日本製モバイルバッテリーの選び方
外出先で、スマホやタブレットなどの充電切れを回避するのに役立つ「モバイルバッテリー」。出力電流や容量などが異なるさまざまな製品が販売されています。この記事では、日本製モバイルバッテリーの選び方をご紹介。用途に適したモデルを選ぶために、ぜひ参考にしてみてくださいね。ポイントは下記5点。
【1】充電できる容量で選ぶ
【2】本体サイズや重量で選ぶ
【3】急速充電に対応しているかで選ぶ
【4】ポートの数で選ぶ
【5】PSEマークを確認して選ぶ
それぞれ解説していくのでチェックしてみましょう。
【1】充電できる容量で選ぶ
モバイルバッテリーの容量は「mAh」で表現されています。この数字が大きいほど、充電できる回数が多くなります。外出先でスマホを1~2回程度充電できればよいという人は、5000mAh〜10,000mAhの容量のものを。旅行や出張などに持っていく機会の多い人、複数のスマホやタブレット・ノートパソコンに充電したい人は20,000mAhクラスのバッテリーを選びましょう。
充電するときはどうしても変換ロスが生じてしまいます。充電できる容量は、表示されている充電容量よりも少なくなることを覚えておきましょう。
【2】本体サイズや重量で選ぶ
容量が大きくなれば、モバイルバッテリー本体のサイズが大きくなり、重量も重くなります。1回程度しか充電しない人が大きなモバイルバッテリーを持ち歩くのは、手荷物がかさばる原因になりかねません。反対に、軽量小型だと持ち運びに便利ですが、容量が大きくないものが多いので、複数回充電したい方には向きません。
自分の使用状況に応じた容量と本体サイズ、重量のモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
【3】急速充電に対応しているかで選ぶ
外出先などでスマホが充電切れを起こしたとき、モバイルバッテリーの充電が速いと助かりますよね。充電のスピードは電力(W)が高いほど高速です。端末によって急速充電に必要なW数が異なりますので、手持ちの端末に必要な電力を確認するようにしましょう。
スマホでよく使われる急速充電の規格「Quick Charge」に対応しているのは、Android搭載の機種が主流です。iPhone 8以降のiPhone各モデルや最近のAndroidなどの「USB Power Delievry」に対応しています。対応バージョンなども確認しましょう。
【4】ポートの数で選ぶ
スマホを複数利用している人や、タブレットやゲーム機なども一緒に充電したい人はモバイルバッテリーのポート数を確認しましょう。複数の機種を接続できるよう2つ以上のポート数の商品を選ぶとよいでしょう。ただし、ポート数が多ければよいというわけではありません。
2つ同時に充電しても半分ずつの電力しか供給されないという商品もあります。購入するときに確認しておきましょう。
【5】PSEマークを確認して選ぶ
PSEマークは“Product Safety Electrical Appliance and Materials”の略で、電気用品安全法の基準に適合する電化製品につけられているマークです。電源プラグがついている製品のほか、リチウムイオン蓄電池などの電気で動作する製品は「電気用品」に区分され、電気用品安全法という経済産業省が定めた法律によって規制されています。
これまで適用範囲外であったモバイルバッテリーも、2018年2月1日より規制の対象となり、PSEマークのない製品は製造・輸入および販売を一切行うことができなくなっています。モバイルバッテリーを購入するときはPSEマークの有無を確認するようにしましょう。
代表的な国産メーカー
代表的なモバイルバッテリーの国産メーカーをいくつかご紹介します。それぞれどんなメーカーなのかチェックしておきましょう。
cheero(チーロ)
モバイルバッテリーのほか、携帯ケースやイヤホンなどの携帯周辺アイテムを取り扱うメーカーです。cheeroは取り扱うモバイルバッテリーの種類が豊富で、デザイン性に富んだキャラクター商品も取り扱っています。
電気用品安全法の規制対象にモバイルバッテリーが適用される以前から、電安法が定める設計基準を満たし、さらにcheero独自の厳しい自主検査を行ってきました。
BUFFALO(バッファロー)
