SDカードリーダーとは?
SDカードリーダーは、パソコンとスマホ間など異なるデバイスでSDカード内に記録してある画像や動画、写真、書類、楽曲などのデータ転送を行うときに活躍してくれるアイテム。パソコンにSDカードのスロットがなくても、SDカード内に記録してあるデータを閲覧、管理、転送が可能になります。
また、SDカードスロットを搭載していても、大容量モデルや高速モデルなどの上位規格のSDカードに対応していない場合がありますが、SDカードリーダーがあれば問題ありません。
なお、対応するSDカードリーダーだと、パソコンを使わずスマホ内に保存された画像や動画などのデータ管理ができます。パソコンがなくスマホのデータ管理に困っている方は、これでストレージの空きをつくることができるので、とても便利です。
SDカードリーダーがおすすめな3つの理由
続いて、SDカードリーダーがおすすめな理由を解説していきます。
データ移行スピードが速い
一般的に、デジカメで撮影した写真や動画をスマホに取り込むときには、いったんパソコンを経由させなくてはなりません。そこで、SDカードリーダーを使うことで、デジカメからスマホに直接データを送ることができます。
通信環境を利用する必要がないので、通信速度や容量、セキュリティを気にすることなく、手軽にデータを移すことができますよ。
トータルコストが安くなる
1,000円以下で購入することができるので、便利ながら高価なものではありません。データを移すだけの作業にお金をかけたくないのであれば、SDカードリーダーを活用してみるのはおすすめです。手間もお金もかからない方法です。
持ち運びに便利なコンパクトサイズ
外で作業したい場合、荷物がコンパクトだと便利ですよね。SDカードリーダーがあればパソコンなどを持ち歩く必要がなく、本体も小さいので持ち運ぶのが負担になりません。
スティックタイプのものや、長いコードが必要にならない小型タイプもあるので、用途に合わせて選んでみてください。
SDカードリーターの選び方
スマホからパソコンへなど、異なるデバイス間でデータを転送するときに必要な「SDカードリーダー」。SDカードリーダーを活用すれば、スマホやパソコンの容量不足も解消できる便利なアイテムです。
この記事では、SDカードリーダーの選び方をご紹介します。使い勝手のいいモノ、操作性のいいモノを選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】SDカードリーダーのタイプ
【2】対応OSをチェック
【3】転送速度
【4】MicroSDカード対応かどうか
【5】ケーブルの有無をチェック
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】SDカードリーダーのタイプ
SDカードリーダーには、主に3つのタイプが存在します。
Type-AやType-CのUSBタイプ
もっとも一般的なタイプが、USB接続タイプです。SDカードスロットが搭載されていないパソコンやデスクトップ型のパソコンでも使いやすく、扱いやすいのが特徴です。
Type-C端子を備えたSDカードリーダーだと、スマホやノートパソコンとの接続に適しているので、快適に活用できますよ。
iPhoneなどのApple製品にはLightningタイプ
iPhoneなどアップル製品と接続したいのであれば、Lightningタイプがおすすめです。変換アダプターを使用することなく、iPhoneなどを接続できるので、手間や時間がかかりません。
選ぶ時には、「MFi認証」を取得しているかを確認しましょう。これを取得していると、Appleが定める品質基準を満たしていることを証明しています。
データ転送がワイヤレスで可能なWi-Fiタイプ
無線でデータの転送をすることができるタイプで、Wi-Fi対応デバイスとワイヤレス接続で通信することができます。ポートの形状を気にせずに使用でき、複数のデイバスからのアクセスも可能なため、複数人で使いたい時にも重宝されるでしょう。
充電しながらデータ転送ができるタイプもあるので、長時間の作業になっても心配ありません。そのほかにも、モバイルバッテリー機能やWi-Fiルーター機能などを搭載しているものも多く、ひとつあるとさまざまな局面で役に立つでしょう。
【2】対応OSをチェック
SDカードリーダーにとってOSが対応しているかどうかは重要なので、選ぶ前にAndroid、Windows、MacなどのOSに対応しているかチェックしてください。あわせて、ふだん使用している機器のOSも確認しておく必要があります。
もし対応していない場合は、SDカードリーダーが使えない可能性が高くなります。複数の機器を使用しているときは、それぞれのOSに対応しているかチェックしてください。
OSごとに端子の形状が異なる
SDカードリーダーをスマホやタブレットに直づけするときは、挿入する端子の形状を確認してください。機器によって差し込むコネクタが違いますので、対応するかどうかチェックが必要です。
iPhoneならLightning、AndroidならMicro-USB、USB-TypeCなどが多くなっています。デジカメで撮った写真なども、SDカードリーダーを使うとかんたんに転送可能です。
【3】転送速度で選ぶ
転送に時間がかかるとストレスがたまるので、できるだけスムーズにおこないたいところ。SDカードリーダーごとにその速度が異なるので、しっかり確認しておきましょう。
