登山用タイツの選び方 山登り・ハイキングに
ここからは、登山用タイツを選ぶときのポイントをご紹介していきます。快適に登山をするために、ぜひ参考にしてみてください。ポイントは下記の4つ。
【1】目的・用途・予算
【2】サイズ感
【3】季節ごとの機能
【4】縫い目が肌に触れないか
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
目的・用途・予算で選ぶ コンプレッション・サポート・ハイブリッド系
登山用タイツは、主に「コンプレッション系」「サポート系」「ハイブリッド系」の3種類があります。それぞれ機能が異なるので、特徴をしっかりおさえて自分に合ったタイプを選んでみてください。
コンプレッション系タイツ 段階的に着圧! 運動をサポート
コンプレッションタイツは、脚の下から上にかけて段階的に着圧が弱くなっていくよう設計されています。主に運動をサポートする効果が期待できます。着用時は着圧により足が楽に感じるなどの機能をもつ商品もあります。一般にスポーツ後のリラックス用タイツなどと同様です。
サポート系タイツ テーピングの原理で間接などを保護
関節部分や太もも、ふくらはぎなどをテーピングするかのようにしっかり保護してくれるのがサポート系タイツ。そのため、締め付けがややきつめなのもが特徴です。
ハイブリッド系タイツ コンプレッション系とサポート系両方の機能をもつ
ハイブリッド系タイツは、やや高めではありますが、段階着圧しながらテーピング効果のように脚の動きをサポートしてくれるいいとこどりのタイツです。
試着してサイズ感を確認
タイツの機能を充分に発揮するためには、サイズがちゃんと合っている必要があります。そのためにも試着してサイズが問題ないかを確認するようにしましょう。
季節ごとの機能にも注目
オールシーズン使えるタイツもありますが、夏には夏に合った機能をもつもの、冬には冬に合った機能をもつもの、といった具合に季節に合わせて選ぶのがおすすめです。
通気性がよく速乾性の高いものを選ぶ 夏の登山向け
夏の登山で使用するタイツには、メッシュ生地や薄手の生地を採用した通気性の高いものを選べば、蒸れることなく快適です。また、速乾性の高いものであれば、汗をかいても気化熱によって涼しさを感じることができます。ほかにも、UVカット加工されたものなどもあります。
起毛素材を使った保温性の高いものを選ぶ 冬の登山向け
寒い冬では、保温性にすぐれた起毛素材を採用したタイツを選びましょう。起毛とは、生地表面の繊維を毛羽立たせる加工技術です。
「フラット設計」のものがおすすめ
登山用タイツは肌に直接密着させて履くものですから、縫い目などが直接触れていると気になってしまいますよね。そこで、タイツは縫い目などが肌面に触れないフラット設計のものがおすすめです。
登山時でも普段でも使える加圧レギンス<PR>
セルーナから販売されている『ALICE Leg(アリスレッグ)』は最大42hPaという高加圧レギンスなのにも関わらず、1枚2,490円(税込)と、とてもリーズナブルな価格が特徴的な商品になります。また、とても丈夫に作られているのでスポーツやジム通い、登山時など幅広く活用ができますよ!
公式サイトから複数枚購入するとさらに割引になるので是非チェックをしてみてください!
【コンプレッション】登山タイツ2選 機能面で厳選!
ここからは、アウトドアライター・夏野 栄さんと編集部が厳選した登山用タイツのおすすめをご紹介します。着脱がしやすいもの、夏でも汗でべとつかない、快適な着心地などそれぞれタイプによって特徴や機能が異なりますので、用途と目的に合わせて選んでみてください。
程よいフィット感のタイツで機能性も抜群
締め付け過ぎずゆるすぎない程よいフィット感で着用できる登山タイツです。吸水速乾性の素材で出来ており、素早く汗を吸収してくれます。また、消臭効果のある糸で作られているため、汗のにおいが気になる方にもおすすめです。UVカットもしてくれるので、夏の日差しが気になる方にもぴったりです。登山だけでなくキャンプやフェスなどでも使えるアイテムです。
伸縮性に優れ、あらゆる動作において動きやすい
ぴったりとした着心地ですが伸縮性に優れており、どんな動作をするにも動きやすさを感じられるでしょう。独自の4WAYストレッチ製法で作られており、あらゆる方向へ伸縮してくれます。また、汗を吸い取って乾かしてくれるため、べたつきが気になりません。抗菌防臭作用もあるため、においが気になる方にもおすすめです。
【サポート】登山タイツ4選 タイプ・素材・素材・機能面もチェック!
ここでは、サポート系タイツのおすすめをご紹介します。

シリーズ最軽量のフルサポートでリバーシブル
ミズノのスポーツパフォーマンス向上に特化したウェアがバイオギア。コンセプトは「スタミナのキープ」。その視点から設計されているフルサポートタイプで、動きに重点をおいた縦方向の伸びに強い設計。
なかでもBG9000はバイオギアシリーズで最軽量、登山用として見逃せないモデルです。
サポートタイプをお探しのエントリー層から、強い締め付けを好まないサポートタイプユーザーまで幅広くおすすめです。性能だけではなくリバーシブルというユニークさも評価したいポイント、ウェアコーデの際に楽しみが増えます。
夏の登山にも使えるサポートタイプ
腰から足先まで、下半身すべてをしっかりサポート。独自の3D設計で、ひねりやねじりなど体の複雑な動きに合わせて対応できる性能を備えています。
通気性にもこわだって作られているので、夏の暑い時期でも快適に使用できるでしょう。ドライメッシュ構造は発汗してもすぐに乾きやすく、肌へのべたつきを抑えることができるのが魅力です。

