プロに聞く!犬用迷子札の選び方 万が一に備えておこう
犬のしつけにも詳しい三苫恵理子さんに、犬用迷子札を選ぶ際のポイントを教えていただきました。選び方のポイントは下記。
【1】体のサイズに合わせる
【2】取り付け方
【3】ハーネスを愛用するならチョーカータイプも
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】体のサイズに合わせた迷子札を
小型犬にあまりにも大きなサイズの迷子札をつけてしまうと、重すぎたり、喉元でチャラチャラ揺れる迷子札が気になってかじってしまうということがあります。迷子札の大きさは、ある程度愛犬の体のサイズに合ったものを選ぶとよいです。
最近では、超小型犬でもつけられるような1円玉サイズの迷子札も。いざというときのために常日頃から身に着けておくのが迷子札ですので、ぜひサイズに注目して選んであげてください。
【2】取り付け方で選ぶ
迷子札は取り付け方によりいくつかのタイプに分かれますが、素材や色など種類の豊富さでいえば首輪にチャームのように取り付けるタイプがダントツです。お友達にプレゼントという場合は写真入りのもの、毛が黒い子で夜に外に出る機会がある子は蓄光タイプのもの、というようにシーンに合わせて選べます。
首から迷子札がぶら下がっていると気になるタイプの子は、首輪にとりつけるタイプの迷子札がおすすめです。使っている首輪の幅に合わせたものを購入しましょう。比較的リーズナブルな商品が多いので、お試しとして使うのもいいかもしれません。
動きが激しい子、ドッグランなどでほかの犬達と積極的に遊ぶような子には首輪に印字するタイプの迷子札がおすすめ。首輪に取りつけて使うタイプの迷子札に比べ、外れてしまうリスクは圧倒的に低くなります。迷子札をよくなくしてしまうお宅にはこちらのタイプがよいでしょう。
【3】ハーネスを愛用するならチョーカータイプもおすすめ
チョーカータイプの迷子札は、ふだんハーネスを使用しているお家に好まれます。ひと口にチョーカータイプと言ってもネックレスのようにペンダントトップの部分が迷子札になっているものなど、デザインも増えてきています。
ハーネスを愛用されているお家は、ふだん室内ではハーネスを外している場合が多いのではないでしょうか。しかし、「まさか」というときに発生するのが犬の迷子。オートロックのマンションでも、偶然が重なれば迷子になることもありえます。地震などの災害に備える意味でも、迷子札は常日頃から身に着けておきたいものです。
ハーネスは室内で外してしまい、飼い犬であるという証明になる首輪をふだんつけていないお家は、ぜひチョーカータイプの迷子札の装着をおすすめします。
犬用迷子札おすすめ商品はこちら 犬のしつけのプロと愛犬家が厳選!
ここまで紹介した犬の迷子札の選び方のポイントをふまえて、犬用迷子札のおすすめ商品をご紹介します。犬の心理栄養カウンセラーで、犬のしつけにも詳しい三苫恵理子さんに選んでもらったおすすめ商品も掲載しているのでぜひチェックしてみてください。
▼プロが厳選
▼愛犬家が厳選
▽飼い犬への負担が少ないチョーカーもチェック!
▽おすすめ商品の比較一覧表
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▼プロが厳選

首輪やハーネスに直接取りつけられます!
ぶら下がるタイプの迷子札が苦手な子におすすめの、首輪に直接取り付けるタイプです。迷子札の取り付けは、飼い主さんにとっても大変なこともあるかもしれませんが、この商品なら首輪やハーネスにくるりと巻いてつけるので着脱が比較的ラクにおこなえます。
ぶら下がるタイプの名札を取りつけるのが苦手な飼い主さんや、ネイルをしている飼い主さんなどはこちらの迷子札の方がつけやすいでしょう。
ベルト幅のサイズが同じであれば首輪とハーネスを使い分けることがあるお家でも、散歩の前につけ替えることができます。本革製なので使用している内にどんどん肌なじみするのもいいと思いませんか?

軽くて丈夫な名札をお探しの方はこれ
アクリル製の名札なので、とても軽いのが特徴。形によっては1円玉サイズのものもあるので、超小型犬や小型犬が首輪につけたとしても垂れ下がりにくいです。名前や連絡先はレーザーで刻印されているので、文字が消える心配がないのもおすすめできるポイント。
価格も比較的リーズナブルなので、はじめての迷子札としてオーダーされるのもよいかもしれません。

