釣り用ライトの選び方! 夜釣りに最適!

Photo by bardia Hashemirad on Unsplash
どこでどう使うかなどの用途、釣り人のマナーなどを考慮して釣り用ライトを選ぶのがポイント。
釣りライターの中山一弘さんに取材をして、釣り用ライトの選び方のポイントを教えていただきました。タイプや明るさをよくチェックすることが大切です。ぜひ釣り用ライト選びの参考にしてください。
ランタンかヘッドライトかで選ぶ
GENTOS(ジェントス)『モーションセンサー搭載ヘッドライト CB-300D』
手が汚れているときや、スイッチを押しにくいときでもモーションセンサーで直接触れずに点灯/消灯ができるヘッドライト。魚をむやみに刺激せず、必要な瞬間だけ使えます。
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釣りをしているときは手元を照らすだけのもの、移動中は周囲を明るく照らすものが理想です。釣り場で必要なときだけ使うヘッドライトと、車でタックルの準備をするためのランタンなど、用途に適したいくつかの種類のライトを用意するのがベストです。
足場周りを照らすならランタン
ランタンは360度周辺を照らすため、釣り場の足元を照らすときにぴったりです。ほかの釣り人のツールやクーラーボックスが暗くて見えず、足場をとられるリスクも避けられます。
一方、手に持つか置いて使用するため仕掛けを取り換えるなど作業をしながら手元を照らすのには向いていません。一か所にとどまって釣りをするシーンでの使用に向いています。
キャンプ/釣りライター
ランタンタイプのライトは広範囲を明るくしてくれるので、タックルの準備やベースキャンプで仲間と作戦を練るときなどに便利なアイテムです。
しかし、釣り場のポイント近くでは不用意に海面を照らして魚を逃がしてしまうこともあるので、ほかの釣り人がいる場合は使用を控えましょう。車を停めた駐車場など、ポイントから離れた位置で使うのがマナーです。
使用中に両手を使いたいならヘッドライト
頭に装着して使用するヘッドライトタイプのライトは、両手が空いている状態で使えるのがメリットです。ランタンよりも照らせる範囲はせまくなるので、手元や遠い場所など、限られた範囲を照らすのに向いています。
ヘッドライトにはスイッチではなく手のセンサーでオンオフできるものなど、便利な機能があるものもそろっています。
給電方法やバッテリーで選ぶ
釣り用ライトは乾電池式と充電式があります。乾電池式は電池が切れても交換すれば連続使用ができる一方、乾電池のランニングコストがかかります。充電式はランニングコストは乾電池よりかからない一方、充電が切れると連続使用ができません。
使いやすい給電方式のものを選びましょう。
キャンプ/釣りライター
ヘッドライトのバッテリーには大きく外部電源のものとライトユニットに内蔵するタイプのものがあります。
外部電源はライトとは別に電池ボックスなどが使えるので、より大容量の電気を確保するのに使います。ライトユニットに内蔵するタイプは最小限の電池だけで駆動させるものが多く、軽くて頭につけても負担が少ない特徴があります。
長時間使うか、軽いほうがいいか、釣り場やライトを照らす頻度などで決めましょう。
明るさでチェックしたいポイント
釣り用ライトは商品によって明るさが異なります。釣り場で使うからこそチェックしておきたい、明るさで選ぶポイントを解説します。
必要な明るさが得られるものを選ぶ
釣り用ライトの明るさはルーメンという単位であらわせ、数値が大きければ大きいほど明るいライトになります。
ただし、釣り場でライトが明るすぎると魚が逃げてしまったり、ほかの釣り人の迷惑になったりします。手元を照らす、遠くを照らすなど用途に応じて明るすぎない、必要な明るさのある釣り用ライトを選びましょう。
キャンプ/釣りライター
釣り用のライトは明るいものが人気です。ただし、それは釣りをしている最中に照らすためではなく、行き帰りの道中で使うためです。
釣り場で水面をライトで照らすと多くの魚は警戒します。常夜灯のように同じ場所で長時間光っているものは警戒しませんが、魚は動く光が嫌いなのです。
明るさ調節ができればトラブル防止にも
釣り用ライトには、明るさの調節や種類を変えられる機能つきのものがあります。遠くを照らすときには強い光にする、魚が集まってきているとき、まわりのほかの釣り人がいるときは明るさをおさえるなど、用途やシーンに応じて使えて便利です。ライトの光によるトラブルもふせげます。
調節機能がついている釣り用ライトは価格が高くなる傾向にありますが、調節機能にも注目してみましょう。
連続点灯時間をチェックしよう
釣り用ライトは商品によって連続点灯時間が異なります。自分がどのくらいの時間連続使用するかを考えて、連続点灯時間をチェックしておきましょう。
なお、仕掛けを変えるときだけ使うなど、ずっとライトをつけっぱなしにせず都度使用する場合は、連続点灯時間は気にしなくても問題ありません。夜釣りで使うランタンなど、長く使う場合にチェックしておきましょう。
防水性能の有無を確認しよう
釣り用ライトは屋外で使用するアイテムです。防水機能があると急な雨のときにも使用できます。防水機能は生活防水か、完全防水か釣り用ライトによって異なります。防水機能がついている場合、どの程度の防水ができるかも合わせて確認しておきましょう。
なお、小雨ではなく大雨になるほどの悪天候になった場合は川や海の増水や大しけとなる可能性があります。釣りを中断するのも重要です。
ヘッドライトは安全も守る
富士灯器『ZEXUS ZX-710』
赤・緑・青に切り替え可能な後部認識灯があるヘッドライト。距離センサーにより、明るさの自動調整もしてくれるヘッドライトです。
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夜釣りをしているとさまざまな危険があります。
夜の堤防などで釣りをしている最中に、背後に人が通るときに、自分の存在を相手に気がついてもらえないととても危険です。また、ヘッドライトを点けずにウェーディングをしているときに、近くを漁船が通り過ぎることもあります。
ヘッドライトのなかには背後に向けて警告灯を照らしてくれるタイプのものもあります。危険度の高い釣り場に通っている人は安全装備の有無もよく確認してください。
釣り用ライトのおすすめ11選 ヘッドライトや首にかけるネックライト、赤色LEDも!
ここまで紹介したライトの選び方のポイントをふまえて、釣りライターの中山一弘さんと編集部が選んだおすすめ商品をご紹介します。自分が挑戦する釣りのシチュエーションに合わせて選んでください。

