スクイズボトルとは? ギュッと握ると中身が飛び出す
英語の「squeeze=絞る」を語源としているように、ボトルをギュッと握ると、中に入れた飲み物を飲むことができます。サッカーの試合では、グラウンドの周辺に置かれていることが多く、ボールが外に出た時やけが人が出た際などに飲んでいる姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
金属製の水筒とは違い、ポリエチレンやポリプロピレンなどの柔らかい素材で作られているため、軽く、移動時に持ち運びがラクなのも使いやすいポイントになります。
部活動やジョギング、筋トレなどのさまざまスポーツの水分補給時に活躍しているので、ぜひ取り入れてみてください。
スクイズボトルのメリット・デメリットは?
■メリット
・ギュッと握ればすぐに水分補給が可能
握ればすぐに中身が出てくるので、スピィーディな水分補給が可能になります。
・軽くて丈夫
持ち運びに便利で万が一落としてしまっても凹んだりせず使うことができます。
・とにかく安い
安いものだと500円前後から1Lのスクイズボトルを購入することができます。
■デメリット
・保冷・保温には向いていない
短時間の仕様であれば問題ありませんが、中身の温度を一日中保つという使い方には向いていません。
スクイズボトルの選び方 サイズや色などをチェック!
それでは、スクイズボトルの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】ボトルの容量・サイズから選ぶ
【2】飲みやすく、開けやすい飲み口を選ぶ
【3】握りやすいデザインに注目!
【4】広い飲み口は洗いやすい!
【5】暑い時期には保冷可能なタイプもおすすめ
【6】クリアタイプや半透明タイプで残りの水分量をチェック
上記の6つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ボトルの容量・サイズから選ぶ
スクイズボトルは水分補給のためにも持ち歩くアイテムなので、ランニングやトレーニング中に水分がなくなってしまうことは防がなくてはいけません。そのため、運動量などに合わせて使いやすい容量のボトルを手に入れましょう。
目安は軽いランニングはペットボトル一本分の500ml前後、部活やジムなどでハードにトレーニングするなら、1000mlと覚えておきましょう。
ただ、容量の大きいものはその分ボトルが重くなってしまうため、ボトルの持ち運びやすさも考慮しておくのがおすすめです。
【2】飲みやすく、開けやすい飲み口を選ぶ
スクイズボトルの飲み口部分には何タイプかありますが、運動中に使いやすいスライドキャップが多いようです。メーカーによって呼び方は異なりますが、飲み口をパチンと上下させるタイプです。
片手でボトルを持って、歯で開けられるので、走りながらなどでも飲みやすく、両手放しができない自転車などでも水分補給が可能です。
ものによっては、さらに携行時に汚れないよう、アウターキャップがつく場合もあります。スライドキャップだけだと、カバンに入れたときなど衛生面で不安な人は、そういうタイプもいいでしょう。
ペットボトルのようなスクリューキャップのタイプもあるので、このあたりは好みで選べばよいでしょう。
【3】握りやすいデザインに注目!
スクイズボトルは、本体を握って水分を押し出す方式のため、ボトルの握りやすさは重要なポイント。本体にくびれが付いていたり、ラバーグリップが装着されていたりすると、汗をかいた状態でもボトルが滑りにくく使い勝手がよくなります。
そのため、ボトルの形状や外部の機能などにも注目して選びましょう。使い方がシンプルな分、ボトル自体の機能によって使いやすさがグッと変わります。
【4】広い飲み口は洗いやすい!
スクイズボトルは使いやすい反面、ボトルの内部が洗いづらく感じてしまうことがあります。そこで、内部をしっかり洗うために、なるべく口の広いスクイズボトルを選びましょう。
口が広いとスポンジなどを入れやすく、きちんと奥まで洗えます。毎日運動やトレーニングを欠かさない人は洗う頻度も多いため、手軽に洗えることにも注目してみましょう。
【5】暑い時期には保冷可能なタイプもおすすめ
一般的にスクイズボトルには、保温・保冷機能はありません。絞り出すという使い方のため、柔らかい薄い素材を使う必要があるためです。このため、真夏のマラソン大会などで給水所に置いておくときなど、いくら氷を入れていてもすぐとけてしまったりします。
それほど種類はないものの、スクイズボトルでも保冷可能なタイプがあるので、そんなときは選択肢に入れてみてはどうでしょうか。ただし、キャップの構造と本体の素材の制約からだと思いますが、保温タイプはみたことがありません。
保冷・保温も可能なカバーなどを使う方法もありますが、あまり分厚いカバーだとギュッと握れなくなるので、これは難しいところです。
【6】クリアタイプや半透明タイプで残りの水分量をチェック
残りの水分量をチェックしたいなら、半透明のようななかが見えるクリアタイプのボトルがぴったり。水分の摂取量を調節するだけでなく、早めに補充することで水分不足などを防ぐことにも繋がります。
また、クリアボトルは涼し気なデザインもおしゃれなのもポイント。トレーニング中にあると便利なので、ひとつは持っておくのがおすすめです。
スクイズボトルおすすめ12選 パッキンレスでお手入れ簡単、走りながらでも飲みやすい
ここまで紹介してきたスクイズボトルの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。

