ガラスクリーナーの選び方 家事ライターに聞いた!
家事ライターの藤原寿子さんに、ガラスクリーナーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】がんこな汚れを落としたい
【2】幅広い用途に使いたい
【3】タイプで選ぶ
【4】汚れが付着しにくいコーティング成分入りもチェック
上記ポイントを押えることで、より具体的に欲しい商品を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】がんこな汚れには車用や業務用のガラスクリーナーを
窓の外側の汚れは目立つものですが、汚れのもとは土ぼこりや粉じん、花粉などで、キレイにするのはそれほど大変なことではありません。
一方、お部屋側の汚れの原因や程度は家庭それぞれ。たばこのヤニや手あかなど、がんこな汚れが気になる場合は、車用のクリーナーや業務用に開発されたクリーナー、アルコールが入っているタイプなどを選ぶとよいでしょう。
こびりつきを落とすなら「コンパウド入り」
鳥の糞など、さらに強力な汚れを落とすならコンパウンドという研磨剤入りの商品を選びましょう。普通のタイプと異なり、研磨剤が入っているので、ガラスなどを傷つけてしまう可能性もあります。
使用上の注意をよく読んでから使うようにしましょう。磨きすぎも注意です!
【2】ものを増やしたくない人は幅広く拭き掃除に使えるタイプ
窓用、床用、キッチン用……など多種類のクリーナーを買ってしまうと、結局どれも使い切ることができず処分に困るということになりがちです。
ものを増やしたくない人、収納場所が限られている人には、フローリング床やビニール床、電気製品、家具など、いろいろな場所で使えるマルチ拭き掃除用クリーナーがおすすめです。
【3】タイプで選ぶ
ガラスクリーナーには液体だけがボトルに詰められた「液体タイプ」と、液体がシートに染み込んだ「シートタイプ」の2種類があります。使い勝手のいいタイプを選ぶようにしましょう。
液体タイプ|汚れに直接かける
ガラスをしっかり掃除したいときは液体タイプがおすすめです。洗浄成分を直接汚れにかけられるため、洗浄力が高いのが魅力。また、コスパにも優れているので、広い範囲を掃除するときにも便利ですよ。
液体タイプにはスプレーで泡が出るものや、ボトルから液体が出るものがあります。拭きやすさや使い勝手の良さを考えて選びましょう。
シートタイプ|液だれを避けたい、ちょこっと拭くときに
シートタイプは「液だれ」や「飛び散り」が気になる方におすすめ。また、シート単体で掃除できるため、車のポケットや収納スペースにしまっておくことが可能です。
手軽に掃除したい場合や、いざという時の為に持っておくと何かと使えるアイテムですよ。
(★)家事ライターからのワンポイントアドバイス
ガラスクリーナーは、基本的に広い面に対して吹きつけるようにできています。窓の外側を拭くときは風の影響を受けることもありますし、部屋側を拭くときはインテリアにかかるのが気になることも。
液だれや飛び散りが気になる場合は、シートタイプを使いましょう。部屋側の手あかなど、気がついたときにこまめに拭きたい場合にもシートタイプが便利です。
【4】汚れが付着しにくいコーティング成分入りもチェック
定期的に掃除するのは面倒に感じることもありますよね。それなら、汚れが付きにくいコーティング成分を配合したものを選んでみてはいかがでしょうか。
水を付着させたくないなら、レジンやシリコンが入ったものを、汚れを付着させたくないなら、グリコールエーテルが入ったものをおすすめします。商品選びのひとつのポイントにしてみてくださいね。
ガラスクリーナーおすすめ商品 家事ライターと編集部が選ぶ!
ここからは、家事ライターの藤原寿子さんと編集部で選んだおすすめ商品をご紹介します。
▼液体タイプ|汚れに直接かける
▼シートタイプ|手軽に使える
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼おすすめ商品の比較一覧表
▼液体タイプ
洗浄力が高い液体タイプをご紹介していきます。スプレーで泡が出るものや、ボトルから液が出るものがあります。

