外付けブルーレイドライブの選び方 ガジェット選びのプロに聞く
ガジェット選びのプロの東雲八雲さんに、外付けブルーレイドライブを選ぶときのポイントを教えてもらいました。外付けブルーレイドライブを選ぶ際には、どのような点に注目するとよいのでしょうか?
対応するブルーレイディスクの種類で選ぶ
4Kの超高精細な映像を収録できるUltra HD Blu-rayに対応。再生ソフトとディスプレイさえあれば、さらに高画質の映像が楽しめます。UHD BD再生は、要求される性能が比較的ハイスペックなので、再生できる環境かどうかもチェックしておきましょう。
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
ブルーレイと一口に言っても、種類がいくつかあるため、「使用したいブルーレイディスクにドライブが対応しているか」は確認が必要です。
BD-RやBD-REといったポピュラーなものはほとんどの機種で対応していますが、大容量が売りのBDXLや、長期保存に向いているM-DISKなどはドライブにより対応がまちまちなので、購入時には注意しましょう。
ちなみに、ガジェット選びのプロ的にはUltra HD Blu-rayの再生対応モデルもおすすめ。4K画質で収録された映画やドキュメンタリーなどを再生できます。
少しだけ価格はアップしますが、コンテンツも増加傾向ですので、先行投資として対応モデルを購入してみてはいかがでしょうか。
BD-ROM
再生(読み取り)専用ディスクで、書き込み不可です。市販の映画作品などがこれにあたります。
BD-R
BD-Rは一度限りでデータの書き込みができるディスクです。
BD-RE
何度もデータを書き込むことが可能なディスクです。
書き込みスピードは速ければ早いほどよい
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
データの書き込みスピードは、ディスクを作成する時間に直結し、「x2倍」「x4倍」と書かれているのが、書き込みスピードになります。1枚だけのディスク作成であれば、焼き込みを行って放置していれば問題ありませんが、複数枚作成するのであれば書き込みスピードが早い方が手間は一気に減りますよ。同じドライブを選ぶのであれば16倍速対応のものが、とくにおすすめです。
なお、ユーザーさんによくあるミスが、高速焼き込みに対応したディスクを購入したのに早くならない! といったトラブル。その多くは、ドライブ側がそもそも対応していない、と言う場合があります。
ディスク側だけでなくドライブの焼き込みスピードもチェックしておきましょう。
USBの規格もチェック
ブルーレイドライブとパソコンをつなぐUSB端子もチェックしましょう。最新の端子の規格はUSB3.1になりますが、主流はUSB3.0になります。2.0と比較すると3.0のほうが大量のデータを書き込む際のスピードがかなり速いのが特徴です。
古いパソコンを使用している方は対応OSをチェック
マグネシウムを外装に使用することで、軽量化と防振性能を両立。一昔前のWindows XPから10まで対応しています。
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
ブルーレイドライブの対応OSについてもチェックが必要です。比較的新しいモデルであれば、最新OSへの対応は順次行われますが、古いモデルや新興メーカーだと対応されない場合もあるので注意が必要です。
あわせて再生機能だけでなく、ブルーレイを焼くためのソフトウェアの対応状況もチェックしておくと安心度が増しますよ。
外付けブルーレイドライブのおすすめ6選 対応ディスク・書き込み速度・電源・再生ソフトの有無もチェック!
上で紹介した外付けブルーレイドライブの上手な選び方のポイントをふまえて、ガジェット選びのプロの東雲八雲さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

IODATA(アイ・オー・データ)『外付型ブルーレイドライブ(BRD-UT16LX)』

出典:Amazon
対応ディスク | Ultra HD Blu-ray、Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~16倍(Blu-ray)、4~16倍(DVD)、24~48倍(CD) |
AC/USBパスパワー | AC100V |
再生ソフト | あり |
最大16倍速の高速書き込みが売りの1台
Ultra HD Blu-ray再生対応、最大16倍速の書き込みが可能なブルーレイディスクドライブ。付属のソフトウェアで4K対応の映画が楽しめます。
ここ数年、ハリウッド映画などを中心にソフトが揃ってきていますので、4K対応ディスプレイに繋げるだけで、画面いっぱいに映画館クラスの高精細な映像をみることが出来ます。
もちろん、通常のブルーレイにも対応しているため、大切な写真や映像をディスクに残すことも可能です。本製品にはディスク本来に表記されているスピード以上に書き込みできる「オーバースピード機能」を搭載しているので、書き込みを多用する方にもおすすめ。2倍速で最大6倍速、6倍速なら最大16倍速で書き込みできるため、待ち時間がギュッと短縮されます。

