日本製モバイルバッテリーの選び方 電脳系フリーライターに聞いた
電脳系フリーライターの早川厚志さんに、日本製モバイルバッテリーを選ぶポイントを3つ教えていただきました。

Photo by Jens Johnsson on Unsplash
モバイルバッテリーは常に持ち歩くものなので、故障などが起こる場合があります。品質などにこわだる日本製だとより安心ですね!
国内メーカーにこだわる
電脳系フリーライター
現在、大半のモバイルバッテリーは中国で製造されているため「完全に日本製」という製品はほとんどありませんが、日本のメーカーが扱うモバイルバッテリーは安全性に配慮した高品質な製品が数多く揃っています。
たとえば、国内バッテリーメーカーとして名高いcheero(チーロ)ではさまざまな検査を実施するほか、内部の温度が上昇した際に回路をクローズする日本製温度ヒューズを搭載した製品もラインアップされるなど、安全性を確保しています。ほかにも、maxell(マクセル)、SONY(ソニー)、BUFFALO(バッファロー)、ELECOM(エレコム)、サンワサプライ、トリニティなどの国内メーカーがモバイルバッテリーを取り扱っています。
用途に合った容量・本体サイズを選ぶ
電脳系フリーライター
モバイルバッテリーは「mAh」で表される容量が大きいほど、スマホに充電できる回数が多くなります。しかし、容量が大きいほど本体サイズも大きく重たくなりますので、「外出先でスマホを1回だけフル充電できれば十分」という人が必要以上に大容量のバッテリーを持ち歩くのはナンセンスです。
外出先でスマホを1〜2回程度充電したいなら5000mAh〜10,000mAh、旅行や出張に持っていく場合やタブレットにも充電したい人は20,000mAhクラスのバッテリーを選ぶといいでしょう。なお、バッテリー容量は充電時に変換ロスが生じるため、実際に充電できるのは、表示容量よりも少なくなります。
BUFFALO(バッファロー)『モバイルバッテリー(BSMPB13410P2)』
13400mAhと大容量でスマホ以外にも、タブレットや対応ゲーム機・デジカメなどにも使え、機内持ち込みもできるので旅行や出張に便利!約500回使用できる充電式リチウムイオン電池を内蔵しています。
充電速度に注目する
電脳系フリーライター
外出先でスマホのバッテリーが切れたとき、モバイルバッテリーの充電が速い方がもちろん快適です。充電性能は出力を示す電力(W)が高いほど高速であると言えます。電力(W)は「電圧(V)×電流(A)」の計算で求めることも可能です。
なお、「Quick Charge 2.0/3.0」(QC)に対応しているデバイス(一部のAndroidスマホなど)では、QC対応モバイルバッテリーを選ぶと充電が最大4倍速くなりますし、iPhone 8以降のiPhone各モデルや最近のAndroidスマホなどの「USB Power Delievry」(USB PD)に対応したモバイル端末では、USB PDに対応したモバイルバッテリーを選ぶと18Wの急速充電が可能です。
cheero『Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W(CHE-101)』
USB PD対応なので、本体の充電も、PD対応機器への充電も最大18Wの超高速充電可能!
>> 楽天市場で詳細を見る日本製モバイルバッテリーおすすめ5選 電脳系フリーライターが選ぶ
ここまでで紹介した日本製モバイルバッテリーの選び方のポイントをふまえて、電脳系フリーライターの早川厚志さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。
薄型で軽いものや大容量のものなどいろいろありますが、どれも安全性にこだわっています。

cheero(チーロ)『Power Plus 3 mini 6700mAh(CHE-068)』


















出典:Amazon
サイズ | 約92×43×23mm |
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重量 | 約130g |
バッテリー容量 | 6700mAh |
充電回数(目安) | iPhone 8:約2回 |
充電時間 | 約3時間30分 |
対応機器 | iPhone各種、iPod、iPad各種、MicroUSB対応スマートフォン/タブレット、Wi-Fiルーター |

maxell(マクセル)『大容量モバイル充電バッテリー(MPC-CW10000P)』

出典:Yahoo!ショッピング
サイズ | 63.5×96×22mm |
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重量 | 約180g |
バッテリー容量 | 10050mAh |
充電回数(目安) | iPhone 7:約3.4回 |
充電時間 | 約4.5時間 |
対応機器 | iPhone、Android |

