iPhoneに最適なモバイルバッテリーの選び方とは? 電脳系フリーライターに聞く
それでは、iPhoneに最適なモバイルバッテリーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】用途に応じて容量を選ぶ
【2】充電方式や機能に注目する
【3】iPhoneのモデルに注目する
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途に応じて容量を選ぶ
モバイルバッテリーは基本的に、容量が大きいほど本体サイズが大きくなり、重量も増えます。日常的に持ち歩くのでしたらiPhoneを1〜2回フル充電できれば十分ですし、泊まりがけの旅行や出張に持っていくなら3回以上フル充電できたほうが安心でしょう。
たとえば、本体のバッテリー容量が2000mAhに満たないiPhone 8の場合、普段使いなら5000mAh程度のモバイルバッテリーがあれば十分ですが、iPhone X以降(2600mAh以上)は普段使いでも10,000mAh程度の製品を選んだ方が安心です。
また、泊まりがけの旅行や出張に持っていくのなら、iPhone X以降を約4回フル充電が可能な20,000mAhのモバイルバッテリーがおすすめです。
【2】充電方式や機能に注目する
iPhone 8以降のiPhone全モデルは、ワイヤレス充電規格「Qi」 に対応しています。ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーならiPhoneを置くだけで充電できるため、ケーブルを持ち歩く必要がありません。
また、ワイヤレス充電でなくても、モバイルバッテリー本体に同ケーブルが内蔵されている製品もありますので、ケーブルを忘れることが多い人は、こうした製品を選ぶといいでしょう。バッテリー自体への充電(蓄電)は別途ケーブルが必要ですが、モバイルバッテリー本体にACプラグが内蔵され、コンセントに挿し込むだけで充電できる製品もあります。
また、ソーラー充電対応のバッテリーなら、突然の災害などで停電しても太陽光で充電できますので、いざという時の備えにもぴったりです。
【3】iPhoneのモデルに注目する
iPhoneには販売されている時期などによって、いくつかのモデルがあります。現在新品で販売されているiPhone 8以降のモデルでは、「USB-C - Lightning ケーブル」と「USB Power Delivery (USB PD) 対応モバイルバッテリー」を組み合わせることで、iPhoneを高速に充電できます。
USB-C - Lightning ケーブルやUSB PD対応モバイルバッテリーは、一般的なバッテリーと比べて種類が少なく価格も高めですが、18Wの出力で高速に充電できます。この快適さは一度経験すると元に戻れません。
iPhoneユーザーモバイルバッテリーおすすめ10選
ここまで紹介した、iPhoneユーザー向けモバイルバッテリーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。


USB PD対応、フル充電&2台同時接続で旅行に
USB-CとUSB-Aの2ポートを備えた、10,000mAhの容量を持つモバイルバッテリーです。USB PDに対応しているため、USB-C - Lightningケーブルと組み合わせることで、iPhone 8以降に超高速に充電できます。
スタイリッシュなアルミボディにはデジタル式のインジケーターが搭載され、残量を1%きざみで正確に把握できるのも特長です。USB-CとUSB-Aの両ポートにつないだ2台のデバイスを同時に充電することも可能です。
バッテリー本体への充電も超高速で、PD対応のUSBアダプタ(18W)を使えば約3時間でフル充電が可能です。

耐久性あり、多機能&高性能で災害時に便利な予備機
iPhone Xを約6回充電できる、24,000mAhの大容量モバイルバッテリーです。通常のUSBケーブルからの充電に加えて内蔵するソーラーパネルでも充電できるので、災害時などで停電になった場合でも陽の当たる場所ならモバイルバッテリーを充電できます。
また、充電口の保護カバーをしておけばIPX6の防水性能を発揮するため、水害などで冠水した場合でもモバイルバッテリーを保護できます。
さらに、高輝度のLED照明も付属し、懐中電灯としてはもちろん、緊急時のSOS信号にも使えます。災害時の備えとしてとしてはもちろん、泊まりがけでの旅行やキャンプに持っていくのに最適です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする モバイルバッテリーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのモバイルバッテリーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワイヤレス充電バッテリーは大きめの容量を選ぼう
ワイヤレス充電はケーブル充電と比べて電力転換効率が悪く「ロス」が発生するため、バッテリー容量の6割程度しか充電できない場合があります。ワイヤレス充電用モバイルバッテリーを選ぶときは、余裕をもって大きめの容量を選びましょう。
なお、iPhoneカバーの材質や厚みによっては充電できない場合がありますので、金属製のケースなどを装着している場合で取り外しが面倒だという人は、ワイヤレス充電タイプのモバイルバッテリーは選ばないほうが無難でしょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
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1995年に初めてMacを購入して以来、アップル製品に魅せられ続けているフリーライター兼フォトグラファー。現在は月6本以上のライブをこなすシンガーソングライターとしても活動している。 1996年よりMac用新着ソフト情報サイト「新しもの好きのダウンロード」を主宰。 1997年よりMac関連雑誌に毎月20本以上はMacやiOSアプリの紹介記事を執筆。 決して「アップル信者」というわけではなく、魅力的ではない製品を認めたり、他人に勧めたりしないという冷静沈着な面もある。