「フローティングベスト」のおすすめ商品の比較一覧表
ライフジャケットとフローティングベストの違い 救命用と釣り用で区別
船に乗船した際に使用するものがライフジャケットです。水中で浮き上がる力が7.5kg以上ある国の安全基準に適合した製品である必要があり、それを証明するマークが国土交通省形式認証「桜マーク」になります。
対して、サーフでのウェーディング、ショアジギング、磯釣りといった陸っぱり(おかっぱり)で使用するのがフローティングベスト(ゲームベスト)です。ウェーディングベスト、フィッシングベストともいわれ、ポケットがたくさん付いたベストタイプや腰ベルトタイプ、首掛けタイプといった種類に分けられます。
フローティングベストおすすめメーカー(ブランド)
ここからは、フローティングベストで有名な4メーカーをご紹介します。いずれも釣り具を専門に扱うメーカーですので、収納や装備など計算して設計された製品ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
DAIWA(ダイワ)
国内最大級の釣り具メーカー。背面パッドの中央に溝があるので、夏場でも通気性があり、汗をかいても蒸れにくいです。
SHIMANO(シマノ)
釣り具から自転車部品まで、世界的に展開しているシマノ。ダイヤルを回すだけで締め具合を調節、ベストが身体に密着する「Boaシステム」を搭載しているのが特徴。
Pazdesign(パズデザイン)
釣り具関連のアパレル・アクセサリメーカー。ベスト以外にもシューズバッグなども手掛けています。安全性と快適性を追求し、ビーズ状の浮力材「ビーズフロートシステム」を採用したモデルが特徴。ソルト用やバスフィッシング用などを多数ラインナップしています。
mazume(マズメ)
フィッシングアパレルメーカーのオレンジブルーが手掛けるブランド。レインウェアをはじめとするアウトドアアイテムを展開しています。マズメ独自の高いフィット感をもつ「ウエストハーネスシステム」を搭載しているほか、高い耐久性能も特長のひとつです。
フローティングベストの使い方 フローティングベスト・ライフジャケット・フィッシングベスト共通
動画ではライフジャケットの解説をしています。性能の差こそあれ、フローティングベストやフィッシングベストも使い方は基本同じです。
ライフジャケット(フィッシングベスト)を選ぶ際、ベルトを股から通して装着するタイプなら、ライフジャケットが体から外れにくく、安心です。
また、笛がついているタイプだと、周囲に助けを求めるときに大声を出す必要がなく安心です。寒さで体力を奪われているときに、大声を出すのは難しいものです。ぜひ笛つきのものを選びたいところです。
あると便利なのが、「ピンオンリール」。釣り糸をつまむようにして切る小さなハサミです。こちらも多目的で使える便利な道具です。
固定浮力(固定式)タイプのおすすめ 9選 ジャケットタイプ・浮力・桜マーク(国土交通省型式承認)もチェック!
ここまで紹介したフローティングベストの選び方のポイントをふまえて、キャンプライターの中山一弘さんと編集部が厳選したおすすめ商品を紹介します。
FINE JAPAN(ファインジャパン)『セーフティフローティングベスト(FV-6019)』

出典:Amazon

DAIWA(ダイワ)『フロートゲームベスト(DF-6206)』












出典:Amazon

PROX(プロックス)『フローティングゲームベスト(PX399)』










出典:Amazon
Pazdesign(パズデザイン)『オカッパリフロートベスト(PBV-001)』

出典:Amazon
DAIWA(ダイワ) 『ベンチクールゲームベストIV(DF-6109)』
















出典:Amazon
オーシャンライフ『オーシャンC-2型』






出典:Amazon
REEF TOURER(リーフツアラー)『シュノーケリングベスト(RA0408)』














出典:Amazon
FINE JAPAN(ファインジャパン)『セーフティフローティングベスト(FV-6009)』














出典:Amazon
DAIWA(ダイワ)『グローブライド トーナメント バリアテック 枕つきサイバーフロート(DF-3108T)』








出典:Amazon
インフレータブル(自動膨張)タイプのおすすめ 7選 ジャケットタイプ・浮力・桜マーク(国土交通省型式承認)もチェック!
続いて、インフレータブル(自動膨張)タイプのおすすめをご紹介します。
高階救命器具『ブルーストーム 膨脹式ライフジャケット 水感知機能付き(BSJ-9320RS)』






