「刺繍キット」のおすすめ商品の比較一覧表
刺繍キットなら初心者でも始めやすい!
刺繍は針と糸があれば気軽にはじめられます。クッションやハンカチなど手持ちのものに刺繍を入れてアレンジしたり、贈りものに刺繍を入れたりと、オリジナリティのあるアイテム作りもできますよ。また、刺繍がうまくなると針と糸の使い方もうまくなるため、かんたんなほつれや穴などを直せる手芸の力も身につきます。
これから刺繍をはじめてみたい初心者の人は、あらかじめ必要なものがセットになった刺繍キットが便利です。
刺繍キットの選び方
それでは、刺繍キットの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】自分のレベルに合った難易度のものを選ぶ
【2】初めてなら練習キットから始めるのもあり
【3】作りたいアイテムを選ぶ
【4】使用する道具もセットになった刺繍キットも
【5】海外製の刺繍キットは日本語説明書があるかチェック
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】自分のレベルに合った難易度のものを選ぶ
まずは刺繍キットの難易度を決めましょう。初心者から上級者まで、難易度に合わせてステップアップしていきましょう!
▼初心者には「刺し子」や「クロスステッチ」を
初心者はかんたんに楽しめながら、刺繍の基本的な技法も覚えられる刺繍キットを選びましょう。線を描くように刺繍をしていく刺し子や、交差させて作った×で刺繍を描いていくクロスステッチのものが向いています。
一度にいろいろな技法が学べるものもあります。ひとつの作品が完成するものなら、楽しみながら刺繍を進めていけます。
▼「ヨーロッパ刺繍」は慣れてきた中級者に
中級者へのおすすめは、フランス刺繍を代表とする「ヨーロッパ刺繍」。基本の刺し方を組み合わせることで、さまざまなモチーフを作ることができます。
モチーフによって難易度は変わってきますが、自分の好きなデザインを楽しめますよ!
▼上級者は「リボン刺繍」や「ビーズ刺繍」を
上級者は、さまざまなステッチや複数色の刺繍糸を使って作るものがおすすめです。シルクなどのリボンを使って作る「リボン刺繍」や、ビーズを使う「ビーズ刺繍」は、繊細な作業なので慣れと技術が必要になってきます。仕上げる作品には、クッションや壁掛けなど、インテリア雑貨として仕上がる大きなサイズもあります。
それぞれ高い技術や製作時間も必要になってくるので、まずは一歩一歩レベルアップして進めましょう。
【2】初めてなら練習キットから始めるのもあり
初めて刺繍に挑戦するという人は、まずいろいろなステッチを学ぶことができる「練習キット」から始めるのもありです。図案が生地に印刷されていて、そのうえをなぞるように刺繍していくという練習ができるものも。基本からじっくり丁寧に学んでいきたい人にぴったりです。
【3】作りたいアイテムを選ぶ
豊富なバリエーションがあり、選ぶのも楽しい刺繍キット。仕上げた刺繍作品は、額装(がくそう)してインテリアとして楽しめます。
刺繍を施した布をポーチやバッグ、ブローチなどのファッション小物に仕上げるキットもあります。大きめの布に刺繍を施し、クッションカバーやインテリア雑貨に仕上げる大作にトライしてもいいですね。作品が大きくなればなるほど技術や材料、時間も必要になっていきます。もし刺繍に興味を持ちやってみたいと思った方は、ブローチやポーチなど製作時間が短いものを選んでみるといいでしょう。
【4】使用する道具もセットになった刺繍キットも
刺繍キットの内容にもさまざまなものがあります。その多くが図案と布、そして使用する刺繍糸などをセットにしたものです。
使用する道具である刺繍枠や刺繍ばさみなどは、自分で用意する必要があります。初心者を対象としたものでは、刺繍用の図案・布・刺繍糸・そして針や刺繍枠・刺繍ばさみまでセットに入っているものも。刺繍をやってみたいけれどいろいろ道具をそろえるのがめんどうという人は、このようなキットがおすすめ。まずはひとつ仕上げてみましょう。
【5】海外製の刺繍キットは日本語説明書があるかチェック
刺繍キットには、日本製と海外製のものがあります。海外製の刺繍キットを購入するときには、日本語の説明書がついているか確認が必要です。なかには外国語の説明書しかないものもあるので、理解できない場合も。外国語が得意な方以外で、とくに初めて刺繍に挑戦する人は日本製の刺繍キットが安心でしょう。
エキスパートからのアドバイス
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家
キットを購入するときは完成写真を見て購入するので、作業時間や技術レベルよりも、完成作品のかわいさで選びがち。せっかく選んだキットも、最後まで仕上げられないと忘れられた存在に……なんてことも。
気に入ったものを選ぶのはもちろんですが、まずは小さな作品や1種類のステッチで作れるものからはじめて。1~2色で作れるものなど、カンタンなものもありますから、徐々にレベルをアップしていきましょう。
キットによってはレベルや作業時間の目安が書いてあるものもあるので、参考にするといいですよ。
刺繍キットのおすすめ11選
ここからは、おすすめの刺繍キットをご紹介します。初心者向けから上級者向けまで、幅広くラインアップしています。

フランス刺繍の基本ステッチと名前を勉強できる
はじめて刺繍をやってみたいという方におすすめなのが、このキット。布にはすでに図案がプリントされていて、フランス刺繍の基本ステッチ23種類が学べます。ステッチを学びながら、ステッチの名前も覚えられるので、一石二鳥。仕上げたあとも刺繍のサンプラー(見本帳)として役立ちます。
キットには製作に必要な、図案プリント・フランス刺繍針・25番刺繍糸と説明書が入っているので、すぐにはじめられます。刺繍枠は別売り。刺繍作業にはあったほうがいいので、必要に応じて購入していきましょう。まだ続けるかわからないという方は、このくらい小さな刺繍ならなくても刺すことができます。


Un chat dans l'aiguille『CAHIER DE BRODERIE(刺繍ノート)』

GAMBARU SHOP『クロスステッチ刺繍キット 欧州花庭園』
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 刺繍キットの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの刺繍キットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
入門には本もチェック
刺繍のはじめかたが分かる本もあります。あわせてチェックしてみてください。
刺繍キットで新しい趣味をはじめてみよう
雑貨アーティストの上島佳代子さん監修のもと、刺繍キットの選び方とおすすめ商品を紹介しました。刺繍キットは、商品によって含まれている刺繍の道具や刺繍作品の難易度が異なります。自分のレベルや挑戦したい作品、手持ちの道具に合っているものかどうかを確認して、商品を選びましょう。
刺繍は新しい趣味をはじめてみたい人や、おうち時間を充実させたい人にもぴったりです。手軽にはじめられる刺繍キットをぜひ導入してみましょう。
【関連記事】必要な道具もあわせてチェック!
刺繍を始めるにあたり、そろえておきたい基本の道具をご紹介します。まず、刺繍をする布のほか、刺繍針、刺繍糸、刺繍枠、はさみが必要です。布に印をつけるチャコペンもあると便利です。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。