「ラミーのボールペン」のおすすめ商品の比較一覧表
ラミー(LAMY)とは?
ラミーは、1930年にドイツで創立された歴史ある筆記用具メーカーです。ブランドとしてのスタートは1952年で、万年筆「ラミー27」の販売によりその名が広く知られることとなります。1966年には、ラミー初のデザインプロダクト製品である「ラミー2000」が誕生します。
以降、「ルクス」や「サファリ」といった多岐にわたるシリーズが登場。現在では800万本もの筆記用具を生産し、ドイツだけでなく世界的な筆記用具ブランドとして親しまれています。
ラミーのボールペンのシリーズ
ラミーボールペンには、1966年に誕生した「2000」をはじめ、「ルクス」「サファリ」「アルスター」といったさまざまなシリーズがあります。シリーズごとにデザインや持ち味が異なりますので、使い方に合ったシリーズを探してみましょう。
幅広く使えて実用的な「2000」
ラミーデザインの原点とも称される2000は、1966年にゲルト・アルフレッド・ミュラー氏のデザインで誕生しました。ダークグレーと白のシンプルなデザインが特徴的で、ステンレス製クリップにバネを内蔵した世界初のボールペンとしても知られています。
また、2000のクリップにはホールド力がありながらも布地にやさしい性能があり、デザインと実用性を兼ねそなえた製品となっています。現在もラミーボールペンのロングセラーとして愛用されています。
アルミ胴軸がおしゃれな「ルクス」
ルクスは、アルミ製の胴軸とパーツを加工して誕生したメタルカラーペンのシリーズです。名前の由来は、明るさの国際単位を指す英語の「lux」にあります。
ボールペンの上部や銅軸、クリップにいたるまで同系色でまとめられ、シンプルながらもモダンでおしゃれなデザインが目を惹きます。本体のカラー展開も豊富で、幅広い年代の方へのギフトにも適した製品といえるでしょう。
軽くて丈夫な「サファリ」
サファリは軽量かつ丈夫な樹脂素材のボールペンで、若者を中心に人気があるシリーズです。デニム素材の衣服にもホールドしやすいワイヤー製クリップが採用され、カジュアルなシーンでも使いやすいデザインとなっています。
また、ペンを正しく持てるよう、グリップにくぼみがあるのもポイントです。スケルトンモデルや特別なカラーモデルなど、モデル展開が多彩なのも人気の理由のひとつです。
スタイリッシュな「アルスター」
アルスターは、サファリの持ち味を受け継ぎながら新しい工夫を加えたシリーズ。ワイヤー製クリップや、くぼみがほどこされたグリップというサファリの仕様がベースになっていますが、銅軸にアルミを使用したり、銅軸を太くしたりといった変更が加えられています。
色調もシンプルでスタイリッシュ。大人のふだん使いやビジネスなどのシーンで使いやすいシリーズです。
多機能な「トライペン」
トライペンは、油性インクのボールペンと0.5mmサイズのシャープペンシル、マーカーをまとめた多機能ペンのシリーズです。3つの機能を搭載しながらも、ラミーらしいシンプルなボディデザインとなっているのが魅力的。油性ボールペンに替え芯があるのもうれしいポイントです。
また、モデルによってはマーカー部分をボールペンに替えられる仕様もあり、使い方に合わせてカスタマイズできるのも便利です。
日本人がデザインした「ノト」
ノトは、プロダクトデザイナーとして国内外で活躍する深澤直人氏とのコラボレーションによって誕生したシリーズです。銅軸がゆるやかな三角形になっており、手にフィットしやすくデザインされているのが特徴です。
装飾の少ないミニマルなデザインながら、銅軸に切り込むようにあしらわれたクリップや楕円形のノックボタンが目を惹き、深澤氏とラミーのこだわりが感じられます。ギフトにはもちろん、日常使いのボールペンにも選びたいシリーズです。
ラミーのボールペンの選び方
それでは、ラミーのボールペンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】ペンのタイプ
【2】インクのタイプ
【3】替え芯の有無
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ペンのタイプで選ぶ
ボールペンのペン先の出し入れ方法には、ノック式、キャップ式、ツイスト式の3種類があります。方法によって特徴や利点が異なりますので、使うシーンに合ったボールペンを選びましょう。
