辛口カレールーの選び方
日本の国民食ともいわれるカレーのなかでも、大人や辛いモノが好きな方に人気の「辛口カレー」。たまには違うカレールーを試してみたくても、種類が多くてどれを選べばいいのかわからず、結局いつもと同じカレールーを買っていたりしていませんか?
そこでこの記事では、辛口カレールーの選び方をご紹介します。選び方のポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイントは下記。
【1】辛味スパイスの種類を見る
【2】そのほかの旨みとのバランスを見る
【3】香辛料の表記を見る
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】辛味スパイスの種類を見る
カレーを辛くするスパイスは、おもに唐辛子やこしょうがあり、唐辛子はピリッとした辛さ、こしょうはキリリと爽快感のある辛さが特徴です。
とくに唐辛子については刺激の強さを感じやすいので、唐辛子の使用量を強調したカレールーや、辛味の強い唐辛子の種類を強調したカレールーは、辛口の中でも辛さが強い場合が多いです。
◯◯倍というのはメーカーによって比較が違うので、そのメーカーの標準の辛さを知ることも大切です。
【2】そのほかの旨みとのバランスを見る
ひとことで辛口といっても、ただ辛いだけではなく、おいしさのバランスも確認しましょう。「ブイヨン」や「旨み」といった表記があると、辛味以外でもおいしさへのこだわりが読み取れます。
また、辛さと対比する「甘味」の表記も辛さを引き立てる大事な要素なので要チェックです。
【3】香辛料の表記を見る
箱の裏には含まれている原材料が多い順番に表記されています。カレールーについては玉ねぎや油が多く使われているのですが、香辛料としてスパイスが表記されている場所を確認すると、使われているスパイスの比率を想像することができます。
とくに多く使用しているスパイスについては、個別に記されている場合もありますので確認してみましょう。
スパイス料理研究家からのアドバイス
品種や収穫地域などもチェックしよう
辛口カレールーは、辛さの基準が唐辛子マークや数値で表記している場合が多いですが、使用している唐辛子の品種や収穫地域によって、たとえば同じ「唐辛子マーク5つ分」でも辛さが異なる場合もあります。
より辛さを求める場合は追加スパイスを、そこまで辛さを求めない場合は中辛とのブレンドをするなど、想定外の辛さに対応できるとよいでしょう。
辛口カレールーおすすめ8選
辛口カレールーの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。
スパイス料理研究家の一条もんこさんに選んでもらった【専門家イチオシ】商品と、編集部で選んだ【編集部厳選】で商品を紹介していきますので、ぜひ最後まで見てくださいね。
【専門家イチオシ】おすすめ5選
まずは、一条もんこさんがおすすめする商品をご紹介します。スパイス料理研究家が厳選した商品です。

南国を感じるスパイシーな香り!
さわやかな辛さが特徴的なカレールー。元々のコンセプトがスパイシーさにあるので、スパイスのインパクトがより欲しい方はおすすめです。
ベースとなる唐辛子の辛さと、それに負けない黒胡椒のキリッとした辛さ、ジンジャーの辛味も効いています。汗が出るような辛味成分の組み合わせで、からだの内側からデトックスされるような気分になるかもしれませんね。
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本場インドの辛さを体感!
インドカレーのスパイスや調味料を使いやすく再現した、ペースト状のカレールー。より本格的なインドカレー風のスパイスを感じたい方におすすめ。
固形ルーよりもスパイスの全体量も多く、なかでも唐辛子の使用量が多いため、辛味の感じ方は強いです。インドカレーの特徴でもあるのが、煮込みすぎないこと。香りが変わりやすいスパイスのフレッシュ感を味わうためには、スパイス(この場合ルー)を加えたら、できる限り早く食べることです。
作り置きはせず、作ったらすぐに食べるとよりおいしく味わえるでしょう。

