アウトドア用まな板選びのポイント 素材・デザインで選ぶ
BBQやキャンプでまな板は必需品。家で使うのと何が違うの? と悩まれる方も多いのでは。ここでは、アウトドアで使いやすく便利なまな板の選び方について素材・機能別にメリットやデメリットを含めてご紹介します。
コンパクトに変身! 折りたたみ式が便利
キャンプを快適に過ごそうと思うと、何かと大荷物になりがちですよね。そんなときにおすすめなのが、折りたたみ式のまな板です。アウトドア用のまな板にはコンパクトになるものがあり、二つ折りのものから、パタパタと扇子のように折りたためるものまでさまざまです。どの程度のスペースに収納したいのかを考えて選びましょう。
コンパクト性を重視するのか、使いやすさなのかは人それぞれ。収納スペースと使用シーンに合ったまな板を購入しましょう。
セットでお得! 調理器具が収納できるまな板も
キャンプで料理をするときに必要になるものといえば、包丁などの調理器具ですよね。アウトドア用のまな板には、まな板の裏面にくぼみがついていて、包丁やピーラーなど収納されているものがあります。ほかには、キッチンばさみやトングなどまでケース付きで販売されているものもあり、キャンプグッズをお手頃な価格で手に入れたい方にはおすすめです。
ケースに入っているだけなので、使い古した調理器具は別売りのものと交換もできてとっても便利。しかし、やはりお得なセット商品なので、包丁が切りにくいなど人によって評価もさまざまです。口コミを事前に参考にしたりするといいかもしれません。
素材は主に木製と樹脂製
アウトドアに限らず、まな板には木製と樹脂製の2種類があります。どちらもそれぞれメリット・デメリットがあります。自分が使う状況に合わせて、使いやすい方を選んでみましょう。
なお、竹製やシリコン製もあるので、それぞれ紹介していきます。
滑りにくく安定感のある木製
木製のまな板は食材を切っているときも滑りにくく、アウトドアで使用する際、安定性の悪い場所でも厚みがあって使いやすいのが特徴です。もともと木製と包丁の相性がよいので、包丁の刃にも優しいといわれています。
食材の臭いもつきにくいのがメリット。しかし、もちろんデメリットもあります。木製は水分が染み込みやすい特性があるため、乾いたままで使用すると臭いがつきやすく、濡れた状態で片付けるとカビが生える原因になります。でも、木製の温かみはおしゃれですね。キャンプの楽しさを一層盛り上げてくれるでしょう。
軽量でお手頃価格の樹脂製
荷物を軽くしたい場合、価格を抑えたい場合はプラスチックやポリプロピレンなどがおすすめです。最近では薄型の曲げられる便利なまな板もあります。切った食材をまな板の上に乗せたまま鍋に入れることができるので、スピーディに料理をする手助けになります。
水はけがよく、すぐに乾くのでカビも生えにくく清潔に保てるのがメリット。ただ、包丁で傷がつきやすいのがデメリットで、そこから食品の色が移ってしまうこともあります。手入れを怠ってしまうと、雑菌が繁殖しやすいのは木製同様。注意が必要です。
デザイン性抜群の竹製まな板
木製まな板の一種ですが、竹製のまな板の特徴としてあげられるのは、抗菌や悪臭の除去の効果や水に強く耐久性があることです。使用前に食用のオイル(オリーブオイルや亜麻仁油)などを塗り込み、日陰干しをする一手間を加えれば、コーティングされ長持ちします。
竹製まな板のデザインは素材感を活かしたものが多く、包丁を落とした際に響く音なども楽しめて、実用性に加えておしゃれな雰囲気を味わえます。
雑菌が繁殖しにくいシリコン製
水をよく吸収し、雑菌なども繁殖しにくいシリコン製のまな板は、衛生面で優れた素材として注目されています。
なお、耐熱性も若干あるので鍋敷きになったり、丸めて収納もできます。
魚をさばく際はなるべく広いまな板を アウトドアライターよりアドバイス
アウトドア&旅ライター・編集者
まな板は広いほど使いやすく、食材を地面に落とす心配を軽減できます。小さなまな板でも、薄切り肉であれば2つにたたんで切れますが、魚はたためないですし、三枚に下ろすと倍の広さになってしまいます。
魚介好きを自認するならなるべく広いまな板に注目してください。樹脂製など軽く曲げて谷折りできるものであれば、鍋に切った食材を入れやすいという利点もあります。
アウトドア用まな板【調理器具収納タイプ】おすすめ4選 テーブルと一体化、7点セットなど
同時に使うものはセットに収納しておくと、どこに入れたっけ? と悩む手間も省けますね。ここでは、包丁とセットで収納できるものを含め、調理器具の何点かセットになった商品をご紹介します。それぞれ比較検討してみてください。
アウトドア&旅ライター・編集者
「snowpeak(スノーピーク)」のまな板は大きめで、包丁が当たったときの感触が心地いいセットです。包丁の切れ味が秀逸。構造上、まな板は山折りになるためちょっと移動させるときには食材が落ちないよう注意が必要です。

