職業用ミシン人気おすすめ7選！ 本格的な洋裁やハンドメイドに

そもそも「職業用ミシン」と「家庭用ミシン」の違いってなんだろう？ と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。まずは、職業用ミシンのメリットをご紹介します。

職業用ミシンのメリットは、厚みのある生地でも、速く縫製できること。

それぞれのスピードの目安はこちら。
家庭用ミシン：約700～800針／分
職業用ミシン：約1,300〜1,600針／分

その差は歴然！ 職業用ミシンは、家庭用の2倍近いスピードで縫製できます。また、縫製速度が速いほど、糸の締まりがよくなり仕上がりもきれいになります。

職業用ミシンは大型のモーターが搭載されており、本体はパワーに耐えられる金属製のものがほとんど。そのため、ハードな裁縫でも壊れにくい丈夫な構造になっています。

また、貫通力にもすぐれているため、厚みのある生地もスイスイ縫うことができます。そのぶん、サイズ感と重さがあるので、持ち運んだり頻繁に収納したりする使い方にはあまり適していません。

それでは、職業用ミシンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。

【1】縫製スピードで選ぶ
【2】サイズをチェック
【3】針の種類で選ぶ
【4】便利なオプション機能

上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

職業用ミシンを購入する際に重要視するのが縫製速度です。「55～1,500針/分」という形で表記されており、職業用ミシンが1分間に何回針を上下できるかを表します。

職業用ミシンは速度が速いほどモーターが大きくなり、パワーもあります。一般的な家庭用ミシンでは最高速度が約800針/分ほどなのに対し、職業用ミシンは約1,500針/分ほどなので、約2倍の速さで厚い生地もきれいに縫えます。

重ね縫いなどの厚い布に対応するためには、約1,500～1,600針/分の速さがあると便利でしょう。

職業用ミシンの大きなメリットは速く縫製することができることですが、こまかい部分や仕上げをするためには遅いスピードも必要です。

最低速度が速すぎると、曲線を縫ったりこまかい作業が困難となってしまいます。職業用ミシンの最低速度は、曲線や縫い模様を得意とする家庭用ミシンと同じぐらいの、約60針/分ほどだと使い勝手がよいでしょう。

職業用ミシンは、家庭用ミシンと比べるとサイズが大きく、金属製なので重いものが多くなります。

家庭用ミシンとちがい、職業用ミシンは大きいため、部屋に置きっぱなしになることになります。購入する際は、事前に置き場所を確認しておきましょう。

職業用ミシンのサイズは、本体と補助テーブルを広げた状態が正式なサイズとなります。置き場となるスペースでしっかりと補助テーブルまで広げられるか、余裕をもって作業ができるかを必ず確認しておきましょう。

職業用ミシンを選ぶうえで、重さもかなり重要です。機械がパワフルでスピーディな作業をおこなうには、その力に耐えられるだけの安定性が必要なので重い方が有利です。しかし、重すぎると出し入れの作業がたいへん……。

基本的に職業用ミシンは、専用のデスクなどに置きっぱなしにするのがベターです。もしスペースが確保できない場合は、重量をチェックして比較的軽量のものを選びましょう。

職業用ミシンの針には「工業用針」と「家庭用針」の2種類が存在します。それぞれの針には互換性がなく、ミシンによって使い分ける必要があります。

工業用針を使う職業用ミシンは、パワーがあり、重ね縫いやかたい布地を縫うことに適しています。しかし、工業用針の針軸は特徴的な形のため、専門店で購入する必要があり、針を選ぶ専門知識も必要です。

ミシンに取りつけるのが難しく、もし正確についていなかった場合は縫い目が曲がってしまったり、故障の原因になったりすることも。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば活用範囲が広がりますよ。

家庭用針を使う職業用ミシンは、自動糸通し機能や自動糸切り機能を搭載したモデルが多く、使いやすいのが特徴です。また、家庭用針は取りつけがかんたんで、一般的な手芸店で購入できます。

