サルサソースとは?
「サルサ」とは、スペイン語でソースのことをいいますが、日本では「サルサソース」という名称が一般的に知られています。
日本でサルサソースというと、玉ねぎやハラペーニョペッパーなどを刻んで塩や酢で味付けしたものを、トマトベースに加えた調味料である「サルサ・ロハ」である場合が多いです。サルサ・ロハは、おもにタコスやブリトーなどメキシコ風のアメリカ料理のことを指すTexmex(テクス・メクス)料理に使われます。
サルサソースには、定番の「トマトサルサ」のほかに、酸味とスッキリした味わいが楽しめる「サルサベルデ」や、アボカドをペースト状にした「グァカモレ(ワカモレ)」、チポトレマヨに使う「サルサデチポトレ」などがあります。
サルサソースとタコスソース(タコソース)の違いって?
サルサソースによく似た「タコスソース」は、基本的な材料はサルサソースと変わりません。ただ、タコスソースのほうが酸味が弱くとろみがあるため、口当たりや味の印象が異なります。
基本的な味わいは同じなため、酸味が苦手な人はサルサソースのかわりにタコスソースを使うように、味の好みなどに合わせて使い分けましょう。
サルサソースの選び方
ここでは、自分の好みに合うサルサソースの選び方を紹介するので、よりおいしく楽しめるサルサソースを手に入れるための参考にしてください。ポイントは下記。
【1】サルサソースの種類で選ぶ
【2】使い方やタイプによって商品の容量を選ぶ
【3】辛さの度合いで選ぶ
【4】サルサソースに入っている野菜や調味料などで選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サルサソースの種類で選ぶ
いろいろな種類のサルサソースのなかから、好みの味わいのものを見つけてみましょう。
定番の「トマトサルサ」
サルサソースの定番ともいえる「トマトサルサ」は、トマトをベースにしたサルサソースです。
トマトベースに、刻んだハラペーニョや玉ねぎを加え、ライムやレモンなどで味を調整したものが一般的で、タコスに合うだけではなく、ピザソースやパスタソースとしても使えます。はじめてサルサソースを購入するという方にもおすすめです。
緑色の「サルサベルデ」
「サルサベルデ」は、緑色が特徴的なサルサソースです。原材料には、トマティーヨという赤くならない品種のトマトを使っています。
トマトサルサと並べれば、卓上が彩り鮮やかになるでしょう。酸味のあるすっきりとした味わいが楽しめますが、ペッパーの多さで辛さが変わるので好みの辛さに合ったものを選んでみてください。
シンプルな味わいの「ピコ・デ・ガヨ」
「ピコ・デ・ガヨ」は、サルサ・フレスカとも呼ばれるサルサソースです。火を通していないフレッシュなソースが、ピコ・デ・ガヨの特徴。材料はトマトにコリアンダー、玉ねぎ、ライムとシンプルで、仕上げにパクチーやチリペッパーなども加えられています。
シンプルでありながらも独特な味わいのサルサソースを楽しみたいという方にはピッタリでしょう。
アボカドを加えた「グァカモレ」
「グァカモレ(ワカモレ)」は、ペースト状にしたアボカドに、玉ねぎやトマト、唐辛子などを加えたディップです。
グァカモレはサルサというイメージがないかもしれませんが、これもサルサとして楽しむことができます。クリーミーでありながらピリっと感じる辛さが特徴。トルティーヤやタコス、肉料理などにもよく合います。
チポトレマヨに使う「サルサデチポトレ」
チレ、チポトレを使って作られているサルサソースです。燻製したチレが使われているので、鰹節のような風味と旨味が楽しめます。
エビのチポトレマヨネーズを作ったり、ポテトフライとチポトレマヨネーズを合わせたりなど、味わい方はさまざまです。マヨネーズと混ぜなくてもおいしさを満喫できるので、工夫次第でいろいろな料理に使えます。
【2】使い方やタイプによって商品の容量を選ぶ
サルサソースは開封後に冷蔵保存するのが基本ですが、あまり日もちしません。そのため、はじめて購入するときは大容量の商品は避けたほうがよいでしょう。
また、サルサソースをアレンジして使いたいときや、パーティーなど大人数の食卓に出すときは、予想以上に量が必要になることも。そのような場合には、念のため大容量の商品や複数個を購入しておくのがおすすめです。
濃度が高いものよりさらっとしたタイプのほうが一度に使う量が多くなるため、消費速度が速くなる傾向があります。残ってしまった場合、冷凍用のパックに移し替えて冷凍しておくことで、1カ月程度であれば風味が変わらず楽しめます。
【3】辛さの度合いで選ぶ
辛みはサルサソース(サルサ・ロハ)の重要な要素。原材料としては、メキシコ料理に欠かせない青唐辛子・ハラペーニョが使われている商品が多いです。その一方、ほかの材料とのバランスや調味によって、辛さの度合いはずいぶん異なります。
辛さレベルの目安として、「ホット」「スパイシー」「ミディアム」「マイルド」といった表記がされていることもありますので、サルサソースを選ぶときの参考にするとよいでしょう。
ただし、「マイルド」と書かれていても、人によってはかなり辛く感じることも。そんなときは、生トマトのざく切りを加えて辛さを緩和するのがおすすめです。
【4】サルサソースに入っている野菜や調味料などで選ぶ
サルサソースは材料によって味わいが変わるので、選ぶときには原材料表記をチェックしましょう。
トマト以外の素材としては、トマト以外の素材としては、玉ねぎ、ハラペーニョなどが一般的ですが、別種類の唐辛子やピーマン、フルーツ、コーンなどが入っているものも。
また、砂糖を加えて甘くしたものや、酢を多めに使ったものもあるので、原材料のなかの調味料も要チェックです。
サルサソースのおすすめ10選
ここからは、数ある商品のなかでもとくにおすすめのサルサソースを紹介していきます。
トマト感をしっかり味わえるサルサソース
ざく切りトマトを使用することで、食感やフレッシュな酸味といったトマト感を贅沢に楽しめるサルサソース。さらに、ほかの具材の食感もしっかり残っているので、そのまま食べても満足感を得られます。
また、香辛料ではなくハラペーニョで辛さを加えることで、自然な辛味を味わえるのもポイント。料理の邪魔をしないシンプルな味なので、手軽に使えるサルサソースです。
チーズと辛味の絶妙なバランス!