オーダー次第でチョーカータイプの迷子札にも!
首輪に印字するタイプの迷子札は比較的革製品が多いのですが、こちらは布製(パイレンテープ)なので雨など水に濡れたとしても乾きやすく傷みにくいです。雨の日にお出かけする場合、濡れたら乾きやすい素材の首輪は重宝するでしょう。
首輪に連絡先を刺繍できるので、文字が消えにくいのもうれしいポイント。外飼いの犬や、過去に脱走・迷子の経験がある子も、連絡先が刺繍で消えにくくなっているので安心です。首輪の色と刺繍糸を選べて、うちの子オリジナルのデザインで作れるのも楽しいですね。
オーダー時にDカンをつけるようにすれば首輪として、Dカンをつけなければチョーカーとしてオーダーできます。

QRコードで個人情報が守られるんです
迷子札は飼い主さんの電話番号などの情報を記しているものですが、個人情報が人の目につくのが気になるという方にはこちらの商品をおすすめします。この『クックサーチ(QRコード迷子札)』はQRコードで情報が守られるようになっています。
初年度は無料ですが2年目以降はシステム使用料がかかりますし、QRコードを読み込めるのはスマホかタブレットのみなど、普通の迷子札とはやや異なる点があり注意が必要です。
ただ、愛犬を迷子や行方不明から守りつつ個人情報を保護できるというのはとても画期的。愛犬も飼い主も安心ですね。

