子ども用布団の選び方
看護師兼ライターのゆみ かおるさんに、子ども用布団を選ぶポイントを教えていただきました。
「布団セット」か「単品」かで選ぶ
ひと口に子ども用布団といっても小学生が使う「ジュニア布団」と赤ちゃんから使える「ベビー布団」があります。どちらも掛け布団と敷き布団のセットで売られているものと単体で売られているものがあり、どちらを選べばいいのかと悩むかもしれません。まずは違いをチェックしていきましょう。
セット商品|子供用ベッドがあるなら敷き布団×掛け布団セットを
両親と子供のベッドが別になっている場合には、掛け布団と敷き布団のセットがおすすめ。セットの場合には単体価格よりも安い値段で買えることが多く、カラーやデザインが統一されていることにより、インテリアの一部としても邪魔にならないのもポイント。
また赤ちゃん用の布団についても、保育園用に布団を用意する場合はセット商品がおすすめです。商品によっては、枕や枕カバー、収納バッグまでついているものもあるので、保育園準備にぴったりです。
単体購入|ママたちと一緒に寝るなら掛け布団だけでOK
ママやパパと同じ布団で一緒に寝る場合には、子ども用の掛け布団のみの購入でもいいでしょう。寝相が悪くても布団を掛け直しやすいです。
また、布団セット商品をすでに持っている方で冬用か夏用の布団を追加で買う場合には、単体で購入するとよいでしょう。
清潔を保てるお手入れしやすい布団を選ぶ
子どもはとくに汗をかきやすく、おむつを使用している2~3歳児ごろまでは、睡眠中に寝返りをしておしっこやうんちが漏れてしまうこともあります。
おむつを卒業していても、お漏らしをしてしまう可能性もあるかもしれません。そんなとき、洗濯機で丸洗いできると手軽に清潔に保ちやすく便利に! 「ウォッシャブル生地」や「丸洗いできる布団」をおすすめします。
加えて、抗菌・防臭やダニ対策がされた布団だとより衛生的に保つことができるでしょう。
吸湿性・放湿性にすぐれた素材を選ぶ
小さな子どもは、体温調節がまだうまくいきません。そのため、掛け布団は吸湿性・放湿性にすぐれている素材を選ぶことをおすすめします。子どもの掛け布団でよく使われる素材は、羽毛や綿、ポリエステルなどです。
羽毛
羽毛は吸湿性・放湿性にすぐれていることで知られていますよね。しかし、自宅で気軽に洗えない、値段が高めであることなどから、子ども用としては購入を悩まれる方も多いようです。
ポリエステル
丸洗いできる布団に多く使われています。羽毛に比べ吸湿性・放湿性が劣りますが、布団の軽さや低価格であることがポイントです。
綿
羽毛に比べると重さがあり放湿性がやや劣るため、こまめに天日干しが必要ですが、こちらも比較的安い値段で買えるのがポイントです。
子ども自身が上げ下ろしするなら3kg以下を目安に
子どもが自分で布団の上げ下ろしのお手伝いをすることを考えた場合、敷き布団は3kg以下を目安として選んでみてください。3kg以下の敷き布団なら、子どもの力でも比較的ラクに上げ下ろしできます。
加えて、3つ折れタイプなどあらかじめ折り目がついているものを選べば、子どもでもカンタンに片づけができますよ!
掛け布団は「ズレ防止ループ付き」が便利
掛け布団を選ぶときのポイントが、ズレ防止のループがついているかどうか。掛け布団の多くは、別売りのカバーを取り付けて使用します。
ズレ防止ループがあれば、カバーと掛布団がずれません。カバーのなかで掛布団がズレてしまう不快感がないので、子どもも扱いやすいでしょう。4つの角に加えて数カ所ループがついていると安心です。
子ども用布団のおすすめ3選|布団セット 保育園や幼稚園準備に! お昼寝にも!
ここからは、おすすめの子ども用布団を「布団セット」「掛け布団」「敷き布団」に分けて紹介していきます。
まずは布団セットから。子供専用の寝床を作りたい方には、掛け布団も敷き布団もセットになった商品がおすすめです。別々に購入するよりも安い値段で手に入りますよ!

