中辛カレールーの選び方 美味しいカレールーを選ぼう
まずは、中辛カレールーの選び方をご紹介します。
ルーの種類を選ぶ
カレールーにはおもに、固形タイプ、フレークタイプ、ペーストタイプの3種類があります。一般的には、1人分ずつ割って使用できる固形タイプが多く使われていますね。
一方、フレークタイプは少量だけ使いたい場合や、カレーの風味づけに向いています。そしてペーストタイプは、スパイシー感を強調したい場合におすすめです。作るカレーの用途によって、使い分けをするとよいでしょう。
好みの味わいをチェック
ひとくちに「カレールー」といっても、その種類はさまざまです。同じ「中辛」でも、その辛さや味わいはメーカー・商品によって異なります。大きく分けて、炒め玉ねぎやフォンドボーなどを使用した、味わいを重視する「コク系」と、スパイスやハーブの香りの掛け合わせを重視する「香り系」があります。
コクを感じるカレーか、香りを楽しむカレーか、まずはどのようなカレーを作りたいかを考えてみましょう。
カロリーオフ、塩分控えめなど健康志向にうれしい商品も
カレールーのなかには、油分が多く含まれています。最近では、ダイエット中の人や健康に気をつかいたい人にうれしい「カロリーオフ」の商品や、「塩分控えめ」の商品も販売されていますので、気になる人はチェックしてみてください。
また、化学調味料や着色料・保存料などの添加物無添加の商品もあります。
市販の中辛カレールーおすすめ16選 最強においしいカレールーは?
ここからは、市販のカレールーのなかから、おすすめの中辛カレールーをご紹介します。いくつかの味を組み合わせて、オリジナルカレーをつくるのもいいですよ。

コクと香りのゴールデンバランス
35種類のスパイスとハーブを使用した、とことん香りにこだわるカレールー。肉を使ったカレーはもちろん、野菜や魚介を使ったカレーも豊かな風味に仕上げてくれる、食材にとってはオールマイティーな存在といえそうです。
ルーから溶け出すスパイスの香りをよりよく感じるには、作りたてを食べることがおすすめです。
深いコクと味わいが自慢のS&B欧風カレー
ペーストルウを採用しており、素材の味をより感じることができます。また、ペーストルウは溶けやすいためダマになってしまう心配もありません。
牛の濃厚な風味が際立つ欧風カレーを実現させたので、味わい深いコクをより楽しみたい時におすすめの商品です。
※Amazon・Yahoo!ショッピングは2個、楽天市場は1個の価格です。
本格的な味を楽しめる万能パウダータイプ
25種類のスパイスと、ていねいに煮込んで作られたブイヨンを合わせた、本格的な味を楽しめるカレールー。小麦粉を使用せず、油脂量を抑えることでヘルシーながら素材の旨味をしっかり感じられます。
作り方は一般的なカレールーと違い、フライパンを使用して約15分で完成します。さらに、ドライカレーや炒めものなど、幅広いアレンジで使えるので、自分なりの食べ方をでぜひ楽しんでみてください。
香辛料のさわやかな香りと辛さがクセになる!
香辛料のスパイシーさと、ローストオニオンのコクが食欲をそそるカレー。ひとくち食べたら最後まですぐに食べきってしまうような、あとを引く絶妙な辛味がたまりません。
ただし、中辛ですが香辛料の香りや辛さをしっかり感じられるほど、辛味が強くなっています。ほかの中辛よりも辛く感じることもあるので、辛みが苦手な人は注意が必要です。
※Amazonは2個、楽天市場・Yahoo!ショッピングは1個の価格です。
カロリーを抑えたまろやか風味
りんごとはちみつを使った定番のカレー「バーモントカレー」から、カロリーを従来商品の半分程度に抑えたカレー。また、乳製品を加えることで味をまろやかに整えており、中辛のなかでも食べやすい辛味になっています。
そのため、子どもでも食べやすい味に仕上がっており、家族全員で楽しめるのも魅力的。カロリーが気になる人にも、辛さが気になる人にもうれしいカレーです。

