釣り用の時計の選び方
アウトドアで使うギア類は多くの機能性が求められます。もちろん、釣り用の腕尾計も例外ではなく、必要な要素がいくつかあります。ここでは選び方のキモとなるポイントを紹介します。
【1】防水機能
【2】タイドグラフ
【3】GPS
【4】バックライト
【5】電池交換・時刻合わせが不要なタイプだと便利
では、早速見ていきましょう!
【1】「防水機能」付きを選ぶ
水辺で使うからには、防水機能は必須です。キャッチアンドリリースなら水しぶきが飛ぶくらいですが、クーラーボックスに魚を入れて持ち帰るなら水に浸かることも十分考えられます。できるなら最低でも100~200m防水のものを選んでおくとよいでしょう。
【2】「タイドグラフ」付きを選ぶ
タイドグラフとは、地域ごとの潮位情報をグラフで表示してくれる機能です。上げ潮なのか、下げ潮なのか、干満の大きさがひと目でわかるため、タイミングに合わせて狙ったポイントに行くことができます。
潮位は魚の状況を把握するだけではなく、足場や帰路の状況にも関わるため安全面からも常に把握しておきたい情報です。沖ではスマホの電波が入らない状況も多々あるので、時計にタイドグラフがあると安心です。
【3】「GPS」搭載を選ぶ
沖に出て釣りをするような場合は、気圧計の付いた時計がおすすめです。気圧の変化を事前に察知することができれば、海が荒れる前に切り上げる判断ができるからです。安全性の面でも気圧計が付いたものだと安心です。
【4】「バックライト」付きが便利
いくら機能性が高くても、画面が見えないことには意味がありませんので、LEDバックライトがある腕時計を選びましょう。
釣りでは早朝や暗い時間に発つことも多く、バックライトが備わっていないタイプだと数字やグラフなどが見にくいです。そんなときに、バックライトや拡大表示されるタイプだと視認性も格段にアップしてさらに利便性が向上します。
【5】電池交換・時刻合わせが不要なタイプだと便利
電池交換タイプの時計は、交換時の手間や時刻合わせの必要があります。一方で、電池交換や時刻合わせが不要なタイプもあります。ここからは、そういった便利なタイプをご紹介していきます。
ソーラー時計:電池交換の必要なし!
太陽光充電タイプのソーラー時計なら、電池が切れることがないので、電池を交換する必要もありません。定期的に日光に当てておけば自然と充電できます。太陽に当たらない机の中などに入れておくと、使いたいときに充電が切れていることもあるので注意しましょう。
電波時計:時刻合わせの必要がない
電波時計は価格は少々高くはなってしまいますが、自動で電波を受信し、時刻合わせをしてくれます。そのため、常に正確な時刻を表示してくれるのが強みです。
ワールドタイマー搭載モデル:海外でも使うなら!
もし海外でも釣りをするという方であれば、ワールドタイム機能を搭載したモデルがおすすめです。この機能があれば、ワンタッチで世界各国の時刻を切り替え表示してくれます。外国と日本の時間を同時に表示するデュアルタイム機能があるタイプもあるので必要に応じて選びましょう!
釣り用の時計のおすすめ8選
ここまで紹介した釣り用の時計の選び方のポイントをふまえて、アウトドアライターとして活躍している夏野 栄さんと編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
釣り人の心をくすぐるフィッシングタイム機能!
