中華イヤホンの魅力 低価格なのに高性能
中華イヤホンとは中国メーカーが製造しているイヤホンです。中国の工場で作られていますが、なかには大手メーカーと同じ工場で製造されているイヤホンもあります。デザインもハイセンスなものが多く、音質もいいと口コミなどで広がり、高性能なのにかなりの低価格で購入できると人気となっています。
ただし気を付けないといけない点は粗悪品が混じって販売されていることです。片方のイヤホンが壊れて音が聞こえなくなっていたり、数か月で壊れてしまったりするものもあります。そのため選ぶときは口コミを読んで評判をもとに購入するように心がけましょう。
中華イヤホンの選び方
それでは、中華イヤホンの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】イヤホンのタイプ
【2】ドライバーユニット
【3】デザイン
上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】イヤホンのタイプから選ぶ
イヤホンには大きく3種類に分かれます。自分が使いやすいのが一番です。それぞれのメリット、デメリットもあるのでチェックしていきましょう。
▼「有線イヤホン」は充電切れの心配なし
音にこだわる人や、充電が面倒だと感じるなら「有線イヤホン」がおすすめです。ワイヤレスだと電波が悪い場所では音に遅延が発生したり、切れたりするので、音楽を聴いているときストレスに感じます。有線ならダイレクトに良質な音が伝わるでしょう。
▼「ワイヤレスイヤホン」は邪魔にならない
ワイヤレスイヤホンはBluetooth接続なので電波の悪い環境だと音が途切れたりしてしまいます。しかし、有線イヤホンのようにケーブルのうっとうしさもなく、付け外しがとてもスマートになります。落としたり紛失しないように管理はしっかりとする必要があります。
▼「リケーブルイヤホン」なら付け替え可能
「リケーブル」とは、イヤホン本体からケーブルを取り外し、別のケーブルに替えることをいいます。リケーブル対応のイヤホンなら、自分好みのケーブルに交換したり、ケーブルが破損した場合にも対応できたりします。
また、ノイズを軽減し、音質を高めることも可能です。中華イヤホンをより活用したいなら、リケーブル対応のイヤホンを選んでみるのもいいでしょう。
【2】音質にこだわるならドライバーユニットもチェック!
中華イヤホンの性能を確認し、よりコスパのいい製品を選ぶためには、イヤホンに搭載されているドライバーユニットの内容をしっかりと見てみましょう。
▼パワフルで低音の「ダイナミック型(DD型)」
パワフルで低音に優れているのは「ダイナミック型(DD型)」で、ドライバーの基本であり低価格なイヤホンに多く見られます。低音域のベースなどを拾ってくれるので音に深みを感じられます。
▼繊細な高音を求めるなら「バランスド・アーマーチェア型(BA型)」
中~高音に優れており繊細な音を求めるなら「バランスド・アーマーチェア型(BA型)」がおすすめです。ギターなどの高音を拾ってくれるので音楽に美しさが広がります。
▼低音高音のバランスのよさなら「多ドラ」
DD型とBA型の両方を搭載しているハイブリッドモデルが「多ドラ」と呼ばれるユニットです。さまざまなドライバーを搭載することで、各ドライバーの弱点を補強し、より高性能なイヤホンに仕上がります。
【3】おしゃれなデザインにも注目
中華イヤホンには、ほかにないようなスタイリッシュでおしゃれなデザインが豊富な点も魅力です。
特にスケルトンタイプの人気が高く、各メーカーからさまざまな製品が発売されています。人とはかぶらないデザインや好きなデザインを見つけることも、中華イヤホン選びの楽しみといえるでしょう。
中国の有名メーカーを比較!
中華イヤホンにはさまざまなメーカーが存在するので、自分に合ったメーカーからお気に入りのイヤホンを選ぶのもひとつの手です。KZやTFZなどのおすすめメーカーの特徴をご紹介します。
▼KZ(Knowledge Zenith):高スペックかつリーズナブル!