BUFFALOはモバイルバッテリーのようなスマホ周辺機器のほか、無線LANやハードディスクなどのパソコン周辺機器を多く取り扱うメーカーです。充電回数や用途によって商品を選ぶことができ、豊富なバリエーションから自分にぴったりのモバイルバッテリーが見つかります。
Apple製品とAndroid製品を自動判別する機能など、機能面にこだわりたい人にチェックしてほしいメーカーです。
maxell(マクセル)
乾電池、オーディオ家電からヘルスケアや美容家電までを扱うメーカーです。モバイルバッテリーはACコンセントがついた大容量のものや2台以上同時に充電できるものなど、機能にこだわった商品がそろっています。
Type-C端子にも対応した商品があります。ケーブルが一体化したものもあり、ケーブルを別で用意する必要がなく便利です。
ELECOM(エレコム)
テレビやゲーム、パソコン関連商品を扱うメーカーです。Type-C端子にも対応した商品のほか、AC充電器一体化の商品、LEDライトつきや懐中電灯になるものなど2WAY、3WAYで使えるモバイルバッテリーも。
「まとめて充電」「おまかせ充電」などの機能面にこだわったモバイルバッテリーが取り扱われています。
日本製モバイルバッテリーのおすすめ10選
品質と信頼性が高い日本製モバイルバッテリーのおすすめ商品をご紹介します。ここまでで紹介した日本製モバイルバッテリーの選び方のポイントをふまえて、自分にぴったりな商品を選んでくださいね。

コンパクトなのに大容量、しかもUSB PD対応
10,000mAhという容量がありながら手の平に収まるコンパクトサイズを実現した、アルミ素材ボディが印象的なバッテリーです。USB-CおよびUSB-Aの2ポートを備え、USB PDに対応したデバイスなら18Wで急速充電、バッテリー本体へも約3時間でフルチャージ可能です。
USB-CとUSB-Aの両ポートを使って2台のデバイスを同時に充電することもできます。ボディにはデジタル式のインジケーターを搭載し、バッテリー残量が1%きざみで正確にわかります。
かわいいデザインの急速充電規格モデル
PD対応USBアダプターを使用した場合は、バッテリー本体は約2時間30分でフルチャージ、USB-CポートからPD対応機器への充電は、iPhone ⅩSなら45分間で約75%まで充電可能です。また、機器ごとに最適な電流(最大2.4A)を流すので、どんな機器でも急速に充電することができるのはうれしいですよね。
過充電時・過放電時・短絡化・発熱時自動停止機能搭載など、安全設計も徹底しています。
20000mAhの超大容量&90Wの高出力!
USB-Cが2つ、USB-Aが1つの合計3ポート付き!デバイスを3台同時に充電が可能です。Power Deliveryに対応しており、対応機器を超急速充電できるのも便利です。また、残量が1%きざみの数字でわかる、デジタルインジケーターを搭載しているので、残量が分かりやすいのもうれしい。
スマホを複数回充電できるため、災害時用のモバイルバッテリーとしても安心です。

電池事業で長い歴史を持つ、信頼のMaxell製
電池の生産で長い歴史を誇るMaxellのモバイルバッテリーです。容量は10050mAhでiPhone 7なら約3.4回充電できます。最大出力2.1Aで急速充電に対応し、2つのUSBポートから2台のスマホを同時に充電できます。
カラーは「ブラック」、「ホワイト」、「ピンク」、「ライム」、「チョコレート」の5色用意されているので、好みのファッションやスマホカバーに合わせて選べます。
マクセル製リチウムイオン電池使用
マクセル製のリチウムイオン電池を使用した、薄型のモバイル充電バッテリーです。バッテリー残量や充電状態を3段階のLEDで表示。バッテリーの充電のタイミングがひと目で確認できます。
約500回繰り返し充電することが可能で、約95gと軽量設計。持ち運びしやすく、長く使えるモバイルバッテリーを探している人にぴったりの商品です。
接続機器を自動で見分けるおまかせ充電
接続機器を見分けて、それぞれに合った出力で最速充電できる「おまかせ充電」機能を搭載しています。本体充電用ケーブルを接続したまま充電が可能な「まとめて充電」にも対応。USBポートは2ポート備えており、スマホやタブレットを2台同時に充電できます。