ELECOM(エレコム)『モバイルバッテリー(EC-M02WF)』
















出典:Amazon
サイズ | 75×85×27mm |
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重量 | 約210g |
バッテリー容量 | 6700mAh |
充電回数(目安) | スマートフォン(バッテリー容量約1800mAh):約2.2回 |
充電時間 | コンセントプラグ:約2時間50分、MicroBコネクタ:約3時間40分(1.8A以上のAC充電器使用時) |
対応機器 | iPhoneおよびUSB端子で充電するスマートフォン |

cheero(チーロ)『Power Plus 5 10000mAh with Power Delivery 18W(CHE-101)』


















出典:Amazon
サイズ | 約46×98×24mm |
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重量 | 約205g |
バッテリー容量 | 10000mAh |
充電回数(目安) | iPhone 8:約3.5回 |
充電時間 | 約3時間(PD対応USBアダプタを使用した場合) |
対応機器 | iPhone各種、iPod、iPad各種、USB Type-C / micro USB対応スマートフォン/タブレットほか |

BUFFALO(バッファロー)『モバイルバッテリー(BSMPB13410P2)』

出典:楽天市場
サイズ | 76.5×116.5×24mm |
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重量 | 約256g |
バッテリー容量 | 13400mAh |
充電回数(目安) | iPhone 6s:約5回分、9.7インチiPad Pro:約1.1回分 |
充電時間 | 約8.5時間 |
対応機器 | iPhone/iPadシリーズ、USB充電対応のAndroidスマートフォン・タブレット、PCのUSB充電対応のゲーム機ほか |
2段階の回路、安全装置付きのバッテリーセルを搭載
スマホ2台持ちの人や出張にも適した13,400mAhの大容量バッテリーです。iPad Pro(9.7インチ)に約1.1回充電できるので、タブレットに充電したい人にもおすすめです。
2つのUSB(Type-A)ポートは、充電方式の異なるiPhone/AndroidをICが自動判別し、接続されたデバイスに最適な出力を行う機能を備え、どちらのポートにどの機種を接続しても、自動で急速充電可能。
さらに、出力電流を検知して充電していない時は自動で電源がオフになるのに加え、使用時の過電流(ショート)や過電圧などの異常を検知すると、動作を停止してスマホを保護する2段階の回路、安全装置付のバッテリーセルを搭載するなど、安心・安全に充電できます。「ブラック」と「ホワイト」の2色展開です。
「日本製モバイルバッテリー」のおすすめ商品の比較一覧表
日本製モバイルバッテリーを選ぶ際のアドバイス 電脳系フリーライターに聞いた
電脳系フリーライター
メーカー公式サイトで安全性や保証期間を確認しよう
電気用品安全法の改正により、2019年2月からは「PSEマーク」のないモバイルバッテリーは国内では販売できなくなりました。
しかし、モバイルバッテリーのPSEマークは、各メーカーによる「自主検査に適合した」という意味であり、国などの検査機関から安全を保証されているわけではありません。
日本メーカーのほとんどのバッテリーは日本語によるWebページが用意されていますので、購入前に安全性や保証期間などを確認して選ぶといいでしょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/07/06 関連リンク修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 成田晴香)
1995年に初めてMacを購入して以来、アップル製品に魅せられ続けているフリーライター兼フォトグラファー。現在は月6本以上のライブをこなすシンガーソングライターとしても活動している。 1996年よりMac用新着ソフト情報サイト「新しもの好きのダウンロード」を主宰。 1997年よりMac関連雑誌に毎月20本以上はMacやiOSアプリの紹介記事を執筆。 決して「アップル信者」というわけではなく、魅力的ではない製品を認めたり、他人に勧めたりしないという冷静沈着な面もある。