スマートグラスとは? スマートグラスでできること
スマートグラスとは、メガネのようにかけるだけで目の前に映像や情報を映し出すことができるウェアラブル端末のこと。スマートフォンやWi-Fiとつないで、映画やゲームを大きなバーチャル画面で楽しんだり、AR(拡張現実)をリアルに体験することができます。
スマートグラスの選び方 ディスプレイ・マイク機能・容量・センサー・接続機能・アプリ連携・操作方法など
ここからは、スマートグラスを選ぶときのポイントについてご紹介していきます。
便利な機能で選ぶ 用途に合わせて
スマートグラスのなかには、水泳やサイクリングなど一部用途に特化したデザインのものもあります。スポーツ中、運転中にズレにくいものがよいでしょう。
また、スマートグラスは、普通のメガネより重量があるものが多いため、100gを目安としてできるだけ軽量モデルを選んでみてください。
まずは、動画鑑賞・スポーツ・撮影など用途に合わせて選んでみましょう。
ディスプレイで選ぶ 動画鑑賞・ネットサーフィンなら
スマートグラスで動画鑑賞やネットサーフィンを楽しむのであれば、映像を拡大表示でいるディスプレイを搭載したものがおすすめです。
画質にこだわりたいなら有機ELモデルが明るくコントラストもくっきりとしています。また、ディスプレイを両眼に搭載したタイプや片眼タイプもあります。片眼タイプは軽く、両眼タイプは3D映像やより自然な見え方をするのが特徴です。
マイク機能で選ぶ AIアシスタント対応ならハンズフリー
マイク内蔵のモデルで、ぜひ確認したいのが、音声認識機能を搭載し、「Alexa」などAIアシスタントに対応しているかどうかです。対応していれば、ジムやランニング中などほかの作業をしている最中でも、ハンズフリーで操作が可能です。
各種センサー搭載モデルを選ぶ スポーツ鑑賞なら
ランニングやサイクリングなどで使用したい場合は、心拍数などが測れる活動量計を搭載したモデルを選びましょう。アウトドアシーンで使う場合は、高度や気圧や加速度センサー、GPSといった機能が搭載されたものがあると便利です。
活動量計や加速度センサーを搭載していれば、運動した距離やタイムをリアルタイムで把握できるほか、スマホやスマートウォッチと連携して、心拍数など活動量の記録が可能です。また、GPS機能を搭載したモデルなら、ランニングやサイクリングの最中に、自分の位置や走行距離をすぐに知ることもできます。
ストレージ容量で選ぶ 写真・動画撮影なら
自分が見ている光景を画像や動画として記録したい、というときに便利なのが、カメラ機能を搭載したモデルです。なお、カメラはできる限り画素数の大きいものを選びましょう。高精細かどうかの目安は500万画素以上です。
ただし、高画質になればなるほど容量も大きくなります。最低でも8GB以上のストレージ容量があるとよいでしょう。あるいは、本体にmicroSDカードスロットがあるものなら、ストレージ容量を追加して増やすことが可能です。
接続機能で選ぶ Bluetooth・Wi-Fi・アプリなど
ここでは、 Bluetooth・Wi-Fi・スマホアプリ連携など便利な接続機能についてご紹介します。
Bluetooth・Wi-Fi接続に対応したものを選ぶ
スマートグラスは、BluetoothやWi-Fi経由でデバイスと接続・通信を行います。通信規格やOSのバージョンが古すぎると接続できないこともありますので、デバイスのBluetoothとスマートグラスのバージョンが同じかどうか事前に確認しておきましょう。
また、Wi-Fiに接続に対応したモデルなら、デバイスとの連携だけでなく、インターネットを通じて音楽や動画、ウェブサイト上のコンテンツを閲覧することも可能です。
スマホアプリと連携できるものを選ぶ
アプリと連携(ペアリング)できるものであれば、スマホからも操作できるのでより便利に使えます。また、アプリを追加したり、アプリを使って機能拡張もできるものなら、さらに可能性が広がり楽しめますよ。
スマートグラスのおすすめ9選 接続方法・対応OS・写真や動画の撮影可否・搭載センサー・メモリー容量もチェック!
スマートグラスの選び方のポイントをふまえて、秋葉けんたさんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
大画面でスポーツ観戦を楽しみたい、音声認識で操作したいなど、自分の使い道に合った商品をチェックしてみてください。


