犬用の首輪の選び方 ドッグトレーナーに聞く!
ドッグトレーナーの西岡裕記さんに、犬用の首輪を選ぶときのポイントを教えてもらいました。首輪の購入を検討している人や、首輪を選ぶときの視点を知りたい人は参考にしてみてください。選び方のポイントは下記。
【1】サイズ
【2】雨の日でも使えるか
【3】素材
【4】タイプ
【5】光る首輪
【6】オーダーメイド
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】愛犬にぴったり合うサイズの首輪を選ぶのが基本
愛犬の首回りのサイズは事前にチェックを
首輪は愛犬に合った適切なサイズを選んでください。サイズが小さいと首がつねに絞まってしまい、大きなストレスになります。一方、サイズが大きい場合は、お散歩時の脱走や事故などの危険につながります。愛犬の首まわりのサイズをしっかりと測っておき、それに合わせた首輪を用意してあげましょう。
測り方は。犬の耳のつけ根のすぐ下、首の一番細くなっているところが基準になります。首輪の太さも愛犬のサイズに合わせて気をつけて選びましょう。
【2】雨の日でも使えるかをチェック
犬によっては、雨の日でも散歩に行きたがることがあります。そのため、雨に濡れてすぐに傷んでしまう素材の首輪は使いにくいといえます。
強い日差しだけでなく、水にも対応できる素材であるかを確認しておきましょう。
室内犬の場合は付けやすさを重視
散歩のときだけ付ける室内犬は首輪を付けている時間が短いため、なかなか首輪に慣れることができない犬もいます。そのため、付けるのが簡単なバックルタイプの首輪がおすすめです。
室内でも首輪を付けっぱなしにして慣れさせたい場合は、丈夫なベルトタイプにすると良いでしょう。
【3】首輪の素材で選ぶ
愛犬の犬種や気質、サイズ(小型犬、中大型犬か)、毛質などによってそれぞれに合った素材の首輪が異なるので、愛犬の特徴からぴったりの素材を選びましょう。
ここでは、各素材の特徴、メリット・デメリットを紹介します。
ナイロン|軽量かつ汚れににくい
【メリット】
・軽量なので子犬にも使いやすい
・汚れに強く長持ちする
【デメリット】
・摩擦での静電気が起きやすく、毛が絡みやすい
本革|重みはあるが頑丈で強度が高い
【メリット】
・丈夫で引っ張りに強い
・使いはじめはかたさが気になるが、なじめばやわらかくなり皮膚や被毛にやさしい
【デメリット】
・水に弱く、犬に噛まれたりしてキズがつきやすい
・重いので子犬には向かない
合皮|本革と比べてお手ごろ
【メリット】
・リーズナブルな価格で購入できる
・水や汚れに強く扱いやすい
【デメリット】
・耐久性が低く、やや劣化しやすい
【4】首輪のタイプを選ぶ
愛犬の気質やサイズ、年齢や用途に合わせよう
首輪にはいろいろなタイプがあります。素材と同じく愛犬の気質やサイズ、年齢や用途に合わせて選んであげましょう。
ここでは代表的な「ベルトタイプ」「バックルタイプ」「ハーフチョークタイプ」について特徴を解説します。
ベルト|丈夫で安全性が高い
ある程度はサイズ調整ができ、丈夫で壊れにくいです。安全性が高くつけっぱなしにもしやすいですが、成長期の子犬には向かない場合があります。
バックル|つけはずししやすい
つけはずしがしやすく、こまかいサイズ調整が可能。軽くて使いやすいので、子犬に向いています。
ただし、バックル部分がプラスチックで劣化しやすく衝撃にも弱いので、急にはずれてしまう可能性があります。また、バックルをはめる時のカチッとした音が苦手な犬にはあまりおすすめできません。
ハーフチョークタイプ|首への負担が心配な飼い主さんに
ハーフチョークチェーンとは、首輪の半分が革や布製で出来ていて、もう半分がチェーンになっている首輪のことです。チェーンよりも首にかかる負担が少ないので、愛犬の首元が心配の方はハーフチョークチェーンがおすすめです。
【5】暗い時間の散歩が多い場合は光る首輪を
夏の暑い日や、仕事の都合で夜に散歩をしているという方は、光る首輪がおすすめです。暗い道では、歩行者から車が見えていても、車からは人間や犬を認識しにくい場合もあります。暗い夜道は危険も伴うので、選択肢の1つとして、ピカピカ光る首輪もチェックしてみてください。
【6】オーダーメイドの首輪も
大切な愛犬の首輪は、愛犬にぴったりのサイズで作れるオーダーメイドの首輪もおすすめです。
首輪に名前を刻印できるものもあるので、万が一迷子になっても安心。毎日つけるものなので、着け心地や品質にこだわり、おしゃれでかわいいオーダーメイドの首輪もチェックしてみてください。
ドッグトレーナーからのアドバイス
まわりの人や獣医さんのアドバイスも参考に
首輪を選ぶときは、犬種や年齢、毛質などを考慮し、用途や機能性を重視したいですね。そのうえでデザインを楽しんでいけるといいと思います。首輪は愛犬の安全を守るためにもとても重要です。
サイズ選びにはとくに気をつけてください。気管の弱い子もいますし、散歩時などは首輪は迷子札用にして、ハーネスとの使い分けが必要な場合もあります。
選択肢が多いので、まわりで犬を飼ってる人や、獣医さんやドッグトレーナーなどのプロにアドバイスを求めるのもおすすめです。
犬用の首輪をサイズ別に紹介 大型犬から小型犬まで!
ここからは犬用首輪のおすすめ商品をご紹介します。ドッグトレーナーかつ、東京都動物愛護推進委員の西岡裕記さんがえらぶおすすめの犬用首輪も掲載しているのでぜひチェックしてください。
▼ドッグトレーナーが選ぶ犬用首輪はコレ!
▼ベルトタイプ
▼バックルタイプ
▼フルチョーク・ハーフチョークタイプ
▼光るタイプなど
▼おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼ドッグトレーナーが選ぶ犬用首輪はコレ!
まずはドッグトレーナーの西岡裕記さんが選んだおすすめの犬用首輪を紹介します! 愛犬に合うものを選んであげてくださいね。

