アメリカワインおすすめ9選|産地ごとの特徴を理解して美味しいワインを選ぶ

アメリカワインおすすめ9選|産地ごとの特徴を理解して美味しいワインを選ぶ

近年、ワインの生産地として実力を発揮しているアメリカワイン。アメリカ大陸の広大な土地と気候により、安価で飲みやすいものから、高級品まで幅広い商品があります。

特に有名なのがカリフォルニア州やオレゴン州で生産されたアメリカワインですが、それ以外にも魅力的なワインがたくさんあります。

本記事では、アメリカワインについて、「ナパヴァレー」で知られるカリフォルニア州やオレゴン州といった、産地ごとの味の特徴やおすすめ商品、さらに選び方まで、初心者向けにご紹介いたします。

一通り読んでいただければ、アメリカワインの産地ごとの特徴や選び方を把握できるはずなので、ぜひ参考にしてください。


目次

この記事を担当するエキスパート

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート
石関 華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。 現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:ペット、食品、ドリンク・お酒
吉川 優美

「ペット」「食品」「ドリンク・お酒」カテゴリーを担当。犬とネットショッピングをこよなく愛する主婦編集者。主婦仲間から情報収集をし、家族が喜ぶおいしい食べ物や調味料を探すのが日課となっている。

◆本記事の公開は、2019年09月13日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。◆記事中のコンテンツは、エキスパートの選定した商品やコメントを除き、すべて編集部の責任において制作されており、広告出稿の有無に影響を受けることはありません。◆広告は「PR」と表記し明確に区別しています。

アメリカワインの特徴

 

アメリカワインの特徴は、広く一般的に受け入れられる飲みやすさにあります。アメリカの広大な土地の中でも、アメリカワインの名産地と知られるカリフォルニア地方は、温暖で雨が少ない気候が特徴的で、ブドウが完熟しやすく、クセや個性のない、ブドウ本来の味を感じられるワインを作ることができます。

また、価格も魅力。土地の広さを活かしたブドウ・ワインの大量生産が可能なため、全体と比べると低価格な値段で手軽に購入できます。もちろん、大規模なワイナリーで生産される低価格なワインや、小規模ワイナリーで生産される一級品まで、幅広い種類のアメリカワインが生産されています。

産地ごとの特徴

 

▼「カリフォルニア州」産の特徴

カリフォルニア州では、アメリカワインの90%を生産しており、数百円で購入できるものから、1本数十万円するものまで種類は幅広いです。

太平洋沿いの地域では、気温が低く、逆に内陸は暑く乾燥しています。風向きや地形条件によって、太平洋からの冷たい空気が内陸まで届く場合と届かない場合があり、また、山脈沿いや平地という地形によって、様々な種類のワインが生まれます。

【 代表的な地域 】
●ナパ・カウンティ ●ソノマ・カウンティ
●メンドシーノ ●サンタ・クルーズ・マウンテンズ
●モントレー ●サンタ・バーバラ・カウンティ
●セントラル・ヴァレー など

▼「オレゴン州」産の特徴

オレゴン州は、カリフォルニア州の北部の海岸沿いに位置しています。海岸山脈の地形であるため、冷たい空気を受け、綺麗なワインが多く作られる地域です。

【 代表的な地域 】
●ウィラメット・ヴァレー
●サザンオレゴン など

▼「ワシントン州」産の特徴

ワシントン州でもワインの製造は行われています。場所は、東側の乾燥した内陸部で、コロンビア側の先。夏は乾燥した猛暑が続く気候、冬はとても寒冷な気候です。そして、シラーやカベルネ・ソーヴィニヨン、リースリングをはじめとした各種のぶどうが栽培され、今後、新たな代表的なワイン産地になる可能性を秘めています。

▼「ニューヨーク」産の特徴

実は、ニューヨークもワインの産地として有名です。ニューヨークでは冬の寒冷地、暖流の流れる地域といった、寒さが和らぐ場所に産地があります。また、本来ワイン用ではないぶどうを使用した「ナイアガラ」などの商品も、独特の香りと甘さで人気があります。

(★)飲み慣れたら、「カルトワイン」も選択肢に

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

ワインに関心のある方は、一度は「カルトワイン」という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか? 「カルトワイン」とは、1990年頃にカリフォルニアで誕生した言葉で、生産量がきわめて少ない、高品質かつ高級なワインのことを指しています。また、著名なワイン評論家から高評価を得て、一挙に価格が高騰し、入手困難になったワインのことも含んでいます。

このようなワインは非常に希少なため、仮にオンラインショップで取り扱いがあったとしても、在庫がわずかであったり、数十万円もするようなのも珍しくありません。ですから本記事ではあえて紹介しておりませんが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

