ルアーケースの特徴とは? 整理整頓ができる、ルアーをキズつけずに持ち運べる
お気に入りのルアーが増えてきたらルアーケースを使いましょう。ルアーには魚を釣るための釣り針がセットでついていることが多く、むき出しのまま持ち運ぶとほかの道具やルアー、衣類、身体に引っ掛かってしまい危険です。
それを防ぐためにも、仕切りのあるルアーケースで持ち運ぶのが大切です。また、使いたいルアーがどこにあるか一目ですぐわかるのもルアーケースのメリット。種類やサイズ別に収納しておくと、準備も手早くおこなうことができます。
ルアーケースの選び方 整理しやすいものを
ルアーケースの選び方をご紹介します。釣りライターの中山和弘さんからのアドバイスもあるので、参考にしてみてください。
ルアーケースの種類で選ぶ
ルアーケースは、アタッシュケースタイプとワレットタイプの2種類があります。それぞれ特徴が異なるので、釣りたい魚や場所、スタイルに合わせて選びましょう。
アタッシュケースタイプ|さまざまなサイズをまとめて収納
アタッシュケースタイプは、プラスチックなどのハードな素材でできた箱型のルアーケースです。ケースのなかには仕切りが付いていて、ルアーの種類や大きさに応じて仕分けて収納できます。仕切りはルアーの大きさに合わせて可動できるものもあります。
ケースに厚みがあるためルアーを入れた状態でケースを落としてしまっても、なかのルアーに衝撃がかかりません。
ワレットタイプ|エギやスプーンが収納しやすい
やわらかいナイロンなどの素材で作られているルアーケースがワレットタイプです。内部にあるスポンジにルアーの吊り針をひっかけ、ならべて収納できます。
ベストやウエストバッグに入るコンパクトなサイズのものが多く、携帯しやすいのも魅力です。トラウト狙いで使うスプーン、イカ釣りのエギなど、厚みのないルアーを収納するのに向いています。
サイズで選ぶ
ルアーケースを選ぶ際には内寸サイズと本体サイズも重要です。
内寸サイズはミリ単位で選ぶ
ルアーケースは内寸サイズもチェックしておきましょう。収納したいルアーに合うサイズかどうか、ミリ単位まで確認しておきます。
内寸が小さいとルアーが入らず、大きすぎるとルアーの釣り糸がなかで絡まったり、ぶつかって塗装がはげたりする原因になります。内寸サイズとともに、どんなルアーに適しているか明記しているものもあるので、チェックしてみましょう。
バッグやポケットに入るか本体サイズで選ぶ
ルアーケースは、ベストやウエストバッグ、タックルケースなどに入れて持ち運びます。ルアーケースをどこに入れるかを考えて、本体サイズを確認しておきましょう。
あらかじめベストやタックルケースに合ったサイズに設計されているルアーケースもあります。ルアーケースとベストが同メーカーで適合しているものもあるので、チェックしてみましょう。
水切りがあるかどうかで選ぶ
ルアーケースには、水切り穴が付いているものもあります。水切り穴があるルアーケースは、なかにルアーを入れたまま水洗いできるのが魅力です。
ルアーが劣化する原因となる塩水をしっかり洗い流せるだけでなく、ケースやルアーに汚れが付いてしまったときにもすぐに洗えて便利です。ケースが濡れたときにもすぐに乾きます。
渓流釣りがメインなら、濡れても乾きやすい通気性が高いものを
渓流釣りでは、ルアーケースをベストに入れて使用する場合がほとんどです。取り出すときに落としたり、深みのある場所に入ったりなど、ルアーケースが濡れることも多くなっています。
ナイロンやメッシュ素材など、速乾性の高い素材のものなら、濡れてもすぐに乾きます。また、すぐ乾くので、お手入れしやすいのも魅力です。
耐久性で選ぶ
釣りのシーンで使用するルアーケースは、耐久性も求められています。ケースの素材や、入れるルアーの種類に応じたものを選びましょう。
ケースの素材は丈夫なものを選ぶ
ルアーケースはいろいろな素材でできています。劣化しやすい素材だと、ルアーケースを落としたときに破損したり、なかのルアーが飛び出したりしてしまう場合があります。
