GoProとは
「GoPro」とは、もともと探検などに使用するヘルメットカメラを販売していたGoPro社がリリースしているデジタルカメラブランド。
人気のアクションカメラのひとつで、マリンスポーツ、スノーボード、クライミングやバイクなど、激しいスポーツやアクティビティでの撮影によく用いられます。テレビ番組のロケシーンや動画コンテンツなどで使用場面をよく見かけるので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
GoProの大きな特徴として、以下の2つがあげられます。
・サイズが小さい
・すぐれた防水防塵性能(耐久性)を備えている
GoProは手の平サイズでコンパクト。超軽量で持ち運びしやすく、ヘルメットや体などに取り付けて使うこともできるウェアラブルカメラです。
本体は小さいですが、広範囲の撮影に強い広角レンズを採用。サーフボードやドローンなどに取り付けて、臨場感あるシーンを撮ることもできます。
本来、カメラは精密機器のため耐衝撃性や水滴などに弱い構造をしています。しかし、GoProは防水防塵性能を備えているので、陸海空、使う場所を問わずに動きのあるシーンを撮影できます。
GoProの選び方
ここからはGoProを選ぶときのポイントを紹介します。どのGoProにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。ポイントは下記の5点です。
【1】シリーズ
【2】手ぶれ補正機能
【3】防水機能搭載モデル
【4】フレームレート
【5】その他の機能
【1】シリーズをチェック
GoProの現機種は、年々進化を遂げているHEROシリーズと、360度撮影を可能にしているGoProMAXの系統に分けられます。
▼常に進化を続けるGoProHERO
GoProの主力シリーズで、HERO8・HERO9・HERO10のモデルがあり、新機種が出るごとに性能やスペックがアップ。最新機種はGoProHERO11 Blackです(2022年10月時点)。
HERO8以前のモデルで、HERO7、HERO6、HERO Sessionなど、中古品も含めて買えるネットショップもあります。
HERO10 Black | HERO9 Black | HERO8 Black | |
写真 |
23MP + SuperPhoto with HDR |
20 MP + SuperPhoto(HDR 搭載) |
12 MP + SuperPhoto(HDR 搭載) |
ビデオ |
5.3K60 |
5K30 |
4K60 |
100Mbps ビット レート |
5.3K / 4K / 2.7K |
5K / 4K / 2.7K |
4K / 2.7K |
ビデオ安定化 |
HyperSmooth 4.0 |
HyperSmooth 3.0 |
HyperSmooth 2.0 |
スローモーション |
8x (2.7K, 1080p) |
8x (1080p) |
8x (1080p) |
プロセッサー |
GP2 |
GP1 |
GP1 |
▼360°撮影ができるGoProMAX
HEROシリーズの基本的な機能に加え、360°撮影、コンテンツ作成を可能にしているのがしているのがGoProMAX。パノラマ撮影や個性的・独創的な映像を撮りたい人向け。スマホアプリでの編集もできます。
MAX以前の型落ち機種で360°撮影ができるFusionシリーズがあり、中古品を含めて買えるネットショップもあります。
【2】手ぶれ補正機能をチェック
揺れを抑える器具を使えない機種もある
動きがある動画を撮影する場合、一般的にはジンバルやスタビライザーという機器を使うケースが一般的。しかし、体に装着したり、車に搭載して撮影するアクションカムの場合、ジンバルやスタビライザー(揺れを抑える器具)を使えないケースも少なくありません。
そのため、補正機能が必須です。この補正機能がないモデルを選んでしまうと、画面がぶれて何を撮影をしているのかわからなくなってしまうからです。動きながら、滑らかな動画を撮影するためには、補正が強力な機種を選択するようにしましょう。
【3】防水機能をチェック
水中撮影をする場合、水中撮影できるハウジングオプション(透明の防水ケース)を利用するのが一般的。GoProシリーズの場合、機種ごとに使える防水ハウジングが販売されています。
しかし、水中や水辺での撮影がメインなら、本体に防水機能がついているモデルを選ぶといいでしょう。そうすればあらゆるシーンで動画を撮影でき、活用の幅が広がります。
【4】フレームレートをチェック
フレームレートとは、1秒間のコマ数のこと。高画質を求めるなら、フレームレートに注目しましょう。4K動画も手軽に撮影できるフレームレート60fpsに対応している機種を選ぶのがよいでしょう。
常に高画質にしておくとデータが重くなり、編集が大変になります。データを重くせず滑らかな映像を残すには、フレームレートの設定がポイントになります。
【5】そのほかの機能をチェック
GoProには、音声起動やタッチディスプレイでの操作、アプリを使ったモバイル端末での操作など、さまざまなプラスアルファ機能を使えるモデルがあります。
スマホへの自動取り込みなどの便利な機能があるものや、GoPro専用のドローン対応機種もあります。アタッチメントやアクセサリーもいろいろあるので、自分の使い方に合うものを選びましょう。
GoProおすすめ8選
GoProの選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をいくつかご紹介します。欲しいと思う機能や形の商品があれば、ぜひ参考にしてみてください。
新しいプロセッサーを搭載する上位機種
プロセッサー「GP2」を搭載する「HERO10」は、従来の2倍のフレームレートでの5.3Kでのビデオ撮影、23MPの写真撮影ができるハイスペックモデル
です。
手振れ性能がさらにアップした「HyperSmooth 4.0」、10mまで対応可能な防水性能、大容量1720mAhの長時間駆動バッテリーなど、速さと使いやすさを両立した進化をとげています。
クラウド接続にも対応しており、コンテンツを自動的にクラウドストレージにアップロードできる点もポイントです。
耐久性・防水性能・遊び心満載の機能を搭載
「HERO9」は、最大5Kの画質でズームインを鮮明に映すことができます。写真は「SuperPhoto」を使うことで、画像処理を自動的に行い、美しく最適な写真に仕上げてくれます。
バッテリーは1720mAhと大容量。HERO8と比べて最大30%向上しています。手振れ補正は「HyperSmooth3.0」、「Time Warp」も「Time Warp3.0」に進化。撮影中にハーフスピードにしたり音声を入れたりすることができ、魅力的な映像を撮ることが可能です。
手軽に持ち運べるコンパクトサイズ!
手のひらサイズのコンパクトな大きさで軽量なので、持ち運びに便利なのが特徴です。
最大画素数は800万画素で、毎秒60フレームでの撮影が可能。ハウジングなしで、水深10mまで防水対応しています。
価格も控えめで小型ボディが魅力なので、とにかく手軽に持ち運びたいという方向けの機種でしょう。
手ブレ補正機能を強化し、迫力満点の映像を記録
手ブレ補正機能が強化されており、アクションショット撮影などで迫力のある映像を記録できます。前面マイクで、自撮り撮影時もキレイに録音できます。
撮影の前後1.5秒を静止画で記録、ショットとしてか、4Kビデオクリップとしてシェアできます。14種類の温泉コマンドで操作が可能です。また、スーパーフォト機能とHDR撮影性能でより鮮やかな静止画の撮影が可能です。

