コンコード種ワインの選び方 ワインエキスパートが解説!
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんに、コンコード種ワインを選ぶポイントを3つ教えていただきました。
【1】テイストから選ぶ
【2】産地から選ぶ
【3】生産者や銘柄の特徴から選ぶ
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】テイストから選ぶ
山辺ワイナリー『コンコード (辛口)』
果実の香りを感じる辛口のワイン。食事に合わせやすく、甘いお酒が苦手な人にも試してほしいワインです。
>> Amazonで詳細を見るコンコードのワインは甘口が主流ではあるものの、なかには辛口の味わいのものもあります。
甘口のものはグレープジュースのような味わいで飲みやすいものが多く、ワイン初心者の方や、赤ワインが苦手な方にもおすすめです。また、辛口のワインがお好きな方も、ランチタイムに軽く一杯飲んだり、甘いデザートや軽いおつまみと合わせたりするのであれば、甘口のものを選んでみてもいいでしょう。
一方の辛口は、程よい酸味とコク、そしてすっきりとした後味が特徴です。辛口のものは食事との相性もよく、さまざまな料理と合わせやすいという特徴もありますが、甘辛い味つけの照り焼きや煮物などの料理には、甘口のものもよく合います。
【2】産地から選ぶ
アルプス『契約農場の有機ワイン 赤』
国内メーカーながら、米国ワシントン州の契約農場で有機栽培されたブドウを100%使用。自然派志向の方におすすめです。
>> Amazonで詳細を見る日本で販売されているコンコードのワインは、おもにアメリカ産か国産のものになるので、それぞれの産地の特徴から選ぶといいでしょう。
アメリカ産のものはグレープキャンディーのような濃厚な甘味、国産のものは甘口から辛口まで幅広い味わいのものがあるのが特徴です。なお、国内のメーカーのワインであっても、原料にはアメリカ産の輸入ブドウを使っていることもあります。
原料の産地が気になる方は、ワインを購入する際にブドウの原産地もチェックするといいでしょう。
【3】生産者や銘柄の特徴から選ぶ
もう少し踏み込んでワインを選びたい方は、コンコードのワインの生産者や銘柄ごとの特徴にも注目して選んでみましょう。
たとえば、ここで紹介しているアルプスの『契約農場の有機ワイン 赤』はアメリカ産の有機栽培のブドウを100%使用した銘柄で、山辺ワイナリーの『コンコード [辛口]』は、あくまでも長野県松本市の地元産のブドウにこだわって造られた銘柄です。
このように、生産者や銘柄によって特徴が異なるので、同じコンコードのワインであっても、それぞれ異なる個性を持っています。ある程度ワイン選びに慣れている方は、ぜひ生産者や銘柄の特徴にも目を向けてみてください。
コンコード種ワインのおすすめ5選 ワインエキスパートが厳選
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんならではの視点で、おすすめの商品を選んでいただきました。

飲みやすいニューヨーク産コンコードのワイン
日本では取り扱いの少ない貴重なアメリカ産コンコードワインのおすすめがこちら。アメリカのニューヨーク州が産地の『モーゲン・デヴィッド・コンコード』です。
ニューヨークといえば大都会というイメージがありますが、ワイン造りの歴史も古く、カリフォルニア、ワシントンに次いで、アメリカ国内で生産量第3位となったこともあり、ワインの一大産地という側面も持ち合わせています。
赤ワイン特有の渋みは穏やかで、グレープジュースのような香りと味わいとなっており、甘いお酒が好きな方にもおすすめ。
軽く飲みたいときにもピッタリな1本です。

有機栽培のブドウ100%使用の低価格ワイン
自然派志向の方におすすめの1本が、こちらの『契約農場の有機ワイン 赤』です。
ブドウはアメリカのワシントン州の契約農場で有機栽培されたブドウを100%使用して、長野県にあるアルプス社で醸造されています。通常、ブドウを有機栽培するのは手間がかかるため価格が高くなる傾向にありますが、こちらのワインは価格が手ごろなのも魅力的。
フルーティーな香りと、まろやかな甘味が特徴的で、体に優しいワインや甘口ワインがお好きな方のデイリーワインにもピッタリな1本です。

コンコードのワインでは少数派の辛口の1本
辛口のコンコードのワインをお探しの方におすすめの1本がこちら。長野県松本市の山辺ワイナリーが手掛ける『コンコード [辛口]』です。
山辺ワイナリーのある山辺地域は、昼夜の寒暖差が大きい、日照時間が長いなど、ブドウの栽培に適した環境に恵まれています。そんな恵まれた環境で育ったコンコードから造られたこちらのワインは、フレッシュな香りや果実味、酸味が特徴で、総じて軽やかでチャーミングな印象です。
辛口に分類され、甘味はほとんど感じられないため、食事にも合わせやすく、甘いお酒が苦手な人にもよいでしょう。

贈りものにもおすすめの濃厚な甘さのデザートワイン
甘党の方は必見の、コンコードから造られた極甘口のワインがこちら。長野県塩尻市の林農園が手掛ける『氷菓の雫 赤』です。
こちらのワインは、ブドウの糖度や醸造方法などの厳格な条件のもと、長野県で収穫されたブドウを長野県内で醸造し、最終の官能審査会で合格した、確かな品質のワインだけに与えられる「NAC」(※)の認定を受けています。
完熟した果実を人工的に凍結し、ブドウに含まれる成分を濃縮させた果汁で造られたワインで、蜂蜜のような香りと、とろりとした濃厚な甘さが特徴的。ラベルのデザインもおしゃれで洗練されており、甘いお酒が好きな女性への贈りものにもいいでしょう。
信州産ふどうの甘さを堪能できる無添加ワイン
美味しいコンコードが育つことで有名な信州産のぶどうを使用し、酸化防止剤無添加で醸造した甘口タイプのワインです。
コンコードぶどうの特徴を存分に生かした果実香豊かで飲みやすいため、ワインに馴染みが無い方にもおすすめです。
「コンコード種ワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コンコード種ワインの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのコンコード種ワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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赤ワインが苦手ならコンコードのワインを試してみて ワインエキスパートからのアドバイス
極甘口から辛口まで、幅広い味わいのものがあるコンコードのワイン。グレープジュースのような味わいと飲みやすさから、ワイン初心者の方でも飲みやすいでしょう。
また、赤ワインが苦手な方のなかには、「コンコードのワインなら飲める」という方も見受けられます。ワイン初心者の方や、赤ワインが苦手な方は、ぜひこの機会にコンコードのワインを試してみてくださいね。日本では数多くのコンコードのワインの銘柄があるため、開拓していく楽しみも尽きることはありません。
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埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。