キッズスーツケースのメリット
キッズ用スーツケースは見た目がかわいいだけではなく、子ども自身や親にとっても多くのメリットがあります。
たとえば、自分専用のスーツケースがあることで、自分で持っていくものを用意したり、荷物を管理できる能力を身につけられます。また、小さい子どもは長い移動時間など退屈してしまいがち。そんなとき、乗り物やキャラクターモチーフのものならおもちゃとしても活用できます。
キッズスーツケースの選び方
トラベルライターの南原 順さんに取材をして、キッズスーツケースの選び方のポイントを4つ教えていただきました。
【1】子どもの好みや年齢に合わせて選ぶ
【2】サイズを選ぶ
【3】軽さもチェック
【4】キャスターの数で選ぶ
子どもの性格に合わせたり、サイズをよくチェックしたりすることが大切です。ぜひキッズスーツケース選びの参考にしてください。
【1】子どもの好みや年齢に合わせて選ぶ
キッズスーツケースは、子どもたちそれぞれの性格に合わせて選んであげることが大切です。
キャラクターが描かれたもの
好きなキャラクターがいる子どもの場合は、そのキャラクターが描かれているキッズ用のスーツケースがあれば、それを選んであげるとよいでしょう。
キッズ用のスーツケースのデザインは、大人にとってはあまり実用的には思えないような斬新な形をしていることがあります。ですが、子どもにとって愛着がわくアイテムであるなら、自分の持ち物をきちんと管理するということを教えるのにちょうどよいアイテムになりますよ。
座れる・おもちゃ代わりになるもの
旅行中の移動で、子どもが疲れて集中力が切れてしまうことは多々ありますよね。そういったときはスーツケースに座れるものや、おもちゃ代わりになるものがおすすめです。
座ったまま引っ張って移動できるタイプなら、子どもが歩くのをいやがってしまうときなどにも便利。
小学生以上ならシンプルなデザイン
子どもは成長するにつれて徐々に好みも変化します。キャラクターものや遊べるタイプなどキャッチーなものよりも大人が持っている少し背伸びしたアイテムを欲しがるようになることも。そんな場合は、成長に見合った大人びたデザイン、シンプルなデザインのスーツケースがおすすめです。大人と同様のものを持つことで、成長に応じた責任感を培うことができますよ。
学校などのイベントで旅行が計画されるときにも、そのスーツケースを持たせることができます。複数ポケットがある収納力の高いスーツケースは、さまざまな旅行に対応できるので使いやすいでしょう。
【2】サイズを選ぶ
キッズ用のスーツケースは、年齢に合わせてぴったりのサイズをチョイスしてあげることが大切です。そのサイズ感をご提案します。
園児には「10~15L」程度
園児の年齢の子どもたちには、キッズスーツケースのなかでも小さなタイプのサイズをチョイスしてあげましょう。10L~15Lが小さな子どもでも扱いやすいサイズです。
園児は体が小さく多くの荷物を持つことができません。「自分で荷物を持つ」ということを少しずつ覚えさせる練習として、使うという意識が大切です。
小学生になったら「20~30L」程度
小学生になると宿泊研修など宿泊を伴う旅行の機会が増えます。家族旅行の際は両親が荷物を持ってあげることもできますが、学校行事では子ども自身で持ち物管理をしなければなりません。ですから旅行先で使うものがしっかり収納できそうなサイズのキッズスーツケースをチョイスしましょう。子どもの持ち物で2泊程度の荷物は30Lぐらいの容量があればたいていのものは入れられるはずです。
自分でパッキングすることを覚えてもらうために、内装がシンプルになっていて詰めやすいものを選んであげるようにしましょう。
高学年なら「40L以上」
小学生の高学年になると、学校の行事やスポーツクラブの試合などで、家族とは別に数日にわたる旅行に参加するシーンも出てきます。頻繁に出かけるイベントがあるなら、いろいろなタイプの旅行にフレキシブルに対応できる大きめタイプのスーツケースにしておきましょう。
スペースがあれば、旅行先で洗い物やお土産などかさばる荷物が増えても、子ども自身の力でしっかりパッキングができるでしょう。