高画質の動画を転送するならUHS-Ⅱ対応を
SDカードには、書き込みの最低速度を保証した規格「UHSスピード規格」というものがあります。「UHS-Ⅰ」「UHS-Ⅲ」があり、3の方が高速です。ただ、使用する機器とSDカード、SDカードリーダーの企画が揃っていなくては意味がありません。
「UHS-Ⅲ」のSDカードを使用するのであれば、SDカードリーダーもそれに合わせたモデルを選ぶようにしましょう。
一番早いのはSDHX
さまざまなメディアに対応しているSDカードリーダーなら、1枚のカードを使いまわしできて便利です。カードリーダーを選ぶときは、対応メディアについてもチェックしてください。
SDカードには「SD」「SDHC(SD High Capacity)」「SDXC(SD Extended Capacity)」の3種類の規格があります。それぞれの規格の容量はSDが2GBまで、SDHCが4~32GB、SDXCが64GB以上となっています。
気をつけたいのは大容量のSDXCなどのカードで、カードリーダー側で対応していない可能性があるので、忘れずに確認してから選びましょう。
USB3.0以上は必須
USB接続には、「USB2.0」「USB3.0」の2つの規格があり、おもな違いは転送速度です。
「USB3.0」は、「USB2.0」の約10倍の転送速度を誇っています。実際の環境によっても異なりますが、圧倒的な速度の違いなので、「USB3.0」を使うほうがいいでしょう。大容量のデータや、尺の長い動画などの転送もスムーズですよ。
【4】MicroSDカード対応製品を選ぶ
一般的なデジカメなどに使われているものよりも小さいタイプのSDカードが「Micro-SDカード」です。おもにスマホやタブレットではこのSDカードを使っているので、Micro-SDカード対応のタイプを選ぶ必要があります。
スマホやタブレットにデータを転送したいのであれば、要チェックポイントでしょう。
【5】ケーブルの有無をチェック
モデルによってケーブルの有無が異なりますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。それぞれを比べて、より自分が使いやすいタイプを選びましょう。また、用途によって使い分けてもよいかもしれませんね。
ケーブルあり……本体と接続機器が離れていてもかんたんに取り付けられるのがメリット
ケーブルがかさばる・まとめるのが面倒なのがデメリット
直挿し(ケーブルなし)……コンパクトにまとめやすく持ち運びに便利なのがメリット。外出先におすすめ
ほかの端子を塞いでしまう・ほかの機器と干渉してしまうのがデメリット
SDカードリーダーおすすめ13選
SDカードリーダーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。
コンパクトかつシンプルなカードリーダー
より使いやすさを重視して無駄な機能を省いてMicroSDとSDに特化したシンプルなスタイルのSDカードリーダーです。USB3.0にも対応していますので、大容量データも高速で転送することができます。
サイズもとてもコンパクトで直付けタイプですのでケーブルなども必要なく、USBカードリーダーを持ち運ぶ機会が多いという方にもおすすめです。
純正製品で自動的に追加可能
Appleの純正アイテム。SDカードをリーダーに差し込むとiPadやiPhoneの写真アプリが自動的に開き、写真が「モーメント」「コレクション」「年別」のそれぞれに整理してくれるので、管理がラクです。
デザインもシンプルなので、持ち運びにかさばらずApple製品や純正の周辺機器との統一感が出ますよ。
大容量データをすばやく転送
microSDやSDメモリーカード、コンパクトフラッシュ、メモリースティックなどスマホやデジカメの主要なメディアに対応しており、USBケーブルが本体直付けで、コンパクトに持ち運ぶことが可能なパスパワーモデル。
USBポートに挿すだけですぐに使えるので、はじめての方でも安心して使えます。
持ち運びにも便利なコンパクトサイズ
小型USBメモリーのようなコンパクトサイズを実現したSDカードリーダーです。端子にはキャップもついていますのでカバンのポケットなどにも気軽に入れることができます。
最大2TBのSDカードをはじめとしてさまざまな規格のカードに互換性がありますので、ひとつ持っているだけでさまざまなデータの読み込みを行うことができます。
ロットすべて同時使用できるすぐれもの
パソコン暦やデジカメ暦が長い方は今でもさまざまなメディアを所持している人も多いでしょう。そんな場合はほとんどのカードに対応できるこのカードリーダーがおすすめです。
特にすべてのスロットが同時使用できますので、1台でメディア間のデータのやり取りをしたい方は必見です。
ケーブルは本体直付けではなくセパレート方式ですから、短いものに変えたりすることができ、また、ケーブル交換が可能な点でケーブルやコネクタにまつわるトラブルに見舞われることもなくそれだけ長持ちしますので価格はそこそこしますが賢い選択になると思います。
USBハブつきカードリーダー