GENTOS(ジェントス)『モーションセンサー搭載ヘッドライト CB-300D』








出典:Amazon
明るさ | 約230ルーメン(Highモード) |
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使用電池 | 単4形アルカリ電池×3本 |
点灯時間 | 約5時間(Highモード) |
重量 | 約105g(電池含む) |
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1 |
サイズ | W62.2×H44.5×D36.5mm |
後部認識灯の有無 | なし |

GENTOS(ジェントス)『HEAD WARS HW-V233D』

出典:Amazon
明るさ | 約250ルーメン(Highモード時) |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×3本 |
点灯時間 | 11時間(Highモード) |
重量 | 約192g(電池含む) |
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LEDx1 |
サイズ | ヘッドライト:W63.5×H49.0×D35.0mm、電池ボックス:W81.0×H51.0×D27.0mm |
後部認識灯の有無 | あり |

パナソニック『LEDネックライト(BF-AF10P)』






出典:Amazon
明るさ | - |
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使用電池 | CR2032×2個 |
点灯時間 | - |
重量 | 約40g(電池含む) |
使用光源 | 白色LEDx1 |
サイズ | 本体:W30×H50×D26mm、ネックホルダー:約φ215mm |
後部認識灯の有無 | なし |

富士灯器『ZEXUS ZX-S250』








出典:Amazon
明るさ | 約100ルーメン |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×1本 |
点灯時間 | 6.5時間(100%使用時) |
重量 | 約27g(電池別) |
使用光源 | SUPER LED 白色×1、高輝度Φ5mm LED 電球色×2 |
サイズ | W60xH25xD40mm |
後部認識灯の有無 | なし |

富士灯器『ZEXUS ZX-710』

出典:Yahoo!ショッピング
明るさ | 約400ルーメン |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×4本 |
点灯時間 | 5時間(メインLED100%使用時) |
重量 | 約194g(電池別) |
使用光源 | SUPER LED 白色×1、SUPER LED 電球色×1、 高輝度Φ5mm LED赤色×2 |
サイズ | ヘッドライト:W85×H40×D40mm、電池ボックス:W80×H55×D40mm |
後部認識灯の有無 | あり |