【3】軽さもチェック
キッズスーツケースは各メーカーが子どもが持ちやすいようにスーツケース本体を軽く設計しています。
軽いタイプのスーツケースとして、布製のソフトケースがいちおしです。布製なので樹脂よりもやわらかく、子どもの足や手が当たってもケガをしにくいのもうれしいポイントです。
【4】キャスターの数で選ぶ
スーツケースには2輪と4輪タイプがあります。4輪タイプは全方向に自由に動くため移動させやすいですが、小さい子どもの場合は扱いが困難なことも。傾斜がある場所では、思わぬ方向にスーツケースが転がってしまい、ケガにつながる可能性もあります。
そこで子どもが小さなうちは、2輪タイプのキャスターで動きが制限されたものがおすすめです。4輪タイプは小学校中学年以降がいいでしょう。
エキスパートからのアドバイス
子どもの自立心を育むのが、キッズスーツケースです
キッズスーツケースは、家族旅行や、学校行事などで、自ら荷造りしたり、自分の荷物を管理したりする体験を通じて、子どもの自立心を育むツールでもあります。また、年齢と成長に応じて、キャラクターものから大人向けスーツケースの小型版など、与えるタイプはおのずと異なってきます。
今回は親の視点、そして子どもの視点から使いやすいと評判のキッズスーツケースをご紹介いたします。
キッズスーツケースのおすすめ商品
ここからは、子どもたちに使ってもらいたいキッズスーツケースを紹介していきます。
▼キッズスーツケースおすすめ5選【子どもが乗れるタイプ】
子どもが乗れるスーツケースのおすすめ商品をご紹介します。
木馬のように乗って遊べる
こちらのキッズスーツケースは、子どもが木馬のようにまたいで乗れるようになっています。移動で疲れてしまった子どもをスーツケースの上に座らせたまま引っ張ることができます。耐荷重はMサイズで50kgで、安全ベルトと持ち手、足置き場もついています。
容量も21L入るので、おむつや小物、お気に入りのおもちゃなどをしっかり収納できます。ダイヤル式ロックで、万が一のときのセキュリティーもバッチリです。
ペットと旅行しているような気分!
かわいいワンちゃんがモチーフになった乗り物兼キッズスーツケースです。前輪のまえにキャリーハンドルがしまい込まれているので、伸ばして2輪のスーツケースのように使えます。
疲れたときには本体に乗って休憩したり、移動したりできます。待ち時間もおもちゃの代わりとして遊べるため、長い移動のときにも便利です。
自分だけのスーツケースでいつもご機嫌に
お子さま専用スーツケースは見た目以上に収納可能。おもちゃ、お菓子をたくさん詰めることができます。空港や駅に着いたら長い待ち時間や移動距離にお子さまのご機嫌がななめになることも・・・。トランキは椅子代わりに座ったり、足こぎして移動できます。
飛行機の機内持ち込みサイズにも対応しており、長いフライトの時には、お子さま用のフットレストにもなります。
待ち時間に疲れたら座れるタイプが便利
機内持ち込み可能なコンパクトタイプの子ども用スーツケース。デザインもカラフルでかわいいものがそろっています。方向固定の4輪キャスターなので、子どももかんたんにコントロールできます。
また、子どもが移動の待ち時間などで疲れてしまったら、イスとして座らせることも。付属のストラップをつければ、子どもがスーツケースを引っ張ったり、スーツケースに乗った状態でパパ・ママが引っ張ったりもできます。
ひつじのショーンと楽しくお出かけ
荷物入れ兼イスになるひつじのショーンの形をしたキッズスーツケースです。このスーツケースにまたがったときに、ショーンの耳の部分が持ち手となるので安定感があります。
前面のフックに付属のベルトをつけて引っ張ることができます。また、背の部分にあるフックに引っ掛けてショルダーとして持ち運びも可能です。
▼キッズスーツケースおすすめ6選【スタンダードタイプ】
手でひくタイプのスタンダードな子ども用スーツケースのおすすめ商品をご紹介します。
ボディはグラデーションカラーでテンションUP
ショルダーバッグ&手提げバッグとしても使用できるスーツケース。ナンバーロックと鍵のどちらでも開けることができるシフレロックシステムを採用しています。万が一、どちらかを忘れてしまっても、ロックナンバーもしくは鍵があれば開けることができます。