シンプルで使いやすくオシャレ
表面はデニム素材でかためですが、裏地が合皮のため愛犬の皮膚にもやさしく使いやすい首輪です。少し重さはありますが、首輪に慣れてない場合、慣らすための首輪としてもおすすめ。
ベルトタイプで丈夫に作られており、しっかりしているので子犬から成犬まで安心して使えます。デザイン的にも、男の子でも女の子でも使いやすいですね。

合皮なので汚れや水にも強く、使いやすい
昔からペットグッズメーカーとして有名で、デザイン性や使いやすさはもちろん、合皮なので汚れや水にも強く丈夫に作られています。
比較的安価なので気軽に使えますし、軽くてやわらかく、首輪慣れさせるのにも使えるので、首輪をつけたことのない犬へのファーストカラーにおすすめすることも多いです。目立つ色もあり、迷子札もつけやすいでしょう。

デザインから製造まで100%フランス製
日本ではあまり見ないデザインでとにかくオシャレ。使い心地もとてもいいですね。非常にやわらかく犬にも人にもやさしい作りになっています。
ナイロン製ですがていねいに織られてるため摩擦も少なく、毛の絡みや毛切れもあまりありません。デザインやサイズもバリエーションがあり、シチュエーションに合わせて使えますよ。
ハーフチョークもあるので、トレーニング中でもリードとコーディネートしてたのしめます。

トレーニング用品なら、ザ・ブラックラブカンパニー
首輪に限らず、リードから小物までトレーニング用品が豊富にそろっており、ドッグトレーナー御用達のお店です。もちろんハーフチョークもしっかりと作られており、デザインも豊富、サイズ調整も可能で、いろいろと選ぶ楽しみもあります。
ハーフチョークは基本的にトレーナー指導のもとで使用することをおすすめしますが、はじめてのハーフチョークを購入するならこちらがおすすめです。

