はワンタッチでかんたん。説明書などをわざわざ取り出さなくても手軽に扱うことができますよ。
▼おすすめ2選|小粒・大粒両方
小粒・大粒両方に使える播種機があれば、それぞれ用意せずに済むので便利です。ぜひ参考にしてくださいね。
ベルトとカセットの交換で幅広いサイズの種子に対応
約6.6kgと扱いやすい重量でタイヤの前輪径が大きく、やわらかい砂の上でもタイヤが潜らずラクに押すことができます。野菜の小粒種子用エンドレスカセットを装備したモデルですが、ベルトとカセットを交換することであらゆる大きさの種子に対応できます。
少量の種でも使える少量ホッパーを標準装備。少しずついろいろな種類の野菜を栽培したいという人にもおすすめのです。
農具を置くスペースが少ない人におすすめ!
小粒から大粒種子まで、一台で対応できるスティック型の播種機です。手軽に使用できるアイテムながら、屈まずに作業することができ1分間に約2500回の播種が可能になります。種まき作業の負担を軽減してくれるので、作業効率は大幅にアップ。
種子のサイズに合わせて複数台の播種機を用意する必要もなく、縦型スリムボディでコンパクトに収納できます。農具を置く場所が少なくても気軽に導入でき、幅広く使うことができるので、重宝するアイテムです。
▼おすすめ3選|便利機能があるモデル
最後は、ハンディタイプやアシスト付き、シーダーテープ対応機など、あると便利な播種機をご紹介します。
かんたん操作の家庭用ハンディ播種機
家庭菜園用簡易播種機。コート種子専用機ですが、3S・S・L・2Lの4種類の大きさに対応するロールが付属しています。
120~220穴セルトレイ上で種まきができます。種子の繰り出しは自動的に行なわれ、セルトレイ上を滑らせるだけのかんたん操作。1箱が約30秒~1分で終了します。種子は最後の一粒まで残さないので、家計にも優しい一台です。
電動アシストでラクラク作業
電動アシストタイプの人力用ロール式播種機。モーターの力で前輪を回し、走行を助けてくれるすぐれものです。軽い力で播種作業が可能になり、作業性が大幅に向上すること間違いなし。
作業の状況を見ながら手元での速度切替が可能です。バッテリーにニッケル水素蓄電池の採用で、通常作業で連続約3時間の走行ができます。
規則正しい播種が可能! シーダーテープ専用機
シーダーテープ専用の播種機。シーダーデープとは、文土の中で水によって溶けたり、バクテリアに分解されたりする特殊なテープに種子を規則正しく詰めて紐状にしたもの。このテープを畑に埋めることで、ばらつきや空きがない規則正しい播種ができます。
テープシーダーアタッチメントが装着されているため、まきたい種が入ったテープを購入するだけ。
▼おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 播種機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの播種機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
規模に合わせて上手に使おう!
播種機とは、種をまく道具のことで種まき器としても知られています。農家で使うものから、家庭菜園やガーデニングなどでも手軽に使えるものまでさまざまなタイプがあるので、自分の規模に合わせて、利用しましょう。
ワンランク上の栽培を目指すなら種まき上手になることから! 便利に使ってみてはいかがでしょうか。
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『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。 豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターとしての顔も持つ。 映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。 ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。