アタッシュケースタイプの場合はポリカーボネートなどの丈夫なもの、ワレットタイプの場合はクッション性の高い素材を使っているものを選びましょう。
ソフトワームを使うなら、ワームループ加工は必須
ソフトワームはプラスチックを溶かしてしまう素材でできているため、プラスチック素材のルアーケースには収納できません。ソフトワームを収納するルアーケースは、ワームプルーフ加工がほどこされているものを選びましょう。
すぐに替えが必要になるソフトワームも、ルアーケースに複数入れて携帯しておけば便利に使えます。
メーカーの特徴で選ぶ
ルアーケースはいろいろなメーカーから発売されていて、商品によって特徴が異なります。メーカーごとの特徴を知っておくと、より納得のルアーケースが見つかります。
メイホウ|ルアーケースの種類が豊富
メイホウは、プラスチック収納用品のメーカーです。おもにアタッシュケースタイプのルアーケースを多く発売しています。
丈夫な素材のもの、リバーシブルで使えるもの、水切りがついているものなど、実際の釣りシーンで使いやすい工夫がほどこされているのが特徴です。はじめてルアーケースを購入したいときにも、豊富なアイテムから選びやすくなっています。
シマノ|サイズや素材が豊富にそろう
自転車用品メーカーとして長い歴史を持つシマノは、自転車用品作りのテクノロジーを搭載した竿、ロッド、リール、ラインなど幅広い釣り具を展開しています。
ルアーケースはハード素材、ソフト素材、サイズと幅広い商品が展開されています。タックルケースにも適合します。エギケースなど、入れるルアーで選べる専用ケースがそろっているのも魅力です。
ダイワ|使いやすい工夫が凝らされている
釣り具メーカーであるダイワは、使いやすい工夫がそろっているルアーケースを展開しています。濡れても乾きやすくそのまま洗える水切り穴付き、ルアーの大きさに合わせて仕切りを動かせるなどの機能がそろっています。
フタがしっかりしまるので防水ケースとして使える、フタはワンタッチで開閉できるなど、さっとルアーを取り出せるのも魅力です。
ルアーケースおすすめ10選 定番人気メイホウのリバーシブルや、シマノ、ダイワ、大容量タイプも
ここからは、ルアーケースのおすすめ商品をご紹介します。

裏表に収納枠がある水切りタイプのルアーケース
表裏で互い違いになるように配置された枠にそれぞれルアーが入れられるケースです。ミノーやメタルジグも入れやすいですが、エギでも使いやすいです。水切り穴があるので水分が放出しやすく、帰宅後にケースごとルアーを水洗いできるのも便利です。
サイズ違いもあるので、ルアーの大きさに合わせて使い分けもできます。整理整頓とメンテナンスが両立できる製品ですね。

大定番のルアーケース
枠は4つですが、よく使われる9~12cmサイズのルアーがたっぷり収納できるアイテムです。開け閉めがかんたん&丈夫なので釣り場で使うのにぴったりの製品です。ルアー釣りには定番のモデルでさまざまなブランドのOEM製品もあります。
また、タックルバッグなどはこのケースがぴったり収まるように作られている製品も多く、釣種をまたいだスタンダードでもあります。どれにしようか悩んだら、これを買っておけば間違いありません。
30~50号のタチウオテンヤ専用ケース
30~50号のタチウオテンヤが8個収納できます。
縦に置いて収納できるため、仕掛けを変えるときに取り出しやすく、カラーや大きさがわかりやすいです。
バックルは一体式なので、開閉しやすいのも特徴です。

フックを挟んで収納できるスリットフォームタイプ
ケースを開けるとスリットが入ったフォーム材が敷き詰められており、スリットにフックを挟むことで、整理しやすく、なおかつ出し入れもしやすくしてくれる製品です。
ジグヘッドをよく使うライトソルトルアーでとくに人気で、ソフトルアーをジグヘッドに刺したまま次々とローテーションしていけるので、ルアーチェンジもスピーディーです。釣果を上げてくれるルアーケースといえますね。
マルチに活躍する収納ケース
透明ポリカーボネイトフタのため、フタを開けずに中身が確認できます。
付属の可変仕切板で自分の好みに併せて仕切りをアレンジでき、用途に合わせて使い分けすることが可能です。