強度とやさしさの一挙両得
エルク(ヘラジカ)の革で作られた高級なベルト型の首輪です。ほかの革とは違ってはじめからやわらかく、愛犬にもやさしい素材です。
ほかの革製品と同じくキズがつきやすく水に弱いですが、きちんとお手入れすることにより、長年使えるすばらしい品質の首輪です。
強度や耐久性のある商品なので、大型犬にも安心して使用できるでしょう。
▼ベルトタイプ

ダブルステッチを採用し、強度を高めた首輪
牛皮と合成皮革を合わせてダブルステッチで仕上げられているため、強度が高いです。また、ダブルステッチにすることで、デザイン性も高まり、シンプルながらもおしゃれに見えます。
ダブルDカン仕様になっているので、強い力で引っ張られる可能性がある大型犬の首輪にぴったりでしょう。
▼バックルタイプ
安心のダブルロック機能付き
2つのリングが付いているため、リードを繋げばしっかりと固定できます。バックルとリングで二重にロックされるので、強い力で引っ張る大型犬の散歩でも安心でしょう。
首輪にサイズ調整機能が付いていて、愛犬の体格や、成長による体格の変化によってこまかいサイズ変更が可能です。
▼フルチョーク・ハーフチョークタイプ
柔軟性のあるマイクロファイバーレザーを使用
耐久性や柔軟性がある、マイクロファイバーレザーを使って作られている首輪です。二層革で頑丈に作られているので、強い力で引っ張る大型犬でも安心して使用できます。
ハーフチョークなので、愛犬が紐を引っ張ると首輪部分が締まりますが、ふたつの金具で長さを調整できるため、引っ張り癖のトレーニングが可能です。
ワンタッチ式ロックで着脱がラク。反射ステッチ付き
ハーフチョークタイプの首輪ですが、バックルが付いているのでワンタッチでかんたんに首輪の取り外しができます。
首輪に白い反射ステッチが付いており、光が当たればしっかりと反射するので、早朝や夜間のお散歩も安心です。また、密度の高いナイロンを使って二重に縫い上げているので、耐久性にすぐれています。
11色展開とカラーバリエーションが豊富!
全11色と、カラフルな色合いがたのしめるおしゃれな首輪です。愛犬の毛色やイメージカラーに合わせて、好きな色から選択可能。ハーフチョークタイプなので、引っ張り癖に対するトレーニング効果も期待できます。
首輪のなかにはクッションが入っているので、首元もやさしくサポートしながら使用できますよ。
▼光るタイプなど
▼おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの人気ランキング 犬用の首輪の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの犬用の首輪の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
犬用の首輪の正しい付け方とは リードを付けて首輪が抜けないかどうかのチェック!
首輪は、首と首輪の間に飼い主さんの指が1本から2本入るくらいの余裕さをもって装着しましょう。首元をきつく装着してしまうと、愛犬が苦しくなってしまうので注意が必要です。
反対に、首元が痛くないようにとゆるくし過ぎてしまうと、愛犬が走り出したタイミングで首輪が抜けてしまう可能性もあります。首輪を付けて散歩をする前には、必ず実際にリードを付けて首輪が抜けないかどうかのチェックをしましょう。
愛犬の成長や、首輪の素材がのびてしまうことも考慮して、いまの首輪のサイズが適切なのかどうかを毎日確認してあげることも大切です。
この記事をご覧の方におすすめ! 【関連記事】
愛犬に負担が少ない首輪を選ぶことが大切 編集部からひとこと
この記事では、ドッグトレーナーの西岡裕記さんへの取材をもとに、犬用の首輪の選び方や商品を紹介しました。ベルトやバックルなどのタイプや首輪に使われている素材をしっかりと見て、愛犬に合う商品を探して選びましょう。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
DOG WORKS ZERO代表。 三重県志摩市出身、伊勢高校卒業後、青山ケンネルカレッジにてドッグトレーニングを学び、その後は警察犬訓練所やブリーダーの元で修業し、トリマーやペットグッズショップの店長など経験した後、独立して15年。 今は家庭犬の出張・預かりトレーニングをしつつ、保護犬の一時預かりボランティアやトレーニング、テレビや映画、CM、雑誌などのモデル犬のコーディネート・トレーニングをしています。 様々な有名企業のCMへの出演ワンコを担当してます。