キャリーオン可能なショルダーベルト付属のミニトランク付き。
旅先でも大好きなプリンセスと一緒
人気のディズニープリンセスが大集合。6人のプリンセスが描かれたキッズ専用のスーツケースです。人気のシェル型トランクで内装も可愛い模様がプリントされており、プレゼントにもおすすめ。
内側の収納にはベルト・ファスナーを装備しており、中身がこぼれるといった事故を防ぎます。
女性でもラクラク運べる超軽量モデル
収納能力が非常に高く、初心者の方から旅慣れた方まで幅広く使えるスーツケースです。素材は軽くて耐久性に優れたABS樹脂を採用、キャスターは操作性のスムーズな360度回転できる4輪独立サイレントキャスターが搭載されています。
ボディは汚れにくく、お手入れ簡単のエンボス加工なので、旅の心強い味方になりそうです。
女の子に人気はやっぱりプリンセス!
ディズニープリンセスの「アナと雪の女王」がフロントに大きく描かれたトイザらス限定のキッズキャリーケースです。なかにしっかり収納できるので旅行はもちろんかわいいおもちゃ箱としてもぴったりです。
ライドオンできるキッズスーツケース
子どもが乗って移動できるタイプのキッズスーツケースです。4輪キャスターの前輪が、方向回転できるようになっているので、引っ張っていくときに方向転換するのがよりかんたんになっています。
長さの調整可能なストラップつきで、急いでいるときなどは保護者が背負って運ぶことも可能。めずらしい上部開閉タイプで、子どもでもかんたんにものを出し入れできます。
レトロかわいい大人っぽさが魅力
レトロな雰囲気で落ち着いたデザインのキッズスーツケース。ダブル2輪キャスターでストッパーがついているので、電車や坂道でも勝手に転がっていく心配がありません。
スーツケースの開閉は、ロックのダイヤルの横のボタンをスライドするだけ。子ども用とはいえダイヤルで暗証番号を設定できるので防犯面もしっかりしています。内装はとてもシンプルなので子どもでも整理整頓しやすいでしょう。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする キッズスーツケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのキッズスーツケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
キッズスーツケースにはネームタグをつけて紛失防止を
子どもに持たせるスーツケースですから、置き忘れたり急になくなってしまうということもあるかもしれません。それではせっかくの旅が台なしになってしまいます。そんなときに役立ってくれるのが、ネームタグです。
マイナビおすすめナビでは、スーツケースに取りつけるネームタグに関する記事があります。ぜひ参考にしてください。
おすすめスーツケース・キャリーバッグをチェック!
子どもが喜ぶぴったりのキッズスーツケースを選ぼう
子どものためのスーツケースは、子どもたちの性格に合ったものを選んであげましょう。キャラクターが好きな子にはキャラクターものを、わんぱくな子には乗って遊べる多機能なものを選ぶとよいでしょう。
キッズスーツケースを持たせることで、子どもも持ち物を自己管理するようになり責任感が芽生えます。ぜひ子どもたちにぴったりのスーツケースを選んでください。
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ゲームメーカーでプロデューサー、雑貨メーカーでマーケティング部長として勤務の後、企画会社(有)ピー・セッション設立。著書は「陰陽師『安倍晴明』」(二見書房)など、小説・ノンフィクション・トラベルガイドなど多岐にわたる。脚本では、2019年10月上演の音楽時代劇「佐那と龍馬」、RPGゲームアプリ「セフィロティクサーガ(ケムコ)」など。雑貨メーカーやIT企業の顧問を務めたり、現役の添乗員・プロガイドでもある。複数の出版社にてノンフィクションや小説を出版。