出典:楽天市場
DAIWA(ダイワ)『コンパクトライフジャケット ウエストタイプ自動・手動膨脹式(DF-2220)』








出典:Amazon
DAIWA(ダイワ)『インフレータブルライフジャケット 肩掛けタイプ自動・手動膨脹式(DF-2608)』










出典:Amazon
DAIWA(ダイワ)『ウォッシャブルライフジャケット 肩掛けタイプ手動・自動膨脹式(DF-2007)』










出典:Amazon

SHIMANO(シマノ)『ラフトエアジャケット(VF-051K)』








出典:Amazon

SOSHIN(双進)『RBB エアーライフベルト18』






出典:Amazon

高階救命器具『ブルーストーム(BSJ-2520RS)』
















出典:Amazon
子供用フローティングベストのおすすめ2選 【番外編】
ここからは子供用のフローティングベストのおすすめを紹介していきます。「桜マーク」のある商品だけを厳選しましたのでぜひ商品選びの参考にしてみてください。
DAIWA(ダイワ)『チャイルドフローティングベスト DF-3921』






出典:楽天市場
BLUESTORM(ブルーストーム)『ヒューペ 小児用ライフジャケット BSJ-212C』






出典:楽天市場
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする フローティングベストの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのフローティングベストの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
フローティングベストの選び方 浮力・機能性・夏場でも快適なものを!
ここからは、フローティングベストの選び方をご紹介していきます。浮力や機能性、快適性、安全性などに注目して見ていきましょう。