パッキンレスで日頃のお手入れもかんたん
アスリートの食事や栄養を支えるブランドとして、ザバスの認知度は高いと思います。プロテインのパウダーなどはスポーツ用品店だけでなく、ドラッグストアやホームセンターなどでもよく販売されています。
このボトルはザバスブランドのロゴが大きく目立つデザインで、従来より柔らかい素材に改良され、さらに使いやすくなっています。価格も安価で買いやすく。1000mlサイズもあるので、両方そろえて使ってもいいでしょう。

パウダーを溶かしやすく洗いやすい形状のモデル
大塚製薬ではポカリスエットと並んで、スポーツ時の筋肉のコンディションを維持し、パフォーマンスを最大限に発揮するためのアミノバリューも人気のブランドになっています。
アミノバリューパウダーを溶かしてマイドリンクを作っている人も多いと思いますが、このボトルは「アミノバリューパウダー8000」を溶かすのに最適な1000mlサイズのスクイズボトルです。
オプションで同じデザインのキャリーケースもありますが、ボトルの形状などは別ブランドのポカリスエットやエネルゲンなどでも共通なので、デザイン違いを組み合わせても楽しいでしょう。

浄水機能付きで使いやすいスクイズボトルが登場
ブリタならではの浄水機能が最大の特徴で、水道水を入れてボトルを握ればキャップ部分の浄水フィルターにより、塩素などを除去しておいしい水にしてくれます。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分はそのままで、味に影響を与える不純物だけを除去する仕組みなので、いつでもおいしい水が飲めます。ボトル部分に普通の水道水を入れればいいので、公園やジムなど、どこでも給水OKになります。
浄水フィルターのマイクロディスクカートリッジは、1個あたり150リットル分の水が濾過できるので、ペットボトルのミネラルウォーターを買う手間も省けます。それほど量はいらないという人には、少し小さい385mlモデルもあります。
ワークアウトにちょうどいいサイズ
ワークアウトなどの際にはあまりサイズが大きすぎると邪魔になってしまいます。とはいえ、コンパクトな500ml以下のサイズでは容量が足りない…そんな方にぴったりな800mlサイズとなっています。スタイルとしてはシンプルなタイプのものですので使いにくさを感じることもありません。500mlサイズでは少し足りないという方におすすめです。
素早い水分補給が可能な持ちやすいデザイン
エルゴノミックデザインを採用することによってとても持ちやすく、あらゆる状況の中でも素早く水分補給をすることができるスクイズボトルとなっています。また、耐衝撃構造になっていますので、ちょっとした衝撃を与えたとしても破損したり、水漏れしてしまうといった心配もありません。食洗機の使用ができるのも嬉しいポイントです。
大きめキャップが使いやすい
スクイズボトルの中にはキャップレスのものもありますが、衛生面を考えると少し心配です。しかし、キャップがあると開ける手間がありますのでスムーズに水分補給をすることができません。こちらのスクイズボトルはキャップ付きとなっていますが、大きめサイズとなっていますので、ワンタッチで簡単に開けることができるようになっています。
しっかり混ざる高機能スクイズボトル
シンプルな構造のスクイズボトルが多い中で、このRADIANのブレンダーボトルは高機能なハイテクボトルと言えるでしょう。保冷可能なタンブラー内には、スポーツドリンクの粉末を溶けやすくするためのブレンダーボールが入っており、溶け残しを軽減します。また、キャップもハズレにくく漏れないため持ち運びの心配もありません。

