カレー缶詰の選び方 管理栄養士・横川仁美さんに取材
管理栄養士・横川仁美さんに取材をして、カレー缶詰の選び方のポイントを教えていただきました。サイズやメーカーをよくチェックすることが大切です。ぜひカレー缶詰選びの参考にしてください。
カレー缶詰といえば「いなば」をチェック
カレー缶詰のなかでも多くのシェアを誇るのがいなば食品製のものです。変わったカレー缶詰にチャレンジしたい人から、手軽に食べられるカレー缶詰を探している人までぴったりの、いなば食品のカレー缶詰について解説します。
いなばといえば、チキンとタイカレー!
いなば食品は、缶詰やレトルト食品を多く手掛けているメーカーです。さらに、カレーに関する食品のラインアップも豊富で、カレー缶詰だけでいろいろな種類を選べます。
いずれも100g~200gとひとりで気軽に食べたり、お試しで購入したりするのにぴったりのサイズで価格も手にしやすくなっています。家庭で作るカレーのような味わいの甘口や中辛のほか、トマトカレー、インドカレー、グリーンカレーやバターチキンカレー、チキンとタイカレーと豊富な種類が展開されていますので、好みの味も見つけやすいです。
いなばのカレー缶詰はキャンプにもおすすめ
いなば食品のカレー缶詰は、いずれも缶切りいらずで開封できる、イージーオープン型の缶詰になっています。プルトップに指をかければかんたんに開けられるため、いつでもどこでもカレー缶詰を楽しめるのも魅力です。
ひとりでいろいろなカレー缶詰を試したいときはもちろん、アウトドアやソロキャンプで食べたいとき、災害時の備蓄用缶詰としてなどいろいろなシーンでおいしいカレー缶詰を楽しめます。
カレー缶詰はご当地ものもチェックしよう
カレー缶詰はメーカーで発売されていて全国展開されているもののほか、各都道府県メーカーが発売しているご当地ものもあります。ご当地カレーを楽しめるのも、カレー缶詰の魅力です。
ご当地の名産品がカレーに!
ご当地カレーの特徴といえば、その地方でとれる名産品や特産物をカレーの具材として使用しているのが特徴です。豚や牛などカレーに合う具材もあれば、鯖やにんにくなどのちょっと変わった具材もカレーのメインとして使用されています。
ご当地カレー缶詰は、いろいろな具材が楽しめるカレーの新しい可能性の発見にもつながります。意外なカレーの好みが見つかるかもしれません。
ご当地ならではのジビエカレーも!
カレーで使用するお肉といえば牛や鶏、豚肉が一般的です。一方で、ご当地カレー缶詰ではふだんなかなか食べられない食材をお肉として使っているものもあります。
鹿や熊、あざらしなどのいわゆるジビエと呼ばれる食材です。ややくせのある食材もありますが、カレーにすることでくさみやえぐみが緩和され、食べやすくなっているのも特徴。ジビエに挑戦してみたい人にも向いています。
人数にあわせて内容量を選んで
カレー缶詰は商品によって内容量が異なります。賞味期限内に消費するためにも、食べる量や人数に応じたサイズのものを選びましょう。
ひとり分100~200gを基本に考える
一般的にライスにかけるカレーの量は、ひとり分約100~200gとなっています。これを基本に考えると、カレー缶詰のサイズ選びがしやすくなります。
ひとりで食べるときや、複数の味を少しずつ試したいときには100~200gのカレー缶詰が選択肢になります。ひとり分ずつ備蓄をしておきたいときにも、このサイズを選びましょう。
ふたりで食べるなら400gを選ぶ
ひとり分を100~200gと考え、ふたりで同じ味のカレー缶詰を食べる場合には、400gサイズのものを選ぶとよいでしょう。夫婦やカップルで食べるときはもちろん、親子で食べるときも400gが選択肢となります。
400gサイズのカレー缶詰は、いろいろなラインアップがあります。シェアして食べるからこそいろいろなものを選べる楽しみも得られるでしょう。
4人なら800g以上を選ぶ
家族など4人以上で同じカレー缶詰を選びたいときには800g以上の大容量サイズのカレー缶詰が選択肢となります。
800gの大きめサイズのカレー缶詰は、家庭で作るカレーのようなプレーンな商品が多くなっています。好みの具材を足すなどアレンジもしやすいため、食事としてのカレーを大量に作りたいときにも向いています。
大人数なら業務用も選択肢に
大人数でカレーを食べたいなら容量が3,000gほどある業務用のカレー缶詰も便利です。カレーの種類はそれほど選べませんが、定番のビーフカレーをベースに辛さやトッピングなどを工夫し、いくつかの味わいにアレンジしてみるのもよいでしょう。
管理栄養士からカレー缶詰選びのアドバイス
カレーにはスパイスやお肉などが入っておいしく、カレーの日はごはんが進む! という人も多いのでは? そんなカレーを手軽に楽しめるのが缶詰です。今では、缶切りいらずで開封できるイージーオープン型も多く、さらに手軽に食べられるようになっているのが魅力。
缶詰は常備しておくと災害時にも役立ちます。カレー味なら元気がわいてくるきっかけにも、つながるかもしれません。
カレー缶詰のおすすめ11選 管理栄養士・横川仁美さんと編集部が選んだ
選び方を踏まえて、管理栄養士・横川仁美さんと編集部でカレー缶詰おすすめ12商品を選びました。いなばをはじめとしたメーカーのものから、ご当地カレー缶詰まで厳選しています。
私のおすすめはコレ
『バターチキンカレー』は、開けてすぐに食べられるので、忙しい朝食時でもおいしい食卓に。賞味期間が製造日より3年と長いのも魅力。
『ビーフカレーシェフスペシャル』は、あめ色玉葱ベースにフルーツと香り高いスパイスが合わさって満足いくひと缶に仕上がっています。
通常はお肉が入っていることが多いカレーですが、魚がよいなら『サバカレー』がおすすめ。スパイスが効いているのでくさみが苦手な方でも食べやすいでしょう。

