外付けブルーレイドライブとは?
外付けブルーレイドライブとは、ブルーレイディスクの情報を読み込んだり、また、ブルーレイディスクに情報を書き込んだりする装置のことです。ブルーレイレコーダーのように録画することはできないため、パソコンとつないで使用します。
▼ブルーレイとDVDの違いは?
ブルーレイと普通のDVDは、下記の3点に違いがあります。
●画質
普通のDVDが35万画素なのに対し、ブルーレイディスクは207万画素。そのため、より高精細で立体的な画像も再生することができます。
●容量
DVDはDVD-Rで4.7GB。DVD-R DLで8.5GBです。一方、ブルーレイディスクの場合、BD-Rで25GB、BD-R DLで50GB、BD-R XLで100GBと非常に大容量です。
●互換性
DVDドライブでは、DVDとCDしか対応していませんが、ブルーレイドライブでは、ブルーレイディスク以外にDVDとCDの読み書きも可能です。
外付けブルーレイドライブの選び方
それでは、外付けブルーレイドライブの選び方のポイントをご紹介します。自分の使い方に合う製品を選ぶために参考にしてください!
【1】ブルーレイディスクの種類
【2】書き込み速度
【3】USBの規格
【4】対応OS
【5】テレビ接続ができるか
【6】付属ソフトウェア
それではチェックしていきましょう。
【1】対応するブルーレイディスクの種類をチェック
ブルーレイディスクには、「BD-ROM」「BD-R」「BD-RE」「Ultra HD Blu-ray」という種類があります。それぞれの違いをチェックしていきましょう。
▼BD-ROM:再生のみ可能
再生(読み取り)専用ディスクで、書き込み不可です。市販の映画作品などがこれにあたります。
▼BD-R:一度のみ書き込み可能
BD-Rは一度限りでデータの書き込みができるディスクです。
▼BD-RE:何度も書き込み可能
何度もデータを書き込むことが可能なディスクです。
▼Ultra HD Blu-ray:次世代のディスクで、再生のみ可能
Ultra HD Blu-rayとは、ブルーレイディスクの次世代の規格で、4K対応の高画質が魅力。再生のみで、書き込みはできません。
▼ブルーレイディスクの種類と違い_まとめ


【2】書き込み速度をチェック
データの書き込み速度とは、「x2倍」「x4倍」と書かれている数字を指し、ディスクを作成する時間に関係する書き込みのスピードになります。同じドライブを選ぶのであれば、16倍速対応のものが、待ち時間も少ないのでおすすめです。
気をつけたいのが、せっかく高速書き込みに対応したディスクを購入しても、ドライブ自体が高速書き込みに対応していなければ、書き込みスピードは上がりません。ディスク側だけでなくドライブの書き込み速度もチェックしておきましょう。
【3】USBの規格をチェック