Pioneer(パイオニア)『ポータブルブルーレイドライブ(BDR-XS07B-UHD)』

出典:Amazon
対応ディスク | Ultra HD Blu-ray、Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~6倍(Blu-ray)、1~8倍(DVD)、4~24倍(CD) |
AC/USBパスパワー | USBバスパワー/ACアダプター(別売) |
再生ソフト | あり |
上位機種ならではのスロットローディング機能が魅力
ディスクの出し入れはフタの開け閉めがいらないスロットローディングを採用。ディスクを途中まで挿し込めば、本体が自動でセットしてくれます。
フタの開閉がない分、スペースを有効活用できます。縦置きスタンドを使って、本棚の隙間やファイルとファイルの間などに置けるのも、本製品ならではです。
また、PCを利用せずAndroidアプリに音楽CDの取り込みが可能な点もレアな機能(本製品を使用する場合は別売りACの購入が必要です)。
国内メーカーのラバーコーティングにより、外装はスレやキズに強いところもポイント。マットな質感、見た目が好みな方も多いのではないでしょうか。

BUFFALO(バッファロー)『BRXL-PT6U2V-RDD』










出典:Amazon
対応ディスク | Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~6倍(Blu-ray)、5~8倍(DVD)、16~24倍(CD) |
AC/USBパスパワー | USBバスパワー/ACアダプター(別売) |
再生ソフト | なし |

IODATA(アイ・オー・データ)『EX-BD03W』


















出典:Amazon
対応ディスク | Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~6倍(Blu-ray)、4~8倍(DVD)、16~24倍(CD) |
AC/USBパスパワー | USBバスパワー/ACアダプター(別売) |
再生ソフト | あり(サウンドプレイヤー用) |

Pioneer(パイオニア)『ポータブルブルーレイドライブ(BDR-XD07)』














出典:Amazon
対応ディスク | Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~6倍(Blu-ray)、1~8倍(DVD)、4~24倍(CD) |
AC/USBパスパワー | USBバスパワー/ACアダプター(別売) |
再生ソフト | あり |
音楽CDをパソコンなしでスマホへ取り込み
こちらのモデルも、Androidアプリ「Wireless Hi-Res player ~Stellanova~」に対応。パソコンを使わずに直接CDから取り込みできます。通常はパソコンを経由してスマホに移す手間がありましたが、こちらの商品ならスマホとCDさえあればOK! 家にあるたくさんのCDを手軽に移して聞きたい方にぴったりといえます。
USB Type-Cの変換ケーブルもセットになっているため、スマホやタブレットとの接続もかんたん。もちろん、広く使われているUSB Type-Aにも対応していますので、デスクトップパソコンやノートパソコンでも使えますよ。

IODATA(アイ・オー・データ)『ポータブルブルーレイドライブ(BRP-UT6/MC2)』










出典:Amazon
対応ディスク | Blu-ray、DVD、CD |
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書き込み速度 | 2~6倍(Blu-ray)、4~8倍(DVD)、24倍(CD) |
AC/USBパスパワー | USBバスパワー/ACアダプター(別売) |
再生ソフト | あり(ブルーレイ非対応) |
「外付けブルーレイドライブ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 外付けブルーレイドライブの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの外付けブルーレイドライブの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
映画やアニメなどを楽しむには専用ソフトが必要 ガジェット選びのプロからアドバイス
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
外付けブルーレイドライブがあればどのパソコンでもブルーレイを読み込めるようになります。しかし、市販の映画やアニメなどを収録したディスクは、視聴用の専用ソフトがないと再生できません。また、OS純正の再生ソフトで対応していない場合も。とくに4K対応の再生機能は純正アプリケーションでは動かない場合が多いです。
一部商品には再生用のソフトをダウンロードが最初からついている場合もあるので、ソフトを持っていない方はこの点もチェックしておくことをおすすめします。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/04 コンテンツ追加・修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 名原広雄)
ブルータス、テッカブル、インプレス、ゲットナビ、モノマガジンなどで編集を行うモノ系ライター。 ファッションや家電のスペックだけでなく、ストーリーやブランド性まで加味して良い品を探すのが好き。 週6日の秋葉原・銀座ウォッチや、海外製品の調査まで、とにかく人よりいい品を探すのが大好き。(今まで購入した家電で家が1軒建つとか建たないとか。)