ただし、工業用針を使うタイプよりも強度は低くなるため、厚すぎる布地やかたすぎる布地には適していません。

職業用ミシンにも、押さえ圧調節やドロップフィード、自動糸切り機能付きコントローラーやライト付きなど、さまざまな便利機能があります。ただし、便利機能はすべてのミシンについているわけではありません。

どの機能がついていてほしいのか、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。

ミシンを使うときは都度糸切りが必要ですが、わざわざハサミを使うのはめんどくさいですよね。

そこで自動糸切り機能の出番です。自動糸切り機能はワンタッチで糸が切れるので、ハサミを出す手間も、下糸を引き出す手間もありません。作業効率が上がる便利な機能です。

ミシンをかける前にひと苦労するのが糸のセッティングも、自動糸通し機能があればかんたんにできます。とくに糸の色をよく変える方に便利な機能です。

ひとくちに自動糸通し機能と言っても、メーカーによって性能はさまざま。どの部分が自動でできるのか、確認するようにしましょう。

押さえ金には送り歯に生地を密着させ、スムーズに生地を運ぶ役割がありますが、生地は厚みも素材もさまざま。

押さえ圧調節機能があると、重ね縫いや薄い布など布地の厚さに合わせて調整できるので、縫製をスムーズにすすめることができます。

暗い場所でのミシンがけは手元が見えにくく、作業しづらいだけでなく、ケガに繋がる危険性もあります。

ミシン自体にライトがついていれば、目にもやさしく作業がしやすくなるでしょう。ライトは多くのミシンについていますが、もしついていない場合はミシン専用のライトを用意するようにしましょう。

ここからは、おすすめの職業用ミシンをご紹介します。

■「JUKI（ジューキ）」
■「BROTHER（ブラザー）」
■「SINGER（シンガー）」
■「JANOME（ジャノメ）」　といった人気メーカーの商品を厳選！

各メーカーごとにさまざまな便利機能や特化した機能が付いているので、職業用ミシン選びの参考にしてくださいね。

Amazon、楽天市場での職業用ミシンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

職業用ミシンを購入する際に、ある便利なアタッチメントをご紹介します。

段付き押さえは、職業用ミシンや工業用ミシン専用のアタッチメント。段がついており、均一幅にステッチをかけることができる押さえ金です。生地を押さえに合わせて置き、直線に縫うだけでキレイなステッチができます。

ステッチ定規やマグネット定規でもステッチ幅を調整できますが、1cm以下の細かい幅を縫う場合はステッチ押えを使用したほうがより美しく仕上がります。右用と左用があり、生地の厚みや使用する位置によって1mm・2mmなど使い分けるといいでしょう。

ファスナー押さえは、その名のとおりファスナーを縫い付けるときに使用するアタッチメントです。押さえの裏側に溝があり、ファスナーの段差による縫いズレやゆがみを防ぎます。片側だけ押さえるタイプや細幅タイプだと、ファスナーのムシ（かみ合うところ）に当たらず端を縫うことができ、かんたんにファスナー付けができます。

ロックミシンは、布端のほつれ止めのために行う「かがり縫い専用のミシン」です。家庭用ミシンでは難しいTシャツやトレーナーなど、伸縮性のあるニット素材の縫い合わせが得意。また、ハンカチやスカーフの端始末やコサージュなどの飾り縫いもキレイに縫いあがります。

通常の直線縫いやステッチはできませんが、「家庭用ミシンでは物足りない」という方は、職業用ミシンとあわせてロックミシンも検討してみてください。

職業用ミシンの特徴や選び方、職業用ミシンのおすすめ商品を紹介しました。

家庭用ミシンと職業用ミシンでは、縫製性能は職業用ミシンがすぐれているので、値段や置けるスペースが確保できる人であれば、職業用ミシンを購入するのがおすすめです。この記事を参考に、自分に合った職業用ミシンを探してみてください。

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