アルコール配合で速乾、除菌効果もあり
部屋側の窓のがんこな汚れを落としたい人にはこれがおすすめ。
『クリンビュー』と言えば車専用と思うかもしれませんが、そんなことはありません。たばこのヤニや手あかなどを取り除く力が強く、乾きが速いのでムラにならない。さらに除菌効果もある、とても優秀なガラスクリーナーで、車だけに使っていてはもったいない!
お値段は少し高めですが、他のガラスクリーナーと比べると、少ない量で満足の行く仕上がり。高級アルコール配合です。

マルチに使えるタイプならこれ、除菌もOK!
クリーナーボトルの数を増やしたくない人には、これがおすすめ。これ1本で幅広くリビングの拭き掃除ができます。二度拭きいらずで除菌もできる、花王のロングセラー。
ガラスや鏡、冷蔵庫の外側、照明器具などは、直接スプレーして拭きとります。スプレーして5分置いてから拭きとれば除菌効果も。
床や壁、カーペット、電気製品など、シミになったり故障する恐れがあるものに関しては、布にスプレーして拭きとります。商品に書かれている使い方を必ず確認しましょう。
界面活性剤不使用でキレイな仕上がり
界面活性剤を使っていない、スプレータイプのガラスクリーナーです。アメリカで一番売れているガラスクリーナーは、安心の品質。拭きあとが残らないキレイな仕上がりが自慢です。
強力な洗浄成分で、窓の外側のあらゆる汚れもすっきりと落とします。車はもちろん、自宅の窓ガラスの掃除にもぴったり。季節の大掃除などに活躍しそうですね。
着色フィルム使用の窓ガラスにも使用できます。美しく透明感のある仕上がりが満足できるガラスクリーナーです。

お掃除のプロが現場で開発! 曇りガラスにも
がんこな汚れにプロの洗剤で挑んでみたい人にはこれ。ハウスクリーニング会社が開発したとはいえ、ワザは不要。誰が拭いてもキレイになる、アルコール系強力クリーナーです。
凸凹に汚れがたまりがちなすりガラスも、スプレーして拭くだけでスッキリ。静電気によるホコリの再付着防止効果もあるので、鏡やサイドボードのガラス、テーブル、テレビやパソコンの画面、ジュエリーなど、いろいろなもののクリーニングに。

液だれしない泡タイプ、保護膜が残ってキレイ長続き
「やっぱりガラスクリーナーと言えば、シューっと泡タイプ」という方におすすめ。子どものころ、窓にスプレーで字を描いて遊びませんでしたか? そんな郷愁(きょうしゅう)を誘うタイプながら、性能はとってもいまどき。
拭きとり後にはガラス表面に透明な保護膜が残り、汚れや水滴をつきにくくしてくれます。キレイが続くうれしいクリーナーです。

たれにくい密着泡スプレー、拭きスジも残しません!
安心のブランド製品がいい人には『ガラスマジックリン』がおすすめ。バス、トイレ、キッチンと、ボトルデザインも統一されています。
噴霧口を開け閉めすることで、広い泡、せまい泡、2通りの吹き出し方に。二度拭きいらずで、拭きスジも残さずピカピカ。
ガラスや鏡以外にも、スチール・ビニール・プラスチック・ホーロー製品に使えますが、液晶・プラズマディスプレイの画面には使えません。
油溶性で手アカすっきり、拭きムラなし
ガラスの内側の汚れ専門の、車用ガラスクリーナーです。油溶性の液剤が、手アカなどの油汚れを溶かしてしっかり落とします。
クリーナー成分がガラス面に均一に広がってゆっくりと乾燥。汚れが残らず、拭きムラができにくく、拭きあとも残らないのが特徴ですよ。頑固な皮脂汚れが気になる方にぴったりの窓ガラス用クリーナーです。
50ml入りのミニサイズなので、車内に置いていても邪魔にならないのが嬉しいですね。もちろん、自宅の窓ガラス掃除にも活躍します。
クリームタイプのガラスクリーナー
研磨剤入りでクリームタイプのガラスクリーナーです。乾いた布にクリームをとり、ススやタールの付着したガラス面を磨きます。乾燥した布で2度拭きすれば、ガラスがもとの輝きを取り戻すでしょう。
クリーナーに含まれるシリコン成分がガラスの表面をコーティングし、汚れがつきにくくなる効果が期待できます。
研磨剤入りで、強く擦りすぎるとガラス表面のコーティングを傷つける可能性があるので注意が必要ですね。暖炉の耐熱ガラスなどへの使用がおすすめです。
中性タイプで人にも環境にも優しい
中性タイプで車はもちろん、人にも環境にも優しいガラスクリーナーです。スプレータイプで、泡に変化する液剤が窓ガラスにしっかりと吸着して、液ダレしにくいのがポイント。
油膜や汚れをとり、くもり止め効果もあるのが嬉しいですね。窓ガラスの外側の汚れはもちろん、内側のヤニ汚れや手アカ汚れもさっと拭くだけですっきり落とします。
使用後は乾いた布でから拭きすると、さらに透明感のあるガラスに仕上がりますよ。撥水コーティング前の使用もおすすめです。
激落ち君シリーズのガラスクリーナー
激落ちくんシリーズのガラスクリーナーです。ガラス面にしっかり吸着する泡タイプのスプレーなので、液ダレしにくく使い勝手がよいのが特徴。くもり止めと除菌機能成分配合なので、手軽に掃除と除菌ができるのが嬉しいですね。
やすらぐブーケの香りで、掃除しながらリラックス。窓ガラス以外にも、プラスチックやホーロー製品、スチール素材やビニール面にも使用できます。大掃除のときなどに幅広い用途で活躍してくれそうなクリーナーですね。
▼シートタイプ
液だれや、液が飛び散る心配がないシートタイプ。狭いスペースをきれいにしたり、頻繁に掃除したりしたい場合はこちらがおすすめです!