ブルーレイドライブとパソコンをつなぐUSB端子もチェックしましょう。最新の端子の規格はUSB4になりますが、主流は「USB3.0」や「USB3.2」になります。
数値が大きくなればなるほど、大量のデータを書き込む際のスピードがかなり速いのが特徴です。
【4】対応OSをチェック
古いパソコンをお使いの方で注意していただきたいのが、ブルーレイドライブの対応OSです。比較的新しいモデルであれば、最新OSへの対応は順次行われますが、古いモデルや新興メーカーだと対応されない場合もあるので注意しましょう。
また、念のため、ブルーレイを書き込むためのソフトウェアの対応状況もチェックしておけば完璧です。OSはWindowsであれば問題ありませんが、Macユーザーの方は、Mac OSにも対応しているか、またバージョンは対応しているか、といったチェックも必要です。
【5】テレビ接続ができるかチェック
外付けブルーレイドライブには、ブルーレイレコーダーのようにテレビで再生したり番組を録画したりといった機能はありません。
しかし、なかには、テレビで録画した番組をメディアに書き込み、パソコンで再生できる機種やテレビ自体に接続可能な機種も存在します。そうした機種がよいのであれば、事前に確認しておくとよいでしょう。
【6】付属ソフトウェアをチェック
外付けブルーレイドライブには、どんな読み込みソフトや書き込みソフトが付属しているかも要チェックです。また、市販のブルーレイなどの映像作品を見たい人は、再生ソフト付きのアイテムを選ぶようにしましょう。
▼エキスパートのアドバイス
外付けブルーレイドライブがあればどのパソコンでもブルーレイを読み込めるようになります。しかし、市販の映画やアニメなどを収録したディスクは、視聴用の専用ソフトがないと再生できません。また、OS純正の再生ソフトで対応していない場合も。とくに4K対応の再生機能は純正アプリケーションでは動かない場合が多いです。
一部商品には再生用のソフトをダウンロードが最初からついている場合もあるので、ソフトを持っていない方はこの点もチェックしておくことをおすすめします。
外付けブルーレイドライブのおすすめメーカー
ブルーレイドライブは、日本発のメーカーが高い人気を集めています。ここでは、バッファロー、パイオニア、ロジテックを紹介します。どこかで名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。各メーカーの特徴を簡単にご紹介するので、アイテム選びの参考にしてみてください。
▼BUFFALO(バッファロー):パソコン周辺機器ならお任せ!
ネットワーク設備(Wi-Fiなど)、ストレージ(外付けHDなど)、メモリー(USBメモリーなど)、サプライ(モバイルバッテリーなど)を主な事業とした、1978年創業のパソコン周辺機器メーカー。
バッファローの外付けブルーレイドライブは、映像や画像の保存やデータのバックアップを高速で行えるのが特徴です。最新のUSB3.2に対応したモデルや、3D視聴ができるモデルもラインナップしています。
▼Pioneer(パイオニア):40年以上の歴史を持ち、高品質なブルーレイドライブを展開
国内外に約50のグループ企業を持ち、カーエレクトロニクス分野を中心にアイテムを展開する日本メーカー。カーナビやカーAV、カースピーカー、ドライブレコーダーなどの車載機器のほかに、ハイエンドの音響機器も展開しています。
また、40年以上も光ディスクドライブを作ってきた歴史があり、ブルーレイドライブにおいては、自社で開発&製造している数少ないメーカーのひとつです。図書館や博物館などにも納品しており、その記録品質が高いことは言うまでもありません。
▼Logitec(ロジテック):国内シェアトップクラス!
1982年に設立された日本のコンピュータ周辺機器メーカー。現在はエレコムのグループ会社として、主に外付けHDDやスマートフォン用アクセサリーの開発・販売を行っています。
シルバーのポータブル式ブルーレイドライブを数多くラインナップしており、Macにぴったりの仕上がりになっています。もちろん、性能の高さも十分で、国内トップクラスのシェアを誇っています。
外付けブルーレイドライブのおすすめ12選
それでは、外付けブルーレイドライブのおすすめ商品をご紹介します。
高精細な4K解像度で動画を見られる
独自機能の「PureRead」に最上位の4+を採用しており、原音再生ができるので音楽CDの取り込みにぴったり。AndroidアプリならPCなしでもCDの取り込みができます。UHDブルーレイの再生にも対応。
狭いスペースでもディスクの出し入れがらくなクラムシェル型構造、L型USBケーブルなど使い勝手のよい仕様もポイントです。高級感のあるマットな質感もおしゃれですね。
再生・編集・書込対応ソフト付き!
高画質再生が可能なUltra HD Blu-ray対応のブルーレイドライブです。再生はもちろん、編集や書込にも対応したコーレル社製ソフトが付属しています。薄さ14mmとスリムタイプなので、タブレットやノートPCと持ち歩くのに便利です。
USBバスパワー駆動のため、コンセントがない場所でも使えます。M-DISC対応・BDXL対応など大容量のデータや長期保存用のデータの取り扱いにも重宝する商品です。

