凧揚げの魅力 歴史ある日本伝統のおもちゃ
おもちゃコンサルタントマスター 、ヨガインストラクター
技術の進歩は日進月歩。おもちゃの世界、凧の世界でも同様です。ちょっと前に遊んだ凧が、超かっこいい素材やデザインに生まれ変わっていることがあります。価格も手軽に買えるものから、いかにもプロ仕様というものまで出ています。ただ、どう変わっていても、体を使って、感覚を研ぎ澄ませて遊ぶおもちゃには変わりはないので、どんどん遊んでほしいおもちゃです。
基本的にアウトドアで楽しむおもちゃなので、安全に遊べる環境であることがとても大切になります。凧揚げができる場所をイメージしながら、そこで一番楽しめそうなものをセレクトしましょう。うまくいったら歓声があがることも。はじめましての方とも、思わず笑顔が広がります!
凧の選び方のポイント おもちゃコンサルタントマスターに聞く
それでは凧の選び方について見ていきましょう。確認する内容のほかに、おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんから、凧を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
凧のタイプで選ぶ どのタイプが好き?
LIXADA『立体キラークジラ スカイカイト』
パラシュートのように、風を抱き込んで浮かぶクジラフォルムの凧。親子や仲間など、大勢で楽しめます。
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凧のデザインや季節など凧揚げシーンを考えて
凧とひと口にいっても、日本の凧のように1枚の和紙に骨と尾をつけて風を受けながら揚げるタイプもあれば、風を本体に通過させることで浮力を持たせるパラシュートタイプやゲイラカイトタイプもあります。また糸(ライン)が1本のもの、2本のもの、それ以上のものもあります。
フォルムもいろいろあるので、どんなタイプの凧が揚がっている姿を見たいか、凧揚げの難易度、風や力がいるのかどうかなど、遊ぶ方の体力や環境を考えて選んでみるとよいでしょう。
角凧は日本古来の凧
日本のお正月といえば凧あげと、歌にも歌われるほど昔からの遊びとして受け継がれています。
角凧は日本の伝統的な凧で、長方形や正方形のものがあり、竹の骨組みに和紙を張って作るのが一般的です。
日本にちなんだ歌舞伎や浮世絵、土地柄の風景、文字などが大きくえがかれてあり、遊びやお祝い事などのときに空へ飛ばします。
スポーツカイトはダイナミックな動きができる
凧を空高く飛ばすだけではなく、左右に動きをつけて遊んでみたい人は、スポーツカイトを選んでみるとよいでしょう。ヨーロッパなどでは大きな大会が開かれるほどポピュラーな凧です。
糸を操ることで左右へ自由に移動させられるので、今までにない凧の動きを体験できるでしょう。動きは広範囲になるので障害物のないひらけた場所で遊ぶとよいです。
バイオカイトは体験したことのない感覚を味わえる
さまざまな工学の計算によって生み出されたのがバイオカイトです。特徴としては真っすぐに凧が上がることでしょう。通常の凧より重量が軽く、あまり風がなくても浮き上がります。
バイオカイトの空への上がり方は体験したことのない感覚なのでおもしろい製品であることは間違いありません。物によっては1km上空まで上がる製品もあるのでよく吟味しましょう。
揚げやすさを考えるならゲイラカイトを選ぶ
海外から紹介されて広まった凧がゲイラカイトです。昭和40年代ころから広まり、プラスチックとビニールという組み合わせで軽量でよく飛ぶということで購入されていきました。
工学を知る設計者によって風をよく受けられて、空にあがりやすい形状が採用されています。扱いやすいので子どもさんと最初に使う凧としておすすめです。
軟体凧は飛び姿が楽しい
軟体凧はその名のとおり、軟体動物のように骨組みがありません。ナイロンなどの素材で袋状になった本体に風を取り込むことで空へと飛んでいく設計になっています。かんたんにいうとこいのぼりと同じ原理です。
軟体凧は生きものなどをかたどった製品が多く、その姿は本当に生きものが空に浮遊しているように見えます。見ているだけで楽しくなる凧です。
連凧は凧の醍醐味を知れる
小さな凧が連なって飛ぶ連凧はお祭りなどで見かけたりすることがあるのではないでしょうか。連凧は技量を持っていないと飛ばすのが難しい凧です。しかし、飛んだときの姿は芸術的でもあります。
一般的には販売されていることが少ない凧ではありますが、自作することは可能です。同じ趣味の人と協力して作って飛ばしてみるのもよいでしょう。
素材も選ぶポイントに加える
凧の素材にはいろいろなものが使用されています。日本古来の凧であれば、竹ひごや和紙がベースとなっています。プラスチックのフレームはかんたんに組み立てられる造りになっているので、初心者におすすめです。
風を受ける部分には軽量なビニールを採用すると、頑丈でありながら軽量なので飛ばしやすい凧を作ることができます。自分の好きな材料で試してみるとよいでしょう。
凧のサイズを考える
おもちゃコンサルタントマスター 、ヨガインストラクター
遊び場から凧揚げ大会まで適切なサイズのものを
どこで凧揚げをするのか、これはちょっと大事なポイントです。空が広い場所、上空に障害になるものがない場所、揚がっている凧を気にしながら走っても大丈夫な場所……と、凧揚げに適した場所かどうかを見極めてください。子どもが遊ぶ場合は大事な大人の役割かもしれません。
電線に引っかかったり、糸が体に絡んだり、つまずいて転んだりといったことが起こりそうにない場所を選んでください。そして、そのサイズに見合う大きさの凧を選びましょう。遊びは安心の場所、それに見合ったサイズを選ぶことで成立するものです。
判断のできる方が場所や凧のサイズを見極めて、楽しく遊びましょう。
凧揚げの楽しみ方で選ぶ
Kosei『デュアルライン パラシュート スタントカイト』
大きなサイズ感に見合うダイナミックに動く凧です。左手と右手それぞれにハンドルを持って、2本の糸を操作します。スポーツカイトの魅力を感じたい方にぴったりです。
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見るのが好きなら連凧やイラスト入りなど
凧を揚げるときに揚がっているのを見ているのが好きな方、自分で揚げるのが好きな方、揚げるのを手伝うのが好きな方、それぞれ楽しみ方にタイプがあると思います。
また、ふわりふわりと浮かんでいるのが楽しい方と、右手を引いたり左手を引いたりと凧をコントロールする楽しさが好きな方がいます。
お子さまの「楽しい」を実現できる凧のタイプを選べば、よろこんで遊ぶ姿が見られるでしょう。
凧のおすすめ14選 子どもと遊ぶのもよし、大会に出るもよし!
ご紹介した、凧の選び方のポイントをふまえて、おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。

