甘口カレールー選びのポイント
それでは、甘口カレールーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】甘さを引き出す食材
【2】辛さを抑えている食材
【3】原材料
上記の3つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】甘さを引き出す食材をチェック
カレールーの甘口には、ベースを甘くする食材がいろいろと使われています。バナナやリンゴ、桃などの果物や、チャツネといった果実を砂糖で煮込んだジャム状のもの、果実のソースやパウダーを使う場合もあります。
基本的には果実であることが多いですが、砂糖やはちみつなどを使用している場合もあります。どんな甘みなのか、チェックしてみましょう。
【2】辛さを抑えている食材をチェック
甘口のカレールーには、甘口にするために、スパイスの辛さをやわらげる効果のある食材が入っています。
たとえば乳製品の牛乳やスキムミルク、チーズやバターなど。これらを入れることで刺激が緩和され、まろやかさを感じます。原材料のなかにこれらの品目が多い場合は、よりマイルドでやさしい味わいを感じることができますよ。
【3】原材料をチェック
甘口のカレールーには同じ商品で中辛と辛口が存在することが多いです。ほかの味わいのルーの原材料と比較して、原材料に違いがあるほど製法に徹底していることが想像できます。
甘口ならではの食材の種類がどれだけ使用されているかを比較してみましょう。
エキスパートのアドバイス
カレー・スパイス料理研究家
スパイスの香りの甘口か、コクや深みの甘口か
甘口カレールーは、中辛、辛口に比べて商品自体が少ないこともあり、各メーカーによって甘さの表現に違いが出やすいです。
スパイスの香りが際立つ甘口と、コクや深みが感じられる甘口に分かれる傾向があり、後者の方がよりまろやかに感じることが多いので、好みに合わせて選択するとよいでしょう。
甘口カレールーおすすめ5選
ここまで紹介した、甘口カレールーの選び方のポイントをふまえて、カレー・スパイス料理研究家の一条もんこさんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。





おすすめ商品の比較一覧表
子どもだけでなく、大人もホッとする甘口カレー
カレー・スパイス料理研究家の一条もんこさんへの取材をもとに、甘口カレールーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。
甘口のカレーは子どもだけでなく、辛口が苦手な大人の方やたまにはマイルドなカレーを楽しみたい方にもおすすめです。スパイスの辛さを抑えるために使われる食材、甘さを引き出している食材に注目して選んでみてくださいね!
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カレー・スパイス料理研究家。新潟県出身。 家庭科教諭免許保持。カレーは年間800食。スパイス料理及びレトルトカレーは3000食以上を研究。『カレー研究会』主宰。スパイス料理教室『Spice Life』主宰。 様々な飲食店の料理人を経て現在は下北沢『般°若』顧問。企業向けのメニュー、レシピ、商品開発等。 全国のカレーイベント出演、プロデュース、店舗、ホテルメニュー等のコンサルタントも行う。 TBS『マツコの知らない世界』、レギュラー番組『カレー放浪記』他、各種メディア、雑誌出演多数。日本最大のグルメエンタメグループ『食べあるキング』カレー担当。 自作レトルトカレー『あしたのカレー』を発売半年で5万食のヒットとなる。 自己プロデュースのカレーパンは日本カレーパン協会にて全国No.1に選ばれる。 グルメサイトRetty 連載有り。