snowpeak(スノーピーク)『マナイタセット』














出典:Amazon
サイズ | 360×118mm(使用時236mm)×34mm |
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材質 | 本体/天然木、ステンレス、ゴム、包丁/ハイカーボンバナジウムステンレス、黒強化積層合板 |
重量 | 850g |
セット内容(付属品) | - |
shasta(シャスタ)『キャンプキッチン7点セット』
















出典:Amazon
サイズ | 20cm×72cm(広げたサイズ)、20cm×25cm(閉じたサイズ) |
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材質 | ステンレス鋼(トングSUS201、他SUS430)、ポリプロピレン ポーチ:ポリエステル |
重量 | - |
セット内容(付属品) | まな板、しゃもじ、おたま、フライ返し、トング、はさみ |
PURIMUS(プリムス)『CFカッティングセット(P-C738006)』

出典:Amazon
サイズ | 42×28cm |
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材質 | ナイフ:ステンレスブレード、カッティングボード:オーク材 |
重量 | 570g |
セット内容(付属品) | ナイフ、カッティングボード |
CHAN ODUG『オリジナルアウトドアキッチンセット』














出典:Amazon
サイズ | 365mm×190mm(使用時380mm×34mm) |
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材質 | 本体/天然木、ステンレス、 包丁/ステンレス、強化積層合板 |
重量 | 1530g |
セット内容(付属品) | 包丁・キッチンハサミ・トング |
アウトドア用まな板【シンプル】おすすめ3選 荷物をとにかく最小限に!
キャンプやBBQ、釣りなどのアウトドアでは、何かと荷物が多くなりがち。とにかく荷物を最小限に抑えて身軽に行きたい!という方におすすめなまな板があります。
本格的な昔ながらの木製まな板ではないので、ある程度使うと買い替える必要があります。使う頻度によっては買い替えペースも異なりますが、お手入れが容易なので、屋外では衛生的ですね。ここでは、コンパクトで荷物が抑えられるおすすめ商品3選をご紹介します。
協和工業『カットバリア傷がつきにくいまな板』












出典:Amazon
サイズ | タテ255mm×ヨコ370mm×厚さ3mm |
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材質 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
重量 | 349g |
セット内容(付属品) | - |
小久保工業所『使い捨てペーパーまな板12枚入KK-377』
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/515-pRli4TL.jpg)
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZuYe1CTOL.jpg)
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/41cTVOFZivL.jpg)
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/515-pRli4TL.jpg)
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZuYe1CTOL.jpg)
KK-37712個入](https://m.media-amazon.com/images/I/41cTVOFZivL.jpg)
出典:Amazon
サイズ | [平面]横29.7×縦21cm [組立時]幅21.7×奥13×高4cm |
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材質 | [印刷なし面]紙(耐水加工) [印刷あり面]PP(ラミネート加工) |
重量 | - |
セット内容(付属品) | - |
INOUE(イノウエ)『プラQなん立ってまな板M-30ブラック』










出典:Amazon
サイズ | 300×235×高さ35mm |
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材質 | ポリプロピレン |
重量 | 約220g |
セット内容(付属品) | - |
アウトドア用まな板【シンク一体型】2選 多用途に使える
シンク一体型には多くのメリットがあり、洗い物をしたり、野菜を運んだり用途はさまざまで、使い勝手抜群です。ここでは、まな板にもシンクにもなるまな板を2点ご紹介します。きっと、アウトドアでの愛用品になるでしょう。
アウトドア&旅ライター・編集者
『フィールドキャリングシンク(660416)』はシンクとまな板をセットにしたロングセラー商品。ふたは天然板のまな板で、ただ置くのではなくハンドルを倒すことでロックがかかります。シンクはハンドル付きだから、炊事場への持ち運びが楽。サイトでは火にかけて油汚れをサッと落とせるのも大きな魅力です。