使い勝手抜群! アレンジも自由自在!
化学調味料不使用、動物由来原料不使用で、からだにもやさしく安心して使えます。ルーがフレーク状になっているので溶けやすく、少量使いができるのも利点。
炒め物や煮物に少量加えてカレー風味の料理にアレンジするなど、用途が多いことも魅力です。唐辛子の辛さをしっかりと感じつつも、刺激が強すぎないので食材本来の味を引き立ててくれます。
また、辛さと対象的な甘さを持つ果実(アプリコット)をルーに使用することで、おいしさのバランスが生まれています。
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熟成感と共存する刺激的なスパイス!!
オリジナルのガラムマサラに加え20種類の食材を使用し、より複雑な香りと旨味を感じるワンランク上の味わいが楽しめます。
唐辛子の刺激的な辛さにくわえて、濃厚なブイヨンのコクも感じます。スパイスは500時間熟成させて、香りを極限まで引き出していますよ。カレーに使うスパイスは、焙煎した後に時間をかけて寝かせることで香りが一体化し、より芳醇になります。
スパイスにこだわりたい方にはうれしい逸品です。

ホテルカレーの高級感とリッチな辛味!
高級志向のカレーを目指したい時におすすめ。 じっくりと炒めたソテードオニオンとバターのコク深さと、辛味スパイスの刺激が重なり合い、ホテルカレーのような高級感を味わうことができます。
時間をかけて玉ねぎを炒めたりブイヨンをとったりしなくても、このカレールーがあればかんたんにリッチな味わいが楽しめます。
どんな食材でもおいしく仕上がりますが、牛肉を使って作るとより本格的な味わいになりますよ。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは3個、楽天市場は1個の価格です。
【編集部厳選】おすすめ3選
続いては、編集部がおすすめする商品のご紹介です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「iTi」受賞カレーは濃厚な大人の味わい
大人向けの本格的カレー「ZEPPIN」の辛口は、ガラムマサラやクミンなどスパイスの豊かな香りを感じます。「40数種のスパイス」を使用したルーで、デュクセルソース入りの「濃厚ペースト」を閉じ込めた2層構造のルーは、コク深い味わいです。
iTi(International Taste Institute国際味覚審査機構)で受賞した「ZEPPIN」を、ぜひお試しください。
3種の唐辛子と焙煎スパイスが調和した「辛いが旨い」が特徴のカレー。鮮烈な辛さの唐辛子「ブート・ジョロキア」と「キャロライナ・リーパー」に、燻製香と旨みが豊かな「燻製ハラペーニョ」をブレンドしました。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは10個、楽天市場は3個の価格です。
ただ辛いだけではなくて香りも旨みも味わえるので、辛党に人気のカレーです。
カレー専門店の味を家庭で再現
じっくり炒めた玉ねぎと丸鶏をていねいに煮込んだブイヨン、スパイスを合わせた本格的なカレー。小麦粉を使わず油脂量を抑えつつ多くのスパイスを配合し、本格的なカレーでありながらも、素材のおいしさや香りを引き立てることに成功しました。
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「辛口カレールー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする カレールーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのカレールーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほかのカレーに関する記事はこちら 【関連記事】
たまには辛口カレーで味の違いを楽しもう
本記事では、辛口カレールーの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。いかがでしたか?
スパイスや旨み成分をきちんとチェックすることで、ただ辛いだけでなく、甘みを奥に感じる辛口カレーが楽しめることがわかりました。
また、いつもは甘口や中辛カレーを味わっている人も、単品で使うだけではなく、辛口を組み合わせたり、また違う味を見つけるのもおもしろいですよね。
ぜひこれをきっかけに、辛口カレーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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カレー・スパイス料理研究家。新潟県出身。 家庭科教諭免許保持。カレーは年間800食。スパイス料理及びレトルトカレーは3000食以上を研究。『カレー研究会』主宰。スパイス料理教室『Spice Life』主宰。 様々な飲食店の料理人を経て現在は下北沢『般°若』顧問。企業向けのメニュー、レシピ、商品開発等。 全国のカレーイベント出演、プロデュース、店舗、ホテルメニュー等のコンサルタントも行う。 TBS『マツコの知らない世界』、レギュラー番組『カレー放浪記』他、各種メディア、雑誌出演多数。日本最大のグルメエンタメグループ『食べあるキング』カレー担当。 自作レトルトカレー『あしたのカレー』を発売半年で5万食のヒットとなる。 自己プロデュースのカレーパンは日本カレーパン協会にて全国No.1に選ばれる。 グルメサイトRetty 連載有り。