サルサソースをベースにチェダーチーズを加えることで、チーズの濃厚なコクを楽しめる商品。チーズによって辛味がマイルドになっているため、辛さが苦手な人でも食べやすい味に仕上がっています。
また、酸味がやや強いのが特徴で、見た目よりもチーズのくどさが少ないのも特徴的。普通のサルサソースとは違う、一風変わった味わいを楽しみたい人にぴったりです。

強みの辛味で味にアクセントを与えるソース
唐辛子やコリアンダーなど、複数の素材を用いることで辛めの味に仕上げたサルサソース。オムライスやホットドッグなどにトッピングするだけで、辛味がアクセントになった後を引く味わいに変化します。
また、強めの辛味は冷製パスタなどにもぴったりで、食欲が落ちやすい暑い季節も大活躍。辛い料理が好きな人は、ぜひチェックしてみてください。


「サルサソース」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする サルサソースの売れ筋をチェック
Amazon、Yahoo!ショッピングでのサルサソースの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
サルサソースの使い方を伝授!
タコスなどのメキシコ料理を作るときにかかせないサルサソースですが、「買っても余ってしまいそう……」と心配な方も多いでしょう。しかし、サルサソースはさまざまな料理にちょい足しすることでアレンジできるんです!
ここからは、余ったサルサソースの使い道をいくつか紹介していきます!
ピリッとした辛さがアクセントになる「パスタソース」
サルサソースの心地よい辛味とトマトの風味を活かせる料理が「パスタソース」です。ピーマンやベーコンなどの具材と合わせるだけで、アラビアータのようなソースが作れます。
また、トマトのさわやかな酸味は、冷製パスタとして食べるのにも適しています。季節に合わせて具材や調理方法を工夫するだけで、1年を通して楽しめるアレンジ料理が出来上がります。
食パンに乗せるだけ! 簡単「サルサピザトースト」
朝食やおやつなど、手軽に食べられるアレンジ料理が「サルサピザトースト」です。パンの上にサルサソースとチーズを載せて焼くだけという、シンプルながら何度も食べたくなる料理です。
チーズや加熱することにより、トマトの酸味があまり気にならないのがポイント。さらに、ソースやチーズの量によっても味わいが変わるため、手軽なのに幅広いアレンジで楽しめます。
おつまみにぴったりな「ナチョス」
メキシコなどでおつまみとして食べられている「ナチョス」は、トルティーヤチップスにサルサソースとチーズを載せてレンジで加熱するだけで作れるお手軽メニュー。サルサソースの辛味と、トルティーヤチップスの食感のよさによって、お酒を飲む手が止まらなくなるでしょう。
また、大量に作ることにも適しているので、パーティーのときなどにも活躍する料理です。
サルサソースの作り方レシピを紹介! 自家製サルサを手軽に!
自分好みの味を作りたいなら、手作りのサルサソースを作るのがおすすめ! ここでは、かんたんに作れるサルサソースの作り方レシピを紹介します。
<材料>
・トマト:1個
・玉ねぎ:1/6~1/2程度
・ピーマン:1個
・水:適量
・にんにく:小さじ1/2程度
・タバスコ:適量
・塩:少々
・ケチャップ:大さじ1程度
・レモン汁:小さじ1/2程度
<作り方>
①トマトを角切り、玉ねぎ・ピーマンはみじん切りにし水にさらします。
②にんにくをすりおろし、水にさらした玉ねぎやピーマンは水気を切ります。
③すべての材料を混ぜ合わせ、少し寝かせて完成!
好みでパクチーやセロリを入れてもOKです。辛さはタバスコの量で調整してくださいね。
自分好みにアレンジするのも楽しい! エキスパートからのアドバイス
料理研究家&食専門ライター
サルサソースは、商品ごとの個性を楽しむほか、アレンジして味わうのもおすすめです。サルサソースを買ったら、まずはそのままの味わいを楽しんでください。
そのあとで、辛いもの好きなら生唐辛子やチリパウダー、ハラペーニョソースなどを混ぜてみましょう。甘さがほしいなら、ケチャップやはちみつなどを混ぜ込んでみてください。コリアンダーやクミンなどのスパイスを足したり、トマトやピーマンなどの生野菜を加えたりするのもいいですね。
選んだ商品をそのまま味わうだけでなく、それをベースに自分だけのオリジナルサルサも作ってみれば、数倍楽しめますよ。
自分流の食べ方でサルサソースを楽しもう!
トマトをベースにした酸味や辛味など、日本ではあまりないクセになる味わいを楽しめるサルサソース。さらに、サルサソースは調味料としても優秀で、具材をプラスするなど、かんたんな工程でもおいしい料理が出来上がります。
一方で、酸味や辛味の強さなど、商品によって味わいが異なるため、紹介した選び方を参考にして好みの味のサルサソースを見つけましょう。そのままの味を楽しむのはもちろん、自分流のアレンジを施しながら、サルサソースのおいしさを心ゆくまで堪能してください。
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紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。 また、毎日のように取り寄せる食品・調理関連品の中から厳選した「価値あるお取り寄せ情報」を限定読者に発信していたが、近くブログとして公開予定。