コンコード種ワインの選び方 ワインエキスパートが解説!
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんに、コンコード種ワインを選ぶポイントを3つ教えていただきました。
テイストから選ぶ
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
コンコードのワインは甘口が主流ではあるものの、なかには辛口の味わいのものもあります。
甘口のものはグレープジュースのような味わいで飲みやすいものが多く、ワイン初心者の方や、赤ワインが苦手な方にもおすすめです。また、辛口のワインがお好きな方も、ランチタイムに軽く一杯飲んだり、甘いデザートや軽いおつまみと合わせたりするのであれば、甘口のものを選んでみてもいいでしょう。
一方の辛口は、程よい酸味とコク、そしてすっきりとした後味が特徴です。辛口のものは食事との相性もよく、さまざまな料理と合わせやすいという特徴もありますが、甘辛い味つけの照り焼きや煮物などの料理には、甘口のものもよく合います。
山辺ワイナリー『コンコード (辛口)』
果実の香りを感じる辛口のワイン。食事に合わせやすく、甘いお酒が苦手な人にも試してほしいワインです。
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日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
日本で販売されているコンコードのワインは、おもにアメリカ産か国産のものになるので、それぞれの産地の特徴から選ぶといいでしょう。
アメリカ産のものはグレープキャンディーのような濃厚な甘味、国産のものは甘口から辛口まで幅広い味わいのものがあるのが特徴です。なお、国内のメーカーのワインであっても、原料にはアメリカ産の輸入ブドウを使っていることもあります。
原料の産地が気になる方は、ワインを購入する際にブドウの原産地もチェックするといいでしょう。
アルプス『契約農場の有機ワイン 赤』
国内メーカーながら、米国ワシントン州の契約農場で有機栽培されたブドウを100%使用。自然派志向の方におすすめです。
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日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
もう少し踏み込んでワインを選びたい方は、コンコードのワインの生産者や銘柄ごとの特徴にも注目して選んでみましょう。
たとえば、ここで紹介しているアルプスの『契約農場の有機ワイン 赤』はアメリカ産の有機栽培のブドウを100%使用した銘柄で、山辺ワイナリーの『コンコード [辛口]』は、あくまでも長野県松本市の地元産のブドウにこだわって造られた銘柄です。
このように、生産者や銘柄によって特徴が異なるので、同じコンコードのワインであっても、それぞれ異なる個性を持っています。ある程度ワイン選びに慣れている方は、ぜひ生産者や銘柄の特徴にも目を向けてみてください。
コンコード種ワインのおすすめ5選 ワインエキスパートが厳選
ここまで紹介した選び方のポイントをふまえ、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんならではの視点で、おすすめの商品を選んでいただきました。

モーゲン・デヴィッド『モーゲン・デヴィッド・コンコード』

出典:Amazon
内容量 | 750ml、1.5L、3.0L |
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原産地 | アメリカ(ニューヨーク州) |
品種 | コンコード |
アルコール度数 | 11度 |
味わい | 甘口 |

アルプス『契約農場の有機ワイン 赤』








出典:Amazon
内容量 | 720ml |
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原産地 | アメリカ(ワシントン州) |
品種 | コンコード |
アルコール度数 | 11度 |
味わい | 甘口 |

山辺ワイナリー『コンコード (辛口)』




出典:楽天市場
内容量 | 720ml |
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原産地 | 日本(長野県) |
品種 | コンコード |
アルコール度数 | 10.5度 |
味わい | 辛口 |

五一わいん『氷菓の雫 赤』








出典:Amazon
内容量 | 375ml |
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原産地 | 日本(長野県) |
品種 | コンコード |
アルコール度数 | 8度 |
味わい | 極甘口 |
贈りものにもおすすめの濃厚な甘さのデザートワイン
甘党の方は必見の、コンコードから造られた極甘口のワインがこちら。長野県塩尻市の林農園が手掛ける『氷菓の雫 赤』です。
こちらのワインは、ブドウの糖度や醸造方法などの厳格な条件のもと、長野県で収穫されたブドウを長野県内で醸造し、最終の官能審査会で合格した、確かな品質のワインだけに与えられる「NAC」(※)の認定を受けています。
完熟した果実を人工的に凍結し、ブドウに含まれる成分を濃縮させた果汁で造られたワインで、蜂蜜のような香りと、とろりとした濃厚な甘さが特徴的。ラベルのデザインもおしゃれで洗練されており、甘いお酒が好きな女性への贈りものにもいいでしょう。

井筒ワイン『NACコンコード ロゼ』






出典:楽天市場
内容量 | 720ml |
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原産地 | 日本(長野県) |
品種 | コンコード |
アルコール度数 | - |
味わい | 中口 |
軽やかな口当たりのコンコードのロゼワイン
コンコードから造られたおすすめのロゼワインが、井筒ワインの『NACコンコード ロゼ』です。
生産者の井筒ワインは長野県塩尻市にあるワイナリーで、地元産のブドウだけを使ってワイン造りをおこなっています。そんな地元産のブドウにこだわる井筒ワインが手掛けるこちらのロゼワインは、厳しい審査に合格して「NAC」の認定を受けた、確かな品質のワインです。
フレッシュな果実味にあふれた、やや甘めの味わいが特徴で、前菜からメインディッシュまで、幅広い料理とよく合います。また、華やかな色合いと軽やかな口当たりのため、パーティー用のワインをお探しの方にもおすすめです。
「コンコード種ワイン」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする コンコード種ワインの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのコンコード種ワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ワインエキスパートからのアドバイス
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
赤ワインが苦手ならコンコードのワインを試してみて
極甘口から辛口まで、幅広い味わいのものがあるコンコードのワイン。グレープジュースのような味わいと飲みやすさから、ワイン初心者の方でも飲みやすいでしょう。
また、赤ワインが苦手な方のなかには、「コンコードのワインなら飲める」という方も見受けられます。ワイン初心者の方や、赤ワインが苦手な方は、ぜひこの機会にコンコードのワインを試してみてくださいね。日本では数多くのコンコードのワインの銘柄があるため、開拓していく楽しみも尽きることはありません。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。