ランニング用音楽プレーヤーの選び方
ガジェットライターの東雲八雲さんに、ランニング用音楽プレーヤーを選ぶときのポイントを6つ教えてもらいました。ランニング用音楽プレーヤーを選ぶ際には、どの様な点に注目するとよいのでしょうか?
【1】音楽を聴く方法
【2】軽さ
【3】ストレージ容量
【4】Bluetoothイヤホン対応か
【5】防水性能
【6】機能性
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的にペース管理やモチベーションアップにつながるランニング用音楽プレーヤーを知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】音楽を聴く方法をチェック
ランニング時に音楽を聴く方法は、一般的な「音楽プレーヤー型」かイヤホンやヘッドセットに音楽保存機能が付いた「一体型」のどちらかになります。それぞれの特徴やメリットは下記の通りです。用途に合わせて選ぶのがよいでしょう。
(1)音楽プレーヤー型
CDやパソコン上の音楽を取りこんで再生するプレーヤー。MP3音源をはじめ多数の音楽再生ができ、種類が多い。通勤通学時にも使用でき保存容量も多いため、たくさんのアルバムを再生できる。
(2)一体型
ランニングに特化したイヤホンやヘッドセットに音楽保存・再生機能がついたモデル。音楽プレーヤー型にくらべ軽いモデルが多く、ランニングに特化している。なかには、防水機能やコーチング機能がついたものも。
【2】軽さをチェック
ランニング時の音楽プレーヤーの選び方は「軽さ」もチェックしておきたいところ。音楽プレーヤーの多くは高音質再生ができるものほど比例して重くなります。
しかし、ランニング時には風切り音や服のこすれ音なども発生するため、音質はある程度犠牲にしてよい要素ではないでしょうか。50g前後の製品も多数展開されているため、ポケットインして違和感のないものを選びたいところ。
【3】ストレージ容量をチェック
ランニングに決まった音楽を聴く人もいれば、毎回違う曲をランダムで聴きたい人もいるでしょう。音楽プレーヤー型は液晶が付いており一覧性が高く、アルバムやプレイリスト上での再生操作も可能です。
対する一体型は、入れられる曲数が少なめなモデルが多く検索性も低いです。多くの曲を入れてランニングしたい人は、音楽プレーヤー型を選びましょう。
【4】Bluetoothイヤホン対応かをチェック

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Bluetoothイヤホンや分離型ヘッドセットなども一般的になってきました。それらを使用すると、音楽プレーヤーと直接ケーブルにつなぐ必要がなくなるため、運動時にケーブルこすれのストレスが減少します。
音質や断線の観点ではBluetoothは難もありますが、ケーブルがなくなるだけで走りやすさは格段に変わるという点では、試してみる価値は大いにあると言えます。その場合、まずBluetoothイヤホンに対応している機種かどうかを確認しましょう。
【5】防水性能をチェック
ランニング中は汗や突然の雨など予期せぬ事態が起きるものです。そんなときのために、必須の機能が防塵防水機能です。防水性能は「IPX」という防水性能を表す保護等級で表記されていますのでチェックしてみてください。
【6】機能性をチェック
ランニング用音楽プレーヤーには、歩数計や距離はもちろん、心拍や消費カロリーなども計測する機能をもったものもあります。体調管理や肉体改善を意図している方は、ぜひこうした機能もチェックしてみてください。
おすすめ商品の比較一覧表
ランニング用音楽プレーヤーおすすめ6選
ここまでご紹介した、ランニング用音楽プレーヤーの上手な選び方のポイントをふまえて、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

外音取り込み機能がランニングの安全性を高める
ランニングする際に音楽を聴いていると自転車や車に気がつかないことも。このワイヤレスヘッドセットは、外音を取り込みながら音楽を再生してくれます。私自身、歩行者用の道を歩いている際に何度か自転車とニアミスした経験もありますが、そうし場合にも本機能は重宝しています。メモリー容量が4GBあり、約920曲の楽曲を保存できます。もちろんスマートフォンとのBluetooth接続もできるため、SpotifyやAWAなどの音楽再生も可能です。
また、プレーヤーモードで6時間、スマホとの接続で3時間再生可能なスタミナ力が高いのもこのヘッドセットのいいところ。防水機能を搭載しているので、汗の故障も減り、ランニング以外ではプールでの使用も可能です。

ランニング時のミュージックがもっと身近になる
最大12時間の音楽再生が可能な、タフネスミュージックプレーヤーを探している人は本機がおすすめ。フルマラソンや長時間のランニングにも対応しています。また、ランニング前によくある音楽プレーヤーの充電忘れ。本製品は急速充電にも対応しており、たった3分間充電でも1時間再生してくれます。
実際に私が数ヶ月使用した感想は、フィット感が抜群によいということ。本体サイズは32gととても軽く、付属の調整バンドを使えばケーブルが暴れることも減ります。ランニングだけでなく、激しいシャトルランや短距離ダッシュのなかでも脱落することはありませんでした。今使っている音楽プレーヤーにつかいにくさを感じる人に、ぜひ検討してもらいたい製品のひとつです。
ONKYO『rubato』
Tayogo『WPM8』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ランニング用音楽プレーヤーの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのランニング用音楽プレーヤーの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
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最後に|エキスパートのアドバイス
家電コンシェルジュ・ガジェットレビュアー
中間の価格帯がないのがランニング用音楽プレーヤー
安価な音楽プレーヤーの台頭により、ちょうどいい価格帯で必須機能をもったモデルというのをメーカーが作らなくなってしまいした。そのためランニング時に使える音楽プレーヤーは、コスパ重視の5,000円以下のモデルと高機能の1万円から2万円のランニング専用モデルの2極化に。
今後もこのトレンドは進んでいくのではないでしょうか。個人的には、ランニング自体はお金がたくさんかかるスポーツではないので、音楽プレーヤーにはある程度投資してもいいと考えます。みなさんはいかがでしょうか?
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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ブルータス、テッカブル、インプレス、ゲットナビ、モノマガジンなどで編集を行うモノ系ライター。 ファッションや家電のスペックだけでなく、ストーリーやブランド性まで加味して良い品を探すのが好き。 週6日の秋葉原・銀座ウォッチや、海外製品の調査まで、とにかく人よりいい品を探すのが大好き。(今まで購入した家電で家が1軒建つとか建たないとか。)