GENTOS(ジェントス)『エクスプローラー036 ライトモカ(SOL-036C)』














出典:Amazon
明るさ | 380ルーメン(白色100%点灯) |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×6本 |
点灯時間 | 14時間(白色100%点灯時) |
重量 | 約400g(電池含む) |
使用光源 | チップタイプ白色LED×4、チップタイプ暖色LED×4 |
サイズ | φ73×158mm |
後部認識灯の有無 | なし |
GENTOS(ジェントス)『ヘッドウォーズ(HW-999H)』




















出典:Amazon
明るさ | 約230ルーメン |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×3本 |
点灯時間 | ヘッド部8時間(Highモード)、後部認識灯400時間(点灯) |
重量 | 約198g(電池含む) |
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1個 |
サイズ | ヘッドライト:W56×H50×D28mm、電池ボックス:W81×H51×D27mm |
後部認識灯の有無 | あり |
Ledlenser(レッドレンザー)『LEDヘッドライト H3.2』
![Ledlenser(レッドレンザー)H3.2LEDヘッドライト単4(AAA)3本[日本正規品]](https://m.media-amazon.com/images/I/41XRHqAh7zL.jpg)
![Ledlenser(レッドレンザー)H3.2LEDヘッドライト単4(AAA)3本[日本正規品]](https://m.media-amazon.com/images/I/414EZYq2MVL.jpg)
![Ledlenser(レッドレンザー)H3.2LEDヘッドライト単4(AAA)3本[日本正規品]](https://m.media-amazon.com/images/I/41XP0HFdNqL.jpg)
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出典:Amazon
明るさ | 約120ルーメン |
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使用電池 | 単4アルカリ電池×3本 |
点灯時間 | 6.0時間(パワー使用時)、60.0時間(ロー使用時) |
重量 | 約133g(電池含) |
使用光源 | パワーチップ型LED×1 |
サイズ | ヘッドライト:W76.0×H34.0xD32.0mm |
後部認識灯の有無 | - |
GENTOS(ジェントス)『デルタピークDPX-333D』










出典:Amazon
明るさ | 約400ルーメン |
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使用電池 | 単3形アルカリ電池×3本 |
点灯時間 | ヘッド部7時間(Highモード)、後部認識灯100時間(点灯) |
重量 | 約236g(電池含む) |
使用光源 | 高輝度チップタイプ白色LED×1個 |
サイズ | ヘッドライト:W72.0×H47.9×D44.2mm、電池ボックス:W84.8×H53.8×D30.4mm |
後部認識灯の有無 | あり |
PETZL(ペツル)『スイフトRL E095BA』












出典:Amazon
明るさ | 900 ルーメン |
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使用電池 | 2350mAh リチウムイオン リチャージャブルバッテリー(付属) |
点灯時間 | - |
重量 | 100 g |
使用光源 | - |
サイズ | W100.0×H50.0×D80.0mm |
後部認識灯の有無 | - |
冨士灯器『ZEXUS ZX-R370』

出典:Amazon
明るさ | 約830ルーメン |
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使用電池 | ZR-02 リチウムイオン充電池 |
点灯時間 | 約6時間(メインLED100%使用時) |
重量 | 約 114g(電池別) |
使用光源 | SUPER LED 白色 × 1、高輝度Φ5mm LED 赤色 × 2、高輝度Φ5mm LED 電球色 × 2 |
サイズ | ヘッドライト:W57.0×H52.0×D4.07mm、電池ボックス:W 92.0×H38.0×D33.0mm |
後部認識灯の有無 | あり |
「釣り用ライト」のおすすめ商品の比較一覧表
釣り用ライトは充電切れに注意! 釣りライターからのアドバイス
キャンプ/釣りライター
ヘッドライトのなかには充電することで繰り返し使える製品もあります。電池を買う必要ないのでコストパフォーマンスは最高です。
ただし、当たり前ですが、残量がゼロの場合、充電しないと使えません。釣り場についてから「あ、電気が点かない!」となった場合、電池式なら近くのコンビニで購入し、すぐに入れ替えできますが、充電式の場合はある程度の時間待たなければなりません。
性能差はありませんから、マメにメンテナンスできる人は充電式をおすすめできますが、ついついヘッドライトを放っておいてしまう人は電池式にしておきましょう。ちなみにわたしは根っからの電池派です!
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※マイナビおすすめナビでは常に情報の更新に努めておりますが、記事は掲載・更新時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。修正の必要に気付かれた場合は、ぜひ、記事の下「お問い合わせはこちら」からお知らせください。(掲載:マイナビおすすめナビ編集部)
※2020/12/17 コンテンツ修正のため記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 大熊武士)
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。