防ダニ・抗菌防臭加工のふんわり掛敷布団セット!
そのまま一枚でも使える敷き布団と、ふんわり仕上げた掛け布団のセットで、季節問わずに活用できます。ベビーベッドから卒業したいとお考えの方におすすめのセット。防ダニ・抗菌防臭加工が施されており、敏感な子どもの肌にもやさしい仕上がりとなっています。
カバーをしたときでも透けないようなアイボリーカラーとなっていて、子どもの好きなキャラクターや柄のカバーを用意すれば、カスタムできることもポイントです。
枕もバッグも入った7点セットで買い忘れなし!
敷き布団の中綿がしっかりとしていて、安心してお昼寝させることができる布団セット。枕や収納手提げもついた7点セットで、買い忘れもありません。
敷き布団、掛け布団ともに洗濯機で丸洗いできるので、清潔に保てます。ネームタグもついているので、保育園や幼稚園での使用にもぴったり。ほどよく大人っぽいデザインで、年長さんになっても違和感なく使用できますよ。
全部洗える! ほどよい厚みの敷き布団で保育園にも
大人気のディズニー柄の布団7点セット。ほどよい厚みの敷き布団と、ふんわりとあたたかい掛け布団はどちらも洗濯機で丸洗いOK! 常に清潔に保つことができます。
カーズの柄以外にも、ディズニープリンセス、ミッキー柄があるので、男の子から女の子までお気に入りが見つかりそうです。
子ども用布団のおすすめ3選|掛け布団
続いて、子ども用掛け布団単品のおすすめを紹介します。

ふんわり暖かいホワイトダックの羽毛布団
ふんわりと軽いのに、しっかりと保温性のある羽毛布団。キルト加工により、温かい空気を逃がさない構造になっています。
子どもは寝返りをしたり、体温調節がうまくできないこともあり、冬場に安心の一枚です。羽毛が飛び出ないように加工された生地で、赤ちゃんでも安心。
また、付属のカバーは綿100%で、取り外してしっかり洗うことが可能。羽毛布団なので頻繁(ひんぱん)に天日干しする必要がなく、手入れも楽チンです。

抗菌・防臭・防ダニ対策バッチリ!
子どもの肌に触れる部分は綿100%で、抗菌・防臭加工がされています。また、なかわたには、防ダニ効果が高いポリエステルの「マイティトップII」を使用。ハウスダストが気になる方にも安心です。
冬場には、毛布などと併用して使えます。また、サイズが130×180と大きめであるため、小学生になっても長く愛用できます。

お手入れかんたん、洗える素材の中わた加工!
こちらは帝人フロンティアの「ウォシュロン」という中わたを使用しており、洗濯機で洗うことができる加工となっています。布団が汚れてしまっても、すぐに洗うことができ、ママパパにとって頼もしい味方!
赤ちゃんに負担をかけないよう、新素材のポリエステルを中わたとして使用し、軽量化を実現しています。寒い時期に赤ちゃんをやさしく包み込んでくれる一枚です。
子ども用布団のおすすめ2選|敷き布団
続いて、子ども用敷き布団単品のおすすめを紹介します。

お昼寝用にも使えるかわいい柄のキルトパッド
さまざまな柄から選ぶことができるキルトパッドです。リビングに敷いておいてもインテリアを邪魔しないかわいらしさがあり、ちょっとしたお昼寝に、寝ころびながら遊ぶときにも使いたい……とお考えの方におすすめです。
120×120サイズなので、添い寝しながら絵本が読める程度の広さもあります。洗濯機で丸洗いも可能で、お手入れもかんたんです。
リビングプランニング『ほこりの出にくい敷布団』
安いのにふっかふかで寝心地抜群。衛生的でGood
固綿とポリエステルわたの3層構造になっている中綿は、ふんわりほどよい厚みで心地いい寝心地を実現。ほこりが出にくいのもポイントです。
自社工場から直接届けることでコストをカットし、安いのに品質もいいコストパフォーマンスになっています。安心の日本製で、文句なしにおすすめです。
「子ども用布団」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 子ども用布団の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの子ども用布団の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
子ども用布団に関するおすすめ記事はこちら
看護師からのアドバイス
子ども用布団を選ぶときの注意点
子ども用の布団を選ぶときは、冬場用の布団としてなのか、お昼寝用なのかといった布団の使用目的や、子どもの体質に合わせた布団選びをおすすめします。
また、汗をかきやすい、ハウスダストなどのアレルギーがある場合、洗濯機で丸洗いができるものや、抗菌・防臭・防ダニのものなどを優先的におすすめします。
布団は毎日使うものですから、手入れがかんたんで、子どもの体質に合わせた布団を選んでいきましょう。
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10年以上病院や施設、クリニック等で看護師として勤務。 現在は看護師をしながら兼業ライターをしています。なかでも小児科領域で働いた期間が長く、保育園勤務の経験や学校行事の引率などで子どもやその家族と接することが多いです。 看護師向けメディア以外でも、子育てに関するメディアなどで執筆・監修者としても活動中。