LIXADA『立体キラークジラ スカイカイト』














出典:Amazon
サイズ | 120×215cm |
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対象年齢 | 6歳以上 |

in the breeze『アーチダイヤモンドカイト』






出典:楽天市場
サイズ | 本体:59×59cm/尾部分:246cm |
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対象年齢 | - |

Zenoplige『立体タコカイト』














出典:Amazon
サイズ | 70×405cm |
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対象年齢 | - |

WINDNSUN『マイクロカイト ブルーモルフォ』

出典:楽天市場
サイズ | 約11×12cm |
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対象年齢 | 6歳以上 |

Docooler『ワイド シングルライン スタントカイト』


















出典:Amazon
サイズ | 290×135cm |
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対象年齢 | 12歳以上 |

Kosei『デュアルライン パラシュート スタントカイト』




















出典:Amazon
サイズ | 255×85cm |
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対象年齢 | 8歳以上 |

不知火『日本凧』




出典:Amazon
サイズ | 50×35cm |
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対象年齢 | - |

アーテック『ぐにゃぐにゃ凧』

出典:Amazon
サイズ | 82.8×55cm |
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対象年齢 | - |

AOZORA『Pocket Kite(ポケットカイト)』

出典:Amazon
サイズ | 32×45cm |
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対象年齢 | 6歳以上 |
SINGARE『カラフルスカイカイト』














出典:Amazon
サイズ | 本体:109×71.1cm/尾部分:139.7cm |
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対象年齢 | 3歳以上 |
池田工業社『アンパンマン 3れんだこ』








出典:Amazon
サイズ | 33×31cm |
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対象年齢 | 3歳以上 |
池田工業社『奴凧』






出典:Amazon
サイズ | 51×60cm |
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対象年齢 | - |
WISESTAR『カイト』














出典:Amazon
サイズ | 本体:143×73cm/尾部分:140cm |
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対象年齢 | 6歳以上 |
HAOMARK『凧 糸巻き付き(たこ)』
















出典:Amazon
サイズ | 116×206cm |
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対象年齢 | 6歳以上 |
「凧」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 凧の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの凧の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
凧揚げの遊び方 おもちゃコンサルタントマスターのアドバイス
おもちゃコンサルタントマスター 、ヨガインストラクター
糸の引きが強いタイプは手袋も忘れずに
凧を揚げているときに手もとに感じるのは、いまこの瞬間の風そのもの。見えない風を体で感じられるのが凧揚げ遊びです。安全な広い場所で遊ぶのはもちろんですが、風を受けるにじゅうぶんな場所や時間を選びましょう。
スポーツタイプ、とくにダブル以上のライン(糸)のものは、風の強さによってはかなりの引きがあるので、手袋などの装着が必要になります。凧の種類と風の強さに応じて、手に体に伝わる風を感じましょう。体を支える体幹やまっすぐ引っ張るバランス感覚を養うことができます。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/16 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
あそびとおもちゃ、ヨガを通して、をこころとからだを伸びやかに育むお手伝いをしています。 おもちゃコンサルタントとして、音あそびおはなしあそびのパフォーマーとして、全国各地に出向いて活動しています。おもちゃだけでなく、わらべうたあそびや手作りおもちゃなど、さまざまなあそびのコンテンツを展開中。 ヨガインストラクターとして、健やかなからだづくりや、親と子のふれあい、抱っことおんぶ、からだ遊びなどの講座も開催。 赤ちゃんから高齢者までを対象にして、「たのしい」「ここち良い」「だいすき」をテーマに活動しています。 おもちゃコンサルタントマスター、ベビーヨガインストラクター、マタニティヨガインストラクター、骨盤調整ヨガインストラクター、日本産精油アドバイザー、木育インストラクター、アクティビティインストラクター、プロジェクトワイルドエデュケーター、ネイチャーゲームリーダー、ぎふ木育指導員