▼素早く書けるノック式
ノック式は、ペン尻にあるノックボタンをカチッと押すだけでペン先の出し入れができます。片手で押せるので、電話中のメモや本を参照しながら書くときなど、他の動作を同時進行したい場合にも便利です。
ラミーでは「2000シリーズ」を中心にノック式ボールペンを取り扱っています。なかには、「ピコシリーズ」のようなユニークな形状のノック式ボールペンもあります。
▼インクが乾きにくいキャップ式
キャップ式は、ペン先にキャップをかぶせるタイプのボールペンです。ペン先を覆うことができるのでインクが乾きにくく、洋服などに付着しにくいといったメリットがあります。
一方で、書くたびにキャップを取り外す必要があります。ラミーでは、「サファリシリーズ」や「アルスターシリーズ」などのボールペンがキャップ式です。
▼高級感があるツイスト式
ツイスト式は、文字どおり胴軸やペン先をひねって芯を出し入れするタイプのボールペンです。キャップを取り外す必要がない、ノック音が出ないという特徴があり、使用するシーンの幅も広がります。
また、キャップやノックボタンが搭載されないぶん、無駄のないデザインとなり、洗練された高級感が感じられるという魅力もあります。ラミーでは、著名デザイナーが手掛けた「ダイアログ2」などがツイスト式のボールペンとなっています。
【2】インクのタイプで選ぶ
インクの種類で選ぶのもポイントです。ラミーボールペンで使用されているインクの種類は、油性インクと、ローラーボールと表記される水性インクです。それぞれに持ち味やメリットがありますので、使い勝手や使用するシーンを考慮して選びましょう。
▼油性インクの特徴
油性インクは、耐水性がある反面、乾燥しにくいのが特徴です。文字が変質しにくいため、筆跡がにじみにくいというメリットもあります。
筆記距離が長く、速記や複写タイプの書類の記入に向いており、郵便や宅配便の伝票記入・事務作業のシーンに適しています。書き味が重いという性質があるため、強めの筆圧で使用する必要があります。「2000」や「ダイアログ」などのシリーズで使用されているほか、「ピコシリーズ」ではオールモデルが油性インクとなっています。
▼水性インクの特徴
水性インク(ローラーボール)の特徴は、発色が鮮やかで書き味がなめらかな点です。軽い筆圧で記入できるため、筆圧が弱い人や長時間筆記する際に向いています。
一方で、ほかのインクよりもにじみやすいという側面があります。「2000」や「ルクス」などのシリーズで取り扱いがあり、子ども向けの「バルーンシリーズ」ではオールモデルが水性(ローラーボール)となっています。
【3】替え芯の有無で選ぶ
ラミーボールペンには、インクがなくなった芯の交換が可能なタイプがあります。替え芯があるかどうかという点も、ラミーボールペンを選ぶポイントのひとつです。
▼替え芯があるタイプは長く使える
替え芯があるタイプは、使い終わった芯のみを取り換えられるため、ボールペン本体を長く使用できるというメリットがあります。お気に入りの1本を長く使用したい場合のほか、本体を買いなおす手間を省きたいという場合にも適しています。
ラミーボールペンではブランド専用の替え芯(リフィル)が用意されています。シリーズやバージョンごとで仕様が異なりますので、それぞれに対応した替え芯を選びましょう。
▼プレゼントにはプレミアムモデルや多機能ペンがおすすめ
入学祝いや就職祝いなど、プレゼントで贈るなら、多機能ペンやプレミアムシリーズがおすすめです。多機能ペンとは4色ボールペンや、3色のボールペンにシャープペンシルがついたものなど。ラミーの多機能ペンはスリムな形状で、スタイリッシュに使えるのが魅力です。
プレミアムシリーズには、高級木材を使用したものや、オールステンレスのクラシックデザインのものなど上質なボールペンがそろっています。特別な方へのプレゼントや、自分へのご褒美としてもおすすめです。
おすすめ4選|高級モデル
ここからは、ラミーのボールペンのおすすめ商品をタイプ別にご紹介します!
まずは、「2000」や「ステュディオ」などの高級モデルからご紹介。プレゼントや自分へのご褒美におすすめです。
LAMY(ラミー)『2000 油性ボールペン(L201)』