また、水切り穴があるためルアー等をいれたまま洗え、メンテナンスも簡単です。
コンパクトサイズなため首から下げて使用可能
ルアー交換をスムーズかつ早く行うためのルアーケースで、「使用済みのワームをケースに戻したくない」「使うワームを事前に厳選して、フィールドで手軽にローテーションしたい」といった要望を高クオリティで実現した商品です。
首から下げたり、ピンオンリールにセットしたりと便利です。
フタがクリアなので中身を確認しやすく、簡易防水仕様の小物ケースとしても使うことができます。

エギがストックしやすい専用ケース
ブック型のケースを開くと袋状のポケットがあるので、そこにひとつずつエギを格納します。取り出すときにほかのエギと干渉しないので、エギの交換がスムーズです。加えてベルトに装着できるので、ランガンするときにも便利。
また、こちらの製品にも水切り穴があるので、エギを入れたまま丸洗いが可能と、至れり尽くせりの商品です。2、3号用のMサイズ、3、4号用のLサイズがあるので、持ち歩きたいエギサイズによって使い分けましょう。
独自の設計で、効率的な収納を実現
様々な国のユーザーから信頼を獲得する、釣り具メーカー、アブガルシアのルアーケースです。効率的な収納を可能にした「対面トライアングル構造」により、コンパクトながらも収納スペースを広く確保。スプーン・トラウトミノー・スッテ・エギ(2.5クラス)等に適しています。リバーシブルで使えるほか、縦置きもできるため、使い勝手も抜群です。また、水洗いも可能だからメンテンナンスも楽に行えます。
シンプルだから誰でも使いやすい
シンプルで洗練されたデザインのルアーケースです。装飾はロゴのみで、使いやすく、収納も楽々です。近場で釣りをしたい、荷物をコンパクトにしたい方におすすめです。蓋も透明だから、どのルアーを使うか即座に選べるのもいいポイントですね。シンプルなルアーケースをお探しの方におすすめのアイテムとなっています。
さっと取り出せる工夫が豊富
両面リバーシブルで使えるアタッシュケースタイプのルアーケースです。ハンドル付きのため、タックルケースやバッグから取り出すときにも便利です。
完全仕切りのため、ルアー同士の糸絡みがありません。水切り穴が付いているのでルアーを入れて丸洗い可能です。V字構造で、濡れたあとも乾きやすくなっています。カラー展開も豊富で好みで選べます。
「ルアーケース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ルアーケースの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのルアーケースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ルアーケースを自作しよう! 100均で材料がそろう
ルアーケースは100均などでそろう材料を使って自作もできます。また、手持ちのルアーケースを使いやすいようにカスタマイズもできます。
スポンジ素材でできている隙間テープを使ってルアーフックの固定パーツを作ったり、発泡スチロール素材のカラーボードでケースの高さを詰めたりできます。すべり止めシートは、仕切りの大きさを変えたいときに便利です。
ほかの釣り用アイテムはこちらもチェック!
まずは耐久性を重視! 次にヒンジの作りを確認
ルアーケースは何度も蓋の開け閉めをする道具です。そのため、耐久性はものすごく大切で、安く買ってもすぐに壊れるようでは結局損をしてしまいます。とくにヒンジの作りを見れば、どれぐらいていねいに作られているかわかると思うので、なるべく納得できる製品を選ぶようにしましょう。
しっかりした製品はそれだけ長く使えるので、ここで紹介しているアイテムはどれもおすすめできます。
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青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。