失敗しない布テープの選び方 建築・リフォームライターに聞いた!
まずは布テープの選び方をチェックしていきましょう。 ポイントは下記の5つ。
【1】粘着力は用途に合わせて選ぶ
【2】幅の広さ
【3】文字を書くならカラーに注目
【4】両面タイプの布テープは多用途に使える
【5】環境に配慮した再利用PETを使った布テープも
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。
建築・リフォームライターの皆長佑飛さんのアドバイスも紹介しています。自分の使い方にぴったりの布テープを選ぶための参考にしてみてくださいね。
【1】粘着力は用途に合わせて選ぶ
紙製のクラフトテープと比べ、一般的に粘着力が強い布テープですが、商品によっては粘着力の弱いものもあります。
重い荷物を入れたダンボールの底をとめるときは、底が抜けてしまわないように強粘着のテープを選ぶ必要があります。反対に、すぐにはがしたい場合は粘着力の弱いテープのほうが便利です。
用途によって、粘着力の強いテープと弱いテープを使い分けましょう。
【2】幅の広さはさまざま
布テープの幅は商品によってさまざまです。用途に応じて使い分けましょう。
布テープの幅のなかで、もっともポピュラーで商品のボリュームも厚いのは50mmです。50mmのほかにも、25mm、38mm、75mm、なかには100mmという幅広サイズも販売されています。
なお、海外製の布テープは日本製とは少々サイズが異なりますので、注意してください。
【3】文字を書くならカラーに注目
布テープのカラーといえば、多くの方が茶色をイメージするでしょう。しかし、布テープには茶色以外にもたくさんのカラーバリエーションがあります。
テープのうえから文字を書く必要がある場合には、文字色の黒が目立ちやすい「白色」や「黄色」を選ぶとよいでしょう。
また、「われもの注意」「取扱注意」といった引っ越しの際に便利な文字入りの布テープも販売されています。必要に応じて、購入してください。
【4】両面タイプの布テープは多用途に使える
両面テープはセロハン製や紙製が一般的ですが、布製の両面テープも販売されています。
使い道は幅広く、布製品や革製品、紙、木材、ゴム、プラスチックなどに使用可能です。カーペットや絨毯を両面テープで固定することで、浮きやズレを防止することもできます。
また、幅広い素材に使用できるので手芸用に使用する方も多くいます。
【5】環境に配慮した再利用PETを使った布テープも
すべてのメーカーが取り扱っているわけではありませんが、大手メーカーを中心に、原料に再利用ペットボトルを使用した両面テープを販売しています。
原料が再利用ペットボトルとはいえ、粘着力や耐久性といった品質は通常のものと違いはありません。地球環境に関心があり、ふだんから意識してリサイクルをしているという方におすすめです。
丈夫な布テープ。テープをはがしたあとの糊残りが不安 建築・リフォームライターがアドバイス
箱の梱包に便利な布テープ。その使い勝手のよさから、それ以外の用途に使ってしまうことも。そこで気をつけたいのがテープの糊残りです。貼り付けてしまった製品によっては糊がこびりつき、最悪の場合には変形や変色が起きてしまうこともあります。
そんなときには、布テープの糊に特殊粘着剤を使用した糊が残らないタイプの布テープがよいでしょう。さまざまなシーンで布テープを使いたいときにも気にせずに使えます。
布テープのおすすめ10選 建築・リフォームライターと編集部で選ぶ!
うえで紹介した選び方のポイントを踏まえて、建築・リフォームライターの皆長佑飛さんと編集部が厳選した布テープのおすすめ10選を紹介します。購入の際の参考にしてくださいね。
おすすめはニトムズ『プロセルフ 強粘布テープ』です。強力な布テープで建築現場でも使用するほど。耐水性も高いのでアウトドアでも使えます。
マクセル『スリオンテック 布カラー』もおすすめ。カラーバリエーションが豊富で、お子様の工作にもうってつけです。
日東電工『カーペット固定用両面テープ No.523N』は、布テープの両面テープ版。ザラザラした面にも強力にくっつくので、DIYにもおすすめです。
切れやすい布テープで作業効率も上がる
世界的化学メーカー「3M」の布テープです。布テープの特徴のひとつに手で切れることがありますが、切れやすさはメーカーによって大きく変わります。キレイに切れやすいテープは、それだけで作業効率が向上しますよ。
こちらの布テープは、力を入れなくてもよく切れます! 切れやすい布テープをお探しの方は、ぜひ試してみてください。