光沢感とマット調の2つの質感をもたせた表面とレザー調のシボ加工を施した裏面。高級感のあるスタイリッシュなモバイルバッテリーです。
3WAYで使えるアイテム
スマホへの充電機能のほか、単3形・単4形充電池の急速充電、LEDライト機能の3つの役割を果たす商品です。スマホへの充電は、充電池だけでなく乾電池からでも可能。コンセントなどから充電できない外出時や停電時に便利です。
乾電池が装填(そうてん)されたことを判断し、充電しないようにする乾電池充電防止機能つき。充電池と乾電池を併用して使用することが可能です。
薄型なのにハイパワー(以下小松作成分)
5000mAhの大容量で、スマホを急速かつ十分に充電してくれるモバイルバッテリーです。Type-CとType-Aの端子が各一本ずつあるため、様々なデバイスと互換性があります。
残量も4段階で見やすくなっており、外出時に充電できないという心配もいりません。12.7mmと薄型なので、お出かけ時にかさばらず持ち歩けるのも嬉しいポイントです。
最大6台分のスマホを充電できる
スマホを最大で2台充電できるほか携帯ゲーム機にも使用できるハイパワーなアイテムです。最大20,000mAhあるため、スマホ自体は最大で6台分の充電が可能。家族や友人とのシェアにも便利ですよ。また、本体が手のひらサイズとなっているため、持ち運びも楽々。日常で使うだけではなく、出張や旅行のお供にもなります。
スティック型で可愛らしい
コンパクトなスティック状のボディに容量5,000mAhの容量を備えたモバイルバッテリーです。スマホなら最大2回充電できるため、外出やちょっとしたお泊りで十分使用できます。フラットな面もあるため、机の上から転がり落ちる心配もありません。また、パッケージには、プラスチックを使っておらず環境にもバッチリと配慮しています。スマートに使える商品です。
「日本製モバイルバッテリー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 日本製モバイルバッテリーの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの日本製モバイルバッテリーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【よくある質問】モバイルバッテリーに関するQ&A
モバイルバッテリーの寿命は?

モバイルバッテリーの寿命は一般的に充電300回~500回と言われています。使用頻度によって異なりますが1日1回使う場合には、約1年~1年半で寿命を迎えます。
モバイルバッテリーの選び方は?

モバイルバッテリーを選ぶ際のポイントは下記です。
【1】充電容量
【2】サイズや重量
【3】急速充電機能
【4】ポートの数
【5】PSEマーク
それぞれ解説しているのでぜひ、参考にしてみてください。
電脳系フリーライターからのアドバイス
メーカー公式サイトで安全性や保証期間を確認しよう
電気用品安全法の改正により、2019年2月からは「PSEマーク」のないモバイルバッテリーは国内では販売できなくなりました。
しかし、モバイルバッテリーのPSEマークは、各メーカーによる「自主検査に適合した」という意味であり、国などの検査機関から安全を保証されているわけではありません。
日本メーカーのほとんどのバッテリーは日本語によるWebページが用意されていますので、購入前に安全性や保証期間などを確認して選ぶといいでしょう。
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長く使えるモバイルバッテリーを見つけよう
モバイルバッテリーは、使い方や商品によっては使えなくなったり発熱したりするなど、危険をともなう場合もあります。日本のメーカーの厳しい基準をクリアしたPSEマークのついた商品を選びたいですね。モバイルバッテリーの容量や充電できる回数だけにこだわるのではなく、持ち運びしやすいサイズや重量とのバランスも購入するときは確認しましょう。
停電や災害時にも役立つような機能のついたものもチェックしておきたいポイント。自分のライフスタイルにあった商品を見つけてみてくださいね。
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