コクの先に感じる多彩な香り
40種類のスパイスを使用したルーの中央に、じっくりと長時間炒めた玉ねぎによって生み出されたコクのある濃厚ペーストを入れた2層構造。
それぞれの特徴をセパレートして加工することにより、コクと香りの両方のバランスを取っています。どちらかというと重厚感があり、よりおとな向けといえます。

ダブルのコクで満足度も二重丸!
あめ色に炒め上げた玉ねぎのコクと、生クリームのまろやかなコク、ダブルの「コク」を1つのルーに閉じ込めています。中辛のなかでもまろやかさが高く、コクを感じるカレーを作りたい方にぴったりでしょう。
なおかつリーズナブルな価格設定で、日常的に使いやすいカレールーです。食べたことのない方は、ぜひ一度試してみては。

素材重視の正統派カレー
旨味に使用する野菜や肉、調味料を極力パウダー状にし、それをルーに加工している珍しい製法です。食材をパウダー状にすることで旨味を凝縮させ、五味(人間が感じる味わいで、塩味、甘味、苦味、酸味、辛味のこと)の絶妙なバランスを組み立てています。
また、パウダースパイスもオリジナルでブレンド。カレー粉に加えて、クミンやコリアンダーといった単品スパイスも使用することで、さらなるスパイス感を閉じ込めています。化学調味料不使用なのもうれしいですね。

品質の良さにこだわる自社製造
素材から製法まで、こだわりを極めた逸品。フルーティーさを与えるマンゴーチャツネ、酸味と辛味を加えるビンダルペースト、オリジナルブレンドのスパイスなど、厳選された素材を使用してブレンドしています。
自社製造でしかできない加工を重ねることで、クオリティの高さを表現しています。ワンランク上の仕上がりを求めたいときにおすすめです。
「中辛カレールー」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 中辛カレールーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの中辛カレールーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カレーのプロからのアドバイス
同じ「中辛」といっても、メーカーによって辛さやスパイスの効き方は違うので、パッケージ表記をよく読んでみましょう。傾向としては、「コク」が強調されている方が「スパイス」を強調しているものよりまろやかに感じる場合が多いです。
中辛のなかでもさらに甘口寄りか、辛口寄りかに分けると、より選びやすいですよ。
甘口・辛口のカレールーもあわせてチェック! 【関連記事】
自分好みの中辛カレールーでおうちカレーをもっと楽しもう!
中辛は辛味とまろやかさの絶妙なバランスが楽しめるカレールーです。しかし、商品によってこだわりのポイントや原材料が異なっているのはもちろん、辛味のレベルまで変わります。
また、ルーのタイプによって料理への使いやすさが大きく変わってしまうことも。そのため、本記事で紹介した選び方や商品を参考にして、自分好みの中辛カレールーを手に入れることが大切です。おうちカレーをもっとの楽しむために、ぜひルー選びからこだわってみてください。
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カレー・スパイス料理研究家。新潟県出身。 家庭科教諭免許保持。カレーは年間800食。スパイス料理及びレトルトカレーは3000食以上を研究。『カレー研究会』主宰。スパイス料理教室『Spice Life』主宰。 様々な飲食店の料理人を経て現在は下北沢『般°若』顧問。企業向けのメニュー、レシピ、商品開発等。 全国のカレーイベント出演、プロデュース、店舗、ホテルメニュー等のコンサルタントも行う。 TBS『マツコの知らない世界』、レギュラー番組『カレー放浪記』他、各種メディア、雑誌出演多数。日本最大のグルメエンタメグループ『食べあるキング』カレー担当。 自作レトルトカレー『あしたのカレー』を発売半年で5万食のヒットとなる。 自己プロデュースのカレーパンは日本カレーパン協会にて全国No.1に選ばれる。 グルメサイトRetty 連載有り。