出典:Amazon
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
バウハウスの影響を色濃く感じるLAMY(ラミー)『2000』。シンプルで無駄のない機能美あふれるそのデザインは、モダニズムの思想を具現化しています。老若男女、使うシーンを選ばない万能の1本です。
LAMY(ラミー)『ステュディオ インペリアルブルー 油性ボールペン(L267IB-N)』






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LAMY(ラミー)『スカラ ステンレス ボールペン(L251)』








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LAMY(ラミー)『アクセントBR ブライヤーウッド ボールペン(L298BY)』

出典:Amazon
おすすめ5選|スタンダードモデル
つづいて、普段使いにぴったりなスタンダードモデルを紹介します。
LAMY(ラミー)『ピコ ホワイト 油性ボールペン(L288WT)』














出典:Amazon
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター
手のひらに隠れてしまうほどのコンパクトなボディが、一瞬で「如意棒」のように伸びるギミックが楽しい『ピコ』。その名のとおりかわいらしいデザインと、毎年発表される「リミテッドカラー」が魅力です。
LAMY(ラミー)『cp1 マットブラック 油性ボールペン(L256)』
















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LAMY(ラミー)『ルクス ローズゴールド ボールペン(L276)』

出典:Amazon
LAMY(ラミー)『スクリブル パラジュームコート 油性ボールペン(L285)』

出典:楽天市場
LAMY(ラミー)『イコン ステンレス ボールペン(L240)』










出典:Amazon
おすすめ4選|カジュアルモデル
最後は、カジュアルモデルをご紹介します。ボールペンとしての機能だけでなく、楽しさや遊び心が感じられる製品がそろっています。
LAMY(ラミー)『サファリ シャイニーブラック ボールペン(L219BK)』














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LAMY(ラミー)『バルーン ブルー ローラーボール(L311BL)』






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LAMY(ラミー)『サファリ パステル』






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LAMY(ラミー)『アルスター オーシャンブルー 油性ボールペン(L228)』








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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ラミーボールペンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのラミーボールペンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ラミーの替え芯を紹介
ラミーでは、リフィルとしてラミーボールペンの替え芯を取り扱っています。ここでは油性タイプの替え芯を3タイプ紹介します。それぞれ対応するボールペンのシリーズやモデルが異なりますので、事前に確認して入手しましょう。
ラミー 油性ボールペン 替芯
「ラミー 油性ボールペン 替芯」は、フルサイズタイプの油性ボールペン用の替え芯です。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色が用意されています。
なお、一部の油性ボールペンは対象外となりますのでご注意ください。対象外となるのは、マルチシステムペンおよびピコシリーズ、スピリットシリーズ、スクリブルシリーズの油性インクボールペンです。
ラミー ピコ油性ボールペン 替芯
「ラミー ピコ油性ボールペン 替芯」は小ぶりなタイプの替え芯で、収縮時のボディの長さが9㎝のピコシリーズにも収まるコンパクトさが持ち味です。
ピコシリーズのほか、アルミニシリーズ、スクリブルシリーズ内の油性ボールペンと、ラミー・ピックアップ・マネージャー専用の替え芯となっています。カラーはブラックとブルーの2色が用意されています。
ラミー マルチカラー油性ボールペン 替芯
「ラミー マルチカラー油性ボールペン 替芯」は、2000シリーズの4色油性ボールペン、スピリットの油性ボールペン、マルチシステムペンに対応するの替え芯です。
なお、マルチシステムペンについては、ピックアップ・マネージャーが対象外となりますのでご注意ください。カラーはブラック、ブルー、グリーン、レッドの4色が用意されています。
バウハウスの影響を受けた筆記具メーカー
1930年創業の筆記具メーカーでありながら、アウトドアテイストあふれるサファリシリーズや、ミニマムなボディが一瞬で123mmに伸びるピコシリーズなど、機能美と斬新さが同居したペンを作り出すラミー。そこにはモダニズムの源流となった美術と建築の学校、バウハウスの影響が色濃く反映されています。
シンプルだけど人とはちょっと違うペンを使いたい。そんな貴方におすすめしたいブランドです。
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コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。 編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。 またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。