iPhoneで使用できるSDカードリーダーの選び方
それでは、iPhoneで使用できるSDカードリーダーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】安心できるMFi認証を確認
【2】iPhoneとSDカード間の転送
【3】自身のSDカードは対応可能かチェック
【4】転速スピードをチェック
【5】ワイヤレス機能搭載
【6】専用アプリがあるかをチェック
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】安心できるMFi認証を確認
iPhoneの純正じゃないもの以外では互換性が気になるという人もいるかもしれません。そんなときは「MFi認証」があるかどうかを確認しましょう。MFiとは「Made For iPhone/iPad」のことで、MFi認証があれば純正製品ではなくても安心して購入することができます。
この認証はAppleが製品の品質を認めたということなので、使用できなかったり、エラーが出るなどという心配はありません。
【2】iPhoneとSDカード間の転送
Apple製品のSDカードリーダーは、iPhoneからSDへの転送に対応していません。「iPhoneのデータをSDカードに保管しておきたい」という人は純正ではないものを選びましょう。SDカードからiPhoneのものか、iPhoneからSDカードのものか、自身が必要なほうを確認し、チェックしてから購入してください。
【3】自身のSDカードは対応可能かチェック
SDカードにはSDカード・SDHCカード・SDXCカードの3種類のカードがあります。SDカードは最大容量が2GB、SDHCカードは4GB~32GB、SDXCカードは64GB~2TBとなっています。大容量のSDXCは読み込みができないSDカードリーダーが数多くあるので、注意が必要。
自分の使いたいカードに対応していないSDカードリーダーを選んでしまうと、正しく読み込むことができません。購入する際は慎重に選ぶようにしましょう。
▼カメラ機能との接続は可能か

Photo by Samsung Memory on Unsplash
デジカメからファイルを転送したり、高品位な写真編集ができるJPEGよりも高画質な「RAWファイル」に対応しているかどうかが、カメラ機能との接続が可能なSDカードリーダーには重要です。
カメラに接続できるものは、写真や動画のデータ転送も多いので、容量の大きさはもちろん、高速であるということもチェックしましょう。
▼音楽・動画ファイル視聴可能か
音楽ファイルの書き出しと読み込みに関しては多くのSDカードリーダーは可能ですが、閲覧が可能なものは少ないので、チェックしておきましょう。動画ファイルも同じように、視聴できるものを求めているなら確認が必要です。
【4】転速スピードをチェック
データの保存や、動画、音楽の転送でSDカードリーダーを使用するなら、転送スピードのチェックが必要です。
スピードが遅いと、途中で切断される可能性などもあるので速度の速いUSB3.0表記がいいでしょう。
【5】ワイヤレス機能搭載
SDカードリーダーはほとんどが有線でコストパフォーマンスが高いものが多いですが、なかにはワイヤレス機能が搭載されているものもあります。
ワイヤレスだと、友人や家族と共有できるという利点がありますが、本体のサイズが大きかったり、設定が複雑だったり欠点もあります。
【6】専用アプリがあるかをチェック
SDカードリーダーに専用のアプリが展開されているものもあります。アプリをインストールすると、かんたんな設定のみで動画や音楽をバックアップしたり、SDカードにいれたファイルをそのまま閲覧できて便利です。
多機能よりもシンプルなものを ITライターからのアドバイス
対応しているカードやメディアの種類の多いカードリーダーのほうがおトクな気がしてしまいますが、必要以上に多機能だと結局持て余してしまう可能性もあります。
実際に使う可能性のあるカードに対応したものを選ぶのがシンプルですよ。
iPhoneで使用できるSDカードリーダー5選 ITライターと編集部が選ぶ
ここまでiPhoneで使用しやすく、さまざまな機能が搭載されたSDカードリーダーをご紹介します。自身の必要な機能を整理して、購入に役立ててください。

純正製品で自動的に追加可能
Appleの純正アイテム。SDカードをリーダーに差し込むとiPadやiPhoneの写真アプリが自動的に開き、写真が「モーメント」「コレクション」「年別」のそれぞれに整理してくれるので、管理がラクです。
デザインもシンプルなので、持ち運びにかさばらずApple製品や純正の周辺機器との統一感が出ますよ。
MFI認証で写真以外でもバックアップできる
512GBのSDカードに対応していて、写真だけではなく住所録、カレンダーなどのデータのバックアップが可能。いろいろなデータをひとつのアイテムにまとめておきたいという方におすすめです。
SD、SDHC、SDXCに対応しており、外部のストレージとしても使用できます。MFi認証を取得したカードリーダーなので、互換性に関してもストレスフリーにもなりますよ。
データ転送と充電が同時に行える効率的な商品
メモリカードだけでなくUSBポート、iOS用充電コネクタなど合計4つのインターフェース搭載でデータ転送と充電が同時に行える便利なSDカードリーダーです。Wi-Fiやインターネットが必要なくメモリカードのデータを転送することができるので作業場所を問わずに使用できますよ。
SDカードのファイルをそのまま再生!
転送、再生、読み込みの機能を搭載したカードリーダー。Type-C変換アダプタが付属しているので、MacBookなどのUSB Type-Cポートしかないパソコンでも使用できます。
端末側の容量の大きいデータをSDカードに転送や保存できます。SDカード内に保存した動画、音楽ファイルをそのまま再生できるので容量不足に悩んでいる方におすすめです。
SIM収納できモバイルバッテリー機能搭載
SDカードリーダーとしての機能だけではなく、SIM取り外し用のピンとSIMの収納が可能なトラベルトレイ付き。専用トレイに収納しておくことで旅行先でSIMの紛失を防ぎます。旅先には欠かせないアイテムです。
モバイルバッテリー機能搭載なので、別でモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がなく、旅先の荷物が抑えられます。
「iPhone・iPad向けSDカードリーダー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする SDカードリーダーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのSDカードリーダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
iPhoneを便利に使うほかの商品情報はこちら 【関連記事】
多機能よりも実際に使う機能で選ぼう 自分に合ったものを!
ここまでiPhone対応のSDカードリーダーのおすすめをご紹介しました。速度や容量だけではなく、Wi-Fi機能やモバイルバッテリー、SIM収納場所など、機能はさまざま。あなたがほしいiPhone対応のSDカードリーダーを選んでみてくださいね。
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