時刻やアラームなどの時計機能と、魚の活性に影響を与える月齢と月の位置の関係から導いた魚の釣り時を示すフィッシングタイム機能を表示しています。魚の群れがあるかどうかを5段階で表し、ベストなタイミングを教えてくれるってわけです。
電池も10年ほどもつのも嬉しいポイント。100m防水機能も備えており、浸水しても壊れる心配がないですよ。
高コスパ! 釣りポイントも登録可能
潮の状態を大潮・中潮・小潮と3段階で表示できるタイドグラフを搭載。また、20か所で登録したポイントの潮の状態も確認できるため、自宅にいながらにして潮の状態がわかります。
月齢も全16パターンでわかるほか、サーフィンに最適の波や魚の釣れやすい潮の流れなど、過去に保存したデータと比較することができます。そのほかの機能として、世界35か国に対応したワールドタイム機能も搭載しています。
アウトドアへの愛があふれる仕様とルックスに
摩耗しにくいカーボン素材のベゼルを搭載した、80gと軽量な腕時計です。200mの防水機能のほかに、タイドグラフ、気圧計、高度計、方位計などを備え、釣りはもちろん、あらゆるアウトドアに対応します。
サファイアガラスの外周には、釣りで使われるスピニングリールの色をモチーフにしたデザインが特徴的。また、ストラップは波型の形状をしており、装着感に優れています。工具要らずでストラップを変更できるので、メンテナンスもしやすいですよ。

タイドグラフ装備の良コスパなシンプルウォッチ
タフウォッチの代名詞ともいえるG-SHOCK。こちらのモデルは安価ながらタイドグラフ機能を装備しています。耐久性はもちろん、20気圧防水で海釣りでも問題なし。ブルーグリーンに光るELバックライト機能があり、暗所での視認性も万全です。
またムーンデータが搭載されているため海釣りで必要とされる情報をしっかり把握できます。シンプルかつ海釣りにほしい機能が網羅されたモデルながら比較的低価格。海釣り専用に1本用意しておきたい方におすすめです。
G-SHOCKのスマートフォン連携モデル
G-SHOCKのスマートフォン連携モデルです。世界約3,300カ所の潮汐情報や、日の出・日の入り時刻を専用アプリで簡単に割り出すことができます。
タイドグラフ、ムーングラフ、干潮・満潮時間、満潮・干潮の潮位、日の出・日の入時刻を表示できます。20気圧防止に加え、耐衝撃性が高いのが特長。フィット性が高いソフトウレタンバンドで着け心地もよくなっています。
釣り以外のアクティビティにも対応するソーラー時計
タイドグラフや100mの防水性能を有しているのはもちろん、GPS機能やスマートフォンとペアリングすることで、通知機能・カレンダー・天気・スマホ探索・消費カロリーなどほかにも様々なライフログをスマホに記録することができます。
タイドグラフ機能では、GPSの取得または座標を入力することで、潮汐データをダウンロード。現在地の24時間潮汐チャートを表示してくれます。
そんな多機能を備えているのに、重さは50g強という軽量さを実現。毎日着けていたくなるGPSウォッチに仕上がっています。
ソーラー充電で使えるタフな腕時計
ソーラー充電システムを搭載したモデルです。水泳にも使える10気圧防水。タイドグラフを使えば潮の状態(干潮・満潮)、潮回り(大潮・中潮・小潮)を確認できます。
そのほかにも、ストップウォッチ機能、タイマー機能、バッテリーインジケーター表示などが備わっているので、普段でも役に立ちますよ。
ミルスペックの腕時計が欲しい!
耐圧、耐衝撃、落下、氷結/解凍、耐水、耐塵など9つの軍用規格のテストに合格したのがこの腕時計です。堅牢な構造でアウトドアで使うには申し分ない耐久性を誇っています。
それだけではなく、気圧計や方位計、高度計などの機能性もあるので、アクティブな大人におすすめしたい1本に仕上がっています。
潮の満ち引きが分かる界面気圧グラフや、日の出時刻の表示、暗視スコープなどが備わり、釣りに便利なポイントも十分!
「釣り用・時計」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 釣り用・時計の売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでの釣り用・時計の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
アウトドアで使えるほかのデジタル時計もチェック!
耐久性・暗所視認性・機能面から総合的に選ぶ
タイドグラフはマスト機能ではありませんが、海や汽水域での釣りではやはり大きなメリットがあります。ほかの機能としては、安全面からも、方位、気圧、温度のトリプルセンサーやGPS等の位置情報があると思わぬところで助けられることもあります。最低限の基準は海釣りでも安心して使えるタフさと暗所での視認性です。
釣りにおいて時刻を把握するということは、釣況を判断することはもちろん、自身の安全面からも重要です。「常に正確な時刻を確認できる」という点を優先して選んでみてください。いい釣りを!
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作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。 アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。 アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。 『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。