冷温庫とは?
冷温庫は、保冷・保温をスイッチ一つで切り替えられる家電のこと。自宅で飲み物を保冷・保温したり、持ち運んでアウトドアなどの外出先で使用したり、居酒屋など、おしぼりを温めて提供する際といった使い方ができます。
多数のモデルがコンパクトで持ち運びしやすいため、自宅では省スペースに、アウトドアではドリンクを美味しく飲むためなど、様々な使い方が可能で人気のアイテムです。
(★)冷温庫の使い方は多岐にわたる!
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
ペットボトルや、缶の飲み物を冷やす事に用いられる場合が非常に多い冷温庫ですが、実を言うと使い道は多岐にわたります。たとえばなかにおしぼりを入れておき、冷たいおしぼりや温かいおしぼりなどにしておくと、いざというときに非常に便利。その際は固く絞ることを意識しましょう。
また、冬場に装着した際に寒くならないように帽子や手袋を入れておくと、使用時に暖かく使用をすることができます。飲み物を冷やす・温める以外にも、さまざまな工夫で使い方は広がります。自分のお気に入りの使い方を見つけてみてくださいね。
冷温庫の選び方
それでは、冷温庫の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
・容量
・電源方式
・温度調整機能
・持ち歩きやすさ
・本体サイズ
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】容量をチェック
冷温庫の容量は、具体的に入れるものをイメージして決めましょう。
例えば、ミニサイズのモデルの場合、「10L」といった表記をされていますが、実際に冷温庫に入れる場合は、300mlの缶飲料や500mlのペットボトルです。そのため、「10L」でどのくらいの本数が入るのかまでイメージして選ぶようにしましょう。
また、製品によっては広告などに、「500mlのペットボトルが20本!」といった表記もありますので、そちらも参考にしながら、容量を検討しましょう。
【2】電源方式をチェック
電源方式には「コンセント式」「シガーソケット式」「バッテリー式」の3種類があります。用途に合わせて選ぶタイプが違うので、しっかりチェックしましょう。
●コンセント式:自宅などの電源で、安定して使える
コンセント式は、ACアダプタを用いて、コンセントから電気を供給するタイプ。安定的に保冷・保温ができ、ドリンクなどをより美味しく味わうことができます。
コンセントがないと電源が止まるため、自宅用のミニ冷蔵庫として、もしくは、蓄電器を使用したキャンプなどにピッタリです。
●シガーソケット式:運転中に電源を供給し、車内で使える
シガーソケット式は、車のシガーソケットから電源を供給し、稼働するタイプ。運転中のみ使用できるため、長距離のドライブなどでドリンクを保冷・保温するときや、災害時など、車のバッテリーを電源にする際などに役立ちます。
●バッテリー式:充電すれば、電源がなくても持ち運んで使える
バッテリー式は、あらかじめコンセントなどの電源で温冷車を充電しておき、コードレスで使用できるタイプ。
充電しておけば、電源なしで使用できるため、キャンプや釣りなどのアウトドアで活躍します。電源形式はACアダプタを使用することが多いため、実用的で扱いやすいです。
【3】温度調整機能をチェック
冷温庫は価格によってさまざまなグレードのものが存在します。
安いものは「冷」か「温」の切り替えしかできませんが、グレードの高いものには温度操作ができるモデルもあります。そういった製品は温度の適用範囲も広いため、キンッキンに冷えた飲みものやおしぼり、アッツアツの缶コーヒーなどを楽しむことができます。
十二分に活用したいのであれば温度調節機能にも注意するようにしましょう。
【4】持ち歩きやすさをチェック
冷温庫を使用する場合は、さまざまなシーンが考えられます。自室に置いて自分用のクーラーやウォーマーとして使用することもあれば、レジャーや旅行などに持っていくために車のなかに設置したり、キャンプなどのアウトドアで使用するなど、その目的は人によって変わります。
持って歩くことが多いのであれば、ショルダーベルトや取っ手がついた持ち運びしやすいものを選ぶとよいでしょう。一方、固定して使用を考えている場合は、大きめである程度どっしりしたものを選んだほうが利便性は上がります。
【5】本体サイズをチェック
缶ジュースやペットボトルなどがいくつ入るかという内容量も重要ですが、冷温庫本体の大きさもかなり大事になってきます。もちろん、家のなかで固定して使うという方はそんなに気にしなくても問題ありませんが、車載やアウトドアなど、設置スペースが限られている場合はじゅうぶんに注意しましょう。
たとえば車載を例に取ってみると、あまりに巨大な冷温庫を購入してしまったために、運転席と助手席の間の肘置きに収まらずに固定できなかったり、後部座席の後ろのスペースにも置くことができなかったりと、乗車する人の邪魔になるようでは目も当てられません。
おおまかで構わないので、使用できるスペースをメジャーなどで測ってから購入するとよいでしょう。
「冷温庫」のおすすめ商品の比較一覧表
おすすめ5選|20L以下のミニサイズ
上記で紹介した冷温庫の選び方のポイントをふまえて、プロの家電販売員で家電ライターのたろっささんと編集部が選んだおすすめ商品を紹介します。
まずは、20L以下のおすすめ商品です。ぜひ参考にしてください。
Rockpals『冷温庫 10L』
おすすめ6選|20L以上の大容量
続いては、20L以上の温冷庫のおすすめ商品です。こちらもぜひチェックしてください。
バッテリー対応の本格モデル
HiKOKI(ハイコーキ)より、25Lの大容量モデルです。こちらの特徴はなんと言っても蓄電池によるバッテリー駆動が可能であることです。冷温庫を使用するためには当然ながら電力供給が必要です。そうするとコンセントが近くに必要ということもあり、アウトドアでのバーベキューなどでは、わざわざテントの外の車に行って飲みものを取り出すことになります。
しかし、こちらの製品であれば手元に置いておくことができます。また、持ち運び用のキャスターもついているので、たくさんのものを入れてもラクラクと持ち運びが可能。IPX4相当の防水仕様となっているため、アウトドアでの使用で困ることはないでしょう。アウトドアが好きで、さまざまな用途で外で使用されたい方におすすめです。
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 冷温庫の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での冷温庫の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
冷温庫に関連する記事のご紹介
まとめ
本記事では、冷温庫の選び方やおすすめ商品を紹介しましたが、いかがでしたか?
商品は、容量がどれくらいなのかをまず確認しましょう。具体的に缶やペットボトルがどのくらい入るのかなどをチェックすることが大切です。その上で、用途に合わせて電源方式を確認し、さらに温度調整機能や持ち歩きやすさ、本体サイズなどを確認すると、自宅用だけでなく、アウトドアでも快適に使用できるでしょう。
前述しましたが、冷温庫の使い方は多岐にわたります。ドリンクを保冷・保温するだけでなく、おしぼりや冬場の手袋など、工夫次第で幅広い活用が可能です。ぜひ本記事を参考に、自分にピッタリの商品を見つけてくださいね。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。