キャップがぶらぶらせず走りながらでも飲みやすい
さまざまなスポーツ用品を提供するアシックスから、走りながらでも水分補給しやすいスライドキャップを採用したボトル。アウターキャップはないため、カバンなどに入れる際はしっかり閉めていることを確認しましょう。
アシックスらしいブルーと、シルバーの2色が用意されています。本体上部には軽く握りやすいくぼみも用意されているので、走りながらなどでも保持しやすいでしょう。

4倍の保冷力を誇るエアロジェルテクノロジー搭載
キャメルバックは水分補給をするための、ハイドレーション・システムで有名なブランドです。スクイズボトルはポディウムという名前のシリーズで、保冷性能のあるモデルが用意されているのが特徴です。
保冷性能のない通常のポディウムを1とした場合、チルが2倍の保冷力となり、アイスが4倍の保冷性能になります。
ジェットバルブという独自のバルブ構造は飲みやすく、なおかつ回転させるとしっかりロックされるので安心です。自転車だけでなくランニングなどでも使いやすいでしょう。
オプションで泥ハネの汚れなどを防ぐマッドキャップや、2種類の交換用バルブもあるので、状況に応じて使い分けられ、しかも清潔に使用できます。
粉末と飲み物を個別に携帯することができるボトル構
プロテインサプリメント等を携帯する時は、液体と粉末を個別に持ち運ぶ必要がありました。しかし、このスマートシェイクのボトルは2層構造でサプリメントと通常の飲み物を同時に携帯することができます。また、混ぜる際もダマになりにくく飲みやすいストップオン・ストレーナーを採用しています。量を計る際もmlとozの両方のメモリを備えているため、海外製のサプリメントも簡単に扱えます。
スポーツドリンクメーカーによる使いやすいボトル
ポカリスエットと言えば、スポーツのお供で有名であるドリンクです。そんなメーカーから出た、スタイリッシュかつ使いやすさを散りばめたスクイズボトルです。ボトルは広口なので内部の洗浄がしやすく、乾きやすいので衛生的に使えます。また、子供や女性でもグリップしやすいくびれでしっかりと水分補給することができます。
柔らかい素材で出来ているスクイズボトル
柔らかい素材がメインの素材として作られているスクイズボトルです。レース中などでもさっと水分呼吸ができるコンパクトな容量となっています。軽量で持ち運びしやすい形であるのもポイントです。底もフラットになっているのでしっかりと自立もします。薄型であるため、中身を入れていないときでも、コンパクトに折り曲げて持ち運ぶのはおすすめポイントです。ランニング時のお供に完璧です。
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スクイズボトルの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのスクイズボトルの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのスポーツ用品に関連する記事はこちら 【関連記事】
スクイズボトルの洗い方 重曹や希釈した塩素系漂白剤で洗浄する方法も
くびれの大きいデザインのスクイズボトルの場合は、内部がブラシなどで掃除しにくいこともあります。そういう場合は、本体やキャップ部の素材にもよりますが、重曹や50倍くらいに希釈した塩素系漂白剤などで洗浄する方法があります。
どのモデルでどういう洗浄ができるかについては、必ずメーカーのホームページなどで調べてみてください。スライドキャップの場合は、くわえて開けることも多いので、しっかり掃除しておきたいところです。
購入時には、日々のこういうメンテナンスがしやすいかどうかも、しっかり考えながら選ぶとよいでしょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。