強力な補正機能と防水機能がウリ
強力な補正機能をもったモデルが「HERO7」。
ジンバル並みの安定化機能を搭載しており、動きを予測してカメラのブレを補正。激しい動きでもスムーズな映像を記録します。
さらにハウジングなしでも10mの防水性を発揮。海や川などの撮影はもちろん、動きの激しいスポーツなどでもじゅうぶん活躍できるでしょう。
4K60ビデオ、12MP写真の撮影機能などに対応したハイスペックなアクションカムです。

水深60mまで対応
HERO7 BLACKの前モデル。HERO7 BLACKほどの補正機能はありませんが、購入しやすいハイスペックな機種となっています。
4K/60fps、1080p/240fpsの撮影に対応し、本体だけで水深10mまでの防水機能、別売りのハウジングを利用することで、水深60mまで対応しています。
普通のカメラでは撮影できないシーンを撮影するなら、このモデルがおすすめ。
臨場感あふれる6Kの360°映像が撮影できる
3つのカメラで臨場感あふれる6Kの360°映像撮影ができます。しかも、切り替え可能なデジタルレンズで大切な瞬間のショットを逃しません。
再生・編集・シェアも、スマホ操作ができます。360°モードやHEROモードを活用すれば、なめらかなタイムラプス映像を録画できます。

360°の撮影に対応
360°の撮影に対応したアクションビデオカメラ。水深5mまでの防水に対応しているため、海や川などでも幅広く利用ができます。
360°で撮影した映像を従来型のビデオや写真に変換が可能です。360°で撮影する動画は、他のアクションカメラでは体験できない臨場感を味わうことができます。
ちょっと変わった動画を撮りたい、という人におすすめしたいGoProです。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る GoProの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのGoProの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
過酷な場所での撮影はバッテリーへの負担も大きい
アクションカムは過酷な場所で撮影することが多くなります。直射日光の当たる場所や、極寒な場所など、温度差の激しいシーンでは、バッテリーへの負荷が高くなります。
途中で、バッテリー切れになったときに備えて、予備バッテリーは用意しましょう。
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