高スペックなのにリーズナブルという、コスパの高さで定評があるのは「KZ」。KZとは、ブランド名である「Knowledge Zenith」の略で2010年に設立されたメーカーです。
圧倒的低価格でありながら、ドライバーを複数搭載するなど音質にこだわりが見えるので、ネットでも注目されている中華イヤホンメーカーのひとつです。口コミが多いので、購入判断がしやすいのも嬉しいところ。中華イヤホンを検討する際に候補に入れたいメーカーです。
▼「TFZ」「URBAN」 :高級感のあるデザイン!
デザインにもっとこだわりたいという人には、「TFZ」「URBAN」 がおすすめ。2015年に作られた比較的若いメーカーですが、高級感のあるデザインや個性的な色使いが魅力で、使うのが楽しみになるイヤホンです。
価格は高めの設定ではありますが、その分デザイン性にこだわりたい人にはぴったりのメーカー。
▼「JPRiDE」「SoundPEATS」:サポートが万全で安心!
価格が比較的リーズナブルな中華イヤホンですが、「安いというメリットだけでは不安」、「品質が不安定ですぐ壊れそう」などが気になる人も多いはず。そんな人におすすめなメーカーは「JPRiDE」や「SoundPEATS」です。
ジェイピーライドは、高性能でコスパのいいワイヤレスイヤホンを販売しており、返金保証や日本人スタッフによる対応などサポートが充実しています。また、アーバンスポーツ向けのワイヤレスイヤホンを20カ国以上に販売しているサウンドピーツも、メール問い合わせ、返金・交換対応などのサポートがあります。
中華イヤホンのおすすめ10選
ここからは、中華イヤホンのおすすめ商品をタイプ別にご紹介します。
▼ワイヤレスタイプ|おすすめ商品はこちら!
▼有線タイプ|おすすめ商品はこちら!
各商品がすぐに見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼おすすめ5選|ワイヤレスタイプ ブルートゥースにつないで聞く!
コードが邪魔だと感じている人や、スポーツや移動中に使用したいという人におすすめしたいワイヤレスの中華イヤホンをご紹介します。ワイヤレスイヤホンに自信をもっているメーカーの製品なので、自分に合った中華イヤホンを見つけてみてくださいね。
ブランド史上最小サイズ
耳穴の小さい女性であっても無理なく装着でき、洋服のポケットに入れても膨らみを感じなく、持ち運びが更に便利に。Bluetooth 5.2に準拠しており、遅延なくノンストレスで接続できます。
次世代の主流オーディオコーデックであるaptX Adaptiveにも対応。クオリティの高い音を楽しめますよ!
CVC8.0ノイズキャンセリング
最新のBluetooth5.1技術を採用。高音質と低遅延、接続安定性をバランスよく保ちます。耳にぴったりとフィットする優しいシリコン素材を使い、さらにカナル型を採用したことで、一日中快適に過ごせます。
普段使いには申し分ない機能性!
装着しやすいコンパクトなサイズ感でありながら、電車などの移動中に役立つノイズキャンセリング機能を搭載。コーデックもaptX Adaptiveに対応し、高音質かつ低遅延なので、音楽だけでなく動画視聴やゲームプレイにも最適です。
充電ケースを併用することで最長21時間のロングバッテリー性能や、IPX5の生活防水機能など、リーズナブルながら普段使いには十分な性能を持っています。
省電力で長時間! スムーズに長く使用したいときに
高音質な音楽を1日を通して楽しみたい人におすすめなモデルです。Bluetooth5.0や最長14時間再生などの機能により、スムーズに長時間使用可能なところがポイントです。
またこのモデルのメリットは長時間駆動するというタフさだけではなく、音質にもしっかりこだわっており、高音域と低音域のバランスが取れているので、使い勝手のいいアイテムとなっています。
素早くつながり音切れしにくい
音質・装着感・スペック・内臓チップセットなど、あらゆるアップデートが施され、過去最高モデルが誕生。片側僅か5gの軽量ボディながら、最大6時間の連続再生を実現。小型化と長時間再生を実現したBluetoothイヤホンです。
▼おすすめ5選|有線タイプ リケーブルとしても楽しめる!