カードリーダーを使用する際の難点の1つが、USBポートをそれで1つ潰してしまうことですが、このカードリーダーにはUSBハブが付いており、装着するとUSBポートを増やすことができます。パソコン周りもすっきりするだけでなく、このカードリーダーを使うことでPC本体のUSBポートを使用できるようにしておくと、直接PCに接続する必要のある外付けストレージデバイスなどを抜き差ししないで利用できるようになります。
ケーブルは細くしなやかで取り回しも良く、対応カードの種類も多いので、ノートパソコンをメインで使用している方に特におすすめできるカードリーダーです。
デスク周りで便利な多機能タイプ
本体サイズはコンパクトですが、ケーブルによって接続するタイプになりますので、PCに接続したまま好きな場所に置くことのできるSDカードリーダーです。
アダプターを使用せずにあらゆる規格のカードの読み込みができ、USB3.0にも対応しているので、大量のデータも短時間で転送可能です。多機能なSDカードリーダーが欲しいという方におすすめです。
超コンパクトMicroSDカードリーダー
このカードリーダーは、超コンパクトなサイズで、ノートパソコンに挿したままバックなどへ収納することができます。
特にWindowsの場合、このカードリーダーをReadyBoost用(フラッシュメモリをハードディスクドライブキャッシュ領域の代わりに使用する機能)として使用している方も多く、メモリ不足のパソコンの補強にしたりしているようです。
また、USBブートOS用として利用されている場合もあります。
対応はMicroSDだけですが、ノートPCに挿したままバックアップ外部ストレージ用として使用するなど、いろいろな使い方ができますのでおすすめです。
4種類のコネクタを搭載したユニークな形状
USB Type-A/C・Lightning・MicroUSBの4種類のコネクタを接続できるようになっており、珍しい形状なのが特徴的です。コネクタだけでなく、対応しているファイル形式も幅広いので、ほとんどのデータを転送することができるでしょう。
1ヶ月以内であれば返品や交換ができるため、お試しとして購入する方にもおすすめですよ。
コンパクトで高速なSDカードリーダー
USBコネクタが本体直付けのコンパクトサイズSDカードリーダーです。USB3.1対応の直付けなので、転送速度が高速で大容量のデータでもラクに転送できます。PC本体のSDカードリーダの転送速度が遅い場合や、高速大容量メディアに対応していないなどの場合の代替措置としても適しています。
おもにSDカードを利用して、動画や高解像度画像などを扱うことが多く、大容量高速転送を求める方におすすめです。
USB-CとUSB-Aに対応したカードリーダー
最大104MB/sの高速データ転送が可能な、USBタイプCとUSBタイプAに対応した、コンパクトSDカードリーダーです。新しい機種では標準となってきたといってもいいUSBタイプCと、まだまだ使うことの多いUSBタイプAの両方がコンパクトに使えるので、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、幅広い機種に利用できます。
標準サイズのSDスロットとmicroSDスロットを搭載。ファイルの同期、転送、共有がスムーズにできます。
2つのカードが同時に読み取りと書き込み可能
同時に2つのカードで読み取りと書き込みができるので、カード差し替えの手間がなく、効率的に作業をすすめられます。USB 3.0に対応しているので、最大5Gbpsの高速データ転送で動画や音楽、写真フォルダなどを即座に同期が可能。
サイズもコンパクトでシンプルです。場所をとらずに使用できるので、使う人を選ばない製品です。
スリムなのにUSBハブも内蔵カードリーダー
スリムかつコンパクトなサイズながらSDカードリーダーのみでなく、5ポートのUSBハブも内蔵している機能的なアイテムです。ケーブル式タイプですので、デスク上の好きな場所に設置することができるという点も魅力です。
USB3.0にも対応していますので、動画コンテンツや画像、音声といった大容量データも高速で転送することができます。
「SDカードリーダー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする SDカードリーダーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのSDカードリーダーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのSDカード関連の記事はこちら 【関連記事】
大切なデータのために高品位のものを! エキスパートからのアドバイス
大切なデータのために高品質のものを!
カードリーダーを選ぶ際に、価格だけで選んでしまうことが多いかもしれません。
しかし、カードリーダーの品質は大切なデータ転送にも影響を与えることがあります。とくに本体やスロット内部、ケーブルなどが強度不足だと使っているうちに傷んできてデータ転送時のトラブル、それによるデータ喪失も発生しやすくなります。
ですから、衝撃に弱そうな薄い外装のものやカード類の抜き差し口が貧弱なもの、また、ケーブル直出しのモデルでは本体との接続部分に補強が施されていないものなどはできるだけ避けましょう。
丈夫で品質の高いものを選ぶと、損傷や劣化などによるデータ転送の際のトラブルも低減できます。
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