アメリカワインおすすめ9選


それでは早速、アメリカワインのおすすめ商品をご紹介します。料理との相性や好みを思い浮かべながら、飲みやすい商品を探していきましょう。

ボンテッラ『ボンテッラ ソーヴィニヨン・ブラン 2019』

カリフォルニアのオーガニックの白ワイン

オーガニックを好む方におすすめなカリフォルニアの白ワインがこちら。無農薬のオーガニック栽培にこだわるボンテッラが手掛ける、「ボンテッラ ソーヴィニヨン・ブラン」です。

ブドウ品種はソーヴィニヨン・ブランを主体とし、マスカットとシャルドネを少しずつブレンド。グレープフルーツやキウイなどの果実の香りに、刈りたての牧草を思わせるような、いかにもソーヴィニヨン・ブランらしいさわやかな香りが感じられます。フレッシュな果実味といきいきとした酸味のバランスのよいワインです。

グリーンサラダや白身魚のカルパッチョなどとよく合います。

ロバート・モンダヴィ『ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015』

カリフォルニアの赤ワインを気軽に試せる1本

カリフォルニアワインを気軽に試してみたいという方におすすめの1本が、こちらの「ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン」です。「ウッドブリッジ」とは、カリフォルニアワインの父と讃えられるロバート・モンダヴィ氏が手掛けるスタンダート・クラスのワインシリーズのこと。ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン。

カシスやブラックチェリーなどの色の濃いベリーの香りに、黒こしょうなどのスパイスの香りが深みを与えています。果実の凝縮感とほどよいコク、心地よい熟成感を楽しめるバランスのとれた味わいです。相性のいい料理はローストビーフやハンバーグなど。

オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワール ツバキ・ラベル サンタ・バーバラ・カウンティ 2017』

オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワールツバキ・ラベルサンタ・バーバラ・カウンティ2017』 オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワールツバキ・ラベルサンタ・バーバラ・カウンティ2017』 オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワールツバキ・ラベルサンタ・バーバラ・カウンティ2017』
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日本限定のブルゴーニュ・スタイルの赤ワイン

ブルゴーニュの赤ワインがお好きな方にとくにおすすめのワインがこちら。カリフォルニアでブルゴーニュ・スタイルのワインを造りはじめた先駆者、オー・ボン・クリマが手掛ける1本です。

オーナーのジム・クレンデネン氏はサンタ・バーバラの巨匠とも呼ばれる存在。20回以上もの来日経験があり、日本人の嗜好をよく知る彼が生み出したのが、この日本限定のツバキ・ラベル。

ブドウ品種はピノ・ノワールで、ストロベリーやラズベリー、バラのような魅惑的な香りが特徴的な、なめらかな口当たりで非常に奥深い味わいのワインです。グリルチキンやカモ肉のローストなどとよく合います。

シャトー・サン・ミッシェル『コロンビア・ヴァレー シャルドネ 2016』

幅広い料理と合わせやすいワシントン州の白

カリフォルニア州に次いで2番目のワインの生産量を誇るワシントン州のおすすめのワインがこちら。生産者のシャトー・サン・ミッシェルは、同州のコロンビア・ヴァレーを有数のワイン産地として世界に広めたワイナリーです。

ブドウ品種は世界各地で栽培されている白ワイン用品種のシャルドネ。樽発酵やマロラクティック発酵といった特殊な製法と、約7カ月間の樽熟成により、リッチで複雑な味わいが表現されています。

さわやかな酸味も心地よく、幅広い料理と合わせやすいワインをお探しの方におすすめです。とくに相性のよい料理は、シーフードサラダやサーモンのグリルなど。

フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー『スワロー リースリング 2018』

フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー『スワローリースリング2018』 フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー『スワローリースリング2018』
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コスパ抜群のオレゴン州のやや甘口リースリング

オレゴン州のコスト・パフォーマンス抜群のおすすめのワインが、こちらの「スワローリースリング」です。生産者のフォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリーは、ブドウ栽培に適さないと考えられていたオレゴン州のログ・ヴァレーで大成功を収めた、いわばオレゴン州のブドウ栽培のパイオニア的存在。

ブドウ品種はリースリングで、オレゴン州のように冷涼な地域を好む品種です。ピーチやジャスミンのような華やかな香りに、ほのかな甘みを感じるふくよかな味わいが特徴的。ワイン初心者の方や、甘いお酒がお好きな方にもおすすめです。てんぷらや甘辛い味付けの料理とよく合います。