メッシュ面が多くファストハイクや高気温時に最適
こちらはワコールのCW-Xのラインナップ中、メッシュが多く高気温時に最適なクールタイプながら、夏季だけでなく通年ラインナップとなったスタンダードモデルです。
股関節から下腹の両側に大きくとられたメッシュ面により通気性が高く、熱を効率的に逃がすムレにくい設計。
トレッキングや長時間の運動にマッチするミディアムサポートにより、衝撃を軽減してくれたり、汗をかいてもストレスを感じにくい接触冷感も見逃せないポイントです。
気温の高い状況下のほか、ファストハイクやランなどにもおすすめです。
【ハイブリッド】登山タイツ1選 タイプ・素材・素材・機能面もチェック!
続いて、ハイブリッド系タイツのおすすめをご紹介します。

トレッキングに適したミディアムサポートタイプ
トレッキングタイツとしてもポピュラーになりつつあるワコールのウェアブランドCW-X。
そのラインナップ中、ミディアムサポートのスタビライクスモデルはトレッキングや長時間の運動にマッチ。
腰と股関節、ふとももとひざ、ふくらはぎまでをサポートします。また、段階着圧や吸汗速乾により快適な着用感を実現してくれるので、サポートタイプをお探しの幅広い方におすすめのモデルになります。
【タイプ別】レディース用登山タイツ3選 タイプ・素材・素材・機能面もチェック!
ここからはレディースの登山用タイツをご紹介します。保温機能を持つ商品もありますので、冷えが気になる方や冬場の登山をされる方も参考にしてみてください。
リーズナブルな価格で高性能!
最大42hpaという高い締め付けが魅力的な着圧レギンス。登山だけでなく仕事中やプライベートでもそのまま着用できるファッション性も魅力でハーフパンツとの組み合わせもオシャレに決まりますよ。価格も比較的リーズナブルなので複数買ってもしものために持っておくのも良いでしょう。
※公式サイトの価格は6着購入時のものです。
ふだん使いも可能なコンプレッションタイプ
ステッチワークが特徴的で、デザインにもこだわって作られているFILAのコンプレッション・ウェアーになります。登山をはじめとするスポーツシーンはもちろん、UVケアのためにふだんから着用するのもいいでしょう。撥水加工もされているので急な雨でも安心ですね。
部位別にしっかりサポートしてくれる商品
独自の着圧コントロール構造によって、骨盤や腿裏、膝などの各部位を的確にサポート。締めつけすぎず関節や筋肉の動きをしっかりとフォローしてくれる性能は、世代を問わずさまざまな登山スタイルに対応できるでしょう。
吸汗速乾機能もあって、長時間の運動でも肌がべたつかないのもうれしいところ。定期的に着用することで、体の姿勢を意識できる設計になっています。
【番外編】あわせて使いたい登山用靴下 タイプ・素材・素材・機能面もチェック!
タイツだけでなく、靴下も登山において必須と言えるアイテム。登山靴と相性のいい靴下をご紹介します。
「登山用タイツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 登山用タイツの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでの登山用タイツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
登山タイツに関するQ&A よくある質問
登山タイツの具体的な機能と効果について教えてください。

テーピングのように筋肉や関節の動きをサポートする効果、また、着圧効果で血流を促進させる効果が期待できます。
登山タイツは必ず必要なものですか?

筋力に自信のある方でも着用をおすすめします。とくに、普段トレーニングをしていない方で、筋力に自信のない方や肉体労働やスポーツ後に足腰の疲れを感じる方におすすめです。
登山で役立つそのほかの関連商品はこちら! 【関連記事】
まずはタイツのメイン機能に注目して選ぶ アウトドアライターからのアドバイス
登山タイツは基本的には山岳ウェアのボトムス。その視点を踏まえたうえ(気温やルートなど)で、ほしい機能のタイツを選んでください。サポートタイプにも圧迫が強い商品もありますが、無機能の商品にも着圧が考慮されておらず、強い圧迫がある商品もあるので要注意です。
登山用のタイツに限らず、装備による締めつけは体調不良や貧血の原因となるケースもあります。とくにレイヤリングによりウェア重量が増える厳冬期にはありがち。まずは正確なサイズを選び、できれば公園を走るなど動作テストをした後で山行に着用してください。
通気性や撥水性なども確保しよう
1)コンプレッション系やサポート系などの機能性をチェック
2)季節ではなく現地での気温を基準に選ぶ
3)草木や障害物の多いルートの登山なら丈夫な生地のものを
登山用タイツを選ぶときには、現地での気温や登山ルートをまず考えましょう。長時間歩き続けるので、通気性や撥水性なども意識して用途に合った一足をチョイスしてください。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。