ローラーボールペンの選び方 文具のエキスパートに聞いた!
文具のエキスパートである出雲義和さんに、ローラーボールペン(ローラーペン)を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。選び方を参考に、自分が使いやすい1本を見つけましょう!
ペンの胴軸の太さで選ぶ
フリーランスライター
価格の差が大きな書き心地の差にならないローラーボールペン(ローラーペン)は、どれを選んでも失敗が少ないというメリットがあります。そこで、ローラーボールペン選びには、価格の次に胴軸の太さに目を向けてみましょう。
ペン選びのセオリーにも準じますが、デスクワークが多く長時間を筆記に費やす人には胴軸の太いモデル、携帯性を優先するなら細いモデルがいいでしょう。さらに複数の筆記具を同時に持ち歩くならスリムなタイプはかさばることなくペンケースに収められます。
OHTO(オート)『水性ボールペン リバティ』
スリムな形状のローラーボールペンは、持ち運びにも便利です。
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フリーランスライター
ローラーボールペンを使用するシーンを考えてみましょう。事務職で1日のほとんどを社内で過ごす人ならコストパフォーマンスを優先したモデルでも十分です。しかし、対面で人と接する機会が多い営業職のような人にはその場にふさわしいモデルかといったことにも配慮が必要です。
高価なほどいいというわけではありませんが、相手に対して敬意をあらわすものとして筆記具を選ぶことは大人の嗜み(たしなみ)と考えてください。
Pelikan『ローラーボール スーベレーン R400』
万年筆の定番! ペリカンスーベレーンのシリーズのローラーボールペン。高級感のある上品なストライプが特徴です。
>> Amazonで詳細を見るリフィル(替え芯)の互換性で選ぶ
フリーランスライター
ローラーボールペンは水性インクを使用した筆記具として定義されています。各社とも自社のオリジナルリフィルを販売していますが、なかには少々変わり種のリフィルもあります。
万年筆インクカートリッジを使用するモデルや、同じメーカーの同一規格のリフィルに交換することで、油性ボールペンやファインライナーといった異なるペンとして活用できるタイプなどです。
リフィルの入手しやすさや汎用性、またこれからの拡張性なども選択肢に加えてください。
ローラーボールペンのおすすめ8選 文具のエキスパートが選ぶ!
うえで紹介したローラーボールペンの選び方のポイントをふまえて、文具のエキスパートである出雲義和さんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。さまざまなタイプのなかから、自分に最適なローラーボールペンを選びましょう。

OHTO(オート)『水性ボールペン リバティ』










出典:Amazon
サイズ | 全長142.3×軸径11.2×最大径13.5mm |
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重量 | 25.8g |
ボール径 | 0.5mm |
本体カラー | ブラック、ブラウン、シルバー、ワイン |

トンボ鉛筆『ZOOM505』












出典:Amazon
サイズ | 全長138×最大幅17mm |
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重量 | 30g |
ボール径 | 0.5mm |
本体カラー | ブラック、ブラウン、アズールブルー、レッド |

Moleskin(モレスキン)『クラシック ローラーペン プラス』














出典:Amazon
サイズ | 全長140mm |
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重量 | - |
ボール径 | 0.5mm、0.7mm |
本体カラー | バーガンディレッド、セージグリーン、タイドグリーンなど |

J.HERBIN(エルバン)『ローラーボール』










出典:Amazon
サイズ | 全長130mm |
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重量 | - |
ボール径 | - |
本体カラー | スケルトン |

CROSS(クロス)『エッジ セレチックボール』




















出典:Amazon
サイズ | 全長126mm、軸径15mm |
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重量 | ‐ |
ボール径 | ‐ |
本体カラー | ジェットブラック、ソニックチタン、ティール、ニトロブルー、ピンク、レッド |

LAMY(ラミー)『ラミーサファリ ローラーボール』












出典:Amazon
サイズ | 全長139×軸径12mm |
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重量 | 20g |
ボール径 | - |
本体カラー | シャイニーブラック、ホワイト、スケルトン、レッド、ブルー、イエロー、ブラック |

Pelikan(ペリカン)『ローラーボール スーベレーン R400』








出典:Amazon
サイズ | 全長126(収納時148)×軸径12mm |
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重量 | 18g |
ボール径 | ‐ |
本体カラー | 緑縞、ブルー縞、ホワイトトータス、ボルドー、黒 |

Montblanc(モンブラン)『マイスターシュテュック プラチナライン クラシック ローラーボール P163』






出典:Amazon
サイズ | 筆記時155(収納時139)×最大径13mm |
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重量 | 24g |
ボール径 | - |
本体カラー | ブラック |
どこへ持って行ってもひけめのない1本
天冠にお馴染みのホワイトスターが描かれた、キングオブ万年筆モンブランのエレガントな上品さが伝わる最高位の筆記具です。値段を聞くと「えっ!」と腰がひけてしまう人も多いようですが、ブランド品のバッグやアクセサリーの感覚に近い筆記具です。
歳を重ねれば環境も変化し、仕事でもプライベートでもさまざまな人との接点が増えていきます。そんなときに、どこで誰と会っても相手に存在感と好印象を与える最高の1本を持っていたい、そんな人におすすめしたいのが本商品。
モンブランのローラーボールペンには同じ規格でファインライナー(サインペン)があり、リフィルを購入すれば1本で2通りの使い方ができるのもうれしいポイントです。
「ローラーボールペン」のおすすめ商品の比較一覧表
文具のエキスパートからのメッセージ
フリーランスライター
対面する相手への配慮も考えて選ぶことが大切!
日本では明確なカテゴリー分けがなされていないローラーボールペンですが、水性インクを採用したペンとして世界的に人気が高い筆記具です。使い分けを考えた場合、実用的な筆記具であることに加えて、ファッション性のあるモデルや、人前で使う際に相手に応じたモデルの選択ができます。
なめらかな書き心地と書いた文字がくっきりはっきりと視認できるという水性インクの特徴から、一度使い始めると手放せなくなるでしょう。仕事や日常生活の中でボールペンの書き心地に不満を覚えている人は、ぜひ一度試してみてください。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/07/10 商品情報の更新を行いました。(協力:マグスター 掲載:マイナビおすすめナビ編集部 成田 晴香)
大阪市出身、ライフワークが文具と旅行。 スイスアルプス4000m級をモレスキンと旅するなど、国内外を巡り旅の相棒として文房具が必要不可欠なツールと知り、両者の親和性を説く道を探求する毎日。 出版業界で20年勤務ののち、現在は文具や旅行などをテーマに雑誌・書籍・WEB等で執筆。