全10色! さまざまな用途に活躍する布テープ
こちらの布テープの特徴は、なんといってもカラーバリエーションの豊富さにあります。ホワイト、ブラック、イエロー、レッドなど全10色のカラーが揃っています。
手でかんたんに切ることができて、テープのうえから油性ペンで文字を書くことも可能と、機能面も充実。
幅は25mmから100mmまで全6種類展開しています。梱包はもちろん、手芸や工作など幅広い場面で使うことができる布テープです。

粗面にも貼れるカーペット固定用テープ
包装材料などの開発・販売を手掛ける「日東電工」のロングセラー商品。こちらは両面タイプの布テープで、カーペットや絨毯の固定に特化した商品です。
粘性が高く、弾性がある感圧性接着剤を使用しているので、接地面が多少凸凹していても貼ることができます。また、カーペットのほか壁にポスターを貼るときにも使用できます。
幅25mmのほか、30mm、40mm、50mmも販売しているので、用途に合わせて選んでください。
粘着力が強くはがれにくい
こちらの布テープの特徴は、粘着力が強くはがれにくい点にあります。そのため、重い荷物を入れたダンボールの底など、万が一にもテープがはがれては困る場面での使用に適しています。
粘着力が高いものの手でかんたんに切ることができ、油性マジックで文字を書くこともできますよ。
さまざまな場面で使えるカラフルな8色展開
レッド、イエロー、ブラック、ホワイト、グリーン、ブルー、シルバー、ピンクの全8色を展開するシリーズです。カラーが豊富なので、一般梱包用としてはもちろん、内容物の識別用布テープとしても使えます。
粘着力は強すぎず弱すぎない中程度なので、幅広い場面で使用できます。
原料にPET繊維を使っているのは、布テープを手で切ったときに縦にさけることを防止するため。キレイに横にさけるので作業効率も上がります。
コスパのよい養生用布テープ
生活用品や家電の開発、販売を手掛ける「アイリスオーヤマ」。こちらは、アイリスオーヤマの養生用の布テープです。
内外装の塗装やタイルの補修の際にこちらの布テープを貼れば、周囲を汚したり破損させたりすることなく仕事をすることができます。使い方はとてもかんたんで、テープを貼って伸ばすだけ。手でかんたんに切ることができますよ。
幅550mmのほか、1,100mm、1,800mm、3,000mmの4サイズがあります。
厚さ0.31mm! 耐久性の高さがウリ
包装用テープ大手「寺岡製作所」が製造するスタンダードタイプの布テープです。こちらの特徴は、0.31mmという厚さにあります。一般的に0.2mm程度の厚さが主流の布テープのなかでは際立った厚みです。
厚みがあり耐久性が高いので、重いものを梱包する際のダンボールの底に使用するとよいでしょう。厚みはあるものの、手でかんたんに切ることができます。
巻き戻しが軽いカラー布テープ
「セロテープ」の登録商標で知られる、テープ製品の開発・販売の大手「ニチバン」。こちらの商品は、ニチバンの看板商品のひとつである布テープのカラーシリーズです。
カラーは全7色展開で、ホワイトやイエローといった文字が目立ちやすいカラーもあるので、布テープのうえに文字を書く必要がある方やオシャレに梱包をしたいという方におすすめです。
強粘着力&保持性にすぐれた布テープ
こちらの商品先ほど紹介した布粘着テープ〈LS〉 No.121の別モデルとなります。特徴は粘着力を長期間キープすることができる点にあり、一度貼るとなかなかはがれないため、重梱包用として重宝されています。
また、手で切った時に縦に裂けにくく横に切れやすい加工がほどこされています。
重ね張りもでき、テープの上から文字を書くこともできるこちらの布テープ。引っ越し用の布テープを探している方におすすめです。

「布テープ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 布テープの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの布テープの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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用途に合わせて布テープを選ぼう
布テープの選び方とおすすめ布テープを紹介しました。一口に布テープといっても、さまざまな種類があるので、選ぶ際には用途に合わせて選ぶことが重要です。
重梱包用のものから計量用の布テープ、養生用、カーペット用など、それぞれ特徴が異なります。用途に合った布テープを選びましょう。
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内装工事の仕事に携わり建築施工管理技士資格を取得。大型商業施設や医療機関のクリーンルーム等の他にも、戸建住宅リフォームの施工管理を務める。一般的な住宅リフォームの他にも、なかなか一般的には分かりづらい断熱や内壁、外壁のリフォームについてのアドバイスや執筆も行っています。葬儀会社で勤務経験があり、数珠の使用および仏具店への発注など深い知見があります。 また、福祉住環境コーディネーターの資格を取得し、今後も需要の高いバリアフリー住宅やリフォームについての解説や執筆等も行っております。