UNIFLAME(ユニフレーム)『フィールドキャリングシンク(660416)』

出典:Amazon
サイズ | 375×260×135(高さ)mm |
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材質 | 本体・ハンドル:ステンレス鋼/まな板:天然木 |
重量 | 約1.2kg |
セット内容(付属品) | - |

Insputer『洗い桶折りたたみバケツまな板』














出典:Amazon
サイズ | 展開サイズ:40*30*14CM 収納サイズ:40*30*3CM |
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材質 | PP+TPR |
重量 | 573g |
セット内容(付属品) | - |
アウトドア用まな板【人気のLOGOS】おすすめまな板3選 おしゃれ&機能的
LOGOSといえば、おしゃれでリーズナブルなアウトドア商品が多いと評判ですが、まな板もバンブー素材でおしゃれ&機能的なものも多数あります。ここでは、LOGOS好きのために選んだ魅力的なおすすめ商品3選をご紹介します。
アウトドア&旅ライター・編集者
『バンブー大きいまな板』は持ち運びやすくてこんなに大きいサイズはなかなかお目にかかれません。
食材を切るだけでなく、餃子を並べておくなど広い作業台になります。一般的なアウトドア用まな板よりも重量はありますが、同サイズの家庭用まな板に比べると薄型で軽量に仕上げています。

LOGOS(ロゴス)『バンブー大きいまな板』

出典:Amazon
サイズ | (約)50×30.5×1.4cm |
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材質 | 竹集成材 |
重量 | 1430g |
セット内容(付属品) | - |
ピザ生地作りもできちゃう大きさ。二つ折りまな板
A3サイズよりも大きい!ピザ生地作りなど万能に使える二つ折りまな板です。このまな板はたたんだ後の厚みはなんと2.8cm。かさばらず、ちょっとしたすき間に収納できて場所を取りません。
広げたサイズはA3以上で屋外でもおしゃれにピザやパン生地作りもできちゃいます。キャンプやBBQを盛り上げるために一役かってくれること間違いなしです。飽きがこないシンプルさも魅力です。
素材には古くから抗菌効果が高いといわれている竹を使用。まな板自体がやわらかいので包丁の刃を傷めず長持ちします。乾かすときは立てておくだけという手軽さ。機能的でシンプルなものを探している方にもおすすめです。
LOGOS(ロゴス)『バンブーパタパタまな板mini(81280002)』






出典:Amazon
サイズ | (約)36×20×1.2cm |
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材質 | 竹集成材 |
重量 | (約)530g |
セット内容(付属品) | 収納袋付き |
LOGOS(ロゴス)『ニューPKまな板セット』

出典:Amazon
サイズ | (約)幅30×奥行30.5×高さ1.5cm、収納時サイズ:幅30×奥行15.25×高さ3cm |
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材質 | PE、ステンレス、PP、ABS |
重量 | (約)1.2kg |
セット内容(付属品) | まな板、包丁、ピーラー(皮むき器) |
「アウトドア用まな板」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アウトドアまな板の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアウトドアまな板の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まな板選びは使用シーンを想像して
ここまでアウトドアまな板おすすめ12選をご紹介しました。まな板を選ぶ際は、自分が使うシーンを想像しながら、目的を考えることが大切です。
また、コンパクト性重視なのか、機能性重視なのか、自分がゆずれないこだわりたい部分を知ることもポイント。それらを踏まえてあなたがほしいと思う愛用間違いなしのアウトドアまな板を見つけてみましょう。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2021/2/22 コンテンツ追加のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 花島優史)
オートキャンプ雑誌、アウトドア雑誌の編集部を経て、フリーランスに。 現在はアウトドア(おもにキャンプとウインターアクティビティ、野外料理)、旅をテーマに雑誌やWEBマガジンで活動。 趣味は30年ほど前からはじめた国内外でのオフロード・ツーリング&キャンプ。最近、ハンモック泊の心地よさに感激。