汚れに気づいたらサッとひと拭き
液だれや飛び散りが気になる場合や、汚れに気づいたときにサッとタイムリーに拭きたい人には、シートタイプのクリーナーがおすすめです。
汚れを吸着するハイテクシートとアルコール系クリーナー成分との相乗効果で、サッと拭くだけで汚れを落とします。シートの繊維や拭きスジが残らず、すっきりクリアーな仕上がり。
アルカリ電解水使用のシートタイプ
ウエットシートタイプのガラスクリーナーです。洗剤を使わないアルカリ電解水を使用しているので、お子さまやペットのいる家庭でも安心して使えるのが嬉しいですね。水拭きでは落ちにくい汚れも、さっと一拭きですっきり落とします。
汚れが気になるときに手軽に使えるシートタイプなので、自宅や車に常備しておくといつでも使えて便利ですよ。皮脂汚れやヤニ汚れをキレイに落として、2度拭き不要なのも嬉しいですね。20枚入りでたっぷり使えます。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ガラスクリーナーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場でのガラスクリーナーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ガラスクリーナーに関するQ&A
車のフロントガラスや窓をきれいに拭くコツは?

ガラスを綺麗に磨くコツは、拭きだす前に水洗いをして不純物を落とすことです。ホコリや砂などがついたまま磨いてしまうと、ガラスを傷つけてしまう場合があるので注意しましょう!
ガラスやフロントガラス拭き跡が残らない方法は?

せっかくキレイにしたのに拭き跡が残ってしまうとちょっと残念な気持ちになってしまいますよね。なるべく拭き跡残したくない場合は、以下の点に注意して拭きあげましょう。
<拭き跡を残さないコツ>
・水滴が乾く前にしっかりと、手早くふき取る
・横方向に拭く
網戸・窓掃除のおすすめグッズと掃除のコツ 【関連記事】
注意事項は必ず確認しましょう 家事ライターのアドバイス
外側の窓掃除は、いきなりクリーナーで拭くのではなく、ぼろ布などを濡らして軽くしぼり下拭きをしておくと、作業がスムーズです。ガラスクリーナーを使う際には、繊維が残らないマイクロファイバーの雑巾がおすすめ。
また、晴れた日はクリーナーの乾きがよすぎるため、拭きムラができやすいもの。窓拭きに適しているのは、実は湿度の高い曇りの日です。いまどきのガラスクリーナーは二度拭き不要のものがほとんどですが、より良い仕上がりのために、仕上げ拭き用にマイクロファイバークロスは1枚多く用意しておくと安心です。
作業中は、換気にも充分注意しましょう。窓がキレイになるとうれしくて、さらにいろいろなものをピカピカにしたくなるかもしれませんが、製品によって使えるもの、使えないものは異なります。窓以外に使う場合には、注意事項を必ず確認しましょう。
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