フランシス・コッポラ『ソフィア ロゼ モントレー カウンティ 2019』

娘のために作られた愛情深い名品

「ソフィア」は、映画監督として名声を得たフランシス・フォード・コッポラさんが、娘の結婚を祝福してスパークリング・ワインを造ったことから始まったブランドです。こちらは、フルーティーな味わいと、レッドチェリーやワイルドベリーのアロマを楽しめるロゼワインです。

こちらのブランドのワインは、どのワインもアルコール度が低めで、可愛らしいパッケージと飲みやすさが特長。ボトルには、娘に送る言葉が添えられています。女性ウケの良い商品なので、贈り物としてもおすすめです。

ロバート・モンダヴィ『プライヴェート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン 2018』

大衆カリフォルニアワインを高級品にした名品

ロバート・モンダヴィは、大衆酒として親しまれてきたカリフォルニアワインを高級品に変えた人物とも言われており、その高品質を売りにしています。

こちらの「プライベート・セレクション」は、そんな作り手が「自分たちが飲む少し良いワインを」とのコンセプトのもと造られました。ドライなフルボディを楽しめるワインで、親しみやすい味わいが特徴です。

サイクルズ・グラディエーター『プティシラー カリフォルニア』

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自由な女性像に、スパイス感のある後味が特長

フルーティで重厚感のある深い味わいの後に、スパイス感のある余韻を楽しめます。甘い香りとベリーの軽い酸味。フレンチオーク(40%新樽)にて熟成された、辛口フルボディのワインです。

ラベルには当時の発明品であった自転車と、それによって自由を得た女性が描かれているので、女性の進学や昇進祝いとしてもおすすめ。娘さんと一緒に飲むのにも、ふさわしい一本です。

フィオール・ディ・ソル『フィオール・デイ・ソル フォー・スター ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン』

自分用にちょっといいワインをというときにおすすめ

4つの星が目印の「フォー・スター」は、オーナーでもある二人のイタリア出身の醸造家とタッグを組んだ、カリフォルニアワイン35年のベテラン、フィオール・ディ・ソルによって造られました。

ナパヴァレーで作られた高品質なワイン用ブドウを用いて造られ、ブラックベリーの香りとバニラの風味が特長。辛口のフルボディで、コスパ抜群とワイン愛好家にもファンが多いワインです。

おすすめ商品の比較一覧表

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ボンテッラ『ボンテッラ ソーヴィニヨン・ブラン 2019』
ロバート・モンダヴィ『ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015』
オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワール ツバキ・ラベル サンタ・バーバラ・カウンティ 2017』
シャトー・サン・ミッシェル『コロンビア・ヴァレー シャルドネ 2016』
フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー『スワロー リースリング 2018』
フランシス・コッポラ『ソフィア ロゼ モントレー カウンティ 2019』
ロバート・モンダヴィ『プライヴェート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン 2018』
サイクルズ・グラディエーター『プティシラー カリフォルニア』
フィオール・ディ・ソル『フィオール・デイ・ソル フォー・スター ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン』
商品名 ボンテッラ『ボンテッラ ソーヴィニヨン・ブラン 2019』 ロバート・モンダヴィ『ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015』 オー・ボン・クリマ『ピノ・ノワール ツバキ・ラベル サンタ・バーバラ・カウンティ 2017』 シャトー・サン・ミッシェル『コロンビア・ヴァレー シャルドネ 2016』 フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー『スワロー リースリング 2018』 フランシス・コッポラ『ソフィア ロゼ モントレー カウンティ 2019』 ロバート・モンダヴィ『プライヴェート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン 2018』 サイクルズ・グラディエーター『プティシラー カリフォルニア』 フィオール・ディ・ソル『フィオール・デイ・ソル フォー・スター ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン』
商品情報
特徴 カリフォルニアのオーガニックの白ワイン カリフォルニアの赤ワインを気軽に試せる1本 日本限定のブルゴーニュ・スタイルの赤ワイン 幅広い料理と合わせやすいワシントン州の白 コスパ抜群のオレゴン州のやや甘口リースリング 娘のために作られた愛情深い名品 大衆カリフォルニアワインを高級品にした名品 自由な女性像に、スパイス感のある後味が特長 自分用にちょっといいワインをというときにおすすめ
ぶどうの品種 ソーヴィニヨン ブラン、シャルドネ 、マスカット カベルネ・ソーヴィニヨン ピノ・ノワール シャルドネ リースリング シラー73%、グルナッシュ17%、ピノ・ノワール10% カベルネ・ソーヴィニヨン プティシラー90%、カベルネソーヴィニョン7%、シラー3% カベルネ・ソーヴィニヨン
産地 カリフォルニア/メンドシ―ノ カリフォルニア/ローダイ カリフォルニア/サンタ・バーバラ ワシントン/コロンビアバレー オレゴン アメリカ/カリフォルニア/モントレー ロバート・モンダヴィ アメリカ/カリフォルニア アメリカ/カリフォルニア
生産者名 ボンテッラ ロバート・モンダヴィ オー・ボン・クリマ デビッド・ローゼンタール フォリス・ヴィンヤーズ フランシス・コッポラ アメリカ/カリフォルニア サイクルズ・グラディエーター フィオール・ディ・ソル
タイプ ロゼワイン(辛口) 赤・フルボディ・辛口
アルコール度数 13.1% 13.5% 13% - - - 13.5度 14度 13.5度
内容量 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml 750ml
商品リンク