続いて、高性能・高品質でコスパ抜群の有線タイプの中華イヤホンをご紹介します。中華イヤホンが初めてという人にもおすすめしたいラインナップなので、ぜひ参考にしてください。
アクセサリー効果の高いリケーブル式!
アジア人特有の耳の形にフィットするように設計された筐体で、遮音性が高いリケーブルタイプのイヤホンです。力強い低音域や伸びやかな中音域が魅力で、価格以上の出来に仕上がっています。
カラー展開はクリア素材のグリーンとパープルで華やかな雰囲気。アクセサリー効果も高いので、街使い用にぴったりですよ。
エージングで見事な音に変化!
KZ ZSNのアップデート版です。低音から高音域までバランスよく音を再生するドライバーで、表現力は楽器もボーカルも価格以上です。使い始めは音の響きが強くてキンキンするかもしれませんが、100~200時間のエージングをすることで、音質がグッと高まります。
ジュラルミンのメタリックな感じとスケルトンのボディがかっこいいですね。耳へのフィット感も十分なので、重低音を堪能したい人はぜひチェックしてみてください!
臨場感のある音がいい!
『T2G』は、この価格でほぼハイレゾに近い音を鳴らすかなり高音質なモデルです。特に高音域の透明感がすばらしく、臨場感のあるボーカル音を感じることができるかと思います。
また密閉度が非常に高く、まわりが騒々しい駅の構内などでも音楽に集中することができるのは大きな魅力。1万円以下でいいサウンドを、と考えている人に非常におすすめです。
パワフルな低音とリケーブルで音質アップ
より低音を重視して選ひたい人におすすめのモデル。従来機の『KZ ZS10』より、それぞれの音質が改良されたもので、DD型ドライバーを強化することでパワフルな低中域を実現しています。
また、別売の専用アップグレードケーブルを装着することによって、より音質を高めることも可能なので、リケーブル対応を探しているけれど迷っている人にもおすすめです。
伸びのあるサウンドが魅力
『KZ-ZSN』は中華イヤホンブームの火付け役となった、Knowledge Zenithの代表モデルです。コストパフォーマンスがかなりよく、大型のドライバーを搭載しているため低音域、高音域ともに伸びのある豊かなサウンドになっています。
また、外見もコード部分がスケルトンになっており、ひと味違ったおしゃれ感を楽しむことができるのも嬉しいポイントです。
【ランキング】通販サイトの最新人気! 中華イヤホンの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの中華イヤホンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
【Q&A】よくある質問
リケーブルのケーブルはどれがいいの?

「2pin端子」と「mmcx端子」に対応しているケーブルです。
購入するイヤホンがどちらかの端子なので、その端子が差し込めるケーブルを購入しましょう。
多ドラじゃないと音質は悪いですか?

そんなことはないです。
多ドラは複数の音域を拾ってくれるので確かに偏った音ではないでしょう。しかし低音や高音が売りのサウンドを多ドラで聞くと物足りないかもしれません。口コミやレビューを確認してから購入しましょう。
【関連記事】ほかのイヤホンはこちら!
【まとめ】最大の特徴はコスパの高さ!
イヤホン市場で着実にシェアを伸ばしてきている中華イヤホン。最たる特徴はコスパの高さ。「安かろう悪かろう」のイメージもありますが、各メーカーの製品を比較してみると、音質や利便性の面が日本のハイブランドメーカーに迫るものもあります。
各メーカーごとの特色や機能性に注目して選んでいきましょう。その際はぜひこの記事を参考に、自分に合ったイヤホンを見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。