気軽に大画面映像を楽しめるエントリーモデル
Android搭載スマホ(USB Type-C DP Alternatemode対応)と直結して使えるMOVERIOシリーズがこの『BT-30C』です。スマホ画面を目の前に大きく映し出し、アプリや動画を手軽に楽しむことができます。
光学エンジンに独自のシリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用。バーチャル画面は、5m先を見れば80型相当、10m先で160型相当、20m先なら320型相当の大きさに見えます。
ヘッドセット部の重さは95gと軽量で、同梱のメガネ用鼻パッドを装着すればメガネの上からヘッドセットをかけることも可能。自宅でプライベートシアターを楽しみたい方に最適なモデルです。

最先端の機能を詰め込んだハイエンドモデル
産業用として評価が高い次世代モデル。右目に高輝度ディスプレイを配置した単眼式ですが、左右両目で利用可能です。
OSはAndroid6。内蔵カメラは最大970万画素(静止画)、動画は1080pで、ブレ補正やオートフォーカスを装備。アプリを開発することで、プロの現場で求められる特殊なARも実現します。
さらにホットスワップ対応バッテリー、2GBのRAM、イヤースピーカー、ノイズキャンセリング対応マイク、日本語もサポートしたボイスコマンド、3軸ジャイロ・3軸加速度センサー・3軸地磁気センサーといった各種センサーなど、まさにフル装備。安全メガネキット、ヘッドバンドなどオプションも充実しています。

Alexaも操作できるスマートグラス
一見するとサングラスのような『Vuzix Blade(ビュージックス ブレード)』。フルカラーのシースルーディスプレイは右側のみの単眼方式。左目は視野が妨げられないので、歩きながらでも使えます(安全には十分ご注意を)。
800万画素カメラを搭載し、動画(1080p対応)の撮影も可能。専用のVuzixアプリストアからアプリをダウンロードすることで、新機能を追加できます。
操作方法が多彩なのも大きな特徴。右側のつるの部分に装備されたタッチパッド、AndroidやiOS対応のリモコンアプリ、内蔵センサーによる頭の動きでの操作などのほか、ノイズキャンセリング対応の内蔵マイクでAmazon(アマゾン)のAlexaを操作することもできます。
「スマートグラス」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スマートグラスの売れ筋をチェック
Amazonでのスマートグラスの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スマートグラスに関するそのほかの商品情報 【関連記事】
Alexa対応ならスマートホームがさらに便利に
スマートグラスのなかにはAlexa対応のモデルもあります。
自宅をスマートホーム化してある方ならば、スマートグラスの内蔵マイクを使ってAlexaを操作しましょう。スマートグラスで映画を観たまま、照明を暗くしたりエアコンを調節するといったことが音声指示で実現! ソファからいちいち立ち上がる必要がなくなるので、作品により没頭できます。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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編集プロダクション「マイカ」所属のIT&家電専門ライター。 スマホやパソコン、ストレージ、ネットワークなどIT全般のみならず、家電についての執筆実績が多い。書籍、雑誌、新聞、業界誌やWebコンテンツなど、様々な媒体に記事を提供している。 また、広告やカタログ、導入事例といったB2Bの営業支援ツール制作にも携わる。IT系、家電を中心にコンセントにささるいいモノをおすすめしていきます。 略歴 1973年生まれ。 高等学校の教職員勤務経験を経て、マイカに勤務。雑誌や専門誌のライターとして活躍する。 その後、IT流通の専門誌の記事制作を担当し、B2BからB2Cまで幅広い専門知識を獲得。 最近では、Webメディアやオウンドメディアの編集企画制作も担当。 著書歴 ・iCloud&iTunes超使いこなしガイド 2019最新版 (三才ムック) ・今すぐ使えるかんたん はじめる&使える MacBook入門(技術評論社) ・スマホの困ったを解決する本 (三才ムック) ・iPhone超活用ガイド (三才ムックvol.988) ・今すぐ使えるかんたんEx iPhone プロ技BESTセレクション(技術評論社)