最大16倍速の高速書き込みが売りの1台
Ultra HD Blu-ray再生対応、最大16倍速の書き込みが可能なブルーレイディスクドライブ。付属のソフトウェアで4K対応の映画が楽しめます。
ここ数年、ハリウッド映画などを中心にソフトが揃ってきていますので、4K対応ディスプレイに繋げるだけで、画面いっぱいに映画館クラスの高精細な映像をみることが出来ます。
もちろん、通常のブルーレイにも対応しているため、大切な写真や映像をディスクに残すことも可能です。本製品にはディスク本来に表記されているスピード以上に書き込みできる「オーバースピード機能」を搭載しているので、書き込みを多用する方にもおすすめ。2倍速で最大6倍速、6倍速なら最大16倍速で書き込みできるため、待ち時間がギュッと短縮されます。
持ち運びに便利なコンパクトボディ
本体の厚さ14.4mm、重さ300gという薄型パソコンにも合うコンパクトサイズで、持ち運びに便利な外付けブルーレイドライブです。USBケーブルとBoostケーブルは「Wケーブル収納」構造で本体に収納可能なのもポイント。
4K解像度、Ultra HD Blu-rayにも対応していて美しい映像を楽しむことができます。電力不足がすぐに分かる「お知らせLED」も搭載しています。
クラムシェル型&省スペースで使いやすい!
いつでもどこでも快適に使える、エントリーモデルです。Androidスマホで音楽CDの取り込み&再生に対応し、読み取り精度を高める「PureRead 3+」を搭載。
CDジャケットサイズかつ、クラムシェル型なので、狭い机の上でもディスクの出し入れが楽チンです。電源が入っていない状態でもディスクを取り出せるのもさりげなく使えるポイント!
ブルーレイを14倍速で書き込み可能!
ブルーレイは14倍速書き込みに対応したブルーレイドライブ。大容量の情報を読み書きするのも比較的短時間で行うことができます。
4K動画でもストレスなく動作するので、速さを求める方にはおすすめの一品です。
軽量! BDXL&M-DISC対応
Ultra HD Blu-ray再生に対応した230gと軽量のブルーレイディスクドライブ。4K再生に対応しているため、対応PCとソフト(別途有償)、ディスプレイがあれば美しい4K画質で鑑賞できます。
100GBと大容量データを保存できるBDXL対応モデルのため、デザインデータなどを扱うクリエイターにおすすめです。MacではBD/DVDドライブとして使えます。また、M-DISCにも対応しているので、大切な写真や動画データなどの長期保存が可能です。

音楽CDをパソコンなしでスマホへ取り込み
こちらのモデルも、Androidアプリ「Wireless Hi-Res player ~Stellanova~」に対応。パソコンを使わずに直接CDから取り込みできます。通常はパソコンを経由してスマホに移す手間がありましたが、こちらの商品ならスマホとCDさえあればOK! 家にあるたくさんのCDを手軽に移して聞きたい方にぴったりといえます。
USB Type-Cの変換ケーブルもセットになっているため、スマホやタブレットとの接続もかんたん。もちろん、広く使われているUSB Type-Aにも対応していますので、デスクトップパソコンやノートパソコンでも使えますよ。

Mac環境でブルーレイを扱うならこちら
これまで紹介した製品はWindowsに対応した商品でしたが、こちらはMac OSに対応したブルーレイドライブ。MacBookやMacBook Airでも、ブルーレイディスクの読み込みや編集ができます。
ビデオカメラなどで撮影した動画に、タイトルやチャプターをつけられるソフトが無料でダウンロードできるのも魅力のひとつ。ハイビジョン動画を自由に編集して思い出の動画を残したり、コピーしたディスクを祖父母にプレゼントするのもよいでしょう。
BDXL規格に対応するディスクへ記録&再生が可能
BDXL規格に対応したすべてのディスクへの記録と再生が可能です。また、16倍速の高速書き込みモードを備えているので、作業効率も高まりますよ。
Androidの専用アプリを使用することで、音楽CDをスマホ端末に直接読み取れるのも嬉しいポイント。縦置き&横置きに対応しているので設置場所にも困らず、快適に使えます。
Macでブルーレイを楽しむ方にぴったり
マットな質感のボディが魅力的な、Mac向けのUSB-Cを搭載した9.5mmの超薄型ポータブルブルーレイドライブ。100年以上もディスクの保存が可能な「M-DISC」に対応しているので、ずっと残しておきたいデータを保存することも可能です。
なお、Windows用のソフトウェアは付属していません。Windows用に使う場合は別途ソフトウェアを用意する必要があります。
4K解像度のUHDブルーレイ再生に対応
14mmで230gというコンパクトな形状で持ち運びやすいブルーレイドライブです。大容量BDXLに対応しているので、サイズが大きい動画や写真、デザインデータの保存にも最適。
使わないときは背面にUSBケーブルを入れておける収納スペースがあるので、ケーブルをなくしてしまうリスクも少ないです。Macにも接続できますが、別途でUSB-C変換アダプタが必要です。
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 外付けブルーレイドライブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での外付けブルーレイドライブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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まとめ
この記事では、外付けブルーレイドライブの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。使い方に合わせて機能面をチェックして、快適に使える商品を選びましょう。
本記事を参考に、使用シーン、用途に合わせたブルーレイドライブを見つけてくださいね!
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