Photo by Rodrigo De Mendoza on Unsplash
フローティングベストには収納性の高いタイプと浮力を重視したタイプと大きく2種類があります。
浮力に優れたフローティングベストを選ぼう 安全性の確保が第一優先
国土交通省が定める安全基準に適合するフローティングベストは『浮力7.5kg以上(体重40kg未満の小児用は浮力5kg以上、体重15kg未満の小児用は浮力4.0kg以上)』となります。万が一落水したときのために、浮力が十分にあるかは要チェックポイントになります。
船釣りで着用するフローティングベスト・ライフジャケットに関しては上記で記した通り、国土交通省が定める基準をクリアしている必要があるものの、磯や堤防などでの釣りに関しては着用するフローティングベストに明確な規則が定められていません。購入の際には十分な浮力を備えているかをチェックすることが大切です。
国土交通省型式承認品の「桜マーク」付きを
フローティングベストを着用する一番の目的は万一の落水時に命を守ることです。そのため、7.5kg/24時間以上の基準値をクリアしたもの、浮力・安全性が保障された桜マーク付きのものを選ぶようにしましょう。価格の安いノーブランドのもの性能が不確かなため、信頼あるメーカーのもののほうがより確かです。
収納・装備を確認 ルアーケースが入るものがベター
フローティングベストのよい点は収納力です。とくに釣りなどの目的で使用することが多い方は、前面に小物を小分けできるようポケットが複数付いているか、ルアーケースや予備のリーダーやルアーフックといったアクセサリがどれだけ収納できるかもチェックしておくとよいでしょう。
また、ペットボトルホルダーやプライヤーホルダー、フィッシュグリップホルダーなどもあると便利です。
通気性の高い素材が快適 軽量なメッシュタイプがおすすめ
キャストを繰り返すルアーフィッシングなど長時間着用するアクティビティにおいて、ベストの着心地は重要なポイントです。
モデルによっては、サスペンション機能が付いたものや夏場の蒸れを軽減するメッシュ素材を採用したものなどがあり、快適に釣りを楽しめるよう設計されたモデルがあります。ほかにも軽量タイプなど様々なタイプがあるので、ぜひそうしたものもチェックしてみてください。
疲れにくいベストを ランバーサポートベルト(腰ベルト)付きがおすすめ!
腰痛もちの方や疲れにくいベストをお探しの方は、ランバーサポートベルト(腰ベルト)付きのタイプを試してみてください。この腰をサポートしてくれるベルトがあるのとないのとでは、腰にかかる負担がかなり違います。また、幅の広い肩パッドを採用したものや固定浮力を分割して配置した製品が疲れにくいのでおすすめです。
フローティングベストが必要なシーン 磯・テトラ・堤防・渓流/シーバス・エギング・フカセ釣り・ショアジギングに
サーフでのウェーディングや磯釣り、堤防や渓流でフカセ釣りやルアー、ショアジギングを楽しむ際に必須のフローティングベスト。ここからは、フローティングベストが必要なシーンをいくつかご紹介していきます。
磯
釣り場のポイントを変えたりと移動の多い磯釣りやルアー釣りでは、膨張式タイプよりも固定浮力のあるポケット付きのフローティングベストが向いています。
テトラ・堤防
テトラポッドでは、固定浮力のあるポケット付きフローティングベストがおすすめです。膨張式タイプだとコンクリートや岩にベストが擦れて割れてしまうおそれがあります。本来波を打ち消す役割のもので、人がその上に立つことを想定していないため、滑りやすく落ちやすいのでとても危険です。また、同様に堤防も波にさらわれる危険が伴います。
渓流
渓流でのウェーディングなど、入水して釣りを行うときは、固定浮力の備わったフローティングベストの着用はもちろん必須です。あわせて、釣り具などを収納できるポケットが複数付いていると便利です。また、浮力は必ず7.5kg/24時間以上の基準をクリアした製品を選ぶようにしましょう。
固定浮力(固定式)
一般的なフローティングベストはこちらの固定浮力タイプです。浮力素材が内蔵されており、その分やや厚みがありますが、落水時から効果を発揮してくれます。
インフレータブル(自動膨張)タイプ
インフレータブル(自動膨張)タイプは、手動でボンベをふくらませるタイプと自動膨張タイプとがあります。機動力重視したいのであれば、インフレータブルがおすすめです。デメリットとしては、およそ3年ごとにボンベ交換の必要があることです。
フローティングベストに関するQ&A よくある質問
サーフ釣りでもベストは着用したほうがよいですか?

サーフでもフローティングベストを着用しましょう。万一の備えでもあり、道具をいれておけるポケットもあったほうが便利です。
「桜マーク」と「CE(EU)/ISO認証取得済」の違いは何ですか?

CEマークとは、EUの安全基準に合格していることを証明する認証です。また、ISOマークとは、国際規格の品質保証がされたことを示す認証です。いずれも桜マークのような日本の認証ではないため、瀬渡し船など乗船の場合は使用ができません。
EUが定める安全基準に適合した製品に貼付が許される「CEマークライセンス」。
自動膨張式フローティングベストの定期点検の頻度を教えてください。

ガスボンベ、スプール共に3年を目安に交換することをおすすめします。
自動膨張タイプのメンテナンス 釣りライターからアドバイス
キャンプ/釣りライター
自動膨張タイプはガスボンベ(カートリッジ)で浮具を膨らませるということは説明した通りですが、長期間使っていると一度も膨らませていなくてもガスが抜けてしまうことがあります。
メーカーによって違いはありますが、一定期間を設けていたり、インジケーターを取り付けるなどして、交換時期を分かりやすくしています。安心して使い続けられるように定期的なボンベ交換を心がけましょう。
【関連記事】フィッシングベストについて解説
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※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。 ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。 今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。 キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。