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通販サイトの最新人気ランキングを参考にする アメリカワインの売れ筋をチェック

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのアメリカワインの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

Amazon:ワインランキング
楽天市場:アメリカ赤ワインランキング
Yahoo!ショッピング:アメリカワインランキング

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

アメリカワインの選び方


それでは、アメリカワインの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。

【1】ブドウ品種
【2】合わせたい料理
【3】生産者のヒストリー


上記のポイントを押さえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】ブドウ品種をチェック

ワインと葡萄
Pixabayのロゴ

アメリカではさまざまなブドウ品種が栽培されています。しっかりと渋みも感じられる濃厚な赤ワインがお好きなら、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シラー」「ジンファンデル」といった品種のワインがおすすめ。一方、渋みの少ない赤ワインをお求めの方は、「メルロ」や「ピノ・ノワール」のワインを選ぶといいでしょう。

また、白ワイン用の品種としては、多彩な個性のワインを生み出す「シャルドネ」やハーブのような香りが爽やかな「ソーヴィニヨン・ブラン」、華やかな香りの「リースリング」などが栽培されています。このように、ブドウ品種ごとにワインの香りや味が大きく異なるので、お好みに合わせてブドウ品種から選ぶというのもいいでしょう。

【2】合わせたい料理をチェック

ワインと料理
Pixabayのロゴ

先述したように、アメリカではさまざまな個性をもつワインが生産されているため、相性のいい料理もそれぞれ変わってきます。たとえば、どっしりとした赤ワインは牛肉料理や濃厚な味つけの料理などとよく合い、軽やかな赤ワインは鶏肉料理や比較的あっさりとした味つけの料理とよく合います。

もちろんワインを購入してから料理を決めるという方法もありますが、すでにワインに合わせたい料理が決まっている場合は、その料理と相性のいいワインを選ぶというのもおすすめです。

【3】生産者のヒストリーをチェック

ヨーロッパほど法律の縛りが厳しくなく、比較的自由にワイン造りがおこなえるアメリカには、多彩な個性をもつ生産者が数多く存在します。そのような個性が生まれる背景には、それぞれの生産者のヒストリーがあるのです。

生産者のヒストリーは、ワインに付加価値を与え、ワインをいっそう味わい深いものにしてくれます。ある程度ワイン選びに慣れている方は、このような生産者のヒストリーに目を向けながら選ぶというのもいいでしょう。

エキスパートのアドバイス

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート

アメリカワインは奥深い! 様々な種類を楽しもう

アメリカワインは、産地やブドウ品種、生産者などの違いにより、それぞれが実に多彩な個性を放っています。リーズナブルな価格帯のものも数多く存在するので、特別なときだけでなく、ふだんの生活で気軽にワインを楽しみたい、という方にも重宝するでしょう。

さまざまな産地やブドウ品種、生産者のワインを試し、ぜひアメリカワインの奥深い魅力に触れてみてください。

【関連記事】その他の国のワインもチェック

産地ごとの違いを把握しよう


本記事では、アメリカワインについて、産地ごとの特徴やおすすめ商品、そして選び方を解説いたしましたが、いかがでしたか?

商品を選ぶ際は、カリフォルニア州やオレゴン州といった産地ごとの違いをしっかり把握した上で、ブドウ品種、合わせたい料理、そして生産者のヒストリーなどをチェックし、どんな味のワインか想像を深めながら選ぶと、よりピッタリの商品を見つけられるはずです。

アメリカでは近年、ワインの生産地として徐々に有名になってきています。安価で飲みやすいものから、高級品まで幅広い商品がありますので、ぜひ本記事を参考に商品を選んでみてくださいね。

◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。

企画/制作/編集:マイナビおすすめナビ編集部