日本人になじみやすい甘めのカレー
いなば食品は幅広い種類のカレー缶詰を発売しています。こちらはバターとトマトのコクにやわらかく煮こまれたチキン、さらにココナッツミルクで味付けされたバターチキンカレーの缶詰です。
甘めの味付けのため、エスニックなカレーのなかでも日本人になじみやすいのが特徴。少し変わったカレーを気軽に試したいときに向いています。

ごろっとマッシュルーム入り
ドミグラスやホワイトソースなど、業務用缶詰を多く展開しているハインツのカレー缶詰です。じっくり時間をかけていためたたまねぎのコクに、ごろっとマッシュルームが丸ごと入った欧風カレーに仕上がっています。厚みのある辛さが特徴で、洋食屋さん風のカレーを気軽に楽しめます。
たっぷり入っている840gサイズから業務用3,000gまであるため、家族などの大人数で食べるときにもぴったりです。

和風シーフードカレーならこれ
意外な組み合わせながら根強い支持を得ているサバカレーの缶詰です。千葉県銚子市で水産加工物の缶詰を幅広く展開している、信田缶詰から発売されています。
一口大にカットし、油でカラッと揚げたさばに、にんじん、じゃがいも、カレーソースを合わせました。賞味期限が常温未開封で3年と長めのため、備蓄用にも向いています。
※Amazonは24個セット、Yahooは12個セットです
本場タイの味を家庭で!
青唐辛子のピリッとした辛さに、ココナッツミルクのマイルドさが加わったタイのグリーンカレーの缶詰です。本場タイで製造されています。
温かいごはんにかけて食べるだけでなく、さらりとしたカレーのためつけ麺のスープとしても楽しめます。やや辛めのため、本格的なエスニックカレーを楽しみたいときにも向いています。
黒ゴマのコクが楽しめる黒カレー
いなば食品はタイカレー以外にもインドカレーも豊富に展開しています。こちらは黒ゴマとバターのコクが楽しめる黒カレーです。
風味ゆたかな香りが楽しめ、ごはんにかけて食べるほかナンと合わせるのにも向いています。ルーのスパイシーさがありながら辛さレベルは3。コクのあるカレーを楽しみたいときにぴったりです。
「カレー缶詰」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 缶詰の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの缶詰の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ご当地レトルトカレーのおすすめ商品はこちら!
缶詰に旨味がギュっ! ご当地の味も手軽に試せる!
カレー缶詰は各メーカーやご当地の名産品を使ったものなど、いろいろなものが発売されています。実際に食べたい味や、食べる量や人数に応じたサイズを選びましょう。
カレー缶詰はそのまま食べるだけでなく、ちょい足しアレンジをしたり、ほかのレシピに転用したりもできます。気軽に食べられるカレー缶詰だからこその、新しい楽しみ方をぜひ見つけてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。お味噌汁レシピ研究家。 お味噌汁レシピ作成や文章を書くのが得意な管理栄養士であることを活かし、これまで20社以上のメディアや雑誌に健康や食事についてのコラム・レシピを掲載。 また、オンラインでの食相談を中心に活動中。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。