軽くてかわいいデニム好きにはたまらないチョーカー
チョーカータイプの迷子札なので、ぶら下がりが気になる愛犬にもピッタリの一品。デニム生地が好き! という飼い主さんにもおすすめです。
9色のデニム生地から愛犬に似合う色を選べるのはうれしいですよね。多頭で暮らしているお家は、色違いにしてみるのもいいかもしれません。常に身に着けさせるということを前提に、12~15gと軽く作られているのも魅力です。
名札には、愛犬が帰るという願いを込めてカエルのイラストを印字することもできます。
▼愛犬家が厳選
ユーズド加工が高見え!おしゃれなリング型
ゴールドとシルバーの2色から選べるリング型迷子札。専用のチョーカー・首輪が販売されているため、おしゃれで統一感のある雰囲気で使いたい飼い主さんにおすすめです。
刻印できる内容はパートナーの名前と連絡先。ハンドスタンプ方式で刻印されるため、シンプルながら人の温かみを感じることのできるデザインとなっています。
レザータグがオシャレを演出
カラーまたはリードにつけられるオーダーメイドのレザータグ。皮にお好きな文字を選び、レザーで刻印が可能です。また、タグは無塗装のため、牛皮本来の質感を楽しむことができます。名前や連絡先など、もしもの時にも安心な情報をオシャレに携帯しましょう。
レザー製のため水に濡らすと変色の可能性があるため、お洗濯は控えましょう。また、こちらの商品はレザータグのみでの購入ができません。ご一緒にレザータグがつけられる商品も注文する必要があります。
名前が消えにくいネーム札
まる・さかな・ほねの3種類のシンプルなデザインと、2色のカラーから選べる迷子札。表にペットのお名前と、裏側には飼い主の情報が記載できるので、これがあれば万が一の時も安心です。しっかりした厚さ3mmのアクリルを使用し、重さは小が2g、大でもわずか4gと超軽量でペットへの負担も最小限。
表側にはレーザー彫刻+樹脂コーティングが施されており、万が一ペットが咬んでも消えにくい仕様になっています。
迷子や災害時にも一役買う、迷子札付首輪
ベルト職人のオーナーが、常連のお客様から「首輪に迷子札を付けてほしい」とオーダーされたことから生まれた迷子札付首輪。企画からデザイン、制作まで日本にある自社工房で一貫して行っています。首輪タイプでぶらさげる必要がないので、なくす心配や誤飲の可能性もないので安心して使うことができます。
素材は牛本革を使用。柔らかい素材で首にフィットするのでつけ心地もよく、豊富なカラーバリエーションから選ぶことができます。
キュートなデザインが愛らしい迷子札
ぷくんとしてプレートに、可愛いペットのイラストが特徴の迷子札。6種類の豊富なカラーバリエーションと、丸型・ハート型のデザイン、柴犬、M.シュナウザー、マルチーズなど、約40種類から選ぶことができます。他の子と被らない、オリジナルの迷子札が簡単に作れちゃいます。
濡れても安心、耐水仕様なので、お散歩で汚れてもササっと拭くだけ、お手入れも簡単です。
バックル付き、チョーカータイプの迷子札
1cm幅×バックルタイプの犬&猫用チョーカー。バックルタイプなので、取り外しも簡単。汚れたらサッと外して洗うことができます。生地に直接印字するタイプと、レーザー刻印皮を取り付けるタイプの2種類から選ぶことができます。首をよく掻く子や、猫の場合、印字が取れにくいレーザー刻印皮タイプがおすすめです。
フォントは2種類、ひらがな、カタカナ、英数字から好きな文字を組み合わせてつくれます。
超軽量のシンプルなネームプレート
重さわずか8.4gという超軽量のボーン型のプレートには、ペットの名前・犬種・愛犬のシルエット、裏面には飼い主の名前、連絡先などを彫刻することができます。金具フックの大きさで大型犬にも対応可能です。 ストラップパーツへの変更も可能。デザインは表現の自由度も高く、愛犬にぴったりのオリジナル迷子札を手軽につくることができます。
オーダー後、仕上がりイメージを画像で事前に確認できるので、想定通りの欲しいプレートをつくりあげることができます。
▽飼い犬への負担が少ないチョーカーもチェック!
迷子札が映える、本革×真鍮製のチョーカー
4色のカラーバリエーションが豊富な本革と、真鍮でできた犬・猫用チョーカー。6mm幅でお出かけの時も、チョーカーの上から首輪やハーネスが可能です。安心の日本製で、しっかりとした作りになっています。別売りの迷子札をセットすれば、世界でたったひとつのオリジナルの迷子札の完成です。
ただしこの製品は、迷子札を取り付けるためのチョーカーのため、リードの着用はできません。
▽おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 犬用迷子札の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの犬用迷子札の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
最後に|エキスパートから2つのアドバイス
迷子札は愛犬を守るお守りです
迷子札はさまざまな種類が販売されています。私自身も3頭の愛犬のためにかなりの数の迷子札を購入して使ってみました。
今回、カラーアルミの迷子札やカプセルタイプをおすすめしなかったのには理由があります。実際に使ってみたところ、カラーアルミはすれて色が剥げ、それと同時に連絡先の一部も消えてしまい、使いものにならなくなってしまいました。また、カプセルタイプは容器の下の部分が取れ、連絡先の紙も紛失するという苦い経験が。
犬鑑札(いぬかんさつ)と迷子札をケースに入れて首輪に巻きつけるタイプもありますが、こちらも要注意。犬鑑札が自治体ごとにデザインを変えられるようになってから、ケースから犬鑑札が落ちて紛失してしまったという話を聞きます。
令和4年6月1日から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されました。なので、それ以降にブリーダーやペットショップで購入した犬や猫にはマイクロチップが入っています。
義務化に伴って今、一緒に暮らしている犬たちはマイクロチップ装着の努力義務となりました。
ただ、マイクロチップは皮膚の下に入れるものでパッとみた時に「マイクロチップが入ってるかも」と分かるのは、犬を飼ってる方たちやペットの事に詳しい方のみです。マイクロチップなんて知らないという方もまだまだ多く存在しています。
マイクロチップが入ってるから名札はいらないということは決してありません。「迷子です、助けて下さい」と第三者にはっきり分かる名札は必須だと思ってます。
災害時には迷子札をつけて逃げる用意をしてという余裕はないと思います。だからこそ、常日頃から身に着けられる気に入ったものをつけてくださいね
日々チェックをすることが大切
迷子札の多くは、個人情報を刻むものです。カプセルタイプは、なかに連絡先などの情報を書いた紙を入れておくので、個人情報が人の目につくということはあまりない点で魅力的ですよね。
ただ、カプセルタイプを使用したことがある方には、あるあるかもしれませんが、いつのまにかゆるんでカプセルのふたの部分だけが首輪に残っていた……なんてことが割とよくあります。
この記事ではおすすめしませんでしたが、どうしてもカプセルタイプじゃないと! というこだわりがある方は、日々カプセルのふたと容器の部分がゆるんでいないかチェックしてあげてくださいね。
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2001年に犬のしつけ方教室などを行っている施設に弟子入り。 攻撃性の高い犬のトレーニングを得意とする。犬の胃袋掴んだら間違いなく犬に好かれる!と気が付き犬の食事に興味を持つ。仕事をしながら短大に通い栄養士を取得。 2005年、短大在籍中に福岡ECO動物海洋専門学校から依頼があり講師として「動物栄養学」などの授業を受け持つ。 同専門学校でドッグカフェゼミも担当し犬と人が同じ料理を食べられる!をコンセプトのペアレシピを実習形式で教える。 2015年より福岡市主催の「ドッグフードセミナー」を開催。福岡市民対象のセミナーにも関わらず市外からの参加者も来るなど好評を博す。他にもカルチャースクールなどでの講師も行う。 個人向け手作り食のカウンセリング、ドッグフード開発、個人宅への手作り食の配膳。提供数はこれまで延べ1万食を突破。 基本的な食事からアレルギー改善食、犬と季節を味わう行事食の提案、老犬や病後の回復食などのアドバイスも行っている。 犬の心理学と栄養学を融合させた日本初の犬の心理栄養学(R)の